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ここ2年くらい、イヤーピースを必要とせず耳に引っかけて音楽が聴ける“耳を塞がないイヤホン(オープンイヤーイヤホン)”が各社から登場している。
耳を塞がず、それでいて高音質な製品も多くて市場はけっこうな攻防戦ぽい雰囲気だったんだけど、そんななかついに周囲の音を軽減するANC(アクティブノイズキャンセリング)を搭載したモデルが登場した。
EDIFIER「LolliClip」だ。

オープンイヤーイヤホン×ANCって、ハッキリ言って理にかなってないと思う。
だって、耳を塞いでいないのに周囲の音を軽減するんだよ?理屈が分からない…



ということで、音質はもちろん使い勝手、肝心のANC性能についてみていこう。



ネオジャパンデスクセットアッパー
翁(おきな)
オッキーナ
ガジェットが好きな36歳/ ブロガー歴7年/ レビュー数330品以上(うちイヤホン180種類以上)/ Xフォロワー数5,100人突破/ YouTubeチャンネル開設(奮闘中…)/ 【ネオジャパンデスクセットアッパー】と称して日本みのある独自のデスク環境を構築中/ 普段はサラリーマン/ 4児の父/ “みんなといっしょ”が苦手なタイプ
この記事は、メーカーからの提供品を基に実機レビューしていきます。
解放感が魅力なオープンイヤーイヤホンに遂にANC機能搭載
まずさいしょにANC性能について核心をついていくね。
LolliClipのANCは、体感10~20%のノイズを抑えてくれる感じ。
音楽を消した状態でANCをオン(Lイヤホンを3回タップ)にすると『…スッ』と気持ち静かになるかなと分かる感覚。
具体的には換気扇とかサーキュレーターのモーター音のような「モーーー」って音が消える。

当然ながらカナル型のANCイヤホンのソレとは別格だ。
それでも、耳を塞がないイヤホンにもかかわらずこれだけノイズがカットできるなら実用的ではある。

オープンイヤーイヤホンって解放的で外音が聞こえる反面、流す音楽もノイズで聴こえづらくなるから結局音量を上げることになるんだけど、そうなると音漏れが気になるっていうジレンマに陥る。
その点LolliClipはノイズをやや落としてくれる分音量をそこまで上げなくてもしっかり音楽が聴こえるから音漏れも気にしなくていいというのが強みになる。

このちょうどいいニーズを満たしてくれるあたりオープンイヤーイヤホンの真の姿なのかもしれない。
耳を塞いでいないとは思えない明瞭サウンド
肝心の音質面については、さすがのEDIFIER。
16,000円台という価格の期待にちゃんと応えてる。
文句なしのEDIFIERクオリティを本機でもしっかりキープしている。
とてつもなく明瞭で清涼感のあるサウンドを放ってくる。


中華イヤホンっぽいドンシャリ一辺倒にならず中音に厚みがあって豊かさもあり、高音も硬すぎず鋭すぎずほどよい滑らかさ。
欲を言えばボーカルがややこもり気味かなと思うけど、その分楽器音の明瞭度でペイしている印象。

高音なら藤井風、宇多田ヒカル。
中音ならtuki.、優里、Vaundy。
低音ならCreepy Nuts、米津玄師あたりが120%で楽しめると思う。


イヤホン界隈のニューフェイスはかなり実用的

オープンイヤーイヤホン×ANCという新しいイヤホンのカタチが実現されたわけだけど、個人的には実用的で大当たり商品だと思う。
家事をしながら明瞭サウンドを楽しみながら、こどもたちの叫び声はANCで抑えつつ、でも耳を塞いでいないからしっかり呼びかけには答えられる。っていう使用シーンが想像できる製品だ。
これは売れるよ。
しかもEDIFIERという実力派メーカーの製品なんだから後押し感もある。
EDIFIERのスピーカーを使っていてEDIFIERサウンドの魅力を知っている人ならこのLolliClipにも興味が湧くだろう。

