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やっと残暑になったけど、まだまだ暑い。もはや幼稚園生は外で運動会の練習ができないレベルで外は危険になりつつある昨今。
エアコンもない部屋で作業をしている僕としても、記事のクオリティ云々の前に死活問題なんですよ。
通勤も職場につく前に既に汗びっしょりだし、もういや。
もっと快適に過ごしたい。
ってことで、前々から気になっていたネッククーラーを提供してもらった。

TORRASのCOOLiFYシリーズ「Cyber」と「2S」だ。
冷却プレート内蔵で手放しでも風が来る。しかも充電式でデザインも高級感あり。
で、実際どうだったのか、高い金を出して買う価値はあるガジェットなのか。正直レビューしていこうと思う。





ネオジャパンデスクセットアッパー
翁(おきな)
オッキーナ
ガジェットが好きな36歳/ ブロガー歴7年/ レビュー数330品以上(うちイヤホン180種類以上)/ Xフォロワー数5,100人突破/ YouTubeチャンネル開設(奮闘中…)/ 【ネオジャパンデスクセットアッパー】と称して日本みのある独自のデスク環境を構築中/ 普段はサラリーマン/ 4児の父/ “みんなといっしょ”が苦手なタイプ
この記事は、メーカーからの提供品を基に正直に実機レビューしていきます。
結論|あるとないとじゃぜんっぜん違う
誇張とか提供だからとか関係なく、あるとぜんぜん違う。暑さ軽減。
こーれは、通勤通学時はもちろんのこと、外仕事の作業員さんとかめっちゃ助かると思う。

効果を実感するのは、冷却プレートの存在が大きい。というかすべて。
今回の2機種にはどちらも首を冷やす冷却プレートが搭載されていて、これが暑さを軽減させてくれてる。
しっかり冷たいのよ。
接触冷感の極みみたいなかんじだと思ってもらったらいい。
正直もし冷却プレートがなかったら、ぜんぜん暑さ具合は違ったと思う。そのくらい、冷却プレートの効果は絶大だし重要。
ただ、2SとCyberではこの冷却プレートの構成が異なることから、使用感が若干変わってくる。
その点については後述していく。
TORRAS COOLiFY「2S」「Cyber」スペックを比較
スペック | 2S | Cyber |
---|---|---|
本体重量 | 約410g | 約495g |
搭載チップ | KU2.0 | KU3.0 |
冷却面積 | 8040㎟ | 15000㎟ |
冷却面 | 2面(左右フロント) | 3面(リア・左右フロント) |
搭載ファン数 | ターボファン2基 | ターボファン4基 |
搭載モード | 冷却・暖房・送風 | 冷却・暖房・送風 |
バッテリー | 5000mAh | 6000mAh |
連続使用時間 | 送風:11~28h 冷却:3~5h 暖房:4~6h | 送風(Eco,Normal,MAX):15.5h,12.1h,7.1h 冷却:2.6h,2.4h,2.0h 暖房:4.5h,4.2h,3.3h |
充電 | Type-C 急速充電18W | Type-C 急速充電20W |
スマホアプリ | 対応 風量切替・モード切替 | 対応 風量切替・モード切替・AIモード |
TORRAS COOLiFY「2S」「Cyber」デザイン・サイズ感を比較

ということでCyberと2Sそれぞれの本体デザインをチェックしていこう。
両者ともネッククーラーということで基本的な形状は似ていてU字となっている。
2S:スッキリしたフォルム

2Sは冷却プレート2面構成。両サイドに広範囲で用意されている。
表面は光沢がありモダンテイストなデザイン。
厚みは20mm~分厚いところで30mm。

ファンは2基、フロント部分に内蔵されていてフロントから吸って奥から吐き出すという仕組み。

後頭部部分にシリコンに包まれた関節部があり、最大で160度可動させることができる構造となっている。
これだけ開くならけっこう首の太い人でもなんの問題もなく装着できそう。
本体重量は実測値で約406g。見た目の予想通りといったところ。
装着感はあるけど、意外にも重たさは感じない。

ボタンは両サイドにひとつずつ用意されていて、
- 右側ボタン:電源/風量切替
- 左側ボタン:モード切替
といった仕様。

底面にはType-Cポートが配置されている。
Cyber:高級感ありあり

続いてCyber。

冷却プレート3面構成。フロントとリアに配置されているため後頭部も冷やすことが可能となっている。

フォルムは2Sよりも表面がフラットで、より洗練されたイメージ。
厚みは全面的に25mmとなっている。
Cyberはファンが4基搭載されていて、フロントとリアにそれぞれ内蔵されている。

関節にあたる部分は両サイドにあって、こちらは2Sよりは可動域が狭い。
本体重量は実測値で約511g。2Sよりもさらに100gちかく重量が増している。

ボタンとType-Cポートは底面に集約されていて、フラットにまとまっている。
ボタンの内容は2Sとおなじだ。

2SとCyberを並べるとこんなかんじ。
全体的に2SよりもCyberのほうがひとまわり大きめで、重ねてみるとCyberよりも2Sのほうが先端部分が狭くなっている。
実際に装着したかんじも、Cyberのほうがやや隙間を感じるというか2Sのほうがフィット感がよい。
TORRAS COOLiFY「2S」「Cyber」実際の使用感レビュー
2Sの使用感:冷却性能はネックリングとはだんち

2Sは、意外にもフィット感がよく両サイドの冷却プレートがしっかり頸動脈に触れて冷たさを実感できるのがポイントだ。その冷たさはネックリングほどではないけど、負けてもないかんじ。
加えて送風システムもあるから、ネックリングよりも冷却性能に優れている。
さすがに身体全体が冷えるってレベルではないものの、ネックリングよりは冷却長持ちするし付けてないより全然ラクになる。
特に空調とかエアコンが効いた室内ではけっこうキンキンに冷える。首元冷たすぎるくらい。
エアコンの温度設定上げて2Sと併用すれば省エネにもなるだろう。
屋外使用でもけっこう効果があって、額に汗はかきにくくなる。
起動からプレート冷却までの時間もめっちゃはやくて、10秒後には冷た!ってくらいには冷える。すぐに汗を引かせたいってときに便利だ。
風量も弱ならファン音はほとんど聞こえないし、最大なら音は気になるけど風力は申し分ない。
2Sの気になったところ
2Sをつかってみて気になったのは1点
- リア関節部分が温かくなる

2Sはファンと冷却プレートが側面だけで、リア中心部分に関節にあたる部位があるんだけど、ここが炎天下だと熱せられて暖かくなる。
Cyberは後頭部も冷たい仕様なので、Cyberも体感しているとちょっと気になるところではある。
Cyberの使用感:広範囲にわたりしっかり冷却

つづいてCyberだけど、やっぱり冷却面積15000㎟はけっこう違う。
2Sよりも広範囲にわたって冷たさが伝わるから暑さ軽減度合いも2S以上。
とくに後頭部のペルチェ冷却は思ってた以上に体温への影響が大きい。
両サイドのみを冷やす2SよりもCyberのほうが高額になるのも納得ではあるな。
この効果は温めモードでも言えることで、後頭部だけを温めモードにして利用してみるとどんどん身体が熱くなっていったから、夏だけでなく冬でもCyberはしっかり効果を実感することができると思う。
本体が冷えるまでのスピードは電源を入れて7~8秒。しっかりとペルチェ冷却が機能しだす。
ここは2SもCyberもさほど違いはないな。
プレート部分はかなり冷たいので、手で触っているだけでも気持ちいい。
Cyberの気になったところ
Cyberで気になったのは2点。
- 風量は思っていたほど強くない
- 頸動脈にあまり触れない

まず、風量は価格的背景からくる期待度が高すぎたってのもあるかもしれないけど、思ってたほど強力ではなかった。
もっと、こう、サーキュレーターの「強」ないしせめて「中」くらいの風量を期待していたんだけど、実際には100%の状態でも体感「弱」くらい。
これなら2Sのほうがまだ強い。
せっかくペルチェ冷却がしっかり機能しているんだしもう少し風量は強かったほうがよかった。

また、両サイドの冷却プレートが2Sよりも頸動脈に触れないのも気になった。
ここはCyberの形状と僕の華奢な首との相性のはなしだと思う。
後頭部は冷たさを実感できるんだけど、両側面は2Sほど冷たさを感じない。
本体を持ち上げてくッと手で絞めてあげるとしっかり冷たいので、うまく接触できてないのは確実。
対策としてネックリングをつけた上にCyberを装着して2段構成にすると最適となったので、僕のような首が細い華奢な体格の人は要注意かもしれない。
TORRAS COOLiFY「2S」「Cyber」操作性を比較

基本的な操作は2SもCyberも直感的に誰でも簡単に使える。
- 電源ボタン:電源オンオフ/風量の切替(3段階)
- モード切替ボタン:(短押し)冷却・送風/(長押し)冷却/暖房
これだけ。超簡単。
2SとCyberでボタンの位置が異なっていて、2Sは両側面。Cyberは右底面。
でも使い勝手は正直そんなに変わらない印象。
強いていうならCyberは首への脱着時に指がボタンを押しちゃうことがチラホラあったかなって程度。気にはならない。
いっぽうでアプリ経由での操作は2SとCyberでけっこう違いがあった。
2SもCyberもスマホアプリを介して手軽に操作をすることができるんだけど、
- 2S:モード切替/風量切替/タイマー/電源オンオフ
- Cyber:モード切替/モード複合/風量切替/タイマー/電源オンオフ/AIモード(4種)/お気に入り仕様
と、Cyberのほうがより多機能になっている。

CyberはAIを搭載していて、外気温度と人体温度を検知して自動で温度切替を行ってくれるという強みがある。
AIモードには好みにあわせて4つのモードが用意されている。
- AUTO:自動で温度調節
- ECOモード:消費電力を抑えて長時間使用を可能に
- 交替モード:前後の冷却を交互に行い冷却感を持続
- 緩和モード:血流を促進しストレスを和らげる
要るか要らないかで問われるとなくても困らない機能ではあるんだけど、ハイスペックモデルらしい柔軟な機能となっている。

つぎにモード複合について、
Cyberは内蔵された3面プレートを活用して、リアとフロントそれぞれを違うモードで組み合わせて使うことができる仕様となっている。
両サイドは冷たく、首根っこはあたたかくなど組み合わせることができる。
肩こり対策などに活用できる機能だ。
TORRAS COOLiFY「2S」「Cyber」それぞれのメリットデメリット
2Sのメリデメ
Cyberのメリデメ
総評|2S・Cyberどっちを選ぶべき?

個人的な結論としては、2Sでも十分な冷却効果を実感できるから、冷やす・温めるの目的だけで考えるとCyberでないといけない理由はない。
また、両方に共通して言えることとしては、
- 首が華奢な人は効果を実感しにくいかもしれない
- 冷やすだけでなく温めることもできるからオールシーズン使える
- スマホから操作ができる
- 操作音を消せるから静かな場所でも心配しなくていい
- 室内使用なら効果てきめん。屋外でもないより全然助かる
このあたりは2SだろうとCyberだろうと効果は感じられる。
持ち運び用の専用ハードケースも付属しているし、さすが世界で人気のネッククーラーのパイオニアが出しているだけに品質はすごくいいと思う。
重量こそどちらも500gちかくあるけど、つかってみると案外重たさは感じないので心配する必要はない。
ただ、AI自動制御・温寒同時使用を必要とするのであればこれらはCyberにしかない機能。
特に両サイドは冷やしつつ首根っこは温めるなんて器用な機能を持っているのは中年には刺さる。
あとはお財布との話し合い。
正直どちらもかなり高価なアイテムではあるからパッと買える代物じゃあないけど、夏だけでなく冬もつかえるってところを加味すると持ってれば助かるアイテム。
通勤通学を快適にしたいとか、室内で涼しく過ごしたいってニーズはもちろんだけど、それ以上に「暑すぎてやばい!ちょっとでもいいから暑くなくしたい!」っていう外作業の人とか空調設備のない空間で作業を強いられてる人向けのデバイスだと思う。



