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今回はEarFunからも登場した耳掛け式オープンイヤーイヤホン「OpenJump」について実機レビューしていく。

- 比較的手をだしやすい8,000円台
- ハイレゾLDAC対応
- マルチペアリング対応
- IPX7防水設計
- 最大42時間の連続再生が可能なバッテリーを搭載
- ワイヤレス充電対応
とEarFunらしくスペックはしっかり抑えてきている。



ネオジャパンデスクセットアッパー
翁(おきな)
オッキーナ
ガジェットが好きな36歳/ ブロガー歴7年/ レビュー数330品以上(うちイヤホン180種類以上)/ Xフォロワー数5,100人突破/ YouTubeチャンネル開設(奮闘中…)/ 【ネオジャパンデスクセットアッパー】と称して日本みのある独自のデスク環境を構築中/ 普段はサラリーマン/ 4児の父/ “みんなといっしょ”が苦手なタイプ
この記事は、メーカーからの提供品を基に敬意を持って忖度なし正直に実機レビューしていきます。調べもの以外の記事製作には一切AIは使わず、また、メーカーとの金銭のやりとりや記事内容への指示も一切受けておりません。
EarFun「OpenJump」について
OpenJumpは、いわゆる耳を塞がないフック式のオープンイヤーイヤホン。
カナル型イヤホンと比べて解放感があり周囲の音も聞きとれるのが利点の形状だ。
EarFunとしては初となるオープンイヤータイプで、カラーは1色のみ。
販売価格は8,990円。
【スペック】
Bluetooth:5.3
プロファイル:A2DP,AVRCP,HFP,HSP
バッテリー:(イヤホン単体LDAC ON)最大8時間、(ケース併用)合計最大30.5時間/(イヤホン単体LDAC OFF)最大11時間、(ケース併用)合計最大42時間
充電:Type-C、ワイヤレス充電
パッケージ

ビルドデザイン

こちらが本体。
比較的ハウジング部が小さめなデザインで、ぱっと見の印象はスタイリッシュだ。
EarFunロゴ部分がタッチセンサー部になっていて、ココをタッチすることで操作を行うことができる。


ケースは他社のオープンイヤーイヤホンと同じく完全ワイヤレスイヤホンのケースよりも一回り大きいサイズ感で、蓋を開けたところにリセットボタンが用意されている。

素材はプラスチック製だからちょっと高級感は感じられないのが残念だけど、値段を考えると妥当。

本体格納は比較的しやすくて、マグネットの磁力は意外と強力だ。

また、OpenJumpのケースはうれしいことにワイヤレス充電に対応しているから、Type-Cケーブルを使わずシームレスに充電ができるのはポイントが高い。
専用アプリ
ほかの完全ワイヤレスイヤホンと同じくOpenJumpもEarFunアプリに対応している。
アプリではタッチ操作のカスタムやイコライザ選択、カスタマイズが可能。




独自の機能として自分の聴覚にあわせてイコライザを自動調整する適応イコライザ機能も搭載しているからイコライザについて詳しくないユーザーでも手軽に音質を自分好みにカスタムすることができるのは魅力的だ。
使用感レビュー
装着感
装着感はいたって快適。ハウジング部も大きすぎないし、ワイヤー部分もしなやかでフィット感はいい。
特に気になる違和感もないけど、2時間装着していたらちょっと耳が痛くなったかなって感じ。



イヤーカフタイプに比べると装着している感はあるかな。
音質

LDACコーデックのハイレゾに対応しているだけあってOpenJumpの音質は期待を裏切らない。
音圧もしっかり力強いし、迫力満点だ。
低音についてはもう少しサブベースが強くてもいいかなと思うけど、中音にある程度の厚みはあるしボーカルも楽器音としっかり分離していて、オープンイヤーらしい音場の広さも味わえる。
高音はニュートラルで特に可もなく不可もなく。
もう少し煌びやかさがあってもよかったな。
と、思ったけどEarFunの専用アプリの適応イコライザーで自分の耳に合ったイコライザにカスタムしたところ驚くほど自分好みの音質に化けたからOpenJumpを使うなら適応イコライザがおすすめだ。

2万円台のオープンイヤーに比べるとやっぱり全体的な解像感とかは劣るけど、映画鑑賞をしていてもきちんと立体的だし、8,000円台でここまで迫力があるなら十分だと思う。
接続と機能面
OpenJumpは特段変わった機能は搭載していないけど、操作については問題なくタッチ操作が可能だ。
基本的には1~3回のタップでコントロールし、2秒間の長押しで音声アシスタントが起動する。

LDAC接続でも電車内で途切れることはなかったし、家でも突然接続が切れるってこともなかったから比較的安定していると思う。
マルチペアリングはケース内部にあるリセットボタンを3秒長押ししペアリングモードにしてから2台目のデバイス側で接続処理すれば接続できたから使い勝手は悪くない。
あとはこの価格帯で40時間程度持つバッテリー性能が推しのポイント。
LDACだと30時間程度にはなるみたいだけど、それでも必要十分だろう。
ワイヤレス充電にも対応しているし、価格に対しての性能面は申し分ない。
まとめ

スタイリッシュなデザイン性の高さと欲しい機能性能はしっかり抑えてくるところはさすがのEarFun。
特にオープンイヤーでワイヤレス充電に対応しているところは魅力的だ。
ただ、既に他社から多くの類似商品が出ているなかで登場させた耳掛け式としてはいささか強みに欠ける製品とも思ってしまった。抑えるべきところは抑えているけど、ありきたり過ぎる。
なにか尖った機能があるとよかった。
また、オープンイヤータイプということで音質面に関してはやっぱりカナル型イヤホンとかインナーイヤー型に比べると解像度面でクオリティは劣る。
とはいえ、とはいえとはいえとはいえ、それは数多くのイヤホンに触れてきた翁の見解であって、よほど音質にこだわる玄人でなければまず文句なしのクオリティなのは間違いない。
たとえば家事や運動時用のサブイヤホンとして10,000円以下でオープンイヤーである必要があるというニーズに最適だろう。

