Ankerが販売する2.4GHz無線のワイヤレスエルゴノミクスマウスを購入したので、レビューしていきます。

エルゴノミクスマウスといえば、通常のマウスとは形状が異なり手首への負担が軽いデザインのものを指します。
日ごろからマウスを多用するような人にとってはエルゴノミクスマウスの方が肩こり軽減となります。
ただ、有名なロジクールのエルゴノミクスマウスは非常に価格が高く、なかなか手が出ません。
そこで、今回Ankerから新発売の低価格エルゴノミクスマウスに目を付けたというわけです。
INDEX
「コスパ=Anker」のエルゴノミクスマウスと聞けば期待値は急上昇
今回、エルゴノミクスマウス購入の決め手はやっぱりなんといっても天下のAnker(アンカー)製というところが理由。
Ankerと言えば、モバイルバッテリーや充電器が有名で、先日購入レビューしたSoundcore Liberty Neo第2世代のコスパも最高でしたからね。
しかも、本製品はエルゴノミクスマウスのなかでもとりわけ安い2,000円台。
低価格&高品質な製品を販売するAnkerのマウスとなればコスパに優れた品物だろうと踏んでのことでした。
スペック
センサー | 光学式 |
電池 | 単4電池×2本 |
電池耐久期間 | 最大約6か月 |
感度 | 800/1200/1600DPI |
ボタン数 | 5 |
横スクロール | ✖ |
対応OS | Windows 10 / 8 / 7 / Vista / XP / 2000 Mac OS X (「次のページに進む」/「前のページに戻る」ボタンが対応されておりません。) Linux |
Ankerエルゴノミクスワイヤレスマウスレビュー
2,000円台とは思えないサラリとした質感と軽さ

パッケージは、Ankerらしい白と青のさわやかでシンプルなデザイン。

付属品も取扱説明書と本体のみ。

外観は全体的に未来的で滑らかな曲線に、つや消しマット塗装という2,000円らしからぬ洗練されたデザイン。

しかも、見た目の堂々とした存在感とは裏腹に本体は90gと比較的軽く、これまで使っていたBUFFALOのPremium Fitよりも10g軽い。
これだけの軽さであれば女性でも軽やかに操作が行えます。
設置はアダプタをPCのUSBポートに差し込むだけとカンタン

Ankerのエルゴノミクスマウスは、2.4GHzの無線方式です。

マウス底面に差し込まれたアダプタをPCのUSBポートに差し込み、ホイールと右クリックを長押しするだけで使うことができるようになります。
超簡単。
進む・戻るボタンと感度調節が可能

うれしいことに、このAnkerのエルゴノミクスマウスはセンサー感度の切り替えと進む・戻るボタンが付いています。
感度の切り替えは全部で3段階。切替ボタンで1タッチで操作可能。

切替の際は切替ボタンを押すごとに内郭のLEDインジケーターが点滅し、現在のDPIを点滅回数で確認することができます。
僕の好みは最低限の動作で広範囲を移動できるDPI1600。イラストレーターやCADなどの細かい作業の際には最小単位のDPI800がおすすめですね。
また、進む・戻るボタンはネットサーフィンなどでページをスムーズに切り替えるのに役立ちます。慣れてしまえばとても使いやすい機能です。
進むボタンは前 戻るボタンは後ろ
Ankerのエルゴノミクスマウスの疑問点・気になる点
ここからは、ちょっと納得いかなかった点について記載しておきます。
安かろう悪かろうでは済ませない天下のAnkerなんですが、こと今回のエルゴノミクスマウスに関しては「安かろう悪かろう」でした。
▼理由は以下です。
- 光学式センサー効きすぎ
- クリック音うるさい
- 表面サラサラしすぎ
- 見た目そっくりな製品を見つけた
詳しく解説していきます。
光学式センサーが効きすぎ?持ち上げ操作不可
これは、僕のマウスさばきの方法にも問題があるのかもしれませんが、マウスを持ちあげての操作を行う時にセンサーが敏感なあまり、持ち上げてもカーソルがついてきちゃうんです。
本来ならカーソルは止まったままでいてほしいのに、5センチほど持ち上げないとならないというのには少々ストレスを感じました。
静音モデルではないからクリック音が大きい
我が家は、0歳児も済む家庭なので記事のライティングはもっぱら夜中なんですね。
なので、当然こどもたちの眠りを妨げないように静かに作業をするのが前提です。が、Ankerのエルゴノミクスマウスはクリック音がとにかくうるさい。
「カチカチカチカチカチ」まだハッピーターン食べる音のほうが静かなほどよ。
スクロールホイールの音は最高にヌルヌル静かなのに、どうしてクリック音はこうもうるさいのよ…
これだけ見た目が洗練されているならクリック音もめちゃ静かであってほしかった。
▼対策としては、技術的になりますがクリックボタンを違うメーカーの物に差し替えるのが効果的とこちらの記事で紹介していたのでリンクを貼っておきます。
外部リンク→Watchmono「999円エルゴノミクスマウスをパーツ交換で性能向上(Anker Vertical Mouse)」
表面がサラサラし過ぎて手が滑る問題
はじめはかっこよかった本製品の外観のサラリとした高級感のあるマットな質感なんですが、実際使っていくとこれが逆に操作を妨げてきたんです。
いくら感度がDPI1600とはいえ、狭いデスク上で操作をしているとマウスをいちど持ち上げての移動が必要なんですが、Ankerのエルゴノミクスマウスは表面がサラサラしすぎていて手から滑り落ちそうになって気になるんです。
外側か内側どっちかに滑り止めを貼っていてほしかったなぁ。
OEM製品?Amazonで酷似商品を発見
上の写真のマウス、実はAnkerのエルゴノミクスマウスとは違います。
…これは!?
こちらは「ぺリックス」というメーカーのエルゴノミクスマウスです。仕様はAnkerのものと若干違いますが、デザイン的には酷似しています。

AnkerまさかのOEM製品だったんですかね?まったく見た目一緒じゃありませんか??
Ankerエルゴノミクスワイヤレスマウスレビュー:評価・まとめ

- 超低価格
- お値段以上に質感が高級
- 設定も簡単な無線接続形式
- センサー感度良すぎ
- サラサラしてて使う人を選びそう
- カチカチ音がうるさい
手首への負担が少ないエルゴノミクスデザインと、多機能さは2,000円というお値段以上にコスパに優れたものでした。
買ってすぐに使用できるカンタンさも、PC初心者でも扱えるので高評価です。また、1年の品質保証も付いているので何かあっても安心なのはさすがAnker。
ただ、求めていた静穏性には及ばなかったので、静かさを重視する人はほかのワイヤレスマウスをおすすめします。