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Shokzから新たにイヤホンが登場したということで、実機レビューしていく。
本機「OpenFit 2」は、完全ワイヤレスイヤホンとおなじ左右分離型の耳掛け式空気伝導タイプで、耳を塞がずに周囲の音を聞くことができながらも音楽を楽しむことができるギアだ。
Bluetoothは最新の5.4に対応し、最大48時間の長時間使用が可能。
充電はType-C急速充電に対応していて、マルチポイント接続と物理ボタンを採用しているのが特徴だ。
久しぶりのShokz製品、どこが魅力なのか、気になるポイントはどこかあるか、みていこう。
この記事は、メーカーからの提供品を基に忖度なし正直に実機レビューしていきます。
さすがShokzのビルドクオリティ
Shokzの商品はシンプルで、スポーティで、それでいてエッセンシャルさも持ち合わせているのが魅力。
他メーカーのイヤホンと比較して高額なだけあってビルドクオリティは素晴らしい。
OpenFit 2も、すっきりとしたフォルムに鈍い光を反射するシルバーが憎い。
本体重量は片方で9.4g
ケースまで含めても71.1g
LR両サイドには5mm径くらいの物理ボタンが用意されていて、ポチポチ押し込むことで再生/停止など操作することができる仕様となっている。
物理ボタン推しの翁(おきな)的には、昨今のみんな当然のようにタッチセンサーを採用しているなか実用性重視の物理ボタンを採用した設計担当者に超絶感謝の意を伝えたい。
誤操作の心配もないし、操作している感がやっぱりいいのよ。
また、フロントのロゴ部分は実はタッチセンサーを内蔵していてタッチでも操作ができるようになっている。(デフォルトでは無効となっているからアプリで操作する必要がある)
一般的な完全ワイヤレスイヤホンとさほど変わらない左右分離型だから持ち運びやすい。
仕事で片耳モードで使うなんて使い方もできるのは利便性UPだ。
カラーは定番のブラックと品のあるベージュの2色展開。
今回はベージュを送ってもらったけど、正解だった。デスクにぽっと置いておくだけでもラグジュエリー的高級感があるわ。
ちょっと見ない間にここまで音質が完成されたか
翁(おきな)OpenRun Pro以来2年ぶりくらいのShokz製品なんだけど、この2年で各段に音質がよくなっている。
1聴目から「これ、ほんとに空気伝導イヤホン!?」
と言いたくなるほど進化している。
- ボーカルが鮮明でラップでもアイドル声でも聴き取りやすい
- 各楽器の分離感がはっきりしていて立体感がある
- 透明感と見通しがよく洗練さを実感できる
- 低音域ミッドベースからサブベースまでかなりキレよく重厚感を増していて迫力申し分なし
- 高音域ハイハットなどの線が細く明瞭
- 中音も埋もれることなくしっかり楽曲全体の支えになってる
本機は低周波と高周波それぞれを担う構成の‟デュアルブーストテクノロジー”と、低音を強調する‟Shokz OpenBass™ 2.0”が搭載されている。
その甲斐あってか、メリハリのある鮮明なサウンドを体験することができるみたいだ。
17.3mm相当のダイナミックドライバーから発する低音の迫力が従来の空気伝導イヤホンのソレとはレベルの違いを味わうことができる。
最近推しのXGの楽曲もメリハリよく重低音からハイトーンボイスまでしっかり楽しめる。ノレる。
アプリを介せばイコライザーカスタムも可能。
低音強調や高音強調などガラッと曲の雰囲気を変えるレベルで音の傾向が変化するから面白いぞ。
音量も50%ほどでじゅうぶんなボリュームがあるから、70%までいくと逆にうるさいくらいだ。
音漏れについても50%くらいなら周囲に聴こえない。
本機は“DirectPitch 2.0™テクノロジー”を採用しているようだけど、60%くらいになると1mの距離にはチャカチャカ聴こえる程度になる。
総合して音質については現状販売されているどの空気伝導イヤホンも差し置いて最高水準だと思う。
Amazonレビューを見る限り音質においてはOpenFitとも全くレベルが違うらしいから旧モデルのShokz製品を使っているユーザーは買い替えで驚くと同時にShokz愛が深まることは間違いないだろう。
気になるポイントはたったの2つ
- タッチセンサー部に割り当てられるのは音声アシスタントのみ
- ケースから取り出しにくい
本体フロントに用意されているタッチセンサー部だけど、アプリで操作を割り当てようにも現時点では音声アシスタントしか割り当てることができない。
音声アシスタントぜんぜん使わないんだよ…
ただ、このあたりはアップデートで改善できるだろうから、今後のアップデートに期待だ。
次は細かい部分になるけど、OpenFit 2はケースに平置きで本体を格納するんだけど、左右が若干重なる必要がある。
Rをさきに取り出すときにLがかぶさっていると取り出しづらい。
陰と陽を表すマークのように左右が交わらない格納方式にしてもらえたらよかったなと個人的には思う。
逆をいうと使用にあたって致命的なデメリットはないっていうのがすごいところ。
Type-C充電もできるし、防水だし、軽いし、高級感もあるし、音もいいし。
さすがShokz。
プライベートから仕事までShokz OpenFit 2で決まり
アップデートに期待する部分もあるものの、かなり攻めてるShokz。
使い勝手もよくビルドクオリティからサウンドクオリティまで満足できるレベルだ。
25,880円と割高にみえるけど、持ち運びやすさと圧倒的音の良さ、耐久性など加味してプライベートだけにとどまらず仕事でもガッツリ活用できることを考慮するとその価値は十分にある。