Shokz「OpenRun Pro」レビュー。音質・解放感・ロングバッテリーどこをとっても非の打ち所がない骨伝導イヤホン

SHOKZ「OPENRUN PRO」レビュー。衝撃的な高音質&解放感の骨伝導イヤホン

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この記事は、Shokzから提供していただいた骨伝導イヤホン「OpenRun Pro」について、ガジェット好きな翁が実機に触れてレビューしていく。

2022年のベストバイにもランクインしたおすすめのガジェットなので、気になるひとはそちらの記事も見てみて。

当ブログの運営者、ガジェット大好き翁(おきな)@okinalogです。よろしくね。

昨今注目の骨伝導イヤホン。

耳を塞がず窮屈さも感じることなく外部の音が聴こえながら音楽を楽しむことができる解放感が魅力のオーディオデバイスだ。

なかでもおすすめなのが、今回紹介するShokz(旧AfterShokz)のOpenRun Pro

特許取得済みの第9世代骨伝導技術(Shokz TurboPitch™テクノロジー)を採用した深みのある低~中音サウンドを実現したShokzフラッグシップモデル

今回、縁あってメーカーから実機していただいたけど、コレはスゴイ

翁(おきな)
翁(おきな)

ここ1週間ほど通勤時や家の中で使用してみているけど、OpenRun Proは骨伝導イヤホンへの期待値を裏切らない理想的なクオリティに仕上がっていると思う。

着け心地・操作性・バッテリー容量・音質どれをとっても非の打ちどころがない

  • 家事をしながらでもこどもの状況かわかる
  • 突然の来客からのチャイムもふつーに聞こえる
  • 屋外では後ろから来る車の存在にも気づける
  • イヤホンのような窮屈さが一切ない

この記事では、そんなShokzの骨伝導イヤホン「OpenRun Pro」について詳しくレビューしていく。支援購入を検討している人はぜひ参考にしてほしい。

この記事の著者

ジャパニーズガジェットブロガー

おきな

プロフィール

ガジェットが大好きな34歳/ ブロガー歴5年/ レビュー数180品以上(うちイヤホン80種類)/ サラリーマン/ 4児の父/ “みんなといっしょ”が苦手なタイプ

Shokzフラッグシップ骨伝導イヤホン「OpenRun Pro」

OpenRun Pro(オープンラン プロ)は、骨伝導イヤホンのリーディングカンパニーShokz(ショックス)がクラウドファンディング中販売中の最新骨伝導イヤホン。

骨伝導イヤホンとは、耳を塞がず解放的な状態で音楽を流しながらスポーツや運転を楽しむことができる、ここ2年ほどで飛躍的に進化を遂げている今注目の新しいオーディオデバイスのカタチだ。

翁(おきな)
翁(おきな)

AfterShokzが2021年12月に名を改めたのがShokzだよ。

実際、イヤホン専門店「e☆イヤホン」の調べによると、2019年から2021年で売り上げは25倍近く伸びているらしい。コロナ禍の影響でテレワークやオンライン授業が普及したことが追い風となっているんだろう。

2019年に発売された同じく骨伝導イヤホンAeropex(エアロぺクス)の正当な後継機種として2年半の期間をかけて開発された“フラッグシップモデル”に位置付けられる。

そんなOpenRun Proの特徴は以下、

特徴
  • Shokz TurboPitch™ 採用で、より深みのある低音再生を実現
  • オープンイヤーデザインだから快適で安全
  • デュアルノイズ・キャンセリングマイク搭載で通話にも対応
  • 5分の充電で最大1.5時間使える急速充電ができる
  • 最大10時間の長持ちバッテリー
  • 前機種Aeropexと比較して20%小型化
  • 専用アプリ対応(※2022年2月現在日本未リリース)

これまで低音に弱かった骨伝導システムを第9世代の最新システムShokz TurboPitch™ テクノロジーを採用することで改善したほか、旧モデルAeropexより20%小型化しShokz史上最小級サイズを実現している。

ノイズキャンセリングマイク搭載で通話ももちろん可能。

連続再生時間は10時間と普段使いには十分な長さで、充電時間も急速充電に対応しているので1時間で完了させることができるようになっている。

また、本機から専用アプリをリリース。

イコライザーカスタムやマルチポイント接続の設定などを行うことができるようになる。

2022年2月現在、まだ日本ではアプリはリリースされていない
現在は既に配信されている。ダウンロード可能だ。

公式サイトでは、販売価格税込23,880円と骨伝導イヤホンとしては最高価格レベルだけど、GREEN FUNDINGで今支援購入すると定価よりも少し安く手に入れることができる。現在はAmazonでも一般販売が開始されている。

旧モデル「Aeropex」エントリーモデル「OpenMove」とのスペック比較

旧モデルAeropexとエントリーモデルOpenMoveの比較を交えてのスペックは以下。(▼太文字は優れている箇所)

スペック
OpenRun Pro
Aeropex
Aeropex
OPENMOVE
OpenMove
Bluetoothバージョン5.15.05.1
オーディオテクノロジー第9世代技術
Shokz TurboPitch™
第8世代技術
PremiumPitch™ 2.0+
第7世代技術
PremiumPitch™2.0
重量29g26g29g
マイクノイズキャンセリングマイクノイズキャンセリングマイクノイズキャンセリングマイク
連続再生時間最大10時間最大8時間最大6時間
充電時間約1時間(5分で最大1.5時間分の急速充電)約2時間約2時間
防水規格IP55防塵防水IP67防塵防水IP55防塵防水
通信可能距離10m10m10m
専用アプリSHOKZアプリ(iOS/Android)××
販売価格(公式)23,880円19,998円9,999円
旧モデル「Aeropex」、エントリーモデル「OpenMove」とOPENRUN PROのスペック比較

大きな違いはオーディオテクノロジーの採用とアプリに対応しているか、そして急速充電を備えているところ。

一見Aeropexでも良さそうだけど、OpenRun Proの急速充電とBluetoothが5.1というところは私生活においてはすごく利便性があがるところなので、4,000円の差をどう考えるかだろう。

一方でエントリーモデルのOpenMoveは、Aeropexとほぼ同等のスペックでありながらOpenRun Proの半分以下の価格で買えるので骨伝導イヤホン入門には手が出しやすい。

Shokz「OpenRun Pro」を実際に使ってみた

付属品一覧
OPENRUN PROの付属品一覧
  • OpenRun Pro本体
  • マグネット充電ケーブル
  • キャリングケース
  • ユーザーガイド
  • 取扱説明書
  • 保証書

OpenRun Proは軽いけど折り畳むことはできないからそのままポケットに入れるのは危険。

ただ、その点はキャリングケースが付属しているから安心感がある。

ケース自体はキャンバス素材ながらも結構硬さがあって、

サイズは、幅12.5cm×高さ15cm×奥行6cm(一番分厚い部分)。

カバンに入れられるギリギリ許される小ささだ。

そして、ケースに入っているのが、Aeropexよりも20%小型化されたOpenRun Pro本体。

素材は表面はシリコンぽく、骨はフルチタンで軽量ながらも重厚感のある質感。

Aeropexからグレードは落ちたけどIP55等級の防塵防水設計だから運動時の汗とか急な雨に当たっても問題ない防水設計。

重さもたったの29g以下と当然どのヘッドホンよりも圧倒的に軽い。

インターフェイスは本体右側下部に2つ。左側側面に1つ用意されている。つまりボタンはたったの3つ。(当たり前か)

音量+-ボタン
マルチファンクションボタン

充電には急速充電に対応した専用のマグネットケーブルを使用。1時間で充電が完了する。

入力側はUSB-A端子なのでスマホのコンセントアダプターでもいいし、外出先ならモバイルバッテリーからも充電ができる。

ペアリングはカンタンかつ高速。便利なマルチポイント接続にも対応

ペアリングはカンタンかつ高速。便利なマルチポイント接続にも対応
iPhone11とも問題なくペアリングができた

OpenRun ProはBluetooth5.1によるワイヤレス接続でデバイスと通信する。

Android・iPhoneはもちろん、ノートPCもペアリングが可能。

Bluetooth受信機を装着した自作PCとも問題なく接続できた
ペアリング方法
  1. OpenRun Proの電源をオンにする(自動的にペアリングモードに入る)
  2. デバイスのBluetoothをオンにして設定画面を開く
  3. 接続可能なデバイスの一覧から[OpenRun Pro by Shokz]を選択する
  4. ペアリング完了

接続処理は初回のみ必須で、次回以降はデバイスのBluetoothがオンの状態でOpenRun Proの電源をオンにすれば自動的にペアリングが行われる。

翁(おきな)
翁(おきな)

最新のバージョン5.1でのペアリングはとてもはやく、1秒もかからずに接続ができた。

ちなみに、僕のAndroid Pixel4aとはSBCコーデックで接続されていた。

ペアリングに関してもう一つ説明すると、OpenRun Proはマルチポイントペアリング(複数デバイス同時接続)に対応している。

これはたとえば、PCで作業をしながら音楽を視聴しているときにスマホに着信があればOpenRun Proで受話し、そのままOpenRun Proのマイクを使って応対ができるということだ。

テレワークを普段からしている人には便利な機能だ。

29gの軽やかな装着感。物理ボタン式で操作もしやすい

29gの軽やかな装着感。物理ボタン式で操作もしやすい

OpenRun Proの重さは約29g。

着けてみると驚きの軽さ。それはもう、軽い。

セキュアフィット設計で低位置から全然ズレないし、これならたしかにジョギングのお供に最適な軽やかな着け心地だ。耳の上の接触部分もまったく痛くない。

ただ、はじめ思ったのは「骨伝導ヘッドホンって、正しい装着位置ってどこ?」ということ。

パッケージと同じ位置にスッポリフィットするけど、耳の穴に近づければ近づけるほど音が鮮明になるんですけど…ってなった。

でも、こめかみと耳の出っ張りの間で正解だ。

つぎに操作。

ボタンは物理ボタン式でたったの3つ。右下に2つと左側に1つ。

これもいたって単純。

直感的に操作することができる。

物理ボタン式だから動いていてもボタン操作に確実性が増すし、誤動作が起きにくいから最適だと思う。

僕は好き。

ボタン操作の内容は以下、

操作方法
OpenRun Pro「+」「-」マルチファンクションボタン
音量を上げる1回押す
音量を下げる1回押す
再生/停止1回押す
次曲へ2回押す
前曲へ3回押す
受話/終了1回押す
音声アシスタント2秒間長押し
通話拒否着信時2秒間長押し
電源オン長押し
電源オフ電源オン時長押し
OPENRUN PROの操作方法

バイブス感じる低音と鮮明で伸びのある高音質サウンド

まず、骨伝導オーディオに対して僕が抱いていた疑念でもある低音の迫力に欠けるという点について、本機OpenRun Proは大きく改善していると示している。

本機から新たにShokz TurboPitch™テクノロジーを採用し、低音の深みを強化・改善しているとのこと。

旧モデルの低音の具合を比較はできていないけど、たしかにOpenRun Proの低音はふつうに不満のないレベルで感じることができた。

厳密には、OpenRun Proのハウジング部を装着しているこめかみ辺りにズンズンと振動が分かりやすく響く。ノリのいい曲であればジョギングに十分勢いづけられるほどのバイブスだ。

ただし、ドンシャリ音質のカナル型イヤホンほどの重低音は再現出来ていないから過度な期待は禁物。

一方で低音以外の音は文句なしの高音質

音量が50%くらいだと低音より主張が控えめだけど、音量を上げていくごとに鮮明になり解像度も上がっていく。中音~高音の音場は結構広く感じる。

特にAmazon Music HDの“Dolby Atmos”のように立体音響対応曲との相性はバツグンに良い。解放感と立体感が相まって聴いていて屋外でもすごく気持ちいい。

今回視聴した楽曲
  • Ariana Grande—-Best Mistake[feat.Big Sean]
  • Chris Brown—-Look At Me Now
  • Charlie Puth—-Light Switch
  • サカナクション—-ショック!
  • Imagine Dragons—-Thunder
  • 斉藤和義—-ベリーベリーストロング
  • [Alexandros]—-閃光
  • Eve—-廻廻奇譚

また、さすが骨伝導といったところなんだけど、耳を塞いだ状態でも音楽はふつうに聴こえる。

全体的にサウンドはこもり気味になるから高音質とは言えないけど、ボーカルボイスと低音は主張が増す印象だ。

これなら、たとえば飛行機での移動中やうるさいパチンコ店などで耳栓をしたとしても、自分の世界を保持することができそうだ。(今は僕はもうギャンブルはしなけどね)

周囲の音の聞こえ具合は良好

この1週間、毎朝仕事の通勤に徒歩・電車を利用している最中ずっとOpenRun Proを使って検証してみた。

音量は60%程度~80%ほど。

車の走行音、電車の踏切音、車内アナウンス、こどもの話し声、チャイムの音や小鳥のさえずりもごくごく自然に聞き取ることができる。

もちろん、音量MAXはさすがに聞こえが悪くなる。

20,000円台のハイエンド完全ワイヤレスイヤホンの外音取込機能ほど鮮明には聞こえない印象だ。

その代わりナチュラルな音が聞こえるので違和感は感じなかった。

普段使いにはまったく支障なく活用できる

翁(おきな)
翁(おきな)

イヤホンは周囲の音をかき消して音楽を主役にするけど、OpenRun Proは周囲の音を主役にしたままであくまでも音楽をBGM感覚で彩ってくれるってイメージかな。

強いてあげるShokz「OpenRun Pro」のデメリット

充電端子がオリジナルケーブル

付属品のところでも紹介したけど、OpenRun Proの充電ケーブルは専用マグネットタイプで代えが利かないのがデメリットだ。

完全ワイヤレスイヤホンとかはAmazonで代えが利くUSB-Cケーブルなのに、OpenRun Proだけマグネットケーブルだもんだから失くしたり断線したらShokzからしか手に入れられない。

「骨伝導イヤホンは寝ながら使えない」を克服するアイデアを思い付いた

骨伝導イヤホンのレビューでみんな口をそろえて批難していた「仰向けに寝ながらだと使えない件」

このデメリットに対して僕は解決策を見出した。

“ケミストリー川畑式”だ。

骨伝導イヤホンはケミストリー川畑式に掛ければ寝ながらでも音楽を楽しめる
https://news.walkerplus.comより転載

2000年代初頭、一世を風靡したあの2人組男性ボーカルユニットケミストリー。

そのワイルドな方、川畑要さんの独特なサングラスの掛け方は“ケミストリー川畑式”と呼ばれているんだけど、アレをOpenRun Proで再現すると仰向けに横になったとしても音楽を楽しむことができる

はい完全に一致
めっちゃ仰向けになってもモウマンタイ

コレでうつ伏せになれない妊婦さんにもおすすめできる。

具体的には、本体下部を手前に、音量調節ボタンを左にして装着すると音質を劣化させずに音楽を楽しめる。

Shokz OpenRun Proレビューまとめ

ということで、この記事ではShokzの骨伝導イヤホン「OpenRun Pro」についてレビューしてきた。

音質・操作性・装着感・バッテリー量、どれをとっても“フラッグシップモデル”に相応しい非の打ち所がない最高のながら聴きデバイスだった。

オンライン会議でも使えるし、周囲の音が聞こえるのにこの使い勝手の良さは高評価。

本機はGREEN FUNDING(グリーンファンディング)にて2月22日まで応援支援を受付けているので、既にAmazon等で一般販売が開始している。

メリット
  1. 脳まで響くバイブスの利いた低音
  2. 軽やかな装着感としっかりしたフィット感
  3. 急速充電対応で満充電までたったの1時間
  4. 防塵防水設計でアクティブにガシガシ使える
  5. ボタンがたったの3つで操作がカンタン
デメリット
  1. 充電ケーブルがオリジナルのマグネット式

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