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この記事では、CZUR(シーザー)から登場したフラッグシップモデルのオーバーヘッドスキャナー「ET24 Pro」を提供していただいたので、ガジェット好きな翁が実機レビューしていきます。
当ブログの運営者、ガジェット大好き翁(おきな)@okinalogです。よろしくね。
住民票や保険証などをちまちまとプリンターに挟んでスキャンしてきたくらいスキャンには無知な僕ですが、最近は紙書類の電子化が進んでいるみたいで、スキャナーの存在をしっかりと認識しておく必要があるなと思っていました。
CZURのオーバーヘッドスキャナーは、被写体を挟んだりすることなく置いてボタンを押すだけでスキャンができるタイプのスキャナーです。
もうこれだけでも十分プリンター以上に優れたスキャナーなんですが、ET24 Proは本も裁断することなく各ページを電子化することができる製品だということで、図書館などで本を借りて電子化保存したりする人にとってはかなり刺さる製品なんじゃないかなと思います。
ET24 Proは現在、Makuakeにてクラウドファンディングにて先行販売が実施されています。
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ネオジャパンデスクセットアッパー
翁(おきな)
オッキーナ
ガジェットが好きな36歳/ ブロガー歴7年/ レビュー数330品以上(うちイヤホン180種類以上)/ Xフォロワー数5,100人突破/ YouTubeチャンネル開設(奮闘中…)/ 【ネオジャパンデスクセットアッパー】と称して日本みのある独自のデスク環境を構築中/ 普段はサラリーマン/ 4児の父/ “みんなといっしょ”が苦手なタイプ
今回レビューするのは、スキャナーに特化して製品を展開しているCZUR(シーザー)から登場したスキャナー「ET24 Pro」
CZUR10周年目の同社史上最高スペックのフラッグシップモデルのオーバースキャナーとなっています。
- 超高解像度2,400万画素
- 自動ズレ・歪み・欠け補正機能搭載
- AI自動処理システム搭載
- A3サイズまでに対応
- 手元のライブ投影・録音録画もできる
- OCR(自動文字認識システム)180言語以上に対応
厚みのある雑誌や書籍は裁断せずに見開きのままスキャンが可能(非破壊スキャナー)で、さらにはHDMIケーブルをディスプレイモニターに接続することでPCなしでもプロジェクターとしてつかえるらしく、講義などでもつかえるほか、ライブ映像をネット配信することも可能となっています。
OCRにも対応していて、画像内の文字データを読み取ってテキストデータ化することも可能。
膨大なテキストデータをデジタル化するのにも役立ちます。
付属品
ET24 Proは組み立てというほどではありませんが付属品が割と複数同梱されています。
- ET24 Pro本体
- サイドライト
- ACアダプター(変換プラグ3種)
- USBケーブル
- 撮影スイッチ×2種(ハンドボタン式・フットペダル式)
- 専用指サック×2
- 説明書
- 撮影用マット
フットペダルや電源類など接続すべきものはすべてET24Pro本体背面に集約されている各ポートに繋ぐことで接続されます。
オプション機材
オプション販売されている専用の撮影ボックスは、組み立て式です。
四方60cmの大きめサイズで、置き場所をかなり選ぶので個人的にはもっとほかになかったのかと思います。
外観
ET24 Proの本体は全面マットブラックなカラーリングで、L字形状をしています。
下部にはボタンが4つ用意されていて、手動での明るさ調整やLIVE時のズームイン/アウトを行うことができます。
ソフトウェア
CZURのET24 Proを利用するには、専用のソフトウェアが必要です。
ダウンロードは公式サイトから無料で行うことができ、シリアルナンバー(本体底面に記載してある)を入力する以外に初期設定などは特にすることはありません。
ソフトを立ち上げたら、あとはET24 ProとPCをUSBケーブルで接続すればすぐにスキャンや読み込みを行うことができます。
アプリ自体はそこまで重たくはありませんが、スキャンを開始するとCPU稼働率が8%→18%まで上昇したので、起動中のアプリケーションは最小限に抑えて使用したほうがよさそうです。
ちなみに僕のPCのCPUはRyzen5 5600。メモリは32GBだよ。
実際にCZURのET24 Proを使用して感じたことをレビューしていくで!
手動でも自動でも高速スキャン
公式の話では、スキャン時間1秒とありますが、ET24 Proのスキャンはたしかに超高速1秒です。
プリンターなら被写体下からウィーーンっとスライドしていた物体も待ち時間もなくボタンを押せばパッとスキャンが完了します。はやい。
さらに、『ページをめくると自動でスキャン』の機能がもう最高で、
これまで僕がプリンターでスキャンを行っていたときの作業工程
- ページをめくって
- ふたをかぶせて
- スキャンを押して
- ふたを開けて
- ページをめくって
が、ET24 Proを導入することで
- ページをめくって
- ページをめくって
- ページをめくって
- ページをめくって
- ページをめくって
になる。ということです。
フットペダルを用いれば左右の手は自由に使える状態でスキャンを行えるので時短必至です。
ハンドボタンとフットペダルなしでもスキャンを行うことはできますが、スキャンに対するスピードに関してはフットペダル>ハンドボタン>マウスの順にスキャン速度は速くなります。
そのため、本やレシートなどスキャンの枚数、ページ数が多ければ多いほどフットペダルでスキャンしたほうが効率的ですね。
とはいえ、ページめくり自動スキャンの機能も完全ではないので、指がしっかり映り込んだりと失敗することもしばしばあります。
ただ、失敗物を差し引いたとしてもプリンターやスマホでのスキャンに比べると作業効率はいい印象です。
指を映し込まないように撮影するためには、付属の指サックが必要不可欠です。
ちなみに、湾曲した厚さ3センチの雑誌も、湾曲補正と指サックのおかげでキレイに2ページ分にスキャンができた!
画質が超キレイ!
超高速スキャンなうえに、ET24 Proの画質はたしかに超高画質でした。
2400万画素がどのくらいとか、理屈はどうでもいいです。しっかりちゃんと高画質です。
実際にスキャンした資料の元と写真がこちら。
コントラストを自動で調整してくれるおかげで文字もくっきりと撮影できています。
スマホのスキャンアプリでもコントラストの自動調整をしてくれる機能はありますが、ET24 Proは傾きなどもしっかり調整してくれるおかげで圧倒的にフラットでキレイに撮影してくれます。
ただし、撮影範囲が被写体意外真っ黒でないと正しく認識できないようですのでそこは注意です。
被写体意外の部分にべつのものが映っていると、AIが補正をできないようで正確に認識できていませんでした。
ということでスキャンは、広々として台上で正しい配置で行う必要があります。
また、説明書やテキスト主体の書籍なら読み込みは比較的キレイですが、写真も重視した雑誌系が相手になると若干画質が弱くなる印象で、とくにはっきりしないカラーのものを読み込むのは苦手なようです。
カラーを自動調整からカラーモードに切り替えることである程度みれるようにはなったので、写真も挿入されたものをデジタル化する際は色調整に注意が必要です。
置き場所を選ぶ
ET24 Pro最大の難点が、置き場所を選ぶということ。
これだけのサイズですから、ふだん使わないときは畳めてなおせるのがベストです。
ただ、ET24 Proは折りたたむことができません。CZURの別モデルであれば折りたためるモデルもあるようですが、ET24 Proは可動式ではありません。
なので、なおす際にはもとあった化粧箱に戻すか、または出しっぱなしにしておくしか選択肢がなく、正直置き場所に悩みます。
フラッグシップモデルとしてスキャン効率と画質に特化した製品なので機動力は捨てた機体だということは承知ですが、せめてヘッド部分だけでも折りたためたなら教授の研究室でも場所をとらずに保管できたんじゃないかなと思います。
- 本を裁断せずにスキャンできる
- フットペダルで手が自由に使える状態でスキャンができる
- 自動カラー調整搭載で文字がキレイ
- スキャンが早いからスキャンにかかっていた時間を短縮できる
- ページ手めくり自動スキャンの精度はまだ改善の余地あり
- 本体の置き場所に困る
ということで、今回はCZURのフラッグシップモデルのオーバーヘッドスキャナー「ET24 Pro」について実機レビューしてきました。
裁断せずに書籍をスキャンすることができるほか、手めくりでも自動スキャンが行えてスキャン効率はかなり見込める製品でした。
改良できる余地はまだあるものの、フラッグシップモデルらしい機能盛りだくさんなスキャナーだなと思います。
これまでレシートや資料を、できるからということでスマホやプリンターで行っていたひとは、ET24 Proを導入することでこれまでスキャンにかかっていた時間を最小限に短縮することができるようになることでしょう。
気になるひとはMakuakeをチェックしてみてくださいね。
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