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薄型ロープロファイルタイプで高級感とモダンなデザインが印象的な「FLOW」の存在を皮切りに、Lofreeに興味を持ったという人は少なくはないのではないだろうか。
そして興味本位で公式サイトを見て、「Block」のオシャレさに目を奪われた人は僕だけではないはーずー…!
どこか懐かしさを感じるほどアンニュイでレトロっぽさのあるカラーリングにアクセントの利いたオレンジのダイヤル。
この見た目が気になった&テンキーを含むフルサイズキーボードを求めるのであれば、Blockは期待を裏切らないキーボードだ。
しかも、Blockと似たコンセプトのTouchというマウスまであってね、この2つの組み合わせがもう最高。
FLOWもいいけど、Blockも、よきよ。
ということで、LofreeのBlockについて使用感とかFLOWとの違いについて実機レビューしていく。
(比較については別コンテンツで製作予定なので、この記事ではカンタンにとどめておく)
さあ、はじめようか。
ネオジャパンデスクセットアッパー
翁(おきな)
オッキーナ
ガジェットが好きな36歳/ ブロガー歴7年/ レビュー数330品以上(うちイヤホン180種類以上)/ Xフォロワー数5,100人突破/ YouTubeチャンネル開設(奮闘中…)/ 【ネオジャパンデスクセットアッパー】と称して日本みのある独自のデスク環境を構築中/ 普段はサラリーマン/ 4児の父/ “みんなといっしょ”が苦手なタイプ
この記事は、メーカーからの提供品を基に敬意を持って忖度なし正直に実機レビューしていきます。
キーボードってのは、まず見た目のよさが大事よな。
見た目がハマってれば使い勝手の悪さなんか許容できるってもんよ。
イメージ写真どおりのクオリティとなっているBlock、シンプルでファッショナブル。
白を基調としたデスクセットアップ環境にも馴染みそうだ。
カクカクしたシルエットに均等に並んだキーの絵面がレトロさをだしている。
Blockは冒頭でも触れたように、いい意味で濁ったホワイトとライトグレーの組み合わせにスパイスの利かしたオレンジのダイヤルがエモさを演出しているキーボード。
このダイヤルの素材はプラスチック素材ではそれぞれ機能を持っていて、左は音量調節、右はモード切替用となっている。
細かいこと言うとダイヤルだけアルミニウム合金だったら最高だったね。
キーキャップはマット質感のPBT素材を採用。
印字も、素朴なんだけどエンターキーやバックスペースキーにさり気ないデザインが施されていて野暮すぎない小洒落感があるのが憎い。
上部側面には充電用Type-C端子とWindows-Macの切替スイッチ、2.4GHzレシーバーが用意されている。
底面には折り畳み式のスタンドもあってこれまたいい~塩梅のインダストリアルっぽいオレンジ。
傾斜角度8度にできるから手首への負担も考慮されている。
エンターキー右には、実はLEDディスプレイが搭載されていて、バッテリー残量や現状のモードを視認することができるようになっている。
この仕様は昔の古いキーボードにはないものだから、現代らしいアクセントだ。
おなじLofreeのキーボード「FLOW」と比較してみるとこんなかんじ。
FLOWはどちらかというと持ち運びもできるタイプのキーボードなので、据え置きのBlockとは当然サイズ感も異なる。
機能面についてもみていこう。
BlockはBluetooth5.0を採用した有線/無線両刀キーボードとなっていて、Bluetoothでは最大3台のデバイスに同時接続が可能。
Windows、Android、iPadOS、iOSにも対応しているからスマホでタイピングすることもできる。
バッテリー容量は2000mAhで最大80時間の連続稼働が可能。
ダイヤルがすぐ手元にあって、こまめに電源を切れるからFLOWと違って電源を切り忘れるってことがない。なので事実上FLOWよりバッテリーの持ちはいい印象だ。
充電はType-C端子で、技適は取得済みだ。
スイッチシステムはMXのリニアタイプを採用。
キースイッチはホットスワップ対応なので、自分好みの打鍵感にカスタムすることも容易だ。
また、Blockにはバックライトも備わっている。
個人的には夜中記事を書くことが多いから、バックライトで手元がみえるのはけっこううれしい。
バックライトはホワイトの単色のみで、14種類の照明モードと輝度を切り替えることができる。
- Fn + → or ← で照明モード切替:14種類
- Fn + ↑ or ↓ で輝度レベルの切替:4段階
キー数: 98
多機能キー数: 13
タイピング角度: 4º/ 8º
スイッチステム: MX
スイッチタイプ: リニア
バックライト: 白色 LED、14 モード
ホットスワップ対応: はい
Nキーロールオーバーサポート: はい
スイッチ:Lofree × TTCブロック
サイズ: 387mm x 165mm x 40.5mm
重量: 1090g
フレーム:ABS
キーキャップ: ダイサブ PBT
ステム: フルPOM
接続モード: Bluetooth 5.0 /USB-C有線/ 2.4GHz
接続デバイス: 最大3台
Bluetooth名: Block98@Lofree
対応システム: Windows、Android、macOS、iPadOS、iOS
バッテリー容量: 2000mAh
充電ポート: USB-C
稼働時間: 最大80時間
充電時間: 3時間
Bluetoothバージョンはあまり最新ではないし、急速充電にも対応はしていないし、バックライトも単色だけど昭和平成のキーボードじゃこんな機能は搭載していなかっただろうから、BlockというかLofreeはほんといいところに目をつけたなと思う。
肝心の打鍵感についてだけど、Blockの打鍵感はすばらしいの一言に尽きる。
軽い・深い・滑らか・雑味感なし
ってかんじ。
なによりタイプがまったく疲れない。
キーがブレる感覚もなくまっすぐ下に降りるし、抵抗感をほとんど感じることなく軽い押し込みで「とっ」と下まで沈み込んでいく。
ロープロファイルタイプのFLOWよりも圧倒的に軽く静かな打鍵感となっている。
キーとキーとの間が7mmと僕の知る限りのキーボードとしては広めで、ただしキャップが少し深いからかタイプミスは非常に少ない印象。
キーは通常のメカニカルキーボードと比べてやや高いみたいで、そのこともあってかキーストロークはけっこう深め。具体的には総移動量3.8mmだって。
作動力は43gでNキーロールオーバーにも対応しているからゲームでも使えないことはない。MMOとかにならいいかもしれない。あーでもキーマップは変更できないからMMOにも向いてないか…
長時間のタイピング作業を行う人やデータ入力をする仕事が多い人にはBlockは強い味方になりそうだ。
Blockを使いはじめて最初、FLOWのほうがフィードバック感があってタイプが楽しいなと思っていたけど、2記事・3記事とタイプ時間が長くなればなるほどBlockのほうが疲労感がなく集中できていることに気づいてからは翁はすっかりBlockの虜となっている。
自社開発のスイッチとガスケットマウントの性能をここで発揮してきているんだね。
唯一、人によってはざんねんがるであろうポイントとしてBlockは専用のソフトウェアなどが存在しないのと、キーマップの変更ができないので注意してほしい。
ということで、LofreeのBlockについてレビューしてきた。
レトロだけどしっかりオシャレさを考慮されたデザインがいいよね。
清潔感のあるデスク環境にうまく溶け込むと同時に目を引くポイントにもなりそうだ。
軽やかなリニアスイッチを採用しホットスワップにも対応。
LEDディスプレイまで搭載して有線無線でも使えて。
ビジュアルだけじゃなくしっかり中身にも拘ってるあたりがLofreeらしい。
最近はメカニカルキーボードどころか自作キーボードの波も大きくなってきているからキーボード選びが難しくなってきたんだけど、テンキー搭載のフルサイズキーボードで静かで軽やかな打鍵感を求める人はLofreeのBlockに注目してみてもいいかもしれない。
特に見た目が気になるなら、その感覚は間違ってないし機能面も申し分ないから買って後悔はしないと思う。
僕は98キーあってもテンキー使わないから持ち腐れ感高いのが少し寂しいところ。
少し前にはFLOWの弟分で「FLOW Lite」が話題になって、既に僕の手元にも実機があるので近日レビューする予定だ。