maono PD200W Hybridレビュー|配信デビューに有線・無線対応ハイブリッドなダイナミックマイクがアツい

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この記事の著者

デスクセットアッパー

翁(おきな)

オッキーナ

プロフィール

ガジェットが好きな38歳/ ブロガー歴8年/ レビュー数390品以上(うちイヤホン180種類以上)/ Xフォロワー数8,200人突破/ YouTubeチャンネル開設(奮闘中…)/ 【ネオジャパンデスクセットアッパー】と称して日本みのある独自のデスク環境を構築中/ 普段はサラリーマン/ 4児の父/ “みんなといっしょ”が苦手なタイプ

今回maonoから新発売となったPD200Wを提供してもらった。

結論から言うと、このマイクいいぞ。

何がいいって、Type-C接続はもちろんのことワイヤレス接続にも対応している。さらにはマイク本体にノイズリダクション機能付いてるしマイクスタンド付いてくるし、音も下手な色付けがない。

「USBマイクから始めたい人」も、「将来的にXLR環境へステップアップしたい人」も、「煩わしいケーブルに囚われず音声配信したい人」も、これ1本買っておけば困らない。

実際の使用感とかMV7との音質比較もしていくので、ダイナミックマイクを探している人はぜひ参考にしてほしい。

商品提供:maono

遂にワイヤレスで使える本格ダイナミックマイクが登場「PD200W」

今回レビューするmaonoのPD200Wは3Way対応単一指向性のダイナミックマイク。

正面からの音声を狙って収音することができるマイク。ゲーム実況やポッドキャスト配信のときなんかに使うやつだ。

  • 3WAY接続(2.4GHzワイヤレス/USB-C/XLR):シーンを選ばずこれ1本で完結する
  • 30mmダイナミックカプセル+48kHz/24bit録音:配信品質として十分な解像度
  • 3段階ノイズリダクション(-5dB / -10dB / -30dB):周囲のノイズを除去
  • 最大約60mのワイヤレス範囲&60時間バッテリー:途中で電池切れする不安がない
  • デュアルトラック録音対応:2本のマイクを1つのレシーバーで録音できる
  • 専用アプリ「Maono Link」:シーンプリセットやEQをカスタマイズできる
  • 3.5mmイヤホンジャック搭載:自分の声をリアルタイムでモニタリングできる
  • RGBライティング:オフにもできるので主張を消せる

調べた限りだと、同じくMaonoから出ているPD200X(1.2万円)の正統進化モデルって立ち位置になる。

2.4GHzワイヤレスは最大60mもの範囲で接続できるので、その自由度は計り知れない。

煩わしいケーブルとおさらばできるのは必要な人にとっては重宝する機能であることに間違いない。

体験レビュー|maono PD200Wをデスクで使った所感

外観・質感

PD200Wの第一印象はカジュアルさもありつつ重厚感も感じさせるデザイン。

全体的な質感は価格を超えている。

ボタンやダイヤルはチープ感も感じないし、RGBも搭載していて本体重量もそれなりにある。

ショックマウントも一体化していて、別売りアクセサリーで取り繕った感じがしないのが好印象だ。

付属するスタンドの脚は約13cmの円形で、デスクの上に置くとそれなりに場所を必要とする点は否めない。

ただ、高さを調節できるところは使い勝手がいいところだ。

強いて言えば本体カラーがブラックのみなので、真っ白モデルがあれば白デスクセットアッパーにも需要が生まれるだろう。

音質

音質はダイナミックマイクとして素直で、聴きやすい仕上がり。

音は籠ることもなく、声の輪郭がきれいに出てくる。低域が厚すぎず、中高域も刺さらないバランスで、ポッドキャストや配信に向いた「角の取れた音」だと感じた。

これだけ音声がいいならAI音声入力に使うのに最適だ。

PD200Wワイヤレス接続時の録音音声

PD200WをUSB接続した際の録音音声

Shure MV7の音声

個人的にはPD200Wのほうがリップノイズが目立たないように感じる。

普段使っているShure MV7では、口を開閉するときの細かい「クチャ」というノイズがそれなりに録れてしまって、動画編集が面倒くさかった。

その点、PD200Wでは聴こえこそするけどそこまで目立たない。

室内ではサーキュレーターも稼動しているけど、無駄なノイズが乗ってない。

これはPD200W本体に内蔵されているノイズリダクション機能の恩恵だろう。

周囲のノイズもかなり低減されて声だけが比較的キレイに収音されるから効果は絶大だ。

ちなみにPD200Wは本体側から3段階のノイズリダクション(-5dB / -10dB / -30dB)を切り替えられる。

キーボードの打鍵音やエアコンの音を消したいときは-30dB、自然な音を残したいときは-10dBと、用途で使い分けられるのが良い。

また、PD200Wにイヤホンやヘッドホンを接続すれば自分の音声状況がリアルタイムでほぼ遅延なしに聴きながら録音することができるから、ノイキャンの具合などを把握するのが容易でなんだか面白い。

マイクに機能盛り盛り

PD200Wにはマイク自体にノイズリダクション・ゲイン調整機能・マイク/ヘッドホン切替・ヘッドホン音量調整機能・RGB調整機能が搭載されている。

ゲインとかヘッドホン音量といったところは使いはじめに調節すればあとはいじることはなさそうだけど、いざという時にあると助かる。

RGBも必要な機能ではないものの、光り方で状況を把握できたりするからまあ便利なほうだろう。

各機能の説明とか使用方法は説明書に日本語で記載されていて確認はしやすい。

必要な機能はすべて搭載されているから、初心者であればPD200Wひとつで完結する印象だ。

ちなみにPD200WはXLR,USB,2.4GHzそれぞれで同時に出力しているらしく、PCとスマホ同時録音が可能となっている。

だから、接続切替っていう概念がないのが隠れた魅力だ。

オーディオインターフェースG1 NEOとの組み合わせ

今回はマイク本体と一緒に、同社コンパクトミキサー「G1 NEO」とXLRケーブルも提供してもらった。

G1 NEOにXLRケーブルで接続しての音声はこんな感じ。

PD200W/XLR/G1 NEO

ここにきてMV7の質感に近い音声になった気がする。

ちなみにこのオーディオインターフェースにもノイズリダクション機能が搭載されていて、これによるリップノイズの乗り具合が全然違ったから聞いてみてほしい。

ノイズリダクションOFF

ノイズリダクションON(High)

G1 NEOは手のひらサイズのオーディオインターフェース兼ミキサーで、XLR入力とUSB・AUX出力、スピーカー・ヘッドホン出力、を備えている。

大人気オーディオテクニカのソレと比べるとちょっと派手だし高級感はないけど、使い勝手はよかった。

筐体素材はアルミ合金がよかったな…。

PD200WをXLRで繋ぐと、ファンタム電源不要のダイナミックマイクとしてしっかり認識される。

セッティングはほぼプラグアンドプレイで、難しい設定は要らないのは初心者的には助かった。

ボタン操作も最初こそ意味が分からないけど説明書を見ながら操作すれば操作自体は複雑じゃあない。

ボタンのシリコンがソフトでついつい押しちゃう。

RGB搭載は好き嫌いがあるとは思うけど、あまりギラギラもしすぎてないし合わせやすいデザインだと思う。

僕自身気になってた「XLR接続時とUSB接続時で音質に違いはあるか」っていう点については、結論めっちゃある

XLRケーブル買おうか迷っているUSB接続ユーザーがもしこれを見ているならすぐにXLRケーブルを購入することをおすすめする。

低域の押し出しがほんの少し増えて、もう一段声の芯がはっきりする印象だ。

リップノイズもUSB接続の時はまだ多少聴こえたけど、ミキサー×XLR接続だともはや聴こえないレベルまで低減される。

何よりXLR接続のほうがケーブルが太いぶんプロっぽい雰囲気出るから個人的には気に入ってる。(そこ大事)

気になった点

PD200Wは器用なマイクだけど、気になる点があったので述べる。

バッテリー内蔵だということ

本機はワイヤレスで使えるという画期的機能を搭載したと同時に、バッテリーも内蔵した。

バッテリーは劣化するものだ。

となれば、従来のダイナミックマイクに比べて寿命は短くなるんじゃあないか?っていう初心者的な疑念が頭をよぎる。

もちろん、バッテリーがぽしゃっても有線接続は継続して使えるだろうから一概に短命とは言えないけど、ワイヤレスとしてはどうなんだろう。

アプリがまだ日本語非対応

現時点ではまだMaono Linkアプリ・スマホアプリがそれぞれまだ日本語に対応していないこと

ノイズリダクションやEQの設定は英語表記で、マイク初心者的には初見で意味を掴むのに時間がかかる。

ここはおそらく既に取り掛かってくれていると思うけど、早急に対応してほしいところだ。

比較|Shure MV7と迷うならどっち?

Shure MV7とスペックを比較してみた。

スペック面で言うと、両者ともUSB/XLRに対応したダイナミックマイクだけど、MV7はMicroUSB端子だしPD200Wはここにワイヤレスが加わる。ここが最大の違い。

価格はMV7が約30,000円前後、PD200Wが約24,000円。

項目Maono PD200WShure MV7
接続ワイヤレス/USB-C/XLRMicroUSB/XLR
カプセル30mmダイナミックダイナミック(口径非公開)
ノイズリダクション3段階(アプリ)アプリで調整
バッテリー約60時間なし(有線のみ)
アプリ日本語対応◯(ShurePlus MOTIV)
操作物理ボタン・ダイヤルタッチセンサー
価格約2万円約3万円

音のキャラはちょっと違う。

MV7は声の芯と低域の押し出しが強く、マイクに慣れない初心者でもラジオパーソナリティのような上質な仕上がりになるのがMV7最大の強み。

いっぽうでPD200Wはもう少しフラットで、声の輪郭がきれいに立つタイプ。

ワイヤレスでも60m範囲内で、さっき聴いてもらったとおり音質にもそこまで劣化はないのは機動力の面でポテンシャルが大きい。

そして個人的に良かったのがさっきも言ったリップノイズの処理具合。

MV7では空気感といっしょに口の中の細かいクチャクチャ音が拾われがちで、編集時にカットすることが多かったけど、PD200Wはこれが目立たない。

編集の手間が減ればそれだけ生産性が上がる。

マイクとしての知名度とラジオ的な深みのある声を届けたい人→MV7

ワイヤレスで気軽に、しかもリップノイズ除去編集の手間を減らしたい人→PD200W

機能面、品質面、今から買うなら断然PD200Wのほうが長く使えるだろう。

翁の評価

PD200W
デザイン
シンプルにブラック&RGB搭載で配信デスク環境には溶け込みやすいデザイン。ホワイトがあれば尚良
 (3.5)
使用感
有線・無線どちらもプラグアンドプレイは手軽すぎる。各機能も扱いやすい
 (5)
独自性
実用的な3WAY接続できるダイナミックマイクという条件では希少
 (5)
長く使えるか
バッテリーを内蔵している分、劣化リスクあり
 (3.5)
所有感
ショックマウント・スタンドまで付属していて配信者デビューするならコレひとつで完結する
 (4.5)
総合評価
アプリが日本語対応さえすれば満点
 (4.5)

最終結論、PD200W Hybridは、ワイヤレスで本格ダイナミックマイクを使うことができるというのが最大にして強力な強みだ。

初心者から上級者まで使い勝手がいい、細部までこだわりを感じさせる品質の製品だ。

こんな人に向いている/向いていない

向いてる人
向いてない人
  • 有線・無線でマイクを使い分ける人
  • デスク以外の部屋や場所で配信・収録する人
  • ケーブルでデスクをごちゃつかせたくない人
  • リップノイズの少ないマイクを探している人
  • 将来的にオーディオインターフェース×XLR環境にステップアップしたい人
  • AI音声入力作業を高精度にしたい人
  • プロレベルのボーカル収録をしたい人
    コンデンサーマイク+オーディオI/F環境を既に持っている人
  • 英語UIのアプリを使うのが苦手な人
  • 白いマイクを探している人

FAQ

ワイヤレス接続と有線接続の切替はワンタッチでできますか?
できません。というかそれぞれが独立して出力しているので「切り替える」という概念ではない。電源ボタンを6秒長押しでワイヤレスモード切替になります。ケーブルは挿すだけ。
Maono Linkアプリは日本語に対応していますか?
現時点では英語のみです。基本的な設定は直感でわかりますが、ノイズリダクションやEQの細かい設定は英語表記です。
Shure MV7と比べてどちらが音質は良いですか?
一概には言えないけどパッと聴いて良く感じるのはMV7。MV7は低域の押し出しと声の芯が強く、PD200Wはフラットで輪郭がきれいに出ます。リップノイズはPD200Wのほうが乗りにくいです。
ワイヤレスとXLRで音質に差はありますか?
あります。XLR接続のほうが低域の押し出しと音の安定感で勝ります。ただし、ワイヤレスが劣化しているわけじゃなくXLRが音がいいって意味。配信品質としてはワイヤレスで十分です。

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