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デスクセットアッパー
翁(おきな)
オッキーナ
ガジェットが好きな38歳/ ブロガー歴8年/ レビュー数390品以上(うちイヤホン180種類以上)/ Xフォロワー数8,200人突破/ YouTubeチャンネル開設(奮闘中…)/ 【ネオジャパンデスクセットアッパー】と称して日本みのある独自のデスク環境を構築中/ 普段はサラリーマン/ 4児の父/ “みんなといっしょ”が苦手なタイプ
ロープロの「ちゃんとしたやつ」を買おうと思うと、だいたい2万円は超えてくる。
CNC削り出しのアルミ筐体、ガスケットマウント、VIA対応。この条件をそろえると、定番のLofree FLOW2なんかは26,000円台。
だけど、XVXのL75 Airは$90。日本円にして約1.4万円くらいで買えてしまう。
ども、ネオジャパンデスクセットアッパーの翁(@okinalog)です。
最近ハイプロファイルのラピトリばかり打ってたけど、久しぶりに薄いキーボードに戻ってきた。
今回はXVXから提供していただいた$90のアルミロープロキーボードを使ってみて何を感じたか、正直に書いていく。
販売は公式サイトのみ!
商品提供:XVX
$90で本格ロープロファイルキーボードが手に入る

L75 Airなら、2万円出さずにCNCアルミ・心地いい打鍵まで手に入る。VIAでしっかりキーマップのカスタマイズやマクロ登録までできるし、有線無線対応トライモード仕様と本格ロープロキーボードだ。
CNC削り出しのアルミ筐体に、ガスケットマウントと4層の吸音材を内蔵。VIA対応でキーマップもマクロも自由。
これだけ積んで$90、日本円でおよそ1.3〜1.4万円だ。しかもXVX直販は日本への送料が無料で、本体は個人輸入の免税枠に収まるから関税も消費税もかからない。定価でも総額およそ1.4万円ぽっきりで手元に届く。
ビジュアル的にも機能的にもデスクの世界観を壊さず仕事をきっちり回してくれる、気の利く右腕として置ける。
XVXの海外直販がメインで到着までの時間がかかるのと、技適が現在申請中という点を除けば非常にコストパフォーマンスが高いプロダクトだと思う。
実際の使用感
外観

L75 Airの質感の良さは、CNC削り出しアルミっていう作り方そのものから来てる。$90でこの製法が乗ってるのが、まず最初の驚きだ。

CNC削り出しは、一枚のアルミの塊を機械で削って筐体を作る製法。プレートを貼り合わせる作りと違って継ぎ目が少なく、本体の剛性が高くなる。この剛性が、見た目の密度感だけじゃなく、後で出てくる打鍵の安定にも効いてくる。
手に取ると、樹脂筐体にはない金属そのものの冷たさと重みがある。

表面はマット寄りの微光沢。
指紋は目立ちにくいけどブラックはやっぱり手油はちょっと目立つ。キーキャップ側はわずかに光沢があって、この質感差がさりげない。今回の個体は側面印字版で、印字にはIMDっていう技術が使われてる。
トップに文字がない側面印字のおかげで、上から見たときの情報量が減って、より静かで上質な印象になる。



IMD(インモールドデコレーション)とは、文字を樹脂の層の中に閉じ込めてキーキャップを成形する技術。表面に印刷するんじゃあなくて内側に印字を埋めるから、長く打っても文字が削れて消えにくい。光も透けるからバックライトがきれいに乗る。

細かいところで感心したのが、付属の2.4GHzドングル。
無地じゃなくて、ちゃんとXVXのロゴがプリントされてる。この価格帯だと省きがちな、目に入りにくいパーツの作り込み。

Type-C端子は右上にあるから、コイルケーブルみたいな主張のあるケーブルとも組み合わせやすい。
ひとつ注意。付属品はキーキャッププラー、ケーブル、ドングルのみ。予備のキースイッチ・キーキャップは入ってない。価格を抑えてるぶん、スイッチ交換をするなら自分で別途用意する前提で考えておこう。
操作性・打鍵感

L75 Airの「雨音みたいなぽつぽつ打鍵」は、感覚の話じゃなくて、3つのスペックが組み合わさって鳴ってる。ここが$90最大の見どころだ。
まず押し込みの軽さ。
これはロープロ用のAirスイッチによるもの。通常のメカニカルスイッチより35%薄い設計で、キーストローク(指が沈む距離)が浅い。だから指の移動が短くて、軽い力でタイプできる。

ただし極浅のラピッドトリガーほどは浅くないから、押し込み自体はちゃんと要る。これが後述の「ラピトリ移行組が最初疲れる」理由にもなってる。
次に、底打ちの柔らかさ。
これはガスケットマウントの仕事だ。
ガスケットマウントとは、キーの土台になるプレートを、本体に直付けせずクッション材で挟んで浮かせる構造。打ったときに下まで硬く突き当たらず、ほんの少ししなって衝撃を逃がす。だから底打ちの「コツン」が和らいで、柔らかい打鍵になる。
そして打鍵音。L75Airの打鍵音は雨音そのもの。この締まったぽつぽつ音は、4層の吸音材が効いてる印象だ。
キーの下にはPCBとプレートの間に空洞があって、何もしないとそこで音が反響して安っぽく響く。
L75 Airはこの空洞を吸音材で埋めてるから、中で暴れる反響音が消えて、無駄のない締まった音だけが残る。これが雨が窓を叩くような、ぽつぽつした打鍵音の正体だ。

この3つ、アルミの剛性・ガスケットのしなり・吸音材の反響カットが合わさるから、強めに弾くように打っても本体がたわまず、振動が手にも机にも響かない。
2万円のキーボードがやってる仕事を、$90でちゃんとこなしてくる。

正直、翁は最近ハイプロのラピッドトリガーばかり打ってたからL75 Airの使いはじめは、ストロークの感覚にちょっとギャップはあった。
これはL75 Airが悪いんじゃあなくて、翁の手がラピトリに最適化されすぎてただけ。逆に言えば、ふだんからロープロを打ってる人や、押し込みの手応えが好きな人には、すんなり馴染んで好きになれる。この文章もL75 Airで打ってるけど、ふつうに打ちやすい。
販売は公式サイトのみ!
機能・ソフトウェア

L75 AirはVIA対応。
キーマップもマクロも自由にいじれる。$90でこのカスタム自由度が付いてくるのも大きい。
ただ、最初の入り口につまずきポイントがひとつある。
VIAを開いてデバイスをペアリング登録しても、それだけだと設定画面に進めない。XVXの専用ページからJSONファイルをダウンロードして、VIAにインポートする必要がある。
ここを知っておかないと最初「あれ、設定できない」ってなる。
ただ、やり方はXVXの専用ページにちゃんと載ってる。
レイヤーの簡単な説明まで書いてあるから、キーボードに詳しくない人でも辿れる。翁も問題なくインポートできた。

中身はしっかり作り込まれてて簡素じゃない。
各項目もわかりやすくて、変換・無変換キーの割り当ても選べるし、マクロ登録もできる。日本語表示にも切り替えられる。

ライティングは、south-facing(サウスフェイシング)のRGBを採用してる。
south-facingとは、LEDをキーの手前側(自分から見て下側)に置く配置のこと。文字が下寄りに印字されたキーキャップだと、この向きのほうが光が文字にきれいに乗る。

L75 Airはこのサウスフェイシングに加えてLEDを高密度に並べてるから、光ムラが少なく均一に光る。
スペースキーみたいな大きいキーには複数のLEDを割り当ててムラを抑えてる。IMDキーキャップは光が透けるから、この均一なバックライトと相性がいい。
メインキーだけじゃなくXVXロゴ部分のライト設定項目まであるから、光らせ方をいじりたい人には、この価格でカスタマイズし甲斐がある。

気になった点
いちばん大きいのは入手性。
L75 AirはXVXの海外直販がメインで、注文から到着まで8〜15日かかる。
送料も条件次第で乗る。
日本のAmazonでポチって翌日、ってわけにはいかない。$90の本体価格には、この「待つ手間」と「自分で輸入する感覚」が織り込まれてる。
ふたつ目は技適。
L75 Airはトライモード対応だけど、技適は現在申請中とのこと。
だから今の段階だと、無線で使うのは取得を待ってからになる。有線でも打鍵体験はフルに味わえるから、まずは有線運用、無線は技適取得後っていう順番が安心だ。(※技適の取得状況はXVXより連絡が入り次第追記する)
みっつ目は、予備のキースイッチ・キーキャップが付属しないこと。
スイッチ交換前提の人は別で用意する必要がある。
よっつ目は、VIAの日本語が直訳なこと。
意味は通るけど、こなれてはいない。英語のまま使ったほうがしっくりくる場面もある。
さいごは、高さ調節スタンド非搭載ってこと。
本機は傾斜をつけるスタンドは搭載されてない。ロープロファイルキーボードだからあまり気にならない人もいるかもしれないけど、高さをつけたいって人は別途キーボードスタンドを買おう。
おすすめはこれ!

比較|
薄型・アルミ・ロープロ75%で迷うなら、候補はL75 Air、Chosfox Vero75、Lofree FLOW2の3台は要チェック。
結論から言うと、価格で殴るならL75 Air、打鍵と所有の格ならVero75、安心と即入手ならFLOW2だ。
3台ともCNC削り出しアルミ・ガスケットマウント・トライモード・VIA対応。基礎スペックの並びはほぼ同じだ。
なのにL75 Airだけ$90。この1台が価格表をぶっ壊してる。
| 項目 | XVX L75 Air | Chosfox Vero75 | Lofree FLOW2(84キー) |
|---|---|---|---|
| 価格 | $89.99(約1.4万円)※現在特価$71.99 | $141〜(約2.2万円) | 約23,000〜25,000円 |
| レイアウト | 75%(80キー) | 75% | 65/75/96%から選択 |
| 筐体 | CNC削り出しアルミ | CNC削り出しアルミ(6063) | CNC削り出しアルミ |
| 吸音構造 | 4層(PORON/IXPE/PET/EPDM) | 6層 | ガスケット+フォーム |
| マウント | ガスケット | ガスケット | ガスケット |
| スイッチ | Jerzzi Air(40±5gf・軽め) | White Rain(50±10gf・重め) | Cloud系(静音Void軸あり) |
| ホットスワップ | 対応 | 対応 | 対応 |
| 接続・技適 | トライモード(技適申請中) | トライモード(技適取得済み) | トライモード(技適取得済み) |
| VIA | 対応 | QMK/VIA対応 | 対応 |
| キーキャップ | IMD側面印字 | PBT昇華転写 | シンプル印字 |
| バッテリー | 3700mAh | 3600mAh | 3000mAh |
| 入手 | XVX直販(日本$20+送料無料・8〜15日) | Chosfox直販・遊舎工房(国内) | Amazon・正規店で即日 |
まずL75 AirとFLOW2。この2台は性格がいちばん近い。
どっちも薄くて軽くて、持ち運びもできる薄型ロープロだ。
違いは価格と入手性。
FLOW2は日本正規で技適取得済み、Amazonですぐ届くしサポートもある。
側面タッチバーで音量・輝度も操作できる(このタッチバー、誤作動するっていう声もあるけど)。
手間なく確実に、ならFLOW2。輸入の手間と技適待ちを引き受けて1万円浮かせたいなら、L75 Airだ。
次にL75 AirとVero75。ここは価格差がそのまま「打鍵の格」の差になってる。
Vero75は吸音構造が6層、重量は約1.1kg。実際に持ち上げたとき、明らかに上質なものを手にしてる質感があるのはVero75だ。
机に置くと一切ブレない。まるでデスクに備え付けられたスイッチを押してるみたいな、どっしりした打鍵だ。スイッチも押し込み重めで反発が強く、L75 Airの打鍵とは近いけど方向性が違う印象。
ちなみにVero75のスイッチは「White Rain」っていう名前。L75 Airの雨音打鍵と同じ雨モチーフだ。ただ同じ雨でも質感は違う。Vero75は重く沈む本降りの雨、L75 Airは軽く弾むぽつぽつ雨、って感じだ。
だから、打鍵そのものを「作品」として味わいたい人、据え置きで動かさない人、所有満足を最優先する人にはVero75。
約1万円足す価値は、あの質感と打鍵に確かにある。一方で、その重さと価格を「自分のデスクにはオーバースペックだ」と感じるなら、L75 Airの軽さと$90がちょうどいい。
3台を一言でまとめると、こうなる。
- とにかく安く本格ロープロを試したい→L75 Air
- 王者感、打鍵と所有の満足を最大化したい→Vero75
- よりミニマリズムを感じられるデザインとサポート・即入手の安心を取る→FLOW2
L75 Airは、この3台の中で「いちばん財布に優しい入り口」を担ってる。
Vero75とFLOW2はそれぞれ単体レビューを書いてるから、気になったほうを覗いてみて。
翁の評価

販売は公式サイトのみ!
こんな人に向いてる/向いてない
FAQ
- 結局$90って日本円でいくら?どこで買える?
- 為替次第だけど、およそ1.3〜1.4万円。XVXの海外直販がメインで、注文から到着まで8〜15日ほどかかる。送料は条件によって変わるから、購入時に確認しよう。
- Lofree FLOW2と何が違う?
- 基礎スペックはかなり近い。いちばんの違いは価格(L75 Airが約1万円安い)と入手性(FLOW2は日本正規で即届く・技適済み)。安さを取るか、安心と即時性を取るかだ。
- 技適は取得済み?無線で使える?
- 技適は現在申請中。取得までは有線運用が安心だ。有線でも打鍵体験はフルに味わえるから、まずは有線で使い始めるのをおすすめする。(※最新ステータスは追記)
- 打鍵音は静か?夜でも使える?
- かなり静かで、底打ちの硬い感触も少ない。強めに打っても振動が響かないから、夜の作業でも気を遣わず使える。雨音みたいなぽつぽつした音が鳴るタイプだ。
- VIAの設定方法は?
- ペアリング登録しただけだと設定画面に進めない。XVXの専用ページからJSONファイルをダウンロードして、VIAにインポートする必要がある。やり方は専用ページに載ってるから、初めてでも辿れる。





