美しさ・使用感・打鍵感・所有欲、すべてを満たすLofree FLOW 2長期使用レビュー

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どうもどうも、物事すぐに白黒つけちゃうけど実はグレーが好きな翁(@okinalog)です。

美しさと機能性、最高の打鍵体験というキーボードとして主要な要素3つを満たしたキーボード『Lofree FLOW 2』。

遂にね、Amazonにも出品されたんですよ!ってことで、クラファン時から提供してもらって今日まで使ってきた翁による長期レビューを遂に解禁です。

FLOW 2、既にSNSでクラファンが実施され話題になったんで知ってる人も多いはず。(現在はもう終了しています)

初代FLOWから触れてきた僕からすると映画でいうなら‟10年ぶりの待望の続編”的な期待感で、しかも実際には‟1より2のがつまらなかったっていう残念な結果にならない最高の成功続編”ってかんじ。

クラファン開始時からだから既に3カ月間ほどメインキーボードとして試用しているんだけど、ビジュアルだけでなく使用感も申し分ないですよFLOW 2。こんなにもシンプルな見た目なのに使っていてテンションがあがるものかと。

世には数多くのロープロファイルキーボードが存在するし、最近も結構頻繁に新作を目にするけど、ぜんぜん欲しいと思わないもん。FLOW 2があるから。

ただ、購入に際しては注意すべき点がいくつかあるのでその辺をお伝えしようと思います。

この記事の著者

ネオジャパンデスクセットアッパー

翁(おきな)

オッキーナ

プロフィール

ガジェットが好きな36歳/ ブロガー歴7年/ レビュー数330品以上(うちイヤホン180種類以上)/ Xフォロワー数5,100人突破/ YouTubeチャンネル開設(奮闘中…)/ 【ネオジャパンデスクセットアッパー】と称して日本みのある独自のデスク環境を構築中/ 普段はサラリーマン/ 4児の父/ “みんなといっしょ”が苦手なタイプ

商品提供:Lofree

Lofree FLOW 2の概要

人気の高い処女作「FLOW」を正当に継承したロープロファイルメカニカル後継機「FLOW 2」

上品なアルミニウム合金製ボディとホットスワップ対応のVIA互換で自由度はかなり高め。

項目内容
レイアウト65%(68キー) / 75%(84キー) / 96%(100キー)
本体素材アルミニウム合金(上部・底部とも)
接続方式Bluetooth 5.3 / 2.4GHz / 有線USB-C
スイッチSurfer(リニア)/ Void(静音リニア)/ Pulse(タクタイル)
キー構造ロープロファイル(Lofree Low-Pro)
バッテリー容量65%:2000mAh / 75%・96%:3000mAh
バッテリー持続時間(※)最大約40時間(バックライトON時)/最大約160時間(OFF時)
その他機能VIA互換、側面タッチバー(輝度・音量調整)

カラーはホワイトとブラックの2色展開で、サイズとしては本機から65%、75%、96%の3サイズが選択可能となった。

キースイッチは新たに3種類を設計。

  • Surfer:リニア(ホワイト)
  • Void:静音リニア(ホワイト)
  • Pulse:タクタイル(ブラック)

また新機能としては、キーマップ変更ができるVIA互換と本体側面で音量・輝度調整ができるタッチバーが新たに導入された。

バッテリーはサイズによって容量が違うけど、FLOWよりは大幅に容量UP。

  • 65%:2000mAh
  • 75%・96%:3000mAh

デスク据え置き派の僕からするとそこまで重要ではないけど、本機は65%の小型モデルもあることから持ち歩くことを考えた場合できるだけ大容量であることに不満は出ないだろう。

接続方式はBluetooth5.3、有線Type-Cに加えて2.4GHzに対応。

ビジュアル:清潔感極まるホワイト・重厚感溢れるブラック

これがFLOW 2のホワイトとブラック。今回は65%モデルを色違いで提供してもらった。

みてこの圧倒的洗練されたデザイン。

ミニマルさとモダンさ。印字があるにもかかわらずここまでシンプルなのはすごいよ。

ホワイトは純白に近くてマットな質感から上品さが溢れ出ている。

ブラックに関しては宣材写真ほどテカリがなく、FLOWのときのようなモダン全開っぽさが抑え気味。なんなら墨ブラックっぽくて侘び寂びさを出せている。

ホワイトとブラックでキーキャップのカラーが違うだけと思いきや、アルミボディ部分のカラーも若干異なるカラーになっている。

Lofreeはこういう気を利かせる点においては職人気質を感じる。

裏面はこんなかんじ。

初代FLOW、FLOW Liteにはなかった傾斜スタンドが遂にFLOW 2には搭載された。感動。

角度がつくだけで圧倒的に打鍵がしやすくなるってもんよ。

初代FLOWとの比較

初代FLOWも見た目はかなり洗練されていて、Lofreeらしさが光るモデルだったけど、FLOW 2はその系譜を受け継ぎながら、より“よりミニマルに”進化してる印象

FLOWはやや光沢感が強く、レトロモダンさを前面に出していたけど、FLOW 2はマットで落ち着いた質感でさらに洗練された風合い。

全体のエッジもFLOWよりも角ばりが増したことで、大人のモダンなビジュアルになった。華やかさは残しつつ、主張しすぎない。「青年キーボード」から「近未来キーボード」へとシフトした感じがある。

FLOW Liteとの比較

FLOW Liteはその名のとおり「軽やかさ」が魅力のモデルで、見た目もカジュアル寄りでポップな印象が強め。

一方のFLOW 2は、アルミ合金の重厚感とマットな仕上げで“大人の道具感”がグッと増してる。

Liteは樹脂素材がメインで、どことなく「デスク周りを楽しく彩るアイテム」的な立ち位置だったけど、FLOW 2は「静かに映える実用美」ってかんじ。

たとえるなら、Liteは“実用性重視のランニングスニーカー”で、FLOW 2は“セレクトショップに置いてあるスニーカー”

どちらも良さはあるけど、デスクセットアップ全体のトーンに合わせて選びたいという人にはFLOW 2の落ち着きが刺さると思う。

Lofree FLOW 2静音ホワイトとタクタイルブラックそれぞれの打鍵感比較

比較項目静音ホワイト(Void)タクタイルブラック(Pulse)
打鍵音ほぼ無音カチカチとした打鍵音
押下圧軽めやや重め
打鍵感しっとり+ふかふかパリッとハッキリ
タイピング疲労度少ないやや高い(快感と紙一重)
向いてる用途長時間作業、夜間利用テンポの良い入力、執筆作業

静音ホワイト(Void)

  • 押下はけっこう軽め
  • ほんとに静かで滑らか
  • コトコトっていうかホクホクってかんじ
  • ブレ感はなく、反応もはやく軽いちからで入力ができる
  • 底打ちが柔らかくて安っぽさを一切感じない

静音Voidスイッチは、とにかく静かなのが魅力。

軽めにタイプすればほぼ無音。

となりで赤ちゃん寝てても絶対起きないレベル。

夜中の作業や図書館でのタイピングでもうるさいなんてまず言われないと思う。なんなら「え、それめっちゃ静かやんどこのキーボード!?」って声かけられるくらいまであるかもしれない。

FLOW Liteの静音モデルHadesと比較すると、静音具合についてはほぼ同等。

ただし、沈み込みがつよいFLOW LiteよりもFLOW 2のほうがボトムアウト時の底打ち感が硬くて軽快に指が踊る。つまり打ちやすい。

あまり詳しくはないけど、アルミニウム合金筐体の強みといえるかもしれない。

タクタイルブラック(Pulse)

  • やや重厚感のあるカチカチ感
  • 押下はVoidよりも重く感じる
  • だけどFLOWよりは断然軽めの押下圧
  • 反発が強く流れるようにタイプできる

FLOW 2は初代FLOWより圧倒的に軽くて打鍵しやすくなっている。

反発がつよくクッション性も高いから安定して弾む感覚でタイピングが可能。めちゃめちゃタイピングが楽しくなる爽快感をおぼえる。

FLOW 2の静音Voidはソフトな沈み込みだったけどPulseはカタカタってかんじだ。板チョコを食べてる食感に近い。歯ごたえがいいけど逆に言えば噛むのにちょっと力がいる。

打鍵感を味わいたい、打ってる感覚がほしいってときにPulseをつかうと驚くほど入力作業が捗る。

Lofree FLOW 2気になるポイント

US配列初心者にはとっつきにくい問題

言わずもがな、今回登場したFLOW 2は現時点まだUS配列のキーボード。

JIS(日本語)配列に慣れ倒した人からするととっつきにくさがあるかもしれない。

まあ、僕でさえはじめてJISからUSへの切り替えたときは2週間もせず慣れたからあんまり難しく考えなくてもいいんじゃないかなと思う。

それ以上にこの完璧なビジュアルですから、「慣れてでも使いたい」がこのキーボードにはある。

右側面のタッチバーがオフにできない問題

これは既に各レビュアーからあがっている問題でもあるんだけど、右側面に実装されたタッチバーが機能OFFにはできなくて、ふとした瞬間に触れて誤作動しちゃうやんって話。

実際のところマウス操作時に触れるってことは僕はないんだけど、物撮りをするのにキーボードを移動させるってとき、FLOW 2を持ち上げる際に触れるってことはたしかにある。

そうしょっちゅう起きることでもないけど、せめて機能OFFにできる仕様にはしてほしいかなと思う。

充電(Type-C)ポートが右側面にある問題

細かいところだけど、実際使ってていちばん気になったのはここかもしれない。

FLOW 2は充電端子が右側面タッチバーの奥にあって、これがぼちぼちケーブル抜き差ししずらい。

利き腕の問題なのか、右側面のケーブルって抜きにくい。

キーボード右にはマウスもあるし、Enterキーとか、deleteキーとかbackspaceキーとかけっこう右側に偏ってるってのもあるし、モニター側側面とか左側面にポートがある方がケーブルの抜き差しはしやすいと思う。

カラーとキースイッチ組み合わせ決まってる問題

先述したとおり、FLOW 2はホワイトとブラックでそれぞれキースイッチがブラック→Pulse、ホワイト→Void / Surferに固定されている。ここが最重要。

このブラック×静音、ホワイト×タクタイルという選択肢がないっていうのが、鬼門。

ホワイトに関しては静音か否か選択肢があるけど、ブラックはタクタイルの一択。

Lofree曰くマーケティングリサーチの末の結論らしいんだけど、せっかくメカニカルでキースイッチ単体でも販売するようなブランドなんだし、ここも自由度を解放してあげてほしかった。

とはいえ、Lofreeのことだから、救済措置としてキースイッチ単体販売をするだろう。

「求めよ、さすれば叶わん」

電源スイッチが難所にある問題

なぜかスタンド裏に隠された電源・接続モード切替スイッチ。

FLOWは本体上側面にあって、カンタンに電源オンオフができたんだけどFLOW 2はスタンド裏に隠されちゃってるから電源オンオフがしづらくなった。

まぁそうはいってもそう頻繁に接続方式を切り替えたりしないし、電源も勝手にオフになるから気にはしない。それ以上に傾斜スタンドを搭載してくれたことへの感動のほうが大きいね。

どっちを選ぶ?Lofree FLOW 2を選ぶポイント

ってことで、いろいろ踏まえて仕様の若干異なるホワイトとブラック、どっちを選べば幸せになれるかをリストにまとめてみた。

ホワイトを選ぶべき人
ブラックを選ぶべき人
  • 白デスクを構築している(したい)人
  • 夜中静かにタイピング作業をしたい人
  • スムーズで滑らかにタイプを楽しみたい人
  • デスクに清潔感のあるカラーをもってきたい人
  • ホコリが目立たないほうを選びたい人
  • ブラックサンダーよりマシュマロ派な人
  • しっかり打鍵感を味わいたい人
  • サクサクだ建艦が好きな人
  • 引き締まったモダンなデスク環境な人
  • 作業中眠くなりがちな人
  • デスクに無骨さを持ってきたい人
  • ヴィンテージ好きな人
  • プードルよりもドーベルマンな人

結論、静音を求めるならホワイト一択だけど、そこが重要でないならカラーで選んで全然いいと思う。

結局さいしょにトキメいたものを買うのがいいんだよ。

結論:どっちを選んでも“価格以上”後悔のないキーボード

「結局どっちもおすすめなんかい!」って思うだろうけど、結局いいのよLofreeのキーボードは。

白黒つけれん。

打鍵感とか機能性については好みがあるかもしれないけど、少なくとも初代FLOW、FLOW Liteはすべてにおいて凌駕した製品だということはたしかだ。

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