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昨今、アクティブノイズキャンセリング機能搭載の密閉型完全ワイヤレスイヤホンが注目を浴びているけど、最近個人的には解放型のオーディオというものにも興味が湧いてきている。
密閉型のイヤホンは音質をより良くするためにどうしても耳が窮屈になりがちで、ちょっと音楽がほしいという時には装着が億劫だ。ただし、スピーカーだと開放的すぎて外出先では使えない。
“スピーカーほど外に音は漏れずに、かつイヤホンほど窮屈さのないオーディオ”これが、ちょっと音楽を聴きたいという時の理想だ。
そして、今回レビューする「Mu6 RING」は、それを実現してくれる。
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こめかみに装着するこのオーディオは、イヤホンとスピーカーの中間に位置する。
耳にはめることなくワイヤレスで音楽を楽しむことができる。
ということで、この記事ではメーカーより提供いただいたMu6 RINGについて実機レビューをしていく。
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ジャパニーズガジェットブロガー
翁
おきな
ガジェットが大好きな34歳/ ブロガー歴5年/ レビュー数180品以上(うちイヤホン80種類)/ サラリーマン/ 4児の父/ “みんなといっしょ”が苦手なタイプ
骨伝導ならぬ空気伝導式のワイヤレスイヤホン「Mu6 RING」
![空気伝導式オープンイヤー型ワイヤレスイヤホン「Mu6 RING」は耳を塞がないから解放感があって良い](https://oshanavi.com/wp-content/uploads/2021/08/PXL_20210829_080545338.PORTRAIT.jpg)
Mu6 RINGはオープン型のワイヤレスイヤホンだ。耳に装着しないのにイヤホンというのもなんかしっくりこないけど、ヘッドホンともまた違うからこの際イヤホンと呼ぶ。
一見骨伝導式のヘッドセットに似ているけど、Mu6 RINGは空気伝導式を採用している。構造としてはヘッドホンと同様の仕組みだ。オンイヤーヘッドホンよりも遠くから音を聴くというイメージ。
耳に装着せずに音楽を聴けてマイクが内蔵されているため通話も可能。ジョギングや作業の際に有効だ。
カラーはダークブルー一色で、販売価格は7,980円(8/29現在Amazonではここから980円オフになるクーポンが発行されている)
主なスペックは以下、
- Bluetoothバージョン:Bluetooth 5.0
- Bluetooth通信距離:10m
- コーデック:SBC,AAC
- バッテリー容量:190mAh
- フル充電時間:1時間30分
- 最大連続通話/再生時間:9時間
- 充電ケーブル:Micro-USB
- サイズ:157*121*20mm
- 重量:35g
- 色:ダークブルー
- 待機時間:200時間
Mu6(ミューシックス)と言うメーカーは中国のGenHigh社の傘下にあるブランドで、米国などグローバルにオーディオ機器を提供しているオーディオブランドだ。
実際に触れてみた感想をレビュー
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これが実際のMu6 RING。触れてみた感想をレビューしていく。
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- RING本体
- 収納ポーチ
- USB-A to Micro USB充電ケーブル
- 反射板シール*3
- 保証書
- 日本語取扱説明書
付属されている反射板シールは、夜のジョギングやウォーキングの際に便利。本体背面に貼る箇所があるので、野外で使用する人は貼っておくと安全性が増す。
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充電端子は、USB-A to Micro USBを使用。
昨今はUSB-C端子が主流になっているだけに、Micro USBケーブルはあまり代えが利かないというデメリットがあるから、このチョイスはちょっと残念なところ。
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ただ、端子を隠すパッキンはしっかり塞いであるので、ゴミが詰まる心配はなさそう。
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充電している姿がこちら。
本体は軽くしなやか
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Mu6 RINGはまっすぐの状態から120度ほど曲げて装着する。全体は細くしなやかなので対応できる頭のサイズ幅は広そうだ。
全体はツヤ感の少ないマットなダークネイビーカラーで統一されていてクセがない。
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重さも34gと軽いので、長時間の装着でも利用できる軽量設計だ。
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ただ、残念ながら本機はスポーツ向けな製品でありながら防水設計にはなっていない。全く使えないわけではないけど、浸水には注意が必要だ。
ペアリングはスムーズ。次回電源ONで自動接続が可能
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スマホとの接続は比較的カンタンで、本体電源をオンにした状態でスマホのBluetoothをオンにし、[Mu6 Ring]を選択するだけだ。
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また、接続記録もされるみたいで、次回お互いの電源をオンにした時点で自動的に再接続(オートペアリング)された。いちいち接続処理をしなくていいのは便利だ。
接続に関してコーデックの記載はパッケージにも載っていなかったけど、Androidの僕のメインスマホPixel4aとはAACで接続されていた。iPhoneとも正常に低遅延で接続できると思う。
独特の装着感。解放感は格別
![](https://oshanavi.com/wp-content/uploads/2021/08/PXL_20210829_055119098.jpg)
実際に装着してみた姿がこちら。
耳を塞いでいないから当然だけど窮屈さは全く感じない。インイヤー型イヤホンも相手じゃあない解放感。こめかみに装着しているけど本体の軽さとしなやかさも相まって圧迫感もない。
いい。
外観は、骨伝導イヤホンを装着している感覚だ。まるで西遊記の孫悟空が頭にはめていた緊箍児(きんこじ)みたい。
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内側こめかみの部分には滑り止めパッキンが貼られているため、ずり落ちにくい。
装着感としては耳の上側傾斜箇所に少々違和感を感じるから、僕は120度全開にせず110度くらいに曲げるのがベスト。
ただ、耳から遠くなればなるほど聴きとれる音楽の質が落ちるみたいだからできる限り耳に近い位置まで近づけるほうがいいみたいだ。
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というのも、音を発する部分が上の写真のように耳側に向かって設けられているので、遠くなるほど音質が落ちるんだと思う。
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ちなみに、操作は本体右側に1箇所あるボタンのみ。音量調節と曲のスキップ(戻し)、電源のオンオフ、音声アシスタントとシンプルながら多機能で使い勝手もいい。
![Mu6 RINGの操作内容一覧](https://oshanavi.com/wp-content/uploads/2021/08/e09ecb91-375f-4dc6-9568-d965bd6e2b9c.__CR00970600_PT0_SX970_V1___-740x458.jpg)
軽やかで爽やかな中~高音。ただし低音の迫力はやや力不足か
![](https://oshanavi.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_20210829_142726.jpg)
今回もおなじみAmazon Prime Music HDで音質のほどをチェックしてみた。
Mu6 RINGの音質は、正直なところ想像していたよりも断然いいものとなっていて、驚いた。(失礼)その辺の5,000円台イヤホンと比べても遜色のない高音質具合だ。
中~高音域は伸びがよく変な電子音感もなくて原音ぽい印象。聴き取りやすいクリアーさだ。ステレオ感もきちんと再現されている。
一方で、ベース低音の迫力に関しては少々力不足を否めない。まったくないわけではないけど、ズンズンと心臓に響く感じはない。
ただ、軽めのパーカッションのテンポはしっかりとあるから僕は個人的にはキライじゃあない。
遅延に関してもAACコーデックなのでまったく気にはならなかった。
YouTubeもNETFLIXも普通に楽しめる。
オープンイヤーということで音漏れに関してはどうなのかというと、まったくないわけではないけど想像しているよりも漏れないというのがこたえだ。
音量を最大にすると5~6mくらいの距離にいても聴きとれるほどに音漏れをする。(結構大きいから最大で音楽は聴くことはないけど…)音量半分でだと、1mの近さにいる人にちょろちょろっと音が漏れる程度。
ただ、今の密を避ける現状でそんなに他人と近づくこともないだろうから、多少大きめの音量でも楽しむことができるなぁっていうのが僕の見解。
つまり、音漏れはそこまで気にしなくても◎。
Mu6 RINGレビューまとめ
![](https://oshanavi.com/wp-content/uploads/2021/08/PXL_20210826_144620506.PORTRAIT.jpg)
- 35g程度しかない軽い本体
- イヤホンでは味わえない解放感
- なのにしっかりステレオ高音質
- シンプルに使いやすい操作性
- 必要十分な9時間バッテリー
- 防水設計ではない
- 充電端子にMicro USBを採用している
この記事では、Mu6のオープン型イヤホン「RING」について実機レビューをしてきた。
耳を塞がず、密閉せずに音楽を楽しむことができるオープンイヤー型の空気伝導式。想像以上に使い勝手がいいのでサブオーディオにはもってこいな製品だった。
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