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SOUNDPEATSから新たに1万円以下クラスのノイキャンヘッドホンが登場。
Space Pro。

ハイレゾ対応、強力ノイキャン搭載、ロングバッテリー搭載、有線無線対応と1万円以下クラスとしては最前線行ってるスペック。2年前くらいのワイヤレスヘッドホンから乗り換えるなら最適。



ネオジャパンデスクセットアッパー
翁(おきな)
オッキーナ
ガジェットが好きな36歳/ ブロガー歴7年/ レビュー数330品以上(うちイヤホン180種類以上)/ Xフォロワー数5,100人突破/ YouTubeチャンネル開設(奮闘中…)/ 【ネオジャパンデスクセットアッパー】と称して日本みのある独自のデスク環境を構築中/ 普段はサラリーマン/ 4児の父/ “みんなといっしょ”が苦手なタイプ
この記事は、メーカーからの提供品を基に敬意を持って忖度なし正直に実機レビューしていきます。調べもの以外の記事製作には一切AIは使わず、また、メーカーとの金銭のやりとりや記事内容への指示も一切受けておりません。
SOUNDPEATS Space Proの概要と特徴

Space Proは40mm+10mm同軸デュアルドライバーを搭載した有線・無線対応ヘッドホン。
その特徴はというと以下のとおり、
- LDAC対応&Bluetooth 5.4搭載
- 最大-47dBのノイズキャンセリング性能
- 40mm+10mmの同軸デュアルドライバー
- 最大151時間再生のロングバッテリー
- 専用アプリ「PeatsAudio」でEQ調整・モード切替可
- AUX/USBケーブルどちらも有線接続対応
以前レビューしたEarFunの「Tune Pro」同様、デュアルドライバーを採用したSpace Pro。
シングルダイナミックドライバーと比べて音の分離や立体感ってところに期待がおける構成で、奥行のあるサウンドが楽しめる仕様となっている。
Space Proでは、さらに最大151時間のロングバッテリーと最大-47dBのアクティブノイズキャンセリングを搭載。
ワイヤレスヘッドホンとしては十分な性能スペックとなっている。
スペック
Bluetooth:バージョン5.4
対応コーデック:SBC,AAC,LDAC
バッテリー:(ANCオフ時)最大151時間、(ANCオン時)最大58時間
充電:Type-C(5分間で4時間連続再生可能な急速充電対応)
サイズ:165×195×82mm
重量:282g
販売価格:8,980円
パッケージ

こちらがSpace Pro本体。
一見ふつうのオールプラスチック製ヘッドホンと思いきや、ハウジング部にフェイクレザー素材を採用していて以外にも高級感を感じられるモダンなデザインかっこいい。





本機は折りたためる仕様だから、かばんにもコンパクトに入れておけるヘッドホンだ。
実際の使用感レビュー
無線時の音質
若干9,000円以下のワイヤレスヘッドホンでもここまでの音質が出せるようになったんだねぇ。
1万円以下とは思えないサウンドを実現している。
音の分離具合とか、高音の透明度、低音の迫力。どれもかなり高水準だ。

今回はNothing Phone 2aとLDAC接続にて検証。
- デュアルドライバーのおかげで音の分離が驚くほど鮮明
- 低音の迫力とキック感が心地よく、ドラムやベースが映える
- 高音域は透明感あり、刺さらずソフト
- ボーカルとの距離感が絶妙。楽器よりもしっかり主張されてて聴きやすい
旧モデルSpaceでは3色だったのが、Space Proで7色になったってくらいに彩りのあるサウンドに変化してる。
特にデュアルドライバーの恩恵で楽器音の分離がはっきりとして立体感がすごく増したのが大きいと思う。
ぜんたいてきな音の質感はやや温かみのあるしっとりとしたサウンド。でもタイトでキレがいいから聴きやすい。ただただ超元気なサウンド!ではなくお上品なサウンドにまとまっているように感じる。
ドラムのキック感や低音はしっかりドスッと利かしてるから迫力は申し分ない。
さらにノイキャンをオンにすると低音の迫力がブーストされる。それはもう驚くほどガツンとパンチのある低音に変わる。

音場はイヤホンよりは圧倒的に広いけどヘッドホンとしては狭いほうかな。
ボーカル | 距離感・印象 |
---|---|
女性ボーカル | 目の前で歌ってるくらいの近さ。クリアで心地いい |
男性ボーカル | 低めの声は若干遠め、だけどこもってはなくて奥行がある |
Mrs.GREEN APPLE | なぜかめちゃ相性いい。すごくいい |
有線時の音質

有線接続時は無線接続時に比べて全体的に控えめなサウンドに切り替わる。
ドンシャリ傾向だったサウンドがフラットに。
迫力が物足りなく感じるかもしれない。
装着感
装着感は良好。
側圧も強すぎず弱すぎずちょうどいい。
ノイキャンヘッドホンっていうのもあってイヤーパッド径がやや小ぶりなので、ギリギリオンイヤーヘッドホンに属するサイズ感だ。
イヤーパッドの質感はすごくソフトで心地いい。
操作性
操作は本体側面の物理ボタンを使う。
操作性は悪くない。
右サイドに音量ボタンと電源ボタン、左サイドにANCオンオフスイッチといった配置でボタンの位置も比較的操作しやすい位置にある。

SOUNDPEATS Space Proの気になった点
夏場は蒸れる
フィット感はいいけどレザー調イヤーパッドは夏場けっこう蒸れる。
夜とかならギリいけるけど、日中エアコンのない空間で長時間の装着はできないかな。

楽曲によって相性の良し悪しが顕著
解像感を追い求めた結果か、楽曲によっては音源が遠く感じるところがある。
お行儀よくしすぎて若さを見失ってるっていうか、勢いがもう少しほしいなってなる。
米津玄師『Plazma』、King Gnu『SPECIALZ』はけっこう音が遠い。ヨルシカ『晴る』も遠い。
新しい学校のリーダーズ『オトナブルー』は割と近い。キタニタツヤの『青のすみか』もけっこう近いな。アヴリル・ラヴィーンの『I’m with you』はさらに近い。
女性ボーカルだから近い、男性ボーカルだから遠いってわけでもなさそう。音源によるのかな。
まとめ:1万円以下縛りでヘッドホンを買いたいなら“買い”

ということでSOUNDPEATS Space Proについて実機レビューしてきた。
同軸デュアルドライバーを活かした優れた分離感を最大限に楽しめるし、1万円でこれだけ音質がよければ満足度は非常に高いと思う。楽曲によっては距離感が遠いものもあるけど、音の分離と解像感は驚くほど高いのは間違いない。
ANC性能も申し分ないし、バッテリーも最大151時間で急速充電にも対応しているから通勤通学に重宝するだろう。
「コスパ重視だけど音質はお値段以上がいい!1万円以下で!」とか、2~3年前の低価格帯ワイヤレスヘッドホンから買い替えを検討している人にはおすすめできる1台となっている。

