Kiwi Ears「Atheia」レビュー。5万円台50mmDD+14.5mm平面磁気ドライバー構成の密閉型ヘッドホン

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Kiwi Earsから新たにヘッドホンが登場したということでさっそく提供してもらったので実機レビューしていく。

本機は50mmの複合振動板ダイナミックドライバーと14.5mmの平面駆動ドライバーを組み合わせたデュアルドライバー仕様。

安価なシングルダイナミックドライバーヘッドホンでは体験できないパワフルさとデティールの細かさ、反応速度の高さ、低歪みを実現している。

Kiwi Earsヘッドホン史上最も高額で、価格に見合った高品質なサウンドが体験できるヘッドホンになっていた。

それじゃ、みていこう。

【スペック】

インピーダンス:32Ω

感度:102dB

周波数帯域:20Hz-40kHz

ドライバー:50mm複合振動板ダイナミックドライバー+14.5mm平面磁気ドライバー

ケーブル:リケーブル可能3.5mmジャック

この記事の著者

ネオジャパンデスクセットアッパー

翁(おきな)

オッキーナ

プロフィール

ガジェットが好きな36歳/ ブロガー歴7年/ レビュー数330品以上(うちイヤホン180種類以上)/ Xフォロワー数5,100人突破/ YouTubeチャンネル開設(奮闘中…)/ 【ネオジャパンデスクセットアッパー】と称して日本みのある独自のデスク環境を構築中/ 普段はサラリーマン/ 4児の父/ “みんなといっしょ”が苦手なタイプ

この記事は、メーカーからの提供品を基に敬意を持って忖度なし正直に実機レビューしていきます。

ウォールナットを用いた上質なイヤーカップが印象的

これがKiwi EarsのAtheia本体。

ありきたりなプラスチックボディじゃなくウォールナット製のイヤーカップに焼き付けっぽいKiwi Earsのロゴがキマッてる。

どこかでぶつけたのか、いつの間にか小さなキズができてたことに気づいた。

デザイン的にも耐久性でもこのヘッドホンは外でガシガシ使うというよりも自宅でしっぽり使うのがよさそうだ。

装着した様子がこちら。

重厚感があって、でもウォールナットのアンバー具合がいい塩梅にアクセントになる。

装着感も側圧は強すぎず弱すぎずで長時間の装着も快適だ。

ヘッドバンドは自己調整式を採用していて、頭のかたちにあわせて最適に重量を軽減してくれる。

この辺の造りが上質さをアップしている。

ケーブルは3.5mmプラグで布コーティング仕様と半透明樹脂仕様のものが付属している。

ヘッドホンのリケーブルは今までしたことはないけど、機会があればしてみたいな。

持ち運び用のハードケースも付属しているのはうれしいポイント。

お酒と合う~なお上品で臨場感のあるサウンド

Atheiaはモニターよりもリスニング用途に向いた音質にチューニングされている。

全体的にあたたかみと滑らかさがあり、心を癒すお上品なサウンド。それでいてハイブリッド構成ならではの立体感で臨場感のあるライブサウンドが楽しめる。

木製のハウジング部の影響だろうか音場は想像していたよりも広めだ。

まさしくレコードに包まれながらお酒を片手にレザーのソファにドカッと腰掛けてじっとりとゆったりとした時間を過ごすお供に最適なヘッドホンだ。

以前レビューした同じKiwi Earsの「Ellipse」とはまったく比べものにならないほどデティールが細かくどの音も鮮明。

Ellipseも音がクリアーだなと感じたんだけど、Atheiaはそのさらに上。

低音はある程度深みがありサブベースの沈み込みもしっかり。ダイナミックドライバーらしい量感も申し分ない。

中低域は粒立ちがよく独特のざらつきのような感じが得られた。ボーカルは超主張とまではいかないけど聞き取りにくいことは全然ない。

ヴァイオリンなんかの音が角も丸く非常に滑らかで艶やかさがある癒し音だ。

高音域は明瞭感や清涼感というほどはないものの伸びがよく主張はある感じ。もう少し煌びやかさがあってもよかったかなぁ…いやでもそうなるとビルドデザインのイメージとはちょっとかけ離れるから、これはこれでいいのかも。

個人的にはジャズとか、ジャズ寄り・カントリー系のポップス(Bruno Marsとか最近のJustin Timberlakeとか)でAtheiaの魅力を最大限に感じることができた。

特に真空管搭載DAC、「MUSE HiFi M5Ultra」との組み合わせは最高で、1日の疲れを忘れさせてくれる癒し時間を提供してくれる。

ワンランク上の上質なサウンドを求めるならKiwi Ears Atheia

ということでKiwi Ears Atheiaをレビューしてきた。

上質なウォールナットに自己調整式ヘッドバンド設計と、そんな見た目デザインと乖離のないあたたかみのあるサウンドが魅力なヘッドホンだった。

唯一傷つきやすいのが欠点になるけど、天然木材だし経年劣化が味と思えば許せる…かな。

やすっぽいシャリシャリしたサウンドからワンランクアップした奥行と音場の広さを毎日楽しみたいって人はKiwi Ears Atheiaおすすめだ。

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