EarFun「Tune Pro」レビュー。最大120時間の超ロングバッテリーと40mm+10mmDD搭載ワイヤレスヘッドホン

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EarFunから新たにワイヤレスヘッドホン「Tune Pro」が登場したということで実機レビューしていく。

正直、EarFunクオリティはもはや誰しも納得のコスパに優れたものだと思うけど、Tune Proもしっかり例外じゃあない。

デザインこそ無骨ながら音質と強力なANCを搭載した実力機だったので解説していく。

この記事の著者

ネオジャパンデスクセットアッパー

翁(おきな)

オッキーナ

プロフィール

ガジェットが好きな36歳/ ブロガー歴7年/ レビュー数330品以上(うちイヤホン180種類以上)/ Xフォロワー数5,100人突破/ YouTubeチャンネル開設(奮闘中…)/ 【ネオジャパンデスクセットアッパー】と称して日本みのある独自のデスク環境を構築中/ 普段はサラリーマン/ 4児の父/ “みんなといっしょ”が苦手なタイプ

この記事は、メーカーからの提供品を基に敬意を持って忖度なし正直に実機レビューしていきます。

旧モデルWave Proのレビュー動画

唯一無二な圧倒的ロングバッテリー

まず第一にTune Proに搭載されたバッテリー容量の大きさは魅力的。

常時ANCオンでも最大80時間、ANCオフ状態でなら最大120時間もの連続再生が可能となっている。

これは、同価格帯のワイヤレスヘッドホンのなかでも唯一無二の超ロングバッテリー具合だ。

Anker Soundcore Space one pro最大55時間26,990円
SONY WH-CH520最大50時間7,700円
オーディオテクニカ ATH-S220BT最大60時間5,400円
QCY H3 Pro最大55時間7,990円
ゼンハイザー MOMENTUM 4 Wireless最大60時間59,950円
JBL TUNE 520BT最大57時間7,150円
EarFun Tune Pro最大120時間8,990円

しかもTune Proは急速充電にも対応しているのもポイントが高い。

10分間の充電で15時間の連続再生が可能。

充電の手間が少なく済むうえに充電自体もはやいのはユーザーライクですばらしい。

音質はさすがのEarFun。透き通った明瞭サウンドを味わえる

肝心の音質はというと、さすがのEarFun。完成されている。

1聴目から音質のよさには感動できるレベルだ。

低音はしっかりサブベースまで迫力持って出力できているし、高音の明瞭具合は透明感と線の細さがお上品。

中音域も膨らむことなく厚みがあって、曲全体が豊かー!ってかんじだ。

中高音域の線の細さ的に女性ボーカルとの相性がバツグンにいい。

Tune Proがすごいのは、空間表現力といったところか。

楽曲がすごくナチュラルでボーカルの吐息すら聞きとることができるデティールの細かさがすばらしい。

この辺は40mmダイナミックドライバーと10mmのLCPダイナミックドライバーのデュアル構成がうまく効果を発揮していると思う。

ミルフィーユみたいに楽器音が細かい層になっていて、ヘッドホンのサウンドステージの広さを最大限に活かしているように感じる。

また、ANCオンであってもまるで開放型ヘッドホンかのような見通しのいい抜け感がたまらなく心地いい。

何時間でも聴いていたい音質だ。

10,000円以下でこのクオリティはまじで圧巻よ。

ただ、絶賛ばかりしてもアレなので足りないところを絞り出してみる。

具体的には、Tune Proには奥行の表現方法があと一歩足りないところがある。

Tune Proは遠くの楽器、近くの楽器、ボーカルすべてがしっかり高出力されていて、これはこれで重層感はあるんだけどライブ感は減る。

遠くにあるサブベースやパーカッションは控えめの音量で、ボーカルと近くのギターを主張して~という抑揚があってリアルなライブ感を感じることができると思うんだけど、Tune Proにはそれがない。

YOASIBIとかそういう電子音で構成された楽曲、アニソンとかならそこまで気にしなくてよさそうな気もするけど、ジャズとかロックとかを楽しみたいという人は知っておくべきかもしれない。

ANCもハイレベル。しっかりノイズを低減

ANCについては文句なし。

機体を裏切らないノイキャン具合だった。

ANCオンで楽曲を再生中なら自分の声すら聴こえないから歌唱力を気にせず熱唱しながら掃除機を楽しむことができる。

これがANCの醍醐味よ。

ちなみにANCはヘッドホン左サイドのANCボタンを1プッシュすることで外音取込とノーマルとでカンタンに切り替えられる。

ANCモードもアプリをつかえば通常のANCとディープANC、風切り音カットANCと使い分けることができるから使い勝手はいい印象だ。

アプリがでたついでにひとつTune Proで搭載されている面白い機能をひとつ紹介しておく。

アプリ内ゲームモードの下に“シアターモード”というのがあって、これをオンにするとガラッと音の印象を変えることができる。

全体的に前方にあった音の定位の中心を頭上にすることができるかんじ。

これによって音が後方からも聴こえるようになって音場が広がる印象だ。

映画好きな人は映画を鑑賞するときにオンにすることで没入感マシマシにすることができるぞ。

ワイヤレスヘッドホンこれ買っとけばOK

ワイヤレスヘッドホンでも10,000円以下でここまでのクオリティが手に入るようになったんだなぁ。

正直、満足度はかなり高い製品だと思うしEarFunファンも納得のクオリティだと思う。

デザインは賛否あるかもしれないけど、120時間使える超ロングバッテリーとEarFunらしい高解像な音質を考えればやっぱりコストパフォーマンスは高い。

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