Kiwi Ears Altruvaレビュー|開放型らしさと50mmDDを活かしたエネルギッシュサウンドが味わえるモニターヘッドホン

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Kiwi Earsから新たに登場した有線ヘッドホン「Altruva」についてレビューしていこう。

翁(おきな)
翁(おきな)

はいはーい翁(@okinalog)です~。

本機は50mmのダイナミックドライバーを搭載した開放型ヘッドホンで、販売価格は12,000円程度。

開放型ヘッドホンってことでよくみる完全ワイヤレスヘッドホンとは一味違うサウンドなのが特徴な個人的に好きなタイプのヘッドホンだ。

この記事の著者

ネオジャパンデスクセットアッパー

翁(おきな)

オッキーナ

プロフィール

ガジェットが好きな36歳/ ブロガー歴7年/ レビュー数330品以上(うちイヤホン180種類以上)/ Xフォロワー数5,100人突破/ YouTubeチャンネル開設(奮闘中…)/ 【ネオジャパンデスクセットアッパー】と称して日本みのある独自のデスク環境を構築中/ 普段はサラリーマン/ 4児の父/ “みんなといっしょ”が苦手なタイプ

この記事は、メーカーからの提供品を基に忖度なし正直に実機レビューしていきます。

Kiwi Ears Altruvaの概要

Kiwi EarsのAltruvaは、フルサイズ50mmダイナミックドライバーと開放型(オープンバック)を採用したスタジオモニターグレードの有線ヘッドホン。

一般的なリスニング用途のヘッドホンと違い原音に忠実で色付けの少なさで「ありのままのサウンド」が体験できる設計のヘッドホンだ。

スペック

ドライバー50mmダイナミックドライバー
インピーダンス32Ω
感度98dB±3dB
プラグ3.5mm/6.35mmアダプタ
ケーブル長さ3m

ビルドデザイン

Kiwi Ears Altruva実際の使用感レビュー

音質

  • ボーカルのリアリティが高い
  • 中音に厚みがありボーカルライク
  • 開放型らしい抜けのよさが心地いい
  • 低音はしっかりタイトにキレよく出力されているけど必要以上に主張はしない
  • 高音は輪郭が細くシャキッとしているけど、決して刺さらない

Kiwi Ears Altruvaは色付けのない自然な空気感表現に優れたサウンドとなっている。

開放型ヘッドホンの特性を活かした広い音場と抜けの良さが本機でもしっかり出ていて、特にコーラスとハモるタイプの楽曲ではミルフィーユみたいに細かい声の重なりがたまらなく清々しい。

Altruva最大の魅力はココで、密閉型やアクティブノイズキャンセリングヘッドホンしか聴いてこなかった人にとってはこの開放型ヘッドホンのサウンドはなかなか衝撃的だと思う。

ボーカルは非常に近く、息遣いまでリアルに再現しているため歌唱力を活かしたアーティストとの相性がいい。

LiSAの『THE FIRST TAKE炎』なんかはその極みで、かなり近い距離でボーカルの息遣いまでリアルに感じることができる。

モニターヘッドホンということで、楽器音の分離感もしっかりしつつキレがよく鮮明。

傾向としては寒色のさっぱりとした質感。

このあたりは同じKiwi EarsのEllipseと比べてより洗練された印象だ。おなじ50mmDDを搭載した開放型ヘッドホンだけど、Altruvaのほうが音場は広くデティールがより精細になっている。

定位もこの価格帯としては非常に優れている。

装着感

開放感にもかかわらずAltruvaはフィット感がいい。特にレザーイヤーパッドなら密閉型さながらのフィット感。だから開放型が苦手とする低音もある程度しっかり伝わる。

先のAtheiaと似た自己調整型のヘッドバンドを採用していて勝手に頭のかたちに調整してくれるため、装着もカンタンフィットだ。

ただ、側圧はきもーち強めで個人的には長時間の装着だとキツさを感じた。

総評|価格以上のプレミアム感と音楽体験ができるヘッドホン

12,000円前後で手に入るモニターグレードのヘッドホンとしては非常に優秀な仕上がりとなっているAltruva。

サウンドクオリティはもちろんのこと、ビルドクオリティにおいても価格以上の満足感を得られると思う。

Kiwi Earsのインイヤーモニターを聴いたことがあって、「お、いいね!」って思った人はぜひAltruvaもいちど試してみてほしい。

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