Clustrsが魅せる”ガラスパッド×芸術”の世界。ワンランク上のデスクセットアップを生み出せ

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この記事の著者

デスクセットアッパー

翁(おきな)

オッキーナ

プロフィール

ガジェットが好きな38歳/ ブロガー歴8年/ レビュー数390品以上(うちイヤホン180種類以上)/ Xフォロワー数8,200人突破/ YouTubeチャンネル開設(奮闘中…)/ 【ネオジャパンデスクセットアッパー】と称して日本みのある独自のデスク環境を構築中/ 普段はサラリーマン/ 4児の父/ “みんなといっしょ”が苦手なタイプ

最近はラピッドトリガーキーボードなどゲーミングアイテムも選択肢が増えてきている。なかでもマウスパッドやガラスパッドは、オリジナルのイラストなんかを製品化できるサービスまで登場していて個人的にも魅力を感じている。

ただ、ガラスパッドを調べてみるとどのブランドから出ている製品も美女のイラストが描かれたものばかり。個人的にはアレがとても抵抗があって好きになれない。

インパクトが強すぎて、デスク全体のバランスが取りづらそうだし、なによりオタク感が出過ぎる。

そんななか美女イラスト以外の選択肢を提案してくれるブランドからオファーがあった。

Clustrs

ここは少し違う。

独自の世界観を持ったイラストをガラスパッドに落とし込むという異色のラインナップを展開している。

今回はそんなClustrsのなかでも2種類のプロダクトを提供していただいたので、実際に使って感じた使用感とデスクセットアップとの相性を紹介していく。

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商品提供:Clustrs

Clustrsとは?どんなブランド?

Clustrsは、ゲーミング性能・デザイン性・個性表現を組み合わせたガラスマウスパッド/デスクセットアップブランドだ。約20年にわたるガラス製造とサプライチェーンの経験を背景に、品質とデザイン性を両立した製品を展開して
いる。

ガラスマウスパッドと聞くと、日本で真っ先に思い浮かぶのはWALLHACKあたりか。FPS界隈で名を上げてきたカテゴリーで、‟高速滑走”とか‟エイム精度”を軸にした製品が多い印象がある。

Clustrsも磁気軸キーボードやゲーミング周辺の文脈で見かけることが多く、根っこは間違いなくゲーミング寄りのブランドだ。

ただ、Clustrsが他と少し違うのは‟ビジュアル”をブランドの主戦場に据えている点。

いやぁ女性イラストばっかりじゃないのが超うれしい!

Clustrsが採用するCLST 1.0のマイクロエッチング表面は、ガラス表面に微細な凹凸を施すことで、スムーズな滑り
と止めやすさのバランスを意識した設計だ。

この技術で基本性能を担保しつつ、ラインナップは「デザインで選べる」方向に舵を切っている。

無地のシンプルモデルもあるけど、印象的なのは花柄・蝶・アート系のグラフィックが施されたエディションだ。

とくに面白いのが、外部アーティストとコラボしたArt Editionシリーズ。

今回提供いただいた‟Dreamless Dream”は、アーティストliang.kerenの作品をガラスパッドに落とし込んだ一枚で、限定100枚という希少性まで含めて、単なる周辺機器の枠を越えている。「マウスパッドを美術品として売る」という発想は、ゲーミング市場ではまだ珍しい。

さらにClustrsはC Projectというクリエイター共同デザインプログラムも走らせている。

クリエイターの作品をガラスパッドに落とし込み、オリジナルのアートエディションとして製品化する仕組み。

Clustrsは単なるガラスマウスパッドブランドに留まらず、ゲーミング性能を土台に、アートやデスクセットアップでの個性表現まで広げようとしているブランドだ。

ゲーミング性能もちゃんと詰めつつ、デスクの上に置く‟作品”としての存在感を与える。この二兎を追う姿勢が、Clustrsのブランドとしての立ち位置だと思う。

「性能で選ぶマウスパッド」に飽きた人、あるいは「デスクをもう一段階整えたい」人にとってClustrsは新しい選択肢になる。

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独自の世界観を放つ2種のガラスパッド

今回提供していただいたのは、LiliesとDreamless Dreamの2枚。

その外観からみていこう。

シンプルながら華やかさのあるLilies

見た目の情報量は多くない。なのに高級感を感じるのがLiliesの第一印象。

容姿端麗な格闘家みたいな、あるいはヒップホップアーティストのレコードのジャケットでも使えそうな洗練されたスタイリッシュさを感じる。

漆黒のガラス面に淡いローズピンクの文字と百合の写真が中央に鎮座。

“静”だ。

決して地味じゃない。余白とインパクトのバランスが絶妙。引き算から生まれる華やかさ。

エッジは2.5D CNC加工仕上げ。ベベルエッジなのでパッドの厚みが感じにくく、表面のAFコーティングが施されているから、指紋や汚れが目立ちにくく簡単に拭き取れるのも好印象だ。

大人ミニマルなデスクに置いても悪目立ちしない。むしろ、黒で締めたセットアップに‟華やかさ”を一枚差し込むかたちになる。これはもうゲーミングマウスパッドというより、フォトグラフィックに近い感覚だね。こどもっぽさを削り落としたクリエイティブな環境にこそ咲く花だ。

サイズ展開:XS(260×210mm)/ S(400×300mm)/ L(500×400mm)の3サイズ
表面:CLST 1.0マイクロエッチング + AFナノコーティング
カラー:Black Lilies / White Lilies

幻想的なオーラを放つDreamless Dream

Liang.kerenとのコラボプロダクトのひとつ“Dreamless Dream”もLiliesとはまた違った独特の世界観が魅力。

同シリーズには他にも「Call of Cthulhu(銀の蝶)」「The Cage of Time(白絹の蝶)」などがあり、それぞれ異なる幻想世界を持っている。

今回選んだDreamless Dreamは、Liliesの漆黒とは対照的。深いブルーが基調で、非現実的な美しさや矛盾が成り立つ独創的な世界観となっている。

Liliesが”静”だとすれば、Dreamless Dreamは”動”

「月面か?宇宙服なのか?でも天井には蛍光灯?そして…蝶か…」

なんとも困惑しそうなシチュエーションだけど、嫌味を感じない神秘的な空気感。

エッジは3D研磨されていて手首にあたった際の負担も感じられない。

デスクの空気感がガラッと変わるほどインパクトが強いタイプのガラスパッドだ。ミニマルなデスク、または完全に統一された超マキシマムなデスクに映えそう。

「現実的に成り立たってなくても存在していていいんだ。もっと肩の力を抜いて生きてもいいじゃん」って思えるイラストだ。

サイズ展開:S(400×300mm)/ L(500×400mm)の2サイズ
表面:CLST 1.0マイクロエッチング(1.5μm精度)
エッジ:3Dラウンドエッジ
強度:9H強化ガラス、1m落下耐性

2枚ともデスクの世界観を印象付ける主役級

同じClustrsという製品でありながら、方向性が正反対の2枚。Liliesは静けさと力強さ、Dreamless Dreamは動きとSF感を印象付けるデザインとなっている。

シンプルに質素で性能重視のデバイスで構成されたデスクならLiliesの華やかさが映えるし、メカメカしさと雑多なデスクにDreamless Dreamは接続詞の役割を果たすはず。

いずれにせよ、これはもはやアートだ。

スピード感、だけじゃない絶妙な滑らかさ

LiliesとDreamless Dreamでまた滑り心地は若干異なる。

今回は特別に同社マウスソールをいっしょに送ってもらったので、GravaStarのXproに換装して検証に活用してみた。

Liliesは微妙にざらつきがあってグリップ感が強め、細かい操作に向いているように感じた。

いっぽうでDreamless DreamはLiliesよりも伸びが良くてグリップ感は控えめ。1.5μm精度のマイクロエッチング加工でざらつき感も少なく、硬度9Hの強化ガラスという点も踏まえて大きく腕を振っても快適に操作することができる設計だと感じられる。

布製マウスパッドとの違い

意外と布製パッドとClustrsガラスパッドで操作感はそんなに大きくは違わない。

いや、正確には全然別物なんだけど「ガラスパッド=シャンシャン滑る」っていうスピード感のある滑りではなくて滑らかさ・グリップ感が布製パッド寄りっていう意味で近い。

布製より若干抵抗・摩擦感が減るから少しの動きでマウスポインタは移動する。ガラスパッドはマウスソールの接地面の感触がダイレクトに伝わってくる。布製パッドにあった手首の当たりのぬくもり、滑らかさだったり静音性が無くなって淡泊になった印象だ。

全体的にグリップ力はやっぱり布製パッドのほうがつよめだし、流れるように動かすことができる。ガラスパッドでも慣れれば全然止めは効くけど、行き過ぎちゃう感は慣れるまで戸惑う。

あと、ガラスパッドになるとちょっとした汚れとか埃が操作性に大きく響く、感触もざらついて不快感すら感じるようになる。

これは布製パッドだとあまり気にならないところだから、好き嫌いが分かれるポイントだ。

操作性と価格面だけでみるなら布製パッドのほうがよっぽどコスパはいいっていうのは正直なところ。

WALLHACK SP-004との違い

同じガラスマウスパッドで比較対象になるのが、以前レビューしたWALLHACK SP-004

SP-004は‟スピード寄り”。雑味がなく滑走が長くて止め感が控えめ。相変わらず滑り心地は最高品質だ。

対してLiliesとDreamless Dreamは、どちらもほどほどにキュッと止まる。表面のざらつきがマウスソールを通して伝わってくる印象で、スピードと止め感の中間点にチューニングされている。

なので個人的にはSP-004より細かいコントロールが効いて操作がしやすい。

初心者は布製パッドからの移行を加味するとClustrsパッドのほうがすんなり慣れるかもしれない。腕の可動域を狭く抑えられるぶん狭いデスクだとこっちのほうが相性が良さそうとも言える。

デスクに合わせてサイズが選べる

Clustrs のガラスパッドは、モデルによってサイズ展開が違う。ここは購入前にちゃんと押さえておきたいポイントだ。

項目LiliesDreamless Dream
サイズ展開XS / S / Lの3サイズS / Lの2サイズ
XS260×210mm
S400×300mm400×300mm
L500×400mm500×400mm
総厚み2.5mm(ガラス2mm+PU 0.5mm)3.5mm(ガラス3mm+PU 0.5mm)
エッジ加工2.5D CNCベベルエッジ3D CNCラウンドエッジ
強度強化ガラス9H 強化ガラス(1m 落下耐性)
表面CLST1.0 マイクロエッチング + AF ナノコーティングCLST1.0 マイクロエッチング(1.5μm精度)

なぜアートエディションは厚みがあってエッジがラウンド仕様なのかというと、たぶん作品としての完成度を高めるためだと思う。厚みがあれば、机に置いたときの存在感が増すし、3Dラウンドエッジは手首や前腕が触れたときの当たりが柔らかい。長時間の作業やゲームで、体への負担を減らす設計だ。

一方、Liliesの2.5mmという薄さは、デスクの上で主張しすぎない設計。花柄のグラフィックが主役で、パッド自体の存在感は控えめ。ミニマルなデスクに置いても浮かない。

翁が選んだサイズ

参考までに、翁は、

  • Lilies→ S(400×300mm)
  • Dreamless Dream→L(500×400mm)

で選んだ。

Liliesは日常使い用として狭い可動域で扱えるS、Dreamless Dreamはデスク全体を作品にする視点でLを選んだ。

同じサイズを2枚並べてしまうと使い分けが曖昧になるし、大小のサイズ差があるほうがデスクの中でメリハリが出るかなと思ったからだ。

サイズ選びで迷ったら、普段のマウス感度とデスクの奥行きで選んでいいと思う。

  • 感度が高くて狭く動かす人→XS or S
  • 感度が低くて腕全体を使う人→L
  • 携帯・出張用のサブ機として→XS(Lilies なら選択肢に入る)

Clustrs公式のサイズガイドでも、XSはコンパクトなデスクやオフィス用、Sは日常のゲーミング、Lは広いマウス移動用と位置付けられている。

用途に応じた選び方ができる、というのはガラスパッドではありがたい柔軟性だと思う。

持ち運びまで提案

Clustrsが極小サイズまでラインナップにいれるひとつの理由が、持ち運ぶことを考慮している点だ。

モデルごとに仕様は異なるが、今回紹介した製品にはAFコーティング、強化ガラス、ポリウレタン製の滑り止めベースとか、日常的な使いやすさを考えた工夫が取り入れられている。

そのため汚れも拭けばキレイに取れるし、ネカフェや外出先でも快適な作業が行える。

専用のケースまで展開されていて、どこでも自分の世界に浸れるということだ。

気になるところ

気になる点としては、布製パッドよりも埃や細かなゴミの影響を受けやすいこと、使用時の音や硬さが気になる人もいること、慣れるまでは少し滑りすぎると感じる可能性があること。このあたりはClustrsに限らず、ガラスパッド全般で好みが分かれやすいポイントだ。

また、現時点では日本国内での購入手段が限られている点も、購入前に確認しておきたい。

現状同社製品を買おうと思ったら、公式サイトからしか手に入れることができない。

逆をかえせばまだ人と被らないブランドってことにもなる。当然日本での需要が高まれば代理店が誕生する可能性も高い。そうなる前に先行して手を出しておくのもひとつの手だ。

見た目から入っていいガラスパッドメーカー

ここまで書いてきたけど、Clustrsのガラスパッドは「見た目から入っていい」に尽きる。

ゲーミング周辺の世界って、「性能で選ぶべき」という圧が結構強い。DPI、ポーリングレート、初動の軽さ、止め感の精度。数字と用語で殴り合う世界。それはそれで面白いんだけど、正直、疲れる。

いっぽうでClustrsは、「性能はちゃんと担保する。だから、あとは好きな見た目で選んでいい」ってスタンス。

CLST 1.0のマイクロエッチング表面は、スピードに偏りすぎず、滑りの軽さと止めやすさのバランスを取った設計だ。布製パッドから初めてガラスへ移行する人にとっても、比較的感覚をつかみやすい。その安心できる操作性の上に、Liliesの華やかさやDreamless Dreamの幻想性という「デスクに置く作品」としての価値が重なっている。

見た目から入って、体験で満足する。そんなガラスパッドが欲しい人にとって、Clustrsは間違いなく候補に入る。

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