Shanling「M0Pro」レビュー。1.9万円無線有線4.4mm接続にも対応するデュアルDAC搭載小型DAP

Shanling「M0Pro」レビュー。1.9万円無線有線4.4mm接続にも対応するデュアルDAC搭載小型DAP

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この記事では、MUSINより提供していただいたShanlingのデジタルオーディオプレーヤー「M0Pro」の操作性や音質、使用感を80本以上のイヤホンに触れてきたガジェットブロガー翁が実機レビューしていきます。

当ブログの運営者、ガジェット大好き翁(おきな)@okinalogです。よろしくね。

Shanlingの「M0Pro」は、デュアルDACを搭載したタッチスクリーンとシングルドングルで操作する超小型DAPです。

お値段19,800円。

メリット
  • スマートウォッチ並みに小型
  • 無駄のないシンプルなデザインと小さなスクリーン
  • 起動時間驚異の4秒
  • タッチ操作の感度は良好で高速
  • Bluetoothトランスミッターとしてもつかえる
  • 3.5mm、4.4mmの接続方式を切り替えられる(4.4mm専用アダプタ必要)
  • 最大2TBまでのMicroSDに対応
デメリット
  • スクリーンが小さすぎて“指”を選ぶかもしれない
  • 単体でのWi-Fi接続やストリーミング再生はできない
  • 4.4mバランス接続をするには専用の別売りアダプタが必要
  • Bluetoothを使わないときはM0Pro本体側からOFFにしないとバッテリーの減りが超早い

この目薬サイズのオーディオプレイヤーは、鋭いパンチと俊敏なステップを持ち合わせ外出先でも妥協のない高音質を提供するアイテムとなっています。

すぐれた音質を手軽に持ち歩きたいひとは必見です。

さあ、はじめようか。

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この記事の著者

ネオジャパンデスクセットアッパー

翁(おきな)

オッキーナ

プロフィール

ガジェットが好きな36歳/ ブロガー歴7年/ レビュー数330品以上(うちイヤホン180種類以上)/ Xフォロワー数5,100人突破/ YouTubeチャンネル開設(奮闘中…)/ 【ネオジャパンデスクセットアッパー】と称して日本みのある独自のデスク環境を構築中/ 普段はサラリーマン/ 4児の父/ “みんなといっしょ”が苦手なタイプ

Shanling「M0Pro」の概要

今回レビューするのは、オーディオブランドShanling(シャンリン)のポータブルオーディオプレイヤー「M0Pro」

有線接続はもちろんのこと、Bluetoothもサポートしています。

完全ワイヤレスイヤホンやヘッドホンともペアリングでき、

外出先でも妥協のない音質と豊富な機能で利便性も持ち合わせた“小さな巨人”ともいえるDAPとなっています。

USB接続によるDACとしての利用もできるので、PCやスマホに接続して音質を底上げして使用することができるのもポイントです。

Shanling「M0Pro」のスペック

サイズ:43.8×45×13.8mm

重量:36.8g

スクリーンサイズ:1.54インチ 240×240

DAC:デュアルESS ES9219C

メモリーカード:最大2TB MicroSDカード

バッテリー:650mAh(最大14.5時間)

対応コーデック:(送信)SBC,AAC,aptX,LDAC/(受信)SBC,AAC,LDAC

周波数応答:20Hz-40KHz

PCM:384kHz / 32bit

DSD:DSD128(5.6MHz)

パッケージ

パッケージはビビットのきいたオレンジが印象的。

中身は説明書とUSBケーブル、スクリーンの保護フィルムの予備が1枚入ってました。

外観

M0Proの外観は、本体サイズ8割程度がスクリーンというiPod shuffleを思い出させるようなデザインとなっています。

右サイドにドングルがあり、ほかにボタンはなく下部にインターフェースをぎゅっと凝縮していてシンプル。

筐体はさらりとしたアルミ合金製で小さいながらも高級感があふれ出ています。

別売りの専用フェイクレザーカバー
本体サイズは45×45mmくらいで、スマートウォッチの本体くらいの小ささ。

僕自身初のDAPだったので衝撃は少なかったんですが、実はM0ProはDAPのなかでは最小クラスの小ささをほこるタイプで、たとえば同社Shanlingの「M3 Ultra」なんかは7.6cm×12cm。

サイズでは圧倒的にM0Proが小さいようです。

Shanling「M0Pro」を実際につかってみた

翁(おきな)
翁(おきな)

ではここからM0Proの実際の使用感をレビューしていきます。

起動が4秒

M0Proを使いはじめてまず驚くのは、起動にかかる時間がめちゃめちゃはやかったこと。

電源ボタンを長押しして画面点灯からホームに移行するまでの時間たったの4秒

これなら使わないときは電源落とすくらいでも使い勝手は損なわないですよね。

すごい。

タッチスクリーンとダイヤルだけのシンプル直感的な操作感

M0Proの操作は基本的にタッチパネルでのスクロールと右側面に搭載されたドングルのみとなっています。

  • ドングル回転:音量調整
  • ドングルプッシュ:画面点灯/消灯
  • スクリーンタップ:選択
  • スクリーンスワイプ:左右上下移動

基本的には上記の操作で、設定からドングルのプッシュ機能にダブルクリックとトリプルクリックで特定の機能を設定することができるようになっています。

スクリーンのタッチセンサーの感度は良好でカクつきはストレスになるほど激しくありません。

一点、スクロールの際に上下にギュンっと行ってしまうことが気になります。

10行下の項目を見たいというときに、スクロールすると一気に一番下まですっ飛んでしまい途中で止めるには集中力と反射神経を要します。

ニュートラルなサウンド。4.4mmバランス接続も試してみた

M0Proの音質は、着色の少ないニュートラルなサウンドとなっています。

クセがない誰もが高音質とすぐに分かる音質っていうんですかね。

下手な余韻もないし、解像度も高くなりますし歪みももちろん少ないです。

翁(おきな)
翁(おきな)

スマホ直挿しより断然いい音になるよ!

つぎに、4.4mmバランス接続でサウンドチェックしてみました。

結果は一目瞭然で、バランス接続になると一気に視界が広がるイメージです。

歪みやノイズ感がスッと消えて、ボーカルと楽器音との分離感と奥行がギュイーンと増して

臨場感も半端じゃありません。

M0Proを有線イヤホンで使用する前提のひとなら、別売りでもバランス接続アダプタを購入して使用した方が圧倒的におすすめです。

4.4mmバランス接続には別売りアダプタが必要だぞ
やっば、バランス接続圧倒的に音質がいい…

ちなみに余談ですが、僕が持ってるバランス接続対応IEMはRAPTGO×HBB HOOK-Xってイヤホンなんですが、コレまじで音質がめちゃくちゃいいんですよ。

現状、コレ以上に高価なイヤホンを持ってないので説得力に欠けますけど、過去手にした20数本のイヤホンのなかでいちばん音がいいので、

機会があればこのIEMはぜひ視聴してみてほしいです。

レビューはこちら

PCやスマホに直挿ししてDACとしてもつかえる

M0ProをDACとして使うには、単純にPCやスマホにM0ProをOGTケーブルでUSB接続するだけです。

『スマホでストリーミング再生して、M0Proで音質を底上げし最高品質のサウンドを楽しむ』ってかんじ。

ちなみにUSB接続時は自動でM0Proの充電も行われているようです。
翁(おきな)
翁(おきな)

僕はすでにiBassoの「DC04Pro」を持ってるので特段おおきな変化はありませんが、M0ProはDAPとDACを持ち合わせているからDAC単体を持ってないひとからしたら一石二鳥だよね。

【デメリット】Bluetooth接続の使用感は微妙

デメリットというか注意点っていうかんじの話ですが、

接続していない状態でもBluetoothをオンにしておくだけでガンガンバッテリーが減っていきます。

スマホ側からBluetoothをオフにするではなくM0Pro側のBluetoothをオフにしましょう。

【デメリット】単体でのストリーミングには対応していない

M0Proは本体サイズを小さくすることにフォーカスしているからでしょうが、内部ストレージも搭載していないし単体でAmazon Music HDやSpotifyなどのストリーミングサービスに対応していません。

単体で利用するにはCDなどから音源をSDカードに入れる必要があるということです。

ストリーミングのみ使ってきた僕からするとちょっと手間が増えたかんじになりますね。

翁(おきな)
翁(おきな)

よっぽどほしい楽曲は、moraから1曲200円とか500円とかで買えるし、ダウンロードしたファイルをUSB接続したM0Proにドラッグするだけだからカンタンといえばカンタンだったけどね!

Bluetoothには対応しているから、イヤホンジャックがないPixel7でもBluetoothで有線イヤホンが楽しめるので僕はふだんそれで使ってます。

SDカードの音源と無線音源での音質の違いについて

今回、試しにmoraからFLAC音源を購入してBluetooth接続で飛ばしたAmazon Music HDのおなじ楽曲と聴き比べてみました。

結論、音質に大きな変化は見られませんでした。

Shanling「M0Pro」レビューまとめ

はい、ということで今回はShanlingの超小型DAP「M0Pro」について実機レビューしてきました。

メリット
  • スマートウォッチ並みに小型
  • 無駄のないシンプルなデザインと小さなスクリーン
  • 起動時間驚異の4秒
  • タッチ操作の感度は良好で高速
  • Bluetoothトランスミッターとしてもつかえる
  • 3.5mm、4.4mmの接続方式を切り替えられる(4.4mm専用アダプタ必要)
  • 最大2TBまでのMicroSDに対応
デメリット
  • スクリーンが小さすぎて“指”を選ぶかもしれない
  • 単体でのWi-Fi接続やストリーミング再生はできない
  • 4.4mバランス接続をするには専用の別売りアダプタが必要
  • Bluetoothを使わないときはM0Pro本体側からOFFにしないとバッテリーの減りが超早い

四方5センチ以内という小ささでESS ES9219Cチップのデュアル構成に、必要十分なバッテリー性能。

この小ささでDAPとDACを併せ持つって、すごくないですか?

Bluetoothトランスミッターとしてもつかえて、有線イヤホンだけじゃなく完全ワイヤレスイヤホンでも使えるっていう魅力は大きいですよね。

Shanling「M0Pro」はこんなひとにおすすめ

  • 沼に入りたてオーディオファン
  • 有線イヤホンの1歩先へいきたいひと
  • 妥協のない高音質を求める耳の肥えたひと
  • DAP感の少ないDAPを探しているひと
  • Bluetooth非搭載のPCで完全ワイヤレスイヤホンや有線イヤホンで高音質を体験したいひと

M0Proはやっぱり小さいのがミソですよね。

正直、大きいサイズのDAPを持ち歩くのは邪魔だしマニア感がスゴイんですが、この小ささならDAP感も少なくて目立たないからガンガン使えるし、

オーディオファンでなくても手にすればテンション上がること間違いなしのアイテムでしょこれ。

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