Padsmith Gaming IEMレビュー|10mmDD+平面磁気ドライバーを搭載したゲームだけでなく音楽もバッチリ楽しめる万能イヤホン

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Rabbit0よりゲーミングイヤホンPadsmith IEMを提供してもらったので実機レビューしていく。

ゲームに精通したユーザーはだいたい知ってるらしいマウスパッドで有名なRabbit0が出したイヤホンということで界隈では話題になってる製品らしい(ごめんゲーム界隈に疎い)

個人的にゲームはぜんぜん詳しくないし、もちろん実力もないんだけど有線イヤホンってなると話は別。

過去50本近くのIEMに触れてきたにわかオーオタ目線で実力のほどをみていこうと思う。(もちろんちょっとはゲームプレイしてみたよ)

ドライバー:10mmチタンコーティングダイナミックドライバー、マイクロプラナー(平面磁気ドライバー)

周波数応答範囲:20Hz-30kHz

インピーダンス:22Ω

感度:不明

ノズルサイズ:6.1mm

ケーブル:0.78mm2pin 3.5mmジャック

だいたいのゲーミングイヤホンで採用されるダイナミックドライバーのシングル構成とは違い、ダイナミックドライバーとマイクロプラナー(以後平面磁気ドライバー)によるハイブリッド構成なのがこのイヤホン最大の特徴。

空間表現力と伸びの良さ、解像感を強みとする平面磁気ドライバーを組み込んだゲーミングIEMということでほかとは一風違った質感となっている。

この記事の著者

ネオジャパンデスクセットアッパー

翁(おきな)

オッキーナ

プロフィール

ガジェットが好きな36歳/ ブロガー歴7年/ レビュー数330品以上(うちイヤホン180種類以上)/ Xフォロワー数5,100人突破/ YouTubeチャンネル開設(奮闘中…)/ 【ネオジャパンデスクセットアッパー】と称して日本みのある独自のデスク環境を構築中/ 普段はサラリーマン/ 4児の父/ “みんなといっしょ”が苦手なタイプ

この記事は、メーカーからの提供品を基に正直に実機レビューしていきます。

デザインと装着感は所有欲を満たすクオリティ

Padsmith Gaming IEMは知ってのとおりそのビジュアルのよさはもちろんいいんだけど、それ以上にしってほしいのが装着感のよさ。

公式には記載がないけど、レジンっぽいシェル素材で肌触りもソフトで心地よくて、しっかり耳介にフィットする凹凸をしていてバツグンにフィット感がいい。

2~3時間は装着していてもぜんぜんへっちゃらなくらい優れた装着感を体感できる。

ケーブルもいわゆるシュア掛けだから重みも感じにくく完全ワイヤレスイヤホンとか比じゃないくらい軽やかだ。

ケーブルも低価格帯イヤホンに付属するようなニオイのある安っぽいペラペラのものではなく、しっかりしなやかで高級感のある編み込み仕様なのでビジュアル面でも所有欲は満たせるレベル。

専用のケースも付属しているし、17,000円台としては申し分ないと思う。

ステムノズルは少し短めなタイプになるので付属のイヤーピースよりも軸の長いイヤーピースを別途購入するのがおすすめ。

個人的にはSpinFitの「W1」が特別相性がよかった。遮蔽感は増すし低音の迫力も増すし、ほかのIEMでも活用できるので1セットもっておくと便利なイヤーピースだ。

実際の音質は?実力はいかに

このイヤホンが10mmのチタンコーティングダイナミックドライバーと平面磁気ドライバーの組み合わせによるハイブリッド構成であることが最大のポイント。

まず音楽鑑賞においては、このハイブリッド構成の特徴を最大限に感じることができる。

低音:深く沈み込むサブベース。無駄に響かずレスポンスが速くキレがいいため激しめEDMからロックまで難なく鳴らす

中音:やや凹み気味だけど驚くほど厚みがあり豊かで、でも透明感がありボワつかず爽快感をキープしているからクセを感じさせない

高音:絶妙に刺さらないけど、ハイハットなど歯切れよく自然な解像感でしっかり主張されている

低音はずっしり沈み込むわりに無駄に余韻がなく、でも量感があるから重低音としてインパクトがある。音が混じり気味なONE OK ROCKの楽曲でもヘタれずしっかりと出力する。

中音域については、ダイナミックドライバーと平面磁気ドライバー両方が相まってクリアーさと解像感の高さが活かされているってかんじ。

楽曲によってはボーカルの口の動きからブレスのリアルな質感までじっとりと再現されていて、特に女性ボーカルと相性がよく、瑞々しさとドライ感を併せ持っていてセクシーさを際立たせてくる。

さいごに高音域を担う平面磁気ドライバーが弦楽器やシンバル系の高い音を刺さらない程度に抑えつつ自然に伸びよく鳴らすといった印象だ。

ゲーミング用イヤホンといわれると分析的で寒色系のカッチリとした長時間聴くには疲れやすい質感を想像するけど、Padsmith Gaming IEMは、寒色系すぎず中音が滑らかでまろやかなので長時間聴いていても疲れない。

ここは音の伸びと空間表現に長けた平面磁気ドライバーを採用しているところが功を奏しているんだろう。

ゼンハイザーのIE100Proとかのように1音1音はっきりくっきり分離されてる!っていう質感ではなく、いい意味で各音が邪魔せず一貫性をもって再現されているから聴きやすい。

17,000円台という価格帯でIEMということであれば全然アリな高音質といえる。

いっぽうで肝心のゲーム用途としての実力だけど、FPS初心者の僕にとっては十分すぎるほどプラスになる質感だったんだけど、強いて言うならこのイヤホンは精度よりかは迫力や臨場感というところで強みのあるイヤホンかなと思った。

銃火器音:迫力満点で血沸き肉躍る

足音:多人数となると音場が狭い分距離感の把握が難しい。

BGM:めっちゃ高音質で気分が乗る

VALORANTにおいては、全体的に透明感のあるサウンドを楽しめる。

解像度が高いぶんBGMや各アクションの効果音なんかは異常に上質で、洗練された音だけが流れるからスピーカーや安いイヤホンなんかとは段違いな没入体験ができる。

これだけ高音質なら実力に直結せずともモチベーションアップだけで結果が伸びそうなほどではある。

ただ、イヤホンなだけにやっぱり音場の狭さが目立つ印象で、各音の定位はほどほどに把握はできるもののどのくらいの遠さでバトルが行われているかを聴覚だけで認識するまではできない。

ステージ全体の広大さをカバーするなら同価格帯のゲーミングヘッドホンのほうが効果はより大きく得られるだろう。

ゲーム変わってゴーストオブツシマではその空間表現力が最大限に活きていて、広大なスケール感をしっかりと臨場感満点で楽しめた。

馬の蹄の音とかちょっとした効果音が高精度で心地よかったなあ。

脱初心者&音楽好きも納得のクオリティIEM

正直FPSは初心者なので深い部分でのしっかりとしたレビューはお届けできなかったんだけど、少なくともPadsmith Gaming IEMは“ゲーミングイヤホン”というジャンルにはしっかり的を得た実力をもったイヤホンだと思う。

デスクパッドメーカーのイヤホン処女作としては驚くほどバランスよくできたイヤホンだ。

こんな人におすすめ!

  • 基本ゲームをよくプレイする(または最近し始めた)
  • イヤホンでしっかりとゲーム内の音を聴きたい
  • 音楽もしっかり高音質で楽しみたい
  • 臨場感のある環境を手に入れたい
  • 一風かわったゲーミングアイテムがほしい

こんな人におすすめできる製品だと思う。

1点突破というよりもバランスに長けた仕上がりのイヤホンなので、‟損はしたくない”ユーザーにうってつけの1本だ。

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