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デスクセットアッパー
翁(おきな)
オッキーナ
ガジェットが好きな38歳/ ブロガー歴8年/ レビュー数390品以上(うちイヤホン180種類以上)/ Xフォロワー数8,200人突破/ YouTubeチャンネル開設(奮闘中…)/ 【ネオジャパンデスクセットアッパー】と称して日本みのある独自のデスク環境を構築中/ 普段はサラリーマン/ 4児の父/ “みんなといっしょ”が苦手なタイプ
HUAWEIから新たに登場した完全ワイヤレスイヤホンFreeBuds Pro 5を提供してもらった。
結論から先にいっちゃうと僕はiPhoneメインのくせにAirPodsシリーズに触れたことはないんだけど、このFreeBuds Pro 5で全然満足です。

純粋に完全ワイヤレスイヤホンとしてこの製品はもう完成してるわ。

商品提供:HUAWEI
特徴|HUAWEI FreeBuds Pro 5でできること

FreeBuds Pro 5は、音響まわりを前作からフルモデルチェンジしたフラッグシップTWS。要点を先にまとめておく。
- デュアルドライバー音響システム:低音域と高音域を専用ドライバーが別々に担当。だから帯域ごとの役割がはっきりして、分離がクッキリ聴こえる
- ハイレゾ対応(10Hz〜48kHz・LDAC/L2HC):Pixelなど対応端末だと情報量が濃く出る。iPhoneはAAC接続になる
- デュアルドライバーANC(前作比220%向上を公称):地下鉄やジムの騒音をしっかり抑える。強さはアプリで段階調整できる
- 空間オーディオ(シリーズ初):処理がイヤホン内部で完結するから、iPhoneでも音源を選ばず効く
- 本体5.5g・前作比7.5%小型化:軽くて、長時間でも耳への負担が少ない
- IP57防塵防水(本体):汗や雨に強くて、運動中でも気を使わない
- Bluetooth 6.0・マルチポイント2台接続:PCとスマホを挿し替えなしで行き来できる
- ワイヤレス充電5W対応・AAC・ANCオンで本体6時間/ケース併用25時間:一日使って充電を気にしない
- HUAWEI Audio Connectアプリ(iOS/Android対応):EQとサウンドエフェクトで音を好みに寄せられる
価格はグレー/ゴールドが29,480円、ヴィーガンレザー仕上げのレザーブルーが31,680円。
スペックだけ並べると全部入りに見えるけど、大事なのは「挿してどう感じるか」。ここからは実機の体感で語る。
体験レビュー|HUAWEI FreeBuds Pro 5を使った所感
FreeBuds Pro 5は、音・装着・操作・見た目どこを取っても水準が高い。
外観・質感

まずケースから高品質さが溢れ出ている。石ころみたいにコロッとしていて、無地でシンプル。手に取るたびに気持ちがいいほどサラッとしている。
ヒンジも上質な造りで、開け閉めだけでも高級感を実感できる。

右サイドにボタンがあって、ペアリングモードに移行する際に使う。
もちろんワイヤレス充電対応だ。

主張しすぎない高級感で、デスクや手元に置いても浮かない。カラーはゴールド・グレー・レザーブルーの3色。ミニマル志向の人がそのまま好きになれる佇まいだ。

装着感・操作性

本体は片方5.5gと軽くて、ショートスティック型だから耳への圧迫が少ない。
長時間付けてもかなりラクだ。

ただ、イヤーピースのサイズ選びは悩ましかった。FreeBuds Pro 5のイヤーピースは根本形状が特殊で、サードパーティ製の汎用チップと互換性がない。
デフォルトMサイズだと自分の耳にはちょっと小さくて、ノイキャン性能が落ちるからと思ったけどLにすると今度は長時間つけてて疲れてくる。サイズの谷間にハマる感覚があった。ここは後で詳しく書く。

操作はおもしろい。
スティックを軽くつまむだけで、カチッとフィードバック音が鳴る。物理ボタンっぽい確かな手応えがあるから、誤操作しにくい。

しかもハウジング部のタッチでも反応するから、つまむ操作とタッチ操作を使い分けられる。この所作の気持ちよさは、地味だけど毎日効いてくる。
もちろん操作はアプリからつまみ・タッチ・長押し・スワイプとそれぞれ変更可能なのも魅力だ。
音質・リスニング体験

FreeBuds Pro 5がすばらしいのはビジュアルから入って、そのままのテンションでiPhoneに接続して楽曲を再生しても期待を裏切らないところだ。
デュアルドライバーの恩恵で音の分離が明確で、立体感と臨場感のあるサウンドを味わえる。これはシングルダイナミックドライバーでは味わえないサウンドだ。
デフォルトの音は、滑らかで角の丸さがある鳴り方。それでいて解像感が非常に高い。
「有線並み」って言われても納得する密度だ。
ベースラインはしっかり出て、メロディアスでサブベースも深く沈む。振動板がバイブスしているのをイメージングできるほどにインパクトはある。R&Bからヒップホップもバチバチに力強い。
中音は豊かで、ボーカルは過度に前に出さず、でもきちんと主張がある。空気感というか息遣い的なリアリティさはさすがに有線イヤホンほど再現できてはいないけど、でも膨らんだりせず見通しは良い印象だ。
高音はわりかしニュートラル。刺さらず線が細めに洗練されている。SEKAI NO OWARIの『Habit』、凛として時雨の『unravel』を聴いても刺さらない。サビでちょっと団子っぽくはなるけど。
正直、文句のつけどころがない。

iPhoneでも完成された質感だけど、次にPixel8ProとLDAC接続で視聴するとiPhoneのときよりも1段上のサウンドを味わうことができる。
表現力が一個上がる感じだ。
具体的には凛として時雨の『unravel』なら歌い出しのボーカルの空気感がグッとリアルになる。楽器との差別がしっかりついて、立体感が増すイメージだ。

FreeBuds Pro 5はマルチペアリングに対応していて、iPhone・Pixel8Pro間をノールックで流しわけることができるから聴き比べが超楽だった。
機能|ANC・空間オーディオ・アプリ

ANCは公称で前作比220%向上。確かに普通に強い。電車内でもしっかり静かになる。
ただ、その数字から想像するほど劇的に世界が静まる感覚はなかった。大袈裟に身構えると拍子抜けするかもしれないから要注意だ。
アプリで強さを段階調整できるのは便利だったってくらいか。
外音取込機能は不満のないレベル。
自分の声も、周囲の音もフィルター1枚分くらいに曇る程度で聴こえる。過度に音を拾ったりはしていない印象で割とナチュラルだ。
また、本機は目玉機能として空間オーディオを搭載している。
ヘッドトラッキング機能を活かして音源の位置を特殊音響にすることができる機能なんだけど、iPhoneでも問題なく効くしイヤホン側で処理が完結するから、音源を選ばないのは強い。
この機能を持って映画を観ると劇場さながらの大迫力サウンドを楽しめるからおすすめだ。

HUAWEI Audio Connectアプリは、操作カスタマイズや低遅延モードのオンオフ、EQと4種類のサウンドエフェクト(バランス・ボイス・クラシック・ベース)が選べる。音を自分好みに寄せたい人は触っておくといい。

気になった点|正直に言うと
全体は高水準。だからこそ、引っかかる点ははっきり書いておく。

FreeBuds Pro 5のノズルは短い楕円形の特殊形状で、AirPods Proに思想は近いけど調べたかんじだと互換性はない。AirPods Pro用のイヤピも合わないし、サードパーティで使えるものもなさそうだ。純正運用が前提になる。
付属はL/M/S/XSの4サイズあるけど、さっき書いたサイズの谷間を、社外イヤピで埋める逃げ道がない。フィットを自分で追い込みたい人には、ここがストレスになる。
次に、ANCの体感。
看板の220%という数字に期待を引っ張られると、実際の効きとのギャップを感じる。効きそのものは普通に強いから、これは「弱い」じゃあなくて「過度に期待しちゃダメ」っていう話。
音質面では高音の線が細いこと。
聴き疲れしない洗練として効いている一方で、シンバルやストリングスのきらびやかさ・華やかさを前に出したい人には、おとなしく感じる。
比較|AFUL Performer 7と迷うならどっち?
「有線並みの音」を主張するなら、同価格帯の有線とぶつけるのが一番フェアだ。ってことで、以前レビューしたAFULのPerformer 7と比べてみた。
結論を先に言うと、選ぶ基準は「ケーブルを許せるかどうか」になる。
| HUAWEI FreeBuds Pro 5 | AFUL Performer 7 | |
|---|---|---|
| 価格 | 29,480円〜 | 約37,000円 |
| タイプ | 完全ワイヤレス | 有線IEM |
| ドライバー | デュアルドライバー(低音域+高音域) | 2DD+4BA+1マイクロプラナーの7基 |
| 音の傾向 | 滑らか・解像感高い・音場広め・高音は線細い | ウォーム・ボーカルふわっと前・やわらかい |
| 接続 | Bluetooth(LDAC/L2HC/AAC) | 有線(3.5/4.4mm) |
| 強み | 気軽さと音質の両立 | 腰を据えた濃密なリスニング |
≫AFUL Performer7(5+2)レビュー。3.7万円2DD+4BA+マイクロプラナーによるハイブリッドIEM
設計思想が真逆だ。FreeBuds Pro 5は、ワイヤレスの気軽さを保ったまま有線並みの音を狙った優等生。Performer 7は、ケーブルを前提に、ウォームな完成度を突き詰めた一本。
ただ、音の面ではパッと聴いた感じだと接戦。YOASOBIの『夜に駆ける』を聴いた。
FreeBuds Pro 5でもしっかり低音が強いし深いしインパクトがある。キャラ自体はややウォーム寄りで似ている。スピード感もあって軽快だし分離もきちんとしている。
強いてはっきり違うとすれば高音の伸びから感じる音場の広さと全体的な解像度。
FreeBuds Pro 5のほうがフラット感が強いし、音の線が太い。
やっぱり音で有線には勝てないか(当たり前)
もしFreeBuds Pro 5にピエゾドライバーでも搭載されたら、もしかしたら…とか思っちゃった。
でも、音質以外の面も含めるなら空間オーディオでのシアターサウンドができるのが個人的にFreeBuds Pro 5最大の強みだ。
結論、音質だけを求めるならやっぱり有線。
でも、有線と接戦になるうえにANC・外音取込機能、空間オーディオ機能など機種全体の付加価値を加味するとFreeBuds Pro 5のほうが楽しみ甲斐はある。
音質だけを求める→有線イヤホン
普段使いでの満足度を求める→FreeBuds Pro 5

翁の評価


こんな人に向いている/向いていない
≫1万円前後で十分な人はSOUNDPEATS Air5 Pro+もあり
FAQ
- iPhoneでも音質は良い?
- 良い。AAC接続になるからPixel(LDAC)より少しさっぱりして情報量は落ちるけど、低音・分離の傾向はほぼ据え置きで残る。有線並みの満足感は十分得られる。
- ノイキャンは強い?
- 普通に強い。繁華街でもしっかり静かになる。ただ公称220%向上の数字ほど劇的には体感しにくい。アプリで効きの強さを調整できる。
- イヤーピースは社外品に交換できる?
- 調べた限りだとできない。短い楕円形の特殊ノズルで、他社製イヤピはほとんど合わない。純正のL/M/S/XSでサイズを合わせる前提になる。
- 空間オーディオはiPhoneでも使える?
- 使える。イヤホン側で処理が完結するから音源を選ばず効く。ただ音楽での常用というより、動画鑑賞向きの機能だ。
















