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知る人ぞ知るおしゃれなデバイスを輩出するテックブランドNothingから最新型完全ワイヤレスイヤホンが2種登場しました。
ハイエンドモデルのearとコスパモデルのear(a)です。
今回ご縁あってearとear(a)両方を提供してもらったので、この記事ではear(a)の実力を実機レビューしていきます。
先に結論から言うとear(a)は見た目だけじゃなく機能面性能面においても良くできていて、満足度がかなり高い製品でした。
ふつうにこれでコスパ(チープなイメージのほうの表現)とは思えない仕上がりです。
さあ、はじめようか。
ジャパニーズガジェットブロガー
翁
おきな
ガジェットが大好きな34歳/ ブロガー歴5年/ レビュー数180品以上(うちイヤホン80種類)/ サラリーマン/ 4児の父/ “みんなといっしょ”が苦手なタイプ
この記事は、メーカーからの提供品を基に実機レビューしていきます。
パッケージから既にオシャレさ全開のear(a)ですが、スペック的にみてもしっかり高性能となっています。
主な特徴は以下のとおりです。
ear(2)の倍のパワーを備えた11mmドライバー
Nothing ear(a)は、前モデルear(2)と比べて2倍のパワーを持つ11mmドライバーを搭載しています。
この大口径ドライバーにより、豊かな低音とクリアな高音が再生可能です。
音楽のディテールが際立ち、臨場感あふれるリスニング体験を提供します。
ハイレゾ認証LDACコーデック対応
Nothing ear(a)は、ハイレゾ音源を楽しむためのLDACコーデックに対応しています。
Bluetooth接続でも高音質な音楽を聴くことができ、細かな音のニュアンスまでしっかり再現します。
まさに音質にこだわる人にぴったりのイヤホンです。
最大-45dBのアクティブノイズキャンセリング
最大-45dBのアクティブノイズキャンセリング機能が搭載されており、周囲の雑音をしっかりカットしてくれます。
電車やカフェなどの騒がしい場所でも音楽に集中できるのが嬉しいポイントです。
また、アンビエントモードに切り替えると周りの音も取り込めるので安全です。
最大42.5時間のロングバッテリー
Nothing ear(a)は、バッテリーの持ちも優れています。
イヤホン本体で最大9.5時間、充電ケースを併用すれば最大42.5時間の再生が可能です。
長時間の外出や旅行でも、バッテリー切れを心配することなく安心して使えます。
さらに、急速充電機能も備えており、わずか10分の充電で10時間の再生が可能です。
デュアル接続に対応
ear(a)は、2台のちがうデバイスと同時接続と切り替えができるマルチポイント接続に対応しています。
PCで音楽を聴きながらスマホの着信にシームレスに対応することができます。
しっかり高性能なアクティブノイズキャンセリング
アクティブノイズキャンセリングの性能はしっかり強めです。ONにすると顕著に周囲の外音がカットされます。
車の走行音や電車のなか、駅ビルでも自分の世界に入りこむことができるレベル。
Nothingスマホアプリではノイズコントロールの項目で低・中・高・アダプティブの4種類でノイキャンレベルを変更することができます。
アダプティブとは、周囲の音にあわせて自動でレベルを切り替えるモードのことですが、これについてはちょっと不自然というか静かな場所でもノイキャンレベルがコロコロ切り替わって耳障りなので性能としてはまだ改善の余地あり。
高にしておくと常時しっかり静寂を得られるので、ふだん使いは高一択です。
ハイレゾにプラスベースエンハンスONで低音増し増し高音質に
価格を加味すると、ear(a)の音質はじゅうぶん高音質です。
ぜんたいてきに爽快感と粒立ちがいい耳あたりのいい質感に仕上げられています。
輪郭はすこし丸く太く、あたたかみのあるサウンドです。一聴していい音だなと思えるクオリティ。
すこし具体的に掘り下げると、中~高音は主張は控えめでよく言うと聴きやすいさっぱりしたかんじです。
悪く言うと特徴がなく無難な印象。
ボーカルもちょーっと遠いんですよね。LIVE感に欠ける。もう2歩ほど前に出てきてくれていたほうがメリハリがあっていいと思うかもしれません。
いっぽうで低音はあたたかいながらもベースラインがしっかりしていて楽曲全体を支えています。
さらにアプリでベースエンハンス機能をオンにすることで、Nothing ear(a)はさらにパンチの効いた深い低音を付与します。
この機能は特にダンスミュージックやヒップホップなどのジャンルで効果を発揮しますね。
画になるオシャレなデザイン
Nothing ear(a)は、透明なケースとオリジナリティあふれるイエローカラーのデザインが特徴的です。
内部構造が見えるユニークなデザインは、他のイヤホンとは一線を画し、オシャレなアクセサリーとしても使えます。
シンプルでミニマルな美しさを追求したデザインは、ファッションアイテムとしても注目を集めること間違いなし。
【デメリット】ワイヤレス充電には対応しておらず
唯一のデメリットは、ワイヤレス充電に対応していないことです。
充電はUSB-Cケーブルを使う必要があります。でも、この点を除けば、全体的に非常に優れたイヤホンです。
Nothingのスマホアプリ「Nothing X」についてすこし紹介しておきます。
イコライザーカスタムはあと一歩な仕上がり
アプリでのイコライザーカスタムは、低・中・高音域をそれぞれ段階的にいじることができます。
すこしいじるだけで結構ガラッと音質が変わるので楽しめます。が、目盛りが少ないので微調整ってのはできません。
上位モデルのearだと簡易カスタムに加えてプロかってくらいに細かくイコライザーカスタムモードもあるので、ear(a)もここまでできたらよかったなぁ。
せめてパーソナライズイコライザー搭載してほしい。
デュアル接続時LDAC接続のまま利用可能
ear(a)はデュアル接続(マルチポイント接続)に対応していて、アプリでカンタンに2台接続することができます。
で、ear(a)のスゴイところが、デュアル接続ができるだけじゃなく、LDAC接続のままデュアル接続ができること。
ほかの完全ワイヤレスイヤホンだとデュアル接続時はLDAC接続が併用できないんですよ。
利便性と音質をしっかり備えているところ、ユーザーライクなNothingらしい。
やっぱりNothing phoneとの組み合わせがいちばん良き
やっぱりPixel8Proとの組み合わせよりNothing phoneのほうがear(a)を活かせます。
独自のウィジェットや、Bluetooth設定画面での設定自由度、あとは音声操作によるChatGPTとの連携ね。
Nothingは、ChatGPTとの連携を今後推していくみたいで最新スマホにもChatGPT専用ボタンを搭載するとかしないとか噂になってるほど。
その先駆けとして実装されたearシリーズ×ChatGPT。
スマホアプリのボタンカスタムの項目から、AI音声を設定することでChatGPTと連携することができるようになります。
音声だけでChatGPTにいろいろな質問をして、音声で回答してくれる。日常の疑問にさっと答えてくれて、話し相手にもなってくれて寂しくない(寂しくなんてない)
メリットデメリット
Nothing ear(a)はこんなひとにおすすめ
- しっかりノイキャンが利く完全ワイヤレスイヤホンがほしいひと
- デザインカラーが好き
- そこそこの値段で性能が見合ったコスパのいい完全ワイヤレスイヤホンがほしいひと
- Nothing phoneを持ってるひと
有線イヤホン並みとまではいかないものの、音質もふつうにありな上にその他の便利機能がしっかり高品質なので2023年後半発売の2万円台の完全ワイヤレスイヤホンからグレードダウンしないかぎり満足度は高いはず。
プレゼントとかに選んだら喜ばれそう。
earが22,800円と一気に金額が跳ね上がることを考えると14,500円ってのは落としどころとしては妥当だと思います。なによりイエローカラーはear(a)専売なので、見た目に惚れたのであれば買っていいでしょう。