木製のパームレストは、クッションタイプのパームレストと違い耐久性に優れていながら経年劣化の風合いを楽しむことが出来るというメリットを持っている。
ヴィンテージアイテムが好きな僕からすると特に魅力的なメリットだ。
ただ、探してみると天然無垢材を使ったパームレストは意外と選択肢が少ない。
そんな折に、Faluberのパームレストを見つけたというわけ。値段も3,000円台と手頃でしかもウォールナットを使っているということで、試しに買ってみた。
これが正解だったというわけだ。

既に使用から3カ月ほどが経つけど、去年冬に購入した東プレのキーボード「REALFORCE R3」とも相性ピッタリで実にいい代物だなと思ったので実際のサイズ感や使用感についてレビューしていく。
R3用のパームレストを探しているという人は参考にしてほしい。

今回レビューするのは「Faluber(ファルバー)」というブランドの木製パームレスト(リストレストとも言う)。
ウォールナット(くるみの木)の無垢材を使ったキーボード使用時の手首のサポーターだ。
人間工学に基づいて設計されているため、単なる長方形の板ではなくさらりとした表面質感に合わせて手前と奥で若干高低差のついた形状となっているのが特長だ。

Faluberというブランド、実は僕もあまり知らないブランドなのだけど調べてみるとAmazon内ではノートPCスタンドやスマホスタンドなど雑貨をちらほら展開しているブランドみたいだ。

たしか、ヘッドホンスタンドは一時期ガジェットブロガーの間でも話題になっていたような気がする。
素材・サイズのバリエーションと価格


Faluberのウッドパームレストは、ウォールナットとチェリー材。そして分離型(ウォールナット材のみの展開)の3種類が存在している。
サイズはS,M,Lの3サイズ展開だ。
すべてAmazonにて購入可能となっている。
Faluberリストレスト | サイズ | 価格 |
ウォールナット材 | S(300mm) M(360mm) L(440mm) | S:2,850円 M:3,150円 L:3,250円 |
チェリー材 | S(300mm) M(360mm) L(440mm) | S:2,750円 M:3,050円 L:3,150円 |
分離型 | 170mm×2 | 3,200円 |


- クッションパームレストより耐久性が高い
- オールシーズン使える
- 滑り止めがきちんと利いている
- さらりとした質感が打っていて気持ちいい
- 手頃な価格
- R3とのサイズ感はドンピシャサイズではない
実際の外観とサイズ感

これが実際のFaluberのウォールナットパームレスト。僕が購入したのは幅360mmのMサイズ。
無垢材らしい鈍い光を放っているのがエモい。
表面にはなんの装飾もなくまさしく僕が求めていたもの。無駄な装飾ほど不必要なものはないからありがたい。

底面にはFILCOのパームレストのようなスリッド(切込み)は入っておらずフラット。
そもそもFILCOのスリッドは反り防止のための施しなので、経年劣化でこのあたりがどう変わってくるのかは気になるところ。

サイドからみると手前部分が低くなっているのが分かる。人間工学に基づいた設計というのが顕著に見てとれる。




REALFORECE R3との相性がバツグン

新しく登場した東プレの無線有線ハイブリッドモデル「REALFORCE R3(テンキーレスモデル)」と並べてみた。
R3は幅379mmなのに対してFaluberのMサイズは幅360mm。サイズ感ほぼピッタリ。(ドンピシャリではない)

高さもR3の1.5cmに対してFaluberが2cmと誤差5mm。
許容範囲内だ。

Faluberのパームレストありとなしではかなり使用感が変わってくる印象だ。
手首の傾斜が限りなくなくなったので負担が軽減された。
見た目もR3の高級感を邪魔していないので総じて個人的には相性バツグンだと言える。
裏面すべり止めがしっかりと利いている

また、底面に貼られた滑り止めもしっかりと利いている。
ふだんはフェルトデスクマットの上で使用しているけど、まったくズレない。

ということで、この記事ではFaluberのウォールナット製パームレストについて実物レビューしてきた。
ブランド名こそあまり馴染みがないけど、品質はしっかりとしている商品だった。
これから使い続けてどんなふうに味が出てくるのか、変化を楽しんでいきたい。
- クッションパームレストより耐久性が高い
- オールシーズン使える
- 滑り止めがきちんと利いている
- さらりとした質感が打っていて気持ちいい
- 手頃な価格
- R3とのサイズ感はドンピシャサイズではない