ASUS「TUF-AX4200」レビュー。WiFi6とv6プラス、AiMesh対応と機能が豊富なゲーミングルーター

ASUS「TUF-AX4200」レビュー。WiFi6とv6プラス、AiMesh対応機能が豊富なゲーミングルーター

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この記事では、ASUS JAPANより提供してもらったWi-Fiルーター「TUF-AX4200」について、外観や機能、実際の使用感などをガジェットブロガー翁が実機レビューしていきます。

当ブログの運営者、ガジェット大好き翁(おきな)@okinalogです。よろしくね。

TUF-AX4200は、2.0GHzクアッドコアCPUを搭載し、ゲーミングに特化した機能を盛り込んだWiFi6対応ルーターです。

お値段18,000円。

ASUS「TUF-AX4200」レビュー。WiFi6とv6プラス、AiMesh対応と機能が豊富なゲーミングルーター

日常からスマホゲームをプレイしたり、ラグが発生しがちなオンラインゲームなどを快適にプレイするのに最適なツールとなっています。

以前レビューしたエントリーモデル「RT-AX1800U」同様、設定も難しくなくてスッと導入できたので自宅のWi-Fi環境を改善したいひとも必見です。

さあ、はじめようか。

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ASUS
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この記事の著者

ネオジャパンデスクセットアッパー

翁(おきな)

オッキーナ

プロフィール

ガジェットが好きな36歳/ ブロガー歴7年/ レビュー数330品以上(うちイヤホン180種類以上)/ Xフォロワー数5,100人突破/ YouTubeチャンネル開設(奮闘中…)/ 【ネオジャパンデスクセットアッパー】と称して日本みのある独自のデスク環境を構築中/ 普段はサラリーマン/ 4児の父/ “みんなといっしょ”が苦手なタイプ

ASUS TUF-AX4200の概要

ASUS「TUF-AX4200」レビュー。WiFi6とv6プラス、AiMesh対応と機能が豊富なゲーミングルーター

今回レビューするのは、Wi-Fiルーターを多く輩出しているASUSのゲーミングルーター「TUF-AX4200」

僕の自作PCのマザーボードに使っているのとおなじTUFシリーズの製品です。

主な特徴は以下です。

  • IPv6 IPoE対応
  • WiFi6 3603+574Mbps
  • 2Gbps有線無線通信2.5G WANポート搭載
  • アプリでカンタン初期設定が可能
  • ASUS独自メッシュシステム『AiMesh』対応
対応通信方式
IEEE 802.11a
IEEE 802.11b
IEEE 802.11g
WiFi 4 (802.11n)
WiFi 5 (802.11ac)
WiFi 6 (802.11ax)
IPv4
IPv6
データ帯域・通信速度
802.11a : up to 54 Mbps
802.11b : up to 11 Mbps
802.11g : up to 54 Mbps
802.11ax (2.4GHz):最大574Mbps
WiFi 6 (802.11ax) (5GHz) : up to 3603 Mbps
アンテナ仕様2.4GHz帯2×2
5GHz帯3×3
プロセッサ2.0 GHz クアッドコア
メモリ256 MB Flash
512 MB RAM
2.5ギガビットWANポート×1
ギガビットLANポート×4
USB3.2 Gen 1×1
APPASUS Router APP

外観

TUF-AX4200の外観は、いかにもゲーミングルーターらしい円盤型ビグザム形状。

エントリーモデルの「RT-AX1800U」よりひとまわり大きいサイズ感となっています。

縦置きではなく平置きタイプなので置き場所はちょっと選びそうですね。

ASUS「TUF-AX4200」レビュー。WiFi6とv6プラス、AiMesh対応と機能が豊富なゲーミングルーター
ゲーミングルーターらしいビグザム形状
裏面には壁掛け用ホールも用意されている
前面
ASUS「TUF-AX4200」レビュー。WiFi6とv6プラス、AiMesh対応と機能が豊富なゲーミングルーター
背面に電源スイッチやポートが用意されている

WiFi6に対応

TUF-AX4200はWiFi6に対応したルーターです。

最近のWiFi対応デバイスは大概WiFi6対応ですよね。

5GHz帯(3603Mbps)と2.4GHz帯(574Mbps)のデュアルバンド仕様で、合計最大4200Mbpsの高速通信が可能ということでAX4200なんでしょうね。

効率的な高速通信ができるうえにデバイスのバッテリー消費まで抑えることができる最新の通信規格となっています。

2.5GマルチギガビットWANポート搭載

TUF-AX4200は、2.5GマルチギガビットWANポートを搭載しています。

これにより、WiFi接続時でも最大2402Mbpsの転送速度を可能にすることができるようになっています。

また、その隣にはリンクアグリゲーションLANを搭載。

ギガビットLAN2口で最大2Gbpsの通信速度をたたき出すことも可能となっています。

翁(おきな)
翁(おきな)

なんかよくわかんねぇけどポテンシャルは高いぜってことだな!

ゲーム特化の機能満載

TUF-AX4200はゲーミングルーターということで、ゲームでの通信を快適にできるような機能が複数搭載されています。

  1. カンタンOpen NAT
  2. Adaptive QoSでゲーム通信を最優先に
  3. モバイルゲームモードでオンラインゲームの通信をブースト

カンタンにまとめると、複数に同時接続しているデバイスのなかでゲームアプリケーションを優先して安定した高速通信ができるうえにPS5などで起こるNAT問題を解消する機能を搭載している

ということになります。

独自のメッシュ環境「AiMesh」にも対応

TUF-AX4200はASUS独自のメッシュシステム機能『AiMesh』にも対応しています。

ASUSの異なる型番の(AiMeshに対応した)ルーター同士でメッシュWiFi環境をつくりだすことができるということになります。

翁(おきな)
翁(おきな)

どんなものかは、後述するよ!

ASUS TUF-AX4200を実際につかってみた

ASUS「TUF-AX4200」レビュー。WiFi6とv6プラス、AiMesh対応と機能が豊富なゲーミングルーター
翁(おきな)
翁(おきな)

TUF-AX4200の実際の使用感についてレビューしていきます。

前代未聞の通信速度をたたき出す

実際にASUS TUF-AX4200を導入したあとの我が家の通信速度の計測結果は以下のようになりました。

Wi-Fi接続時の通信速度

ルーターの目の前の速度
ルーターの目の前の速度
1部屋離れた書斎の速度
1部屋離れた書斎の速度
2部屋離れた寝室での速度
2部屋離れた寝室での速度
ASUS Router APP内の速度計測機能での数値は驚異の800Mbpsを記録
ASUS Router APP内の速度計測機能での数値は前代未聞の800Mbpsを記録

有線接続時

やっぱり有線接続での通信がいちばん高速かつ安定していますね。

とはいえ、ワイヤレスでも安定して300Mbps出るなら何してもまったく支障はないです。

アプリでカンタンゲームブースト

TUF-AX4200に備わっているモバイルゲームモードとQoSという機能では、

モバイルゲームやPCゲーム(QoSはその他ストリーミングなども選択可能)をプレイしている端末に優先してパケットを流してくれます。

いずれもスマホアプリからチャチャっとオンオフ切り替えることができて一瞬です。

FPSなどではping値とかラグとか鬼門となるポイントがあるそうですが、そのあたりの対策として有効な機能となっています。

Apexでは

Apexでは、

下り速度:10~30Mbps

ping値:50ms以下

が理想環境らしいので、

下り400Mbps・ping値1.5msのTUF-AX4200なら「ラグったり」「重い」なんてことを感じることなく快適にプレイに集中することができるようになるということになります。

ASUS「TUF-AX4200」レビュー。WiFi6とv6プラス、AiMesh対応と機能が豊富なゲーミングルーター
翁(おきな)
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僕も先日レビューしたウルトラワイドゲーミングモニターの影響でゲームを嗜むようになったので、通信が途切れない環境として助かってるんよ。

レビューはこちら

RX-AX1800Uと組み合わせてAiMeshで4LDKを全力カバー

今回は、TUF-AX4200をメインに以前レビューしたRT-AX1800Uを組み合わせてメッシュ環境を構築してみました。

結論からいうと、4LDKの我が家では以前より安定した接続環境ができました。

『Wi-Fiミレル』というアプリで通信の強度を計測してみた結果は以下です。

ルーターとの位置関係強度
書斎(1部屋隣)46
廊下(目の前)84
リビング(RT-AX1800U目の前)53
寝室(1部屋隣)44

まだまだ改善の余地がありそうな数値ですが、日常生活には問題ないレベルかなと思います。

ちなみにAiMesh化の具体的な流れは以下のようになっています。

ノード端末を工場出荷時状態にリセットし親機子機の距離を3mくらいにさえしておけば、あとはスマホアプリでサクサクっと接続できちゃうので想像以上にカンタンでした。

メインルーターに接続しておく

まず親機となるルーター(今回ならTUF-AX4200)に事前に接続しておきます。

ノード端末の追加

つぎに、スマホアプリまたはブラウザのルータ管理画面からAiMeshの項目を選択してノードの検索・追加したいノード(子機ルーター)を選択します。

あとは待つだけ

あとは接続が完了するまで放置するだけです。

接続完了まで5分ほど時間がかかるのでクッキーでも食べて待っときましょう。

また、これは我が家で起こったパターンですが、AiMesh設定後ノード側の電波が『弱い』と表示される現象に見舞われました。

対策として、

  • 親機子機の距離を3m程度に近づける
  • ブラウザ管理画面から[バックホールプライオリティ]を[5GHz WiFiを最初に]に設定する
  • [ワイヤレス]の[スマートコネクト]をOFFにする

で安定した高速通信ができるようになりました。

詳しくは下記ASUS公式のページをご覧ください。

https://www.asus.com/jp/support/FAQ/1035087/

ソフトバンク光での使用は『パススルー』設定必須

以前レビューしたおなじASUSのルーター「RT-AX1800U」同様、TUF-AX4200もソフトバンク光で使用する場合v6プラスをパススルーで駆動させるのがおすすめです。

設定自体は2分ほどで行える作業なので慣れてしまえばカンタンです。

くわしくはRT-AX1800Uのレビュー記事をご覧ください。

レビューはこちら

ASUS TUF-AX4200レビューまとめ

ASUS「TUF-AX4200」レビュー。WiFi6とv6プラス、AiMesh対応と機能が豊富なゲーミングルーター

ということで、今回はASUSのゲーミングルーター「TUF-AX4200」について実機レビューしてきました。

メリット
  1. エントリークラスよりしっかり高速通信が可能
  2. いかにもゲーミングルーターらしい『ビグザム形状』
  3. 型番の異なるASUSルーター同士でメッシュ環境をつくれる
  4. アプリからいろいろな設定をサクッと行える
デメリット
  1. ぱっと見の値段は高く見えがち
  2. 置く場所を選びがち

ビジュアルもさることながら、機能面性能面としても作り込まれた高品質なアイテムでしたね。

ゲームをあまりしない僕ですら扱いやすかったんですから、ゲームを実際にやり込んでるひとからしたら痒い所に手が届く感があるのではないでしょうか。

まあ実際FPSゲームをするだけなら100Mbpsあればふつうにプレイはできるらしいので、常時300Mbps以上でるTUF-AX4200なら十分な性能といえますよね。

AiMesh設定もぜんぜん複雑ではないし、

もうこうなるとASUSのルーターをもう2台ほど追加して家まるごと完全無欠なAiMesh環境にしたくなります。

ASUS TUF-AX4200がおすすめなひと

ASUS「TUF-AX4200」レビュー。WiFi6とv6プラス、AiMesh対応と機能が豊富なゲーミングルーター
  • FPSなどラグが鬼門となるゲームを最近はじめたひと
  • スマホゲームをよくプレイしているひと
  • WiFi接続するデバイスを10台以上所持している家庭
  • すこしでもネット通信環境をよくしたいひと

価格的に本機のゲーミングルーターに比べると控えめな価格帯で、性能としてもエントリー寄りなスペックなので、これからゲームの世界に入るにあたって環境構築中ってひとにはうってつけなのではないのでしょうか。

ゲーミングルーターが成績にどう影響するのかを体感するにはよさそう。

もちろん、本格的なゲームでなくても4K動画のストリーミングや動画配信サービスの利用にもきちんと使えるので、今より快適なネット環境にしたいのであれば最適です。

ASUSルーター同士型番がちがってもメッシュ環境をつくりだせるので、2階建てなどのおうちはエントリーモデルのRT-AX1800Uを組み合わせてコスパのいいネット環境にできるのもポイントです。

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