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2024年後半からイヤーカフイヤホンが各社から登場しつつある。
耳を塞がずに周囲の音を聴くことができながらも音楽も楽しめる、いわゆる“ながら聴きイヤホン”の最たる小型版。
それがイヤーカフ形状だ。
メインイヤホンというよりはサブイヤホンでサッと手軽に使えるオーディオとして、個人的には扱いやすいアイテムだと思う。
実際このブログでも既にSOUNDPEATS、QCY、EDIFIERと3社のイヤーカフイヤホンをレビューしてきたんだけど、正直どのモデルも価格が似たり寄ったりでどれが最も優れているのかはっきりしない。
ということで独断と偏見で3社のイヤーカフイヤホンをそれぞれ比較してみようという話だ。
イヤーカフイヤホンに興味があるという人は参考にしてみてほしい。
ネオジャパンデスクセットアッパー
翁(おきな)
オッキーナ
ガジェットが好きな36歳/ ブロガー歴7年/ レビュー数330品以上(うちイヤホン180種類以上)/ Xフォロワー数5,100人突破/ YouTubeチャンネル開設(奮闘中…)/ 【ネオジャパンデスクセットアッパー】と称して日本みのある独自のデスク環境を構築中/ 普段はサラリーマン/ 4児の父/ “みんなといっしょ”が苦手なタイプ
まずは3社スペック比較:ドライバーとバッテリー容量に若干の差
EDIFIER R1 | QCY C30 | SOUNDPEATS CC | |
---|---|---|---|
Bluetooth | 5.4 | 5.4 | 5.4 |
ドライバー | 12mm チタンコーティングDD | 10.8mm WマグネットハイセンシティーDD | 12mm WマグネットDD |
対応コーデック | SBC,AAC | SBC,AAC | SBC,AAC |
防水規格 | IP56 | IPX5 | IPX5 |
連続再生時間 | イヤホン単体:7時間 ケース併用:28時間 | イヤホン単体:5.5時間 ケース併用:25時間 | イヤホン単体:6時間 ケース併用:24時間 |
充電 | Type-C 15分で3時間の急速充電 | Type-C 10分で2時間の急速充電 | Type-C 10分で2時間の急速充電 |
価格 | 9,000円前後 | 6,600円前後 | 7,000円前後 |
本体ビルドデザインの違いを比較:高級感はEDIFIER R1に軍配
まずは本体のデザインについてみていこう。
3社ともイヤホン本体は小型で10g以下と軽量。
ブリッジ部には形状記憶ワイヤー内蔵で外殻はシリコン素材で柔らかくしなやかだ。
C30とCCはどちらも真珠のような丸みのある光沢強めなデザイン。
CCは耳裏側にあたる部分がやや大きめに設計されているのに対してC30はほぼ左右対称な形状となっている。
EDIFIER R1に関しては2社とはまったく異なった質感で、両サイドがぼてっとしていて2社よりも一回り大きめに設計されているのがわかる。
ケースについては各社で印象は異なる。
QCY C30とSOUNDPEATS CCが比較的小型で持ち運びはしやすそう。
EDIFIER R1のケースは2社よりもひとまわり大きめ。
ただし、R1のケースは化粧品のような微光沢を放っていて男女問わず持てそうなエッセンシャルさがある。
3社ともType-C急速充電に対応していてワイヤレス充電は非対応だ。
装着感の比較:軽さフィット感はQCY C30が有力
実際の装着感はというと、個人的にはQCY C30が最も装着感ゼロに近かった。
SOUNDPEATS CCも形状こそ似てはいるものの、若干ホールド力が緩い感覚があったのに対してC30はそういったこともなく付けていることも忘れる感覚をおぼえた。
EDIFIER R1もイヤホン本体は大きめなもののホールド力はしっかりとしているから耳が大きめな人はEDIFIER R1の装着感が解放感を得られそうだ。
逆に翁(おきな)のように耳が薄かったり小じんまりした人はQCY C30のフィット感がいいかもしれない。
音質の違いを比較:好みの分かれ道
ここが運命の分かれ道。
音質については搭載するドライバーや各社のチューニングによって傾向や質感がやや異なる。
聴き比べをした結果はこうだ。
- C30:ややかまぼこ型、中音に厚みがあり楽器の分離感は優れている反面低音はパンチ力に欠ける
- CC:V字のドンシャリ、高音に伸びがあり全体的に力強い反面解像感がやや物足りない
- R1:U字ドンシャリ、各音最も透明感があり高音の伸びも良くボーカルも鮮明で聴きやすい
※聴き比べはイコライザーカスタムをせずデフォルトで、ストリーミングはAmazon Music UnlimitedのULTRA HDにてPixel8Proで行った
正直、音づくりはEDIFIER R1の一人勝ち。3社で聴き比べをすると顕著ではっきりとわかる。圧倒的。
音の透明感が違う。見通しがよくインナーイヤホン顔負けレベルのサウンドだった。
価格比較:QCYの超低価格が光る
さいごは価格面。
この記事を書いている時点では、Amazonにて3社ともタイムセールなり割引クーポンを発行していて値下げされている。
QCY C30:6,580円から25%OFFで→4,935円
EDIFIER R1:8,980円に2,000円OFFクーポンで→6,980円
SOUNDPEATS CC:7,280円から15%OFF+5%OFFクーポンで→5,900円前後
結論:価格か、高級感か、バランスか
ということで最近発売されたイヤーカフイヤホン3社の製品を比較してみた。
正直どのモデルも似たようなスペックで似たような価格なだけに微妙な違いをどう捉えるかといったところになってくると思う。
- 高級感もあり音も鮮明だけどサイズがやや大きめなEDIFIER R1
- サイズは小さく価格も最安値だけど低音の迫力に欠けるQCY C30
- 3社のなかでいちばん中間にあたるバランスのとれたSOUNDPEATS CC