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コスパの良さに定評があるガジェットメーカー「CIO」
これまでに当ブログでも「CIOのLilNob Shareをレビュー。65Wの4ポート充電器が「卵サイズ」で。」など、いくつか製品をレビューしてきたけど、どれもコスパがいいものばかりとなっていた。
そんなCIOから2021年6月11日に新発売となったモバイルバッテリー「CIO-MB20W-10000」
この縦長なモバイルバッテリーは、2,728円で容量はiPhone2~3回分・しかも急速充電が可能。
さらには本体を充電しながら接続デバイスも同時に充電できるパススルー機能にも可能という、まさにCIOらしい実用性アリアリな製品となっていた。
今回、そんな実用性とコスパの高いモバイルバッテリー「CIO-MB20W-10000」を同社からご提供いただけたので、さっそくレビューしていく。
これひとつでふだんのスマホ電池切れトラブルからおさらばできる。お財布にも優しいから学生さんにもおすすめだ。
まずは、CIOのモバイルバッテリー「CIO-MB20W-10000」の特徴を解説していく。
PD(Power Delivery)QC(Quick Charge)対応
CIO-MB20W-10000は、PD3.0とQC3.0までの規格に対応している。
昨今のスマホなど急速充電対応の充電式のデバイスは大概PDかQC規格を採用しているので、CIO-MB20W-10000はそこをカバーしているということになる。
2,000円ちょっとで、スマホだけじゃなくワイヤレスイヤホンなど充電式のデバイスも急速充電ができるということだ。
スマホ2回分(10000mAh)の充電が可能な10000mAh
本機のバッテリー容量は10000mAh。
iPhone12なら2.2回分、その他スマホでも2回近くフル充電することができる。
パススルー対応
CIO-MB20W-10000は、パススルー機能に対応している。
コンセントから充電器自体に充電ケーブルを接続していても、更にその先のデバイスを同時に充電することができる。
少ないコンセントで充電を済ませたいときに有効な機能。
スペック
製品名:CIO-MB20W-10000
USB-C(入力PD):5V=2.4A / 9V=2A / 12V=1.5A
MicroUSB(入力QC):5V=2A / 9V=2A / 12V=1.5A
USB-C(出力PD):5V=2.4A / 9V=2.22A / 12V=1.67A / 3.3-11V=2A
USB-A(出力QC):4.5-5V=5A / 5V=4.5A / 9V=2A / 12V=1.5A
USB-C+USB-A(同時出力):5V=3A
パススルー充電:○
バッテリー容量:10,000mAh
サイクル回数:約500回
バッテリー材質:リチウムイオン
製品サイズ:約52 x 105 x 25mm
重量:約178g
カラー:ブラック
付属品:本体 / 取扱説明書(日本語) / 充電ケーブル(Type-C to Type-C)約0.5m
参考:CIO公式サイト
これが実際のCIO-MB20W-10000。今回提供いただいたのは、白黒2色展開のうちの黒だ。
実際にこのモバイルバッテリーを使用してみた感想やいいところなどをレビューしていく。
PD対応の充電ケーブル付属がふつうに嬉しい
CIO-MB20W-10000には、PD対応のUSB-C充電ケーブルが付属する。
しかもUSB-C to USB-C(双方向USB-Cということ)コレ、かなり嬉しい付属品。
モバイルバッテリーに充電ケーブルが付属しているって、買ってすぐにスマホに挿せて充電できるわけだから合理的だし手持ちケーブルが増えて嬉しい。まして、USB-A to USB-Cではなく今後数を増すUSB-C to USB-Cならいろいろなデバイスに応用できるから便利。
この製品にはコンセントアダプターは付属していない。個人的には同じCIOの多ポート充電器を同時購入するのがおすすめ。いちどに複数のデバイスを充電できてもちろん本機も急速蓄電ができるからだ。
ちなみにこのケーブル、モバイルバッテリーの最大出力20Wよりも大きなワット数を通電できるので本機以外の用途にとっても使い勝手がいい。
試しに、65W出力が可能な充電器「LilNob」を使って自前のChromebook 712に挿してみたところ、40W(19.26V×2.06A)の通電が確認できた。
軽くて手に持ちやすい縦長形状はポケットからも出し入れしやすい
モバイルバッテリーたるもの、携帯しやすいのが一番重要なポイントだ。で、CIO-MB20W-10000はそこをクリアしていた。
角のない丸みを帯びた本体は縦長形状で手にすっぽりと収まるし、ポケットに入れてもちょうどよく頭を出すので取り出すのもラクラクだった。
逆にこれ以上に細くなると耐久性が落ちそうだし、この若干5cm×10cmがちょうどいいサイズ感に感じる。
重量も、180g(iPhoneXRよりも軽い)なのでポケットやカバンに入れていても重たいとは感じない。というかサラリとした表面だからか、持った感じはどちらかというと想像以上に軽いと思った。
スマホ・タブレットを充電してみた
まずは、メインスマホのPixel4aに給電してみた。
このスマホも最大20WのPD充電に対応しているので、本機の実力を発揮できるはず。
が、実際には12W程度という結果になってしまった。
20Wはあくまでも最大数値ではあるだろうけど、それにしても12Wはちょっと少ない。とはいえ、急速充電には違いないのでPD充電対応はたしか。
後で知ったことだけど、iPhoneやその他スマホなどはバッテリーの残量に応じて充電W数が変化するらしい。残が少なければ18Wなどでの急速充電が可能で、残が多ければ今回のように低いW数で充電するようだ。
つぎに試したのは最近買ったお気に入りのFireタブレットFire HD 10 Plus。
ただ、Fire HD 10 Plusは急速充電に非対応デバイスだったので、給電量は8W程度止まりだった。
多彩な3種類のポート。MicroUSBポートは蓄電用
CIO-MB20W-10000は、意外にも3種類【USB-C】【USB-A】【MicroUSB】の多彩な充電ポートを準備している。
同時充電もできる。
ちなみに、MicroUSBポートは基本的に出力に対応していないので、あくまでも蓄電用ポート。
MicroUSBからの入力時は最大18Wで蓄電ができる。
USB-Cケーブルって単体で購入すると割高だし、MicroUSBケーブルは意外と家に転がってるから蓄電用に活用できるのは効率的でいい。
【余談】基本、ボタンは押さなくていい
これは、余談だけど本機に備え付けられている電源ボタンは基本的に触る必要がない。
この電源ボタンは、充電が始まらないという時にワンプッシュすることで充電を手動で始めることができるという機能を持ったボタンなのだけど、そもそも本体にケーブルを挿せばほぼ自動的に充電が始まる。
それに、このボタンを10秒間長押しするとどうも内部のシステムがリセットされてしまうらしく、リセットをしてしまうとその後LEDインジケーターが1点灯しかしなくなる。
ちなみに、リセットしてしまった場合は、もう一度10秒間長押しをしなおすと初期の4点灯に戻る。
- 手に持ちやすい縦長形状
- iPhone2回分の容量と急速充電に対応している
- PD充電にも対応していて大概のスマホを急速充電できる
- ケーブルが付属していて買ってすぐに充電ができる
- パススルーでスマホもモバイルバッテリーも同時に充電できる
- ボタンは特に必要ない
- MicroUSBポートは使用頻度が少ないので不要
この記事では、CIOの新作モバイルバッテリー「CIO-MB20W-10000」をレビューしてきた。
手に持ちやすい小型縦長形状に、必要十分な10000mAhのPD20W出力。充電ケーブルまで付属して、これで2,000円台は間違いなくコスパがいい。
かばんにひとつ入れておきたいアイテムだ。
さすが充電器系デバイスに強いメーカーだ。