1万円前後、手頃なドングルDACのおすすめ4つ|スマホと有線イヤホンをより高音質にしたい!

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スマホでのストリーミングサウンドをより高音質で楽しむことができるになる小型のUSB DAC。

USB DACを噛ませるだけでスマホのサウンドが簡単に高音質に変わる。

スマホ×ドングルUSB DAC×有線イヤホンと差し込むだけで完結するから知識もいらないのが魅力だ。

この記事では、僕の手持ちのおすすめドングルUSB DAC4種類を紹介していく。

スマホ×有線イヤホン沼に手をだしはじめたという人は参考にしてみてほしい。

この記事の著者

ネオジャパンデスクセットアッパー

翁(おきな)

オッキーナ

プロフィール

ガジェットが好きな36歳/ ブロガー歴7年/ レビュー数330品以上(うちイヤホン180種類以上)/ Xフォロワー数5,100人突破/ YouTubeチャンネル開設(奮闘中…)/ 【ネオジャパンデスクセットアッパー】と称して日本みのある独自のデスク環境を構築中/ 普段はサラリーマン/ 4児の父/ “みんなといっしょ”が苦手なタイプ

※有線イヤホンを使ってみたいなと興味があるひとは、まずは「有線イヤホン素人の僕が15本以上触れてみて分かった【初めての1本】におすすめな5選」を参考にしてみてください。

そもそもドングルUSB DACとは?

USB DACとは、PCやスマホなどとUSB接続しデジタル信号をアナログ信号に変換するツールのことを指す。

なかでもスマホと接続し携帯しやすいサイズ感になったものを“ポータブルDAC”“ドングルDAC”“スティックDAC”などと呼ぶ。

価格としても据え置きDACに比べて安価なものが多く1万円以下で買えるものが多い。

操作も音量調節くらいと使いやすいのがポイントだ。

たまに大きいサイズの据え置きDACを持って電車に乗っている人も見かけるけど、僕はあれはちょっと特殊枠として認識している…

ドングルUSB DACのメリットとデメリット

そんなドングルDACに個人的に思うメリットデメリットは以下のとおり。

メリット
デメリット
  • 小型で持ち運び便利
  • 本体の充電が必要ない
  • シンプルで主張が少ない
  • 手持ちのイヤホンが高音質に変わる
  • 高インピーダンスのオーディオに対応できない可能性がある
  • スマホのバッテリーを消費する
  • OTGケーブルが脱着できないものがある

ドングルDACは小さいのが魅力であり必須条件ともいえるんだけど、大概がスマホのバッテリーから給電するバスパワー仕様のためスマホのバッテリーを消費してしまうのが利点であり難点でもある。

小型のモバイルバッテリーをひとつ持っておくと便利だろう。(というかいずれ絶対必要になる)

ドングルDACの選び方

対応デバイスとの互換性を確認しよう

ドングルDACは通常Type-C端子を採用したものが多い。

iPhoneで利用したい場合は、Lightning端子の交換ケーブルが付属しているか否かの確認はしておきたい。

付属していない場合でもケーブルと本体が脱着可能であれば、別売りのLightning端子ケーブルに交換することで使うことができるからそういったところにも着目してほしい。

また、Nintendo SwitchやPS5などゲーム機で利用するためにはドングルDACが「UAC1.0」や「UAC2.0」に対応している必要がある。スペック一覧にそういった表記があるかも確認しておこう。

出力端子を確認しよう

有線イヤホンやヘッドホンは一般的によくみる3.5mmシングルエンド端子とちょっと大きめの4.4mmバランス端子が存在する。

3.5mmに比べて4.4mmバランス接続のほうが低ノイズだったり音量を確保しやすかったりする。

ドングルDACによっては3.5mm端子しか挿せないものも存在するので今持ってるイヤホン・ヘッドホンの端子を確認してみてほしい。

4.4mmバランス接続をしたいという人は出力端子についても確認しておこう。

おすすめのドングルUSB DAC4種を紹介

ということで、僕の手持ちのドングルDACを4種類紹介していく。

視聴環境

プレーヤー:Pixel8Pro

イヤホン:AFUL Explorer

ストリーミングサービス:Amazon Music Unlimited 

iBasso「DC03Pro」無難にこれでOK

  • 3.5mm端子のみ
  • Cirrus Logic社製「CS43131×2」搭載
  • OTGケーブルが脱着可能
  • サイズがヨコ49.4 x タテ21 x 厚さ8 mm

MONOの消しゴムより小さいサイズのDC03Pro。

小さいながらも高性能CS43131DACチップをデュアルで搭載し100段階のボリューム調整が可能となっている。

ドラムのキック力が増しボーカルが前面に出てきてしっとりと暖かみのあるやさしいサウンドに仕上がる。

専用アプリにも対応しているから、ゲインのレベルや音量、音質もカスタムできるのがポイント。

4.4mmバランス接続には対応していないけど、本体がとにかく小さいのでスマホと接続して外での使い勝手を重視するならDC03Proがおすすめだ。

iBasso「DC03PRO」レビュー。本体から100段階の音量調整が可能なハイレゾ対応3.5mmジャック対応ポータブルDAC

iBasso「DC04Pro」脱初心者を目指すなら最適解

  • 3.5mm、4.4mm対応
  • Cirrus Logic社製「CS43131×2」搭載
  • OTGケーブル脱着可能
  • サイズがヨコ59 ×タテ23.4 ×厚さ12.1mm

DC03Proの上位モデルにあたるDC04Pro、似ているようで全く違う次元のクオリティ。

3.5mm、4.4mmどちらにも対応していて、デュアルDACに加えてフルバランス回路構成のデュアルアンプを搭載した進化する音質を特長としている。

ボーカルの解像感が増し優れた分離感と定位感、広くなった音場がたまらない。高音の伸びがよくなり中音の厚みが特に増すためぜんたいてきにまとまりが出て聴きやすいサウンドに変わる。

DC03Proよりは重量が増すのでスマホに繋いでポケットにしまうと存在感を感じるようにはなるけど、同様物理ボタンとアプリに対応していてバランス接続にも対応しているので、いろいろ迷わずしっかりしたものをひとつ買いたいという人はこれを買っとけば間違いない。

iBasso「DC04Pro」レビュー。1.5万円4.4mmバランス接続対応アンプ回路も搭載した小型DAC

SUPERTFZ「DECO.5」見た目にも拘るならコレ

  • 3.5mm、4.4mmに対応
  • Cirrus Logic社製「CS43198×2」搭載
  • OTGケーブル脱着可能
  • UAC1.0、2.0に対応
  • サイズがヨコ52 x タテ19 x 厚さ11mm

ハイレベルなオーディオフォーマットを再生するためにUSBオーディオブリッジCT7601PRを採用しており、低消費電力でありながらよりHi-Fiサウンドを楽しめる1本。

音像がくっきりとし定位感が増す印象で、寒色で明瞭なサウンドを味わえる。 

航空グレードのアルミニウム合金をCNC切削加工とアルマイト加工が施されていてすっきりとしたフォルム。デザイン性でみればいちばんクセのないビジュアルだ。

物理ボタンが搭載されていて、音量のほかにゲインのハイ/ローを切り替えることができる仕様となっている。

また、USB Audio Class(UAC)1.0、2.0両方の規格に対応しているのでニンテンドースイッチなどのゲーム機とも接続が可能なのも魅力ポイント。(ボリューム+ボタンを押しながらゲーム機と接続することでUSB1.0モードになる)

Kiwi Ears「Allegro」ポップに行きたいならこっち

  • 3.5mm、4.4mmに対応
  • ESS製「ES9028Q2M」搭載
  • OTGケーブル脱着可能
  • サイズがヨコ46×タテ27.8×厚さ13mm

小型ゲーム機のようなビジュアルのKiwi ears Allegro。

3.5mmシングルエンドに加えて4.4mmのバランス接続にも対応。

4種のなかで最も音に味付けを実感したのがこのDAC。

ベースと中音に厚みが増しハイハットなどの音が粒立ちよくシャープになるためぜんたいてきに爽やかで解像感が楽しめるサウンドに変わる。

接続時のホワイトノイズがまったくないのも魅力のひとつ。

注意点としては、出力電力が高くないので高インピーダンスのヘッドホンなどに接続すると音量を出しにくいというところと、4.4mmバランスジャックは窮屈で挿し込みはけっこう硬めなところ。

ちなみにコントローラーのようなボタン部分は押すことができない見た目だけのデザイン。

でもこのデザインは唯一無二

>Kiwi EarsのドングルDAC「Allegro」と「Allegro Mini」を比較レビュー。コスパがいいのはイヤホンだけじゃない!

1万円前後、手頃なドングルDACのおすすめ4つまとめ

iBasso
DC03Pro
iBasso
DC04Pro
SUPERTFZ
DECO.5
Kiwi Ears
Allegro
DACチップCS43131×2CS43131×2Cirrus Logic
CS43198×2
ESS
ES9028Q2M
出力3.5mm3.5mm
4.4mm
3.5mm
4.4mm
3.5mm
4.4mm
サンプリングレートPCM:384KHz/32bit
DSD:11.2MHz
PCM:384KHz/32bit
DSD:11.2MHz
PCM:768KHz/32Bit
DSD:256
PCM:384KHz/32bit
DSD:256
周波数特性20Hz-40KHz20Hz-40KHz20Hz-80KHz20Hz-40KHz
S/N比127dB125dB/130dB125dB/130dB123dB
出力電力98mW/32Ωシングルエンド:550mW
バランス:650mW
シングルエンド:125mW/32Ω
バランス:240mW/32Ω
シングルエンド:70mW/32Ω
バランス:155mW/32Ω
サイズ
(ヨコ×タテ×厚み)
49.3×21×8.2mm59×23.3×11.9mm52.8×20.4×11.9mm46×27.8×13mm
重量10.322.1g15.7g23g
APP対応対応非対応非対応
ケーブル脱着可脱着可脱着可脱着可

正直なところ、USB DACそれぞれでの音質の違いは聴き比べをしないと明確には分からないレベルなので第一印象のデザインと機能性に絞って選んでいい。

持ち運びに向いた小型なDC03Proなのか、シンプルなデザインのSUPERTFZ DECO.5か~みたいなかんじだ。

個人的にひとつだけ残すとしたら、iBasso DC04Pro。初心者向けで使いやすいし4.4mmにも対応していて性能としてもしっかりとしている。

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