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AFULより最新モデル「Explorer(エクスプローラー)」が登場したということで提供してもらいました。
翁(おきな)初となるAFULイヤホンでしたが、この1本ですっかりAFULのファンになってしまいました。そのくらい、Explorerは完成度が高い。
はじめての有線イヤホン、低価格中華イヤホンからのステップアップ、音にこだわるすべてのイヤホナーにおすすめしたいくらいクセのないサウンドをもったイヤホンです。
さあ、はじめようか。
ジャパニーズガジェットブロガー
翁
おきな
ガジェットが大好きな34歳/ ブロガー歴5年/ レビュー数180品以上(うちイヤホン80種類)/ サラリーマン/ 4児の父/ “みんなといっしょ”が苦手なタイプ
この記事は、メーカーからの提供品を基に実機レビューしていきます。
特徴
- 1DD+2BAハイブリッド構成
- 特殊共振器を備えた3Dプリント音響チューブ
- 空気圧バランスシステム搭載
- RLCネットワーク周波数分離クロスオーバーテクノロジー搭載
- 選べる3.5mm、4.4mmプラグ
インピーダンス: 26Ω
感度:108dB/mW
周波数応答:10Hz-30kHz
コネクタタイプ: 0.78m 2ピンコネクタ
ケーブル: 3.5mm/4.4mm(交換不可)
付属品
Explorerのパッケージは豪華な付属品からはじまります。
ケースはレザー調で肌触りがよく高級感があります。
イヤーピースは2種類3サイズ同梱されていて、こだわらないかぎり別途イヤーピースを必要とはしません。
ケーブルは0.78mm2pinで手編みされた200コアのデュアルストランド高純度銅銀メッキ仕様。ボーカルや楽器の明瞭度を高めて中音域のパフォーマンスを向上させることを目的としています。リケーブル可能なのでケーブルが断線しても交換することでイヤホンは継続して使用することができます。
プラグは購入時3.5mmと4.4mmを選択できます。できればどちらも交換可能プラグで同梱してくれていたら100点満点だったなと思います。
外観
プレーヤー:Pixel8Pro(DAC経由)
DAC:iBasso DC03pro、Kiwi ears Allegro
イヤーピース:SpinFit CP145、AZLA SednaEarfitMAX
ストリーミング:Amazon Music Unlimited
おとなしくも高解像瑞々しいサウンド
Explorerの音質傾向はしっとりと角が丸いながらも思わず目を閉じて聞き入ってしまうほど高解像高精細なサウンドとなっていました。
低音はずんと深く沈み込みがありマイクタイソン並みのパンチがあります。それだけでなく空気感の再現度がたかくて、ドラムの動きがイメージングできるほど情報量が多いです。
サブベースも同様に厚みがありロックでももたつかずに鳴らします。
中高音がかなり特徴的で、極上の明瞭さとスッと抜けていく見通しのよさが聴いていて最高に気持ちいい。独自搭載の空気圧バランスシステムがほんとに圧力を逃がしてくれているのが分かります。
中音域もボワ付かず例えばDesreeの『Life』なんか目の前でTHE FIRST TAKE収録してるんじゃないかってくらいクリアーで近距離。
ここまで低域と中音域のクオリティが高いと高音が刺さるんじゃないかと思うけど、高音域も完ぺきで
きらめきとキレの良さとほどよい滑らかさでぜんっぜん疲れない。a-haの『Take on me』がここまで最高と感じられるイヤホンはじめて!ってかんじ。
この高精細さはデュアルのバランスドアーマーチュアドライバーがいい仕事していますね。
総合してExplorerのサウンドは、ずーっと聴いていても疲れを一切感じないんですよ。むしろもっともっとずっと聴いていたいと思える。
抜け感のよさは僕の持ってるイヤホンたちのなかでもダントツで、通常多少の圧迫感というか多少の閉塞感を抱くんですけど、Exproreに関してはそれが取り除かれていて、
まるで来ている服を脱ぎ捨てて真っ裸になったような解放感です。
もう、どのジャンル聴いても100点で聴かせてくれるんですけど、邦楽で特によかったのはCrystal Kay『恋におちたら』、Monkey Majik『fly』、Mr.Children『tomorrow never knows』とか。
スピッツとか、Mrs.GREEN APPLEとかの高音を強みとする男性ボーカルの楽曲が大好物なひとにとってExplorerは最高の相棒になるはずです。この透明感を体感したらもうほかじゃ満足できないはず。
おすすめのイヤーピース
Explorerのノズルはかえしのないフラットな筒タイプなので、イヤーピースによってはすっぽ抜ける可能性があります。
おすすめはSpinFitのCP145やAZLAのSednaEarfit MAXなど肌触りさらりとしたタイプです。
レビューはこちら
Dunu Kima Classicとの比較
Kima ClassicとExplorerを比較すると、まずはっきり違うのが音場の広さと分離感。ぜんたいてきにパワフルでフラットなKima Classicに対してExplorerはすこしおとなしめで奥行のあるサウンドにまとまっています。低音の力強さは両者おなじくらいで、ボーカルのリアル感も同格です。高音の主張はKima Classicが強く聴こえます。エネルギッシュで力づよいドラムを体感したいならKima Classic、しっとり解像感重視ならExplorerといった具合。
≫Dunu「Kima Classic」レビュー。ダイアモンドライク振動板を採用した素直に楽しめるサウンドの持ち主
JIALAI CARATとの比較
JIALAI CARATとExplorerを比較してみました。音場のひろさではExplorerに軍配があり、楽曲の奥行を楽しむことができます。CARATは中~高音がつよく高解像ですが、高音の尖り具合がExplorerのほうが滑らかでCARATが刺さり気味のボーカルでもExproreはなんなく鳴らします。長時間聴くならExplorerですね。ただ、CARATはリケーブルで音質をガラッと変えるタイプのイヤホンなので、一概にExplorer一択とも言えませんね。
≫JIALAI「CARAT」レビュー。10mmDLC振動板リケーブルが楽しくなるモード系IEM
- イヤモニ選びで間違いのないチョイスをしたいひと
- 各音域クセのないバランスのとれたサウンドを求めるひと
- 高音を得意とするボーカルの楽曲をよく聴くひと
- はじめての有線イヤホン購入を考えているひと
もし、至高の1本といえる有線イヤホンを探しているなら迷わず買っていいです。間違いなくExplorerは誰しも満足できるサウンドに仕上がっています。
ほかにごちゃごちゃ言いません。
ということで、今回はAFULの新作「Explorer」について実機レビューしてきました。
このクオリティはオーディオマニアでなくても納得でしょう。初のAFULイヤホンでしたけど、ほかのモデルも試してみたくなりました。
Explorerは間違いなく業界で高く評価される1本だと思います。