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今回、新しくSoundPEATSの「TRUEBUDS(トゥルーバズ)」を購入したので、レビューしていきます。
結論から言うと、TrueBudsは密閉感が高いカナル型イヤホンが苦手という人でも、高音質を体感できるインナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホンでした。
そのほか、70時間の長時間再生可能な大容量バッテリー、デザインなどを含めて良し悪しを具体的に紹介していきます。
TrueBuds:スペックと製品仕様
「TrueBuds」は、中国のサウンドメーカーSoundPEATSから2020年3月に発売されたばかりの完全ワイヤレスイヤホンです。
インナーイヤー型でありながらパワフルかつ高音質で、充電ケースがモバイルバッテリーにもなるという便利な機能を持っているというのが大きな特徴です。
販売元 | SoundPEATS(サウンドピーツ) |
形状 | インナーイヤー型 |
Bluetooth規格 | Bluetooth 5.0 |
対応コーデック | SBC,AAC |
連続再生時間 | イヤホン単体:3.5時間 ケース込み:最大70時間 |
ドライバーユニット | 14.2ミリダイナミックドライバー |
充電端子 | USB Type-C |
防水規格 | IPX4 |
片耳モード | 〇 |
ハンズフリー通話 | 〇 |
サイズ | 9.49 x 5.56 x 2.69 cm |
TrueBudsレビュー:外観デザイン
さっそく、TRUEBUDSを実際に使用してみての感想を紹介していきます。
全体的にマットブラックな外観のTRUEBUDSは、デザインもシンプルでなおかつ軽いのが特徴です。
片耳の軽さはおよそ5g。
カナル型イヤホンとは違いインナーイヤー型イヤホンは圧迫感がないので、5gでも実際にはそれ以上に軽い印象です。つまり、着け心地は軽やか。
ただ、1点TrueBudsはスマホとのペアリング後、音楽再生などの通信が行われていないときは、常にLEDインジケータが光りっぱなしとなっています。
信号を受信しだすと、下部のLEDインジケータは消えるのですが、気になる人は気になるポイントでしょうね。
続いては、充電ケースです。
ケースもイヤホン本体同様、マットブラックのかっこいい仕上がり。
ただし、大きさが少し目立ちます。
同じくSoundPEATSのミニマルイヤホン「TRUEFREE+」のケースと比較するとその大きさが顕著にわかるかと思います。
薄さはTrueBudsに軍配。カナル型イヤホンに比べて本体が薄いからですかね。
とはいえ、それでも手のひらサイズにおさまることを考えると、そう悲観するほどのことでもないですね。
基本の充電はUSB Type-Cで行います。
Type-Cを普段から使うアンドロイドスマホとの相性がいいですね。
TrueBudsレビュー:バッテリー性能
TrueBudsは、ケースのバッテリー容量が2,700mAhとなっていて最大70時間の音楽再生が可能となっています。
通常のイヤホンが20~40時間程度なのに対して70時間も充電せずにつかえるのはかなり大容量。
ちなみに、イヤホンの充電回数は20回分です。
充電中はケースフロントのLEDが点滅します。満充電までの時間は最大3時間程度。
バッテリー残量も、フロントのLEDで確認することができます。
そして、嬉しいことにTrueBudsには、出力用USB Type-Aのポートが用意されています。
そのため、TrueBudsの充電ケースをスマホなど外部のデバイスを充電するモバイルバッテリーとして使うこともできます。
わざわざモバイルバッテリーを用意しなくても、TrueBudsならイヤホンとモバイルバッテリー2つの使い道があるので、荷物も減ってイッツ・ミニマル。
TrueBudsレビュー:操作感・操作方法
TRUEBUDSは、ロゴ部分に内蔵されたタッチセンサーで操作を行います。
タッチセンサー式は、感度が良すぎると誤作してしまうし悪すぎると操作がおっくうになってしまいますが、TrueBudsのセンサー部分は若干くぼんでいてセンサー部分が感触でわかるので扱いやすいです。
▼操作方法は、以下の表にまとめました。
電源ON | 自動:ケースからイヤホンを取り出す 手動:マルチボタンを1.5秒長押し |
電源OFF | 自動:イヤホンをケースに入れる 手動:マルチボタンを10秒間長押し |
再生・停止/通話受話・通話終了 | マルチボタンを2回タップ |
音量+ | 右マルチボタンを1回押す |
音量- | 左マルチボタンを1回押す |
次曲 | 右マルチボタンを1.5秒間長押し |
前曲 | 左マルチボタンを1.5秒間長押し |
音声アシスタント | マルチボタンを3回タップ |
通話切り替え | マルチボタンを2秒間長押し |
着信拒否 | マルチボタンを1.5秒間長押し |
TrueBudsレビュー:音質チェック
さて、本題のTrueBudsの音質面についてです。
音質に関しては、まったく予想外にパワフルで御見それしました。正直、インナーイヤー型イヤホンでここまで高音質なのすごいよねという感想。
インナーイヤー型イヤホンの弱点として、やはり密閉感がないことで音質がボケがちというイメージです。音に没入するには密閉感が重要ですから。
ですが、TrueBudsは中音域中心ではありますが、高音低音も遜色なく再現されています。とりわけボーカル音が強めになっていて、ボーカル重視の楽曲での声の透明感はバツグンでした。
ドンシャリ感も目立たず、フラットながらも広がりのあるサウンドでロック系も音割れせず楽しむことができました。
決してカナル型イヤホンに引けを取らない音質と言えます。
ただ、TRUEBUDSの対応コーデックはAACまででapt-Xコーデックには対応していないので動画や音ゲーの際には若干の音ズレが目立ちます。
SoundPEATS TrueBudsレビュー:まとめ
さて、Soundpeatsのインナーイヤー型イヤホン「TrueBuds」についてレビューしてきました。感想をまとめると以下になります。
- マット塗装でかっこいいデザイン
- モバイルバッテリーにもなる大容量ケース
- カナル型イヤホンに負けない高音質
- タッチセンサー式だけど操作はしやすい
- 充電ケースが大きい
- コーデックはAACまでなので少々の遅延は感じるかも
総合的にみて、1万円をこえる製品ばかりのインナーイヤー型イヤホン群のなかで唯一5,000円台というTrueBudsは品質としても機能性としても充分な仕上がりでした。
加えてモバイルバッテリーにもなるというサブ機能はいざという時に便利な機能なので、付加価値として効果的といえます。
結果、TrueBudsはカナル型イヤホンの耳への圧迫感から解放されたいという人への最適解といえます。