SUPERTFZ「AQUARIUS」レビュー。星図をモチーフとした爽やかビジュアルなIEM

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伊藤屋国際よりSUPERTFZの「AQUARIUS(アクエリアス)」を提供してもらった。

水瓶座をモチーフとしたキレイなフェイスプレートデザインに11.4mmの多層ナノスケールダイナミックドライバーとデュアル磁気回路を搭載。

見た目の割にけっこうクセのあるサウンドだったなぁ。

さあ、はじめようか。

SUPERTFZ AQUARIUSの特徴
  • 星図をモチーフにした華やかなデザイン
  • 航空グレードのアルミニウム合金フェイスプレート
  • デュアル磁気回路搭載
  • 新世代11.4mm多層ナノスケールダイアフラム採用
  • 豪華な付属品
この記事の著者

ジャパニーズガジェットブロガー

おきな

プロフィール

ガジェットが大好きな34歳/ ブロガー歴5年/ レビュー数180品以上(うちイヤホン80種類)/ サラリーマン/ 4児の父/ “みんなといっしょ”が苦手なタイプ

この記事は、メーカーからの提供品を基に実機レビューしていきます。

SUPERTFZ「AQUARIUS」の概要

AQUARIUSいちばんの特徴はビジュアル。

鏡面仕上げのツルピカフェイスプレートには水瓶座をモチーフにしたストーンが散りばめられている。

付属のイヤーピースと合わせるとシルバー×ターコイズブルーの爽やかな見た目となる。

付属品についても価格帯としてはしっかり豪華で、2種類のイヤーピースに加えて巾着と布巾、0.78mm2pinの銀メッキケーブルが付属する。

販売価格は11,800円でカラーは1色のみとなっている。

SUPERTFZ「AQUARIUS」を実際につかってみての感想

視聴環境

プレーヤー:Pixel8Pro(DAC経由)

DAC:iBasso DC03pro、Kiwi ears Allegro

イヤーピース:SpinFit OMNIAZLA SednaEarfitMAX

ストリーミング:Amazon Music Unlimited (URTLA HD)

高音が印象的な元気のいいポジティブサウンド

音場
狭い
広い
質感
寒色系
暖色系
滑らかさ
シャープ
マイルド
傾向
フラット
V字
反応
遅い
速い

AQUARIUSははっきりとしたV字のドンシャリサウンドで、キレがあり元気のいいポジティブな仕上がりとなっている。

アクエリアスという名前とビジュアルから想像できる前向きで明るい音質だ。

特に高音域が印象的で、好き嫌いの分かれるチューニングとなっている。

低音

AQUARIUSの低音はタイトでキレがありパンチの利いた質感に仕上げられている。深さも十分で重厚感がある。情報量よりもパンチ力重視な質感だ。

個人的にはもう少し中~高音にフォーカスした清涼神秘サウンドを想像していたんだけど、意外にも低音もパンチ力がありバランスのいい仕上がりになっていた。

ヒップホップで特に味が出る。21Savageの『redrum』でずっしりとダークな低音を楽しめた。

ポップスにもある程度の深みを出せるので割と軽めのポップスでもしっかり豊かなレイヤー感を体験することが可能だ。

中音

中音はけっこう凹んでいるように感じた。

まあV字っていうくらいだから中音が凹み気味なのが当然といえば当然なんだけど、聴こえる範囲の中音~中高音は比較的高解像で聴きやすくチューニングされている。

それでもボーカルは前に出ていて聞き取りやすいのが良さだ。

特にJAY’EDとかONE OKROCKとか少し高めの男性ボーカルとは相性がいい。

高音

高音についてはある意味特徴的で、鋭い。

ピーキーとも言うけど、僕はちょっと苦手なくらいの鋭さだ。ハイハット系の音が特に異様に目立つ。

ただ、DACをiBassoのDC07Proに交換したところ、この高音が落ち着きグッとしたたかで明瞭なサウンドに変化したので、AQUARIUSはDACを変えたりリケーブルしたりでずいぶん味変できるイヤホンともいえる。

そういう意味では、ある程度ケーブルやDACを所持した上級者向けのイヤホンなのかもしれない。

装着感と快適性

AQUARIUSの装着感は可もなく不可もなくふつう。

比較的軽めで重たさとかも感じない。長時間装着していても疲れは感じない。

鏡面仕上げのフェイスプレートが目立つので外で装着すると存在感を出せておしゃれさをアピールすることができそうだ。

SUPERTFZ「AQUARIUS」とほかのイヤホンとの比較

AFUL Explorerとの比較

AQUARIUSと同様中~高音に味のあるExplorerだけど、AQUARIUSのほうが高音の主張具合は圧倒的に強い。

低音もAQUARIUSのほうが強くしっかり出力してくるので、元気のあるサウンドを楽しみたいならAQUARIUSだ。

ただ、Explorerの抜けのよさは比類ないレベルなので長時間のリスニング体験を望むならExplorerだろう。

>AFUL「Explorer」レビュー。1DD+2BA構成3D空気圧バランス技術搭載全力でひとにおすすめしたいイヤホン

TANCHJIM 4Uとの比較

低音の主張具合や深さ力強さは正直互角。TANCHJIM 4UもV字寄りなので似ているといえば似ている質感だ。

ただ、4Uについては音質チューニングスイッチを搭載しているのが強みだ。

高音の鋭さはAQUARIUSに軍配が上がるので、やっぱり鋭い高音を求める人はAQUARIUSにチェックをするべき。

>TANCHJIM「4U」レビュー。1DD歪みの少ない正統派サウンドが楽しめるチューニングスイッチ搭載機

SUPERTFZ「AQUARIUS」の評価とおすすめポイントまとめ

SUPERTFZ AQUARIUS
低音
 (4)
中音
 (3)
高音
 (3)
臨場感
 (4)
解像度
 (4)
デザイン性
 (4.5)
総合評価
 (4)

メリットデメリット

メリット
デメリット
  • 迫力のあるV字ドンシャリサウンド
  • ずっしりと重たくキレのある低音
  • 華やかさのある高音域
  • ジュエリー感のあるビルドデザイン
  • インピーダンスが50Ωで音量を出しづらい
  • フェイスプレートが傷つきやすい
  • 高音がピーキーめ

こんな人におすすめ

  • ファッション性の高いイヤホンを探している人
  • 涼し気なデザインのイヤホンが欲しい人
  • V字ドンシャリサウンドが好きで特に高音にこだわりがある人
  • ケーブルやDACなどを既に持ってる人

見た目こそさわやかだけど、持つ者を選ぶイヤホンかなというのが個人的な見解。

インピーダンスが50Ωと抵抗が強いのでDACは必須なモデルだ。

特に高音の質感が好き嫌いはっきり分かれるような仕上がりなので、ケーブルやDACなどカスタム可能な環境にある人でこそAQUARIUSを乗りこなせるかなと。

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