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4,000円から高いもので3,0000円以上するものまで、乱立したワイヤレスイヤホン群のなかで、「安くて高品質」な製品をみつけるのは難しい。
そんななか、低価格ながら高品質な完成度の高いAnkerの『Zolo Liberty』は当たりと言える製品です。
今回、僕は『Zolo Liberty』を通してはじめてワイヤレスイヤホンというものに手を出しましたが、正直はじめてがコイツでよかった。そう、思います。
邪魔なコードが消え去り、退屈だった通勤時間が明るく楽しいものとなりました。
それは、『Zolo Liberty』が完全ワイヤレスイヤホンであり、音質がキレイだったからです。
そこでこの記事では、『Zolo Liberty』をレビュー紹介します。
Anker社製の完全ワイヤレスイヤホン『Zolo Liberty』レビュー
急速充電ケーブルやモバイルバッテリーなど、低価格&高品質なガジェット製品を世に送り出しているAnker(アンカー)
そんなAnkerのサブブランド「ZOLO」から発売された初代Bluetooth完全ワイヤレスイヤホン。それが、『Zolo Liberty(リバティ)』です。
『Zolo Liberty』は、7,000円以内という価格でありながら、自動接続・防水機能・24時間耐久バッテリー(ケース込み)で高音質という優れたBluetoothイヤホンです。
また、音楽だけでなく通話にも対応(右耳イヤホンのみ)しているので、ヘッドセットとしても活用することが出来ます。(Glazataはもういらないな)
製品仕様 | |
---|---|
型番 | Z2000511(ブラック) Z2000521(ホワイト) |
入力 | 5V=1.5A |
周波数応答 | 20Hz – 20KHz |
Bluetooth規格 | 4.2 |
ドライバ | 5.6mmグラフェンダイナミックドライバ(×2) |
対応コーデック | SBC、AAC |
連続再生時間 | イヤホン本体:約3.5時間 充電ケ ース使用時:約48時間 |
防水規格 | IPX5(生活防水) |
マイク | MEMS (EC / NRテクノロジー) |
音声操作 | 右のみ対応 |
パッケージには、本体と専用充電ケースにイヤーチップ・GripFitジャケット。そして、きれいな黄色のmicroUSB充電ケーブルが同梱されています。
イヤーチップは、大、中、小。そして、GripFitが4種類。
各々の耳に合わせて好みで着せ替えることが可能。
片耳イヤホンで重さは6g。例えるなら、500円玉1枚より軽い。
「Zolo Liberty」ケースとバッテリー
『Zolo Liberty』の魅力のひとつが、シンプルなデザイン。
特に、充電ケースの質感は6,000円前後とは思えない高級感をかもしだしています。
表面は傷や指紋が目立ちにくいマットブラック。
360度美しい曲線を描いており、女性の手にもすっぽりと収まる小ささです。
ケース内部も無駄はなくシンプルできれいな曲線。
フタは磁石が埋め込まれているので、吸い付くように閉じてくれます。劣化してもパカパカ開いてしまう心配はありません。
充電ランプがバッテリー残量を可視化
ケースには、バッテリー残量を表示するLEDランプが3つ、ついています。これは、振動を与えたり手に持ちあげた時点で自動的に点灯する仕組み。
バッテリーの残を可視化してくれてるのはありがたい。
因みに、充電中もこのランプは点灯します。
- 1つ点灯→0~30%
- 2つ点灯→30~70%
- 3つ点灯→70~100%
また、『Zolo Liberty』のバッテリーは本体で3.5時間。使わないときに充電ケースにしまうことで最大24時間バッテリーが持ちます。
- 3.5時間→約480曲分
- 24時間→アルバム約40枚分
最大24時間といっても、実際普段づかいに使用する程度であれば2日~3日は充電せずに持ち歩くことが出来ます。
さすがは、Anker。持ちがいい。
また、15分の充電で1時間の通話が可能になるので、総じてバッテリーに関しての使い勝手はいいほうだと言えます。
機能面、デザイン性どちらをとってももはや無駄にポッケから取り出したくなるほど完成度の高い『Zolo Liberty』の充電ケースは、持っているだけでステータス化できてしまいます。
「Zolo Liberty」装着感
これまで、ヘッドホンかスマホに付属していた純正のインナーイヤー型しか装着したことのなかった僕にとって、カナル型のイヤホンは初体験でしたが「こんなにもフィットするのか」というくらいに『Zolo Liberty』は密閉度の高い装着感でした。
ちまたでは、ノイズキャンセリング機能を搭載した「Air Pods Pro」が高評価を得ていますが、そんなのいらないじゃんってくらいに外の音が遮断される。そのくらい、『Zolo Liberty』の密閉度は高い。
それに加え、付属のGripFitジャケットがより一層耳にガッチリフィットするので、全然スポーツをしながらでも耳から落っこちる心配がありません。
「Zolo Liberty」ペアリング
『Zolo Liberty』のシンプルさは見た目だけでなく、スマホとの接続の面でも実感することが出来ます。
『Zolo Liberty』は、PUSH AND GO機能により、カンタンにスマホとペアリングを行うことが出来ます。そして、一度スマホと接続が完了してしまえば次回以降は充電ケースから取り出した時点で自動で接続を行ってくれます。
耳に装着するよりもはやくね。
「Zolo Liberty」音質チェック
「『Zolo Liberty』はフラットな音質だ」というのは、購入前から口コミから見ていたので多少覚悟はしていましたが、想像以上にベースが効いていて驚きました。
5.6mmのグラフェン採用ドライバを搭載しているので、音を正確に振動化しているのだそうで、低価格ながら納得の音質です。
僕は、ベースの効き具合をよく5段階の【スン】<【オン】<【ヌン】<【ズン】<【ボン】でとらえているんですが、『Zolo Liberty』のベース音質は、【ヌン】
頭蓋骨に響くというほどではないけれど、しっかりベースの音を感じることができました。
『Zolo Liberty』の音質でベース以上に僕が驚いたのは、ボーカルの歌声がかなり近くでしかもクリアに聴くことが出来たこと。
歌声が、ちょうど頭の左右の中心(僕で言うとつむじのあたり)からスッと降りてくる感覚です。
それを体感するには、個人的にMaroon5の”Memories”なんかはすごくキレイに聴くことが出来るのでおすすめ。
アカペラ系もいいですね。Pentatonixなんかもそれぞれのパートがきちんと聞き分けられて美しく聴けました。
『Zolo Liberty』気になるところ
ここまで高評価の『Zolo Liberty』ですが、やはり最新機種ではないという感じで欠点と言える部分が3つあります。
- 音ズレ
- 音とび
- 音量調節
僕自身は、この3つの欠点をみて見ぬふりができるレベルでしたが、気になる人もいるでしょうから、あなたがこの欠点を妥協できるか判断材料にしてみてください。
動画再生時の音ズレは体感0.4秒程度
僕のように音楽鑑賞メインで本機を利用する人にはあまり問題とはならないですが、『Zolo Liberty』は体感0.4秒ほどの音ズレが生じます。
「Youtubeなどの動画コンテンツをよく観る」あるいは「音ゲーをワイヤレスイヤホンで楽しみたい」という人にとって0.4秒は結構気になるレベルかもしれません。
20分に1回程度の音とび
これは、人によって頻度が前後すると思われますが、僕の場合約20分間に1回の割合で音とびが発生しました。
左イヤホンだけだったり、右イヤホンだけだったり、右から左にかけてだったり症状は様々ですが、一瞬の音とびはやはり嫌な人は嫌なポイントかな。
ただ、他のBluetoothイヤホンのレビューなどを見ていても同様な現象は発生しているみたいなので、音とびに関しては本機に限った問題ではないのかもしれません。というのが僕の見解。
Bluetoothイヤホンの宿命って感じなんですかね。
本体での音量調節ができない
『Zolo Liberty』は、本体での音量調節ができません。これは地味に面倒。
音量を調節するには、音声アシスタントに音量調節を指示するか、接続先のスマホ側で操作する必要があります。
とはいえ、音楽遠隔操作が可能なスマートウォッチを着けていればスマホを出さなくても音量調節ができるので、僕はあまり気になりませんでした。
スマートウォッチがここで利便性を発揮してきたのはうれしい驚きでした(笑)
『Zolo Liberty+』との違い
『Zolo Liberty』には、兄弟機種が存在します。『Zolo Liberty+』です。
『Zolo Liberty』の上位版にあたる弟機種にあたるわけですが、正直僕はどちらを買ってもいいと思います。
なぜかというと、両機で性能に関してあまり差がないからです。
両機の主な違いは、以下です。(アップグレードしている部分は下線)
Zolo Liberty | Zolo Liberty+ | |
---|---|---|
Bluetooth規格 | Ver.4.2 | Ver.5.0 |
バッテリー(連続再生時間) | 本体:3.5時間 ケース:24時間 | 本体:3.5時間 ケース:48時間 |
周囲音取り込み機能 | なし | あり |
専用アプリ | なし | あり |
ドライバ | 5.6mm | 6mm |
防水規格 | IPX5 | IPX5 |
音声操作 | あり | あり |
価格 (2020/4/9現在のAmazon価格) | 6,999円 | 17,800円 |
『Zolo Liberty』と『Zolo Liberty+』の大きな違いは、Bluetooth規格がVer.4.2からVer.5.0にアップグレードしていること。
これによって、『Zolo Liberty』の弱点だった音ズレや音とびの頻度は多少軽減されているのかなと予想します。
あとは、『Zolo Liberty+』にはイコライザを編集する専用アプリというのがあります。自分好みの音質アレンジを行いたい人にとっては便利なシステムです。
とはいえ、その分『Zolo Liberty+』になると本体価格も高くなるのであくまでも低価格なワイヤレスイヤホンを探している人には、『Zolo Liberty』の方がおすすめ。
【追記】より低音の迫力を求めるなら「第2世代Soundcore Liberty Neo」がおすすめ
価格を抑えて、なおかつ高品質な製品が良いという人はZoloの後継ブランドSoundcoreから発売している「第2世代Liberty Neo」がおすすめです。
- Bluetooth 5.0
- イヤホン単体5時間の連続再生が可能
- より低音が大迫力
- ケースもよりコンパクト
それでもってZolo Libertyよりも2,000円安いという価格破壊的な製品なのです。
▼詳しくは別の記事でレビューしています。
【関連】【レビュー】第2世代Soundcore Liberty Neo|音質と機能性はもはや5,000円以下とは思えない完ぺきイヤホン
「Zolo Liberty」レビュー評価とまとめ
ワイヤレスイヤホン初心者にはうってつけ!
7,000円以下という低価格でありながら、音質も操作性もデザインも申し分ない完成度のコスパ商品『Zolo Liberty』
僕の感じた点をまとめると、以下
メリット
- シンプルなデザインの充電ケースは高級感がある
- 装着感は密閉度が高くノイズキャンセリング機能いらず
- スマホとの接続がカンタン
- フラットながらベースは効いていてボーカルボイスがクリア
デメリット
- 音ズレは体感0.4秒
- 音とびは20分に1回程度ある
- 音量調節は本体ではできない
「Bluetoothワイヤレスイヤホンてどんなもんなのか」を低リスクで体感したいのであれば、『Zolo Liberty』の価格と性能は申し分ないクオリティです。
上位版『Zolo Liberty+』との性能差は小さいものの、価格差は大きいので先述した『Zolo Liberty』のデメリットを妥協できない人は、よっぽどほかのワイヤレスイヤホンに行った方が賢明といったレベル。
ただ、アンダー7,000円でIPX5防水・24時間連続再生の完全独立型ワイヤレスイヤホンは僕の探した感じ『Zolo Liberty』が最も失敗のリスクが低かったから、僕はコレを買って大満足です。