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ひっさしぶりに「最新テクノロジー!」ってかんじのガジェットが登場した。
PLAUD NOTE(プラウドノート)だ。
PLAUD NOTEは、いわゆるボイスレコーダーなんだけどほかのボイスレコーダーとはちょっと違う。
- 世界初AIボイスレコーダー
- ソフトやアプリを起動せずワンタッチで録音できる
- 30時間の連続録音ができる
- 64GB、最大480時間の録音データを保存できる
- 2つのハイエンドマイクを搭載、Hi-Fiサウンドで
- 59か国の言語に対応
- ChatGPT連携で録音・文字起こし・要約・マインドマップ作成までできる
- 本体の厚さが約2.9mm
- 毎月300分の録音と文字起こし・要約など基本機能が永年無料
最大のポイントとなるのは、やっぱり‟世界初のAIボイスレコーダー”というワード。
PLAUD NOTEは、昨今急成長しているChatGPTと連携することができ、ただ録音するだけのボイスレコーダーではなく文字起こしから要約さらにはマインドマップ生成までをこの1台で行えるというところが他社との差別化部分であり最大の魅力だ。
とはいっても、僕自身AIボイスレコーダーはもとより、単なるボイスレコーダーすら使ったことのないユーザーなので、これがどれだけ魅力的な製品なのかは未知数だ。
そこでこの記事では、実際にPLAUD NOTEを通してボイスレコーダーデビューを果たしたボイスレコーダー初心者的な立ち位置で実機レビューしていこうと思う。
さあ、はじめようか。
ネオジャパンデスクセットアッパー
翁(おきな)
オッキーナ
ガジェットが好きな36歳/ ブロガー歴7年/ レビュー数330品以上(うちイヤホン180種類以上)/ Xフォロワー数5,100人突破/ YouTubeチャンネル開設(奮闘中…)/ 【ネオジャパンデスクセットアッパー】と称して日本みのある独自のデスク環境を構築中/ 普段はサラリーマン/ 4児の父/ “みんなといっしょ”が苦手なタイプ
この記事は、メーカーからの提供品を基に敬意を持って忖度なし正直に実機レビューしていきます。
こちらがPLAUD NOTE本体。
パッケージ開封と同時に想像のうえをいく本体のコンパクトさに度肝を抜かれる。
ほんとうにクレカサイズ。
厚みは約2.9mm、重さはたったの29.3gとピーマン1個より軽い。
と、ボイスレコーダーに触れたことのない僕からするとインタビュアーがよく手にしているスティック型のデバイスを想像するけど、PLAUD NOTEはその想像とは裏腹にとにかくスマートなサイズ感だ。
サイズ:タテ85.6×ヨコ54.1×厚さ2.99mm
重さ:30g
内蔵マイク:MEMS×2基+VCSマイク
バッテリー容量:400mAh
フル充電にかかる時間:2時間
ストレージ:64GB
録音有効範囲:約10m
カラー:ブラック・シルバー・スターライト
本体にボタンと呼べるものは2つのみ。
ノートモード/通話録音モードを切り替えるスイッチと、録音/停止ボタンの2つと非常にシンプルな構成だ。
iPhone搭載のMagSafeに対応したレザーケースに入れればスマホ背面に常にPLAUD NOTEを備えておくこともできる。
充電端子は本体背面下部にあり、マグネットで吸着する仕組み。
ケースの背面にも充電端子用の穴が開けられているので充電時にケースから出さずに充電できるのもよく考えられている。
ちなみにPLAUD NOTEには骨伝導ユニットが搭載されているので、電話での通話内容も録音することができる。(本体タブを赤:通話録音モードにしておく必要がある)
僕はふだん会議に出るような仕事はしていないので、今回は映画の会議シーンを録音してみた。
録音は本体のボタンを2秒ほど長押しするだけ。
アプリも開かずすぐに録音が開始できる。
ぜんぶで6分ほどの音声となったけど、終始鮮明に録音されていた。
音源からは2mくらい離れていたけど音量についても申し分ない。
5mくらい離れた後方では食洗器もガンガン回った状態での録音だったけど、意外とクリアーに録音されていて驚く。
音声をアプリに転送する速度もWi-Fi環境での接続なら想像以上に高速だ。
講義に授業にメモる作業労働力と比べればへのツッパリにもならない速さだ。
実際にアプリに転送したデータを今度はテキスト化からマインドマップ生成までしてみる。
文字起こしは音声データ画面を開いた状態で【文字起こし】【要約】【マインドマップ】それぞれのタブをクリックし、下部にある“生成”をタップして開始する。
完璧とまではいかないものの実用性バツグンの文字起こし精度
テンプレートや言語、AIモデルをそれぞれ選択してさいごに“今すぐ生成”をタップすればサクッと文字起こしが実現される。
テンプレートはシチュエーションごとにいくつか用意されていて会議やコンサル、タスク割り当て、講義といった具合にシチュエーションに合わせて最適なものが選べる仕様となっている。(無料版は13種類、有料版は21種類)
今回の音声データ的には会議に属するけど、あえて全シチュエーションに万能な自動適応で文字起こししてみることにした。
今回の6分の音声データの場合、文字起こしにかかった時間は35秒と超高速。
所々おかしい文章の箇所はあるものの、だいたいの大筋はしっかりと抑えられている様子で音声のテキスト化としての精度は十分だろう。
また、テキストは時系列で区切られているので気になる時間帯の文章をタップすればそこだけの音声を再生して聴くことができる。
さらにPLAUD NOTEがすごいと思ったのが膨大なテキストの中から特定のキーワードを検索することができ書き換えまでできちゃうということ。
「あれ、あそこなんて言ったっけ?」といった場合に情報を再確認するのに便利すぎでしょ。
方法としては、アプリ右上の機能アイコンから【検索と置換】をタップし、キーワードを入力するだけ。
さらにさらにテキスト化された文章のなかで単語を書き換えたいときにはそのままキーワード下の欄に置き換えたいワードを入力すれば瞬時に書き換えが完了する。
ただ文字起こしができるだけじゃない、検索から確認書き換えまでアプリひとつで瞬時に行えてしまうPLAUD NOTEの便利さよ。
えぐいほど簡潔で分かりやすい要約(AIによるアドバイスまでもらえちゃう)
文字起こしがすんなりと済んだので、今度は要約をしてみよう。
と、思ったんだけど文字起こしと同時に要約も行われるようで要約タブをタップすると既に完成されていた。
内容としても概要からテーマ、プロセス、結論に至るまできちんと完結かつ正確に要約されている。
これがAIボイスレコーダーの実力か。
何より驚いたのが、録音した指輪会議における欠落箇所の指摘とそれに対する具体的なアドバイスが最下部に添えられていたことだ。
実際の会議でなら客観的かつ的確な意見として重宝しそうだ。
さらに下部にある【Ask AI】を利用すれば要約にTo-Doリストやより完結な要約を生成することも可能。
1時間にわたる講義であっても一瞬にして簡潔にまとめ上げてくれるだろう。と思えるほどの精度。
※Ask AIは現在月1000円のプロプラン限定機能となっている
マインドマップで情報を整理、見やすい分かりやすい
さいごにマインドマップについてチェック。
思考や情報を可視化することができるツールとして便利なマインドマップもPLAUD NOTEなら文字起こしと同時に生成可能。
なぜ、誰が、いつ、どこで、なにをすればいいのかが一目瞭然。
生成したマインドマップのエクスポートも可能だからシェアもスムーズだ。
(音声データ、文字起こしテキストももちろんエクスポートできる)
分かりやすいところでいうと会議や大学の講義に導入すれば、議事録として活用できるのでノートやメモをとる必要もなくなり話に集中できるようになるのでメリットはかーなーり大きいと思う。
文字起こしや要約の精度の高さのみならず、録音データやテキストの確認のしやすさ、編集のしやすさまで考慮するともはや人力によるノートやメモは時間の無駄。
これなら記録は完全にPLAUD NOTEに任せて議題や打ち合わせ内容にしっかり思考を回した方が効率的だ。
私生活でも、夫婦間の会話のまとめやこどもたちとの会話の客観的記録とまとめ、ニュースの要約など活用できるシーンが無限に見つかる。
うまく組み合わせればYouTubeにも活用できるかもしれない…。
日常のすべての会話を論理的にまとめ振り替えることができるというメリットを考えれば27,500円の価値は十分にある。というか安いな。
月300分のGPT-4o文字起こし&要約ができるメンバーシップを無料で使えることも併せて、身の回りの会話を客観的にまとめたい、記録したいというユーザーにとっては即戦力として頼れるサポーターとなりそうだ。