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4月15日に発売されたばかりのSoundPEATS「GAMER NO.1」を手に入れた。
SoundPEATS(サウンドピーツ)といえば、低価格で使い勝手のいいイヤホンを多く輩出してきたこのブログでもおなじみのブランドだ。
そんなSoundPEATSの最新作となる「GAMER NO.1」は読んで字のごとくゲーミング仕様の完全ワイヤレスイヤホン。これがなかなかやっぱり低価格なりにきちんと作り込まれた製品となっていた。
ということで、この記事ではSoundPEATSから発売された新作「GAMER NO.1」の実際の感想を踏まえたいいところと残念なところのレビューをしていく。
ちなみに本機はメーカー様からの提供品だけどレビュアーらしく正直に良し悪しをレビューする。SoundPEATS様、ありがとうございました。
- バッテリー持続時間が単体5時間は短い
- ゲーミングモードの重低音強すぎ
- ケースが光るギミックがカッコイイ
- ペアリングがスムーズで初心者でも安心して使える
- 6,000円台のTWSに匹敵する低遅延だからスマホゲームでも快適
「GAMER NO.1」の仕様と特徴
これが今回紹介する完全ワイヤレスイヤホンSoundPEATS「GAMER NO.1(ゲーマーナンバーワン)」。ケースに印字されたロゴもゲーミングデバイスらしいフォントに変更されている。
価格はAmazonで4,880円。
スマホゲーム向けに”超低遅延ゲーミングモード”を搭載しているモデルで、Bluetoothは5.0をサポートしSBC.AACコーデックに対応している。
低遅延とか高速通信というとAndroidのaptXコーデックなどに対応している機種のイメージだけど、本機はスマホを選ばず低遅延でFPSやアクションゲームをプレイすることができる。
連続再生時間は単体5時間。ケース込みで25時間。充電にはUSB-Cを採用し1.5時間で充電が完了する急速充電に対応。片耳モード・ハンズフリー通話も行うことができる。
▶参考:SoundPEATS公式サイト
「GAMER NO.1」のいいところと残念なところ
「ゲーミング」らしく光るケースがクール
GAMER NO.1は本体だけでなくケースも光る。コレがなかなかクール。
ケース側面にあるLEDライトが赤青緑などさまざまな色に変化する。ゲーミング○○らしいギミックだ。
自作PC含めゲーミングデバイス一色でデスクを揃えた中にGAMER NO.1を置いた感じがなんとなく見てみたい気もする。
低遅延は本当。6,000円台機種に迫るレベル
本機の特徴である低遅延仕様。最大60ms(0.6秒)まで遅延を抑えた接続スピードをうたっているが、検証してみた結果、たしかに低遅延であることがわかった。
僕はFPSをまともにやったことがないので、今回は「GAMER NO.1」×「クラッシュバンディクー ブッ飛びマルチワールド」で検証してみた。
このゲームはクラッシュバンディクーがリンゴを集めながら障害物を避けつつゴール地点まで走行するというランゲーム。スピード感のあるゲームなのでアクション音と動きが激しいゲームだ。
実際にプレイしてみると、クラッシュバンディクーの動きに対して効果音はほとんどズレなく聴きとることができた。ただ、「ほとんど」なので完全にタイムラグがないとは言えない。60ms=0.6秒ということになるが、たしかにそのくらいのタイムラグは感じることができた。
これは、以前レビューしたdyplayの「ANC Pods」と同等クラスの遅延具合だった。それもそのはずで、ANC PodsもGAMER NO.1同様60ms低遅延のゲーミングイヤホンとなっている。
とはいえ、そもそもGAMER NO.1は4,000円という価格帯の製品なので、つまるところGAMER NO.1は6,000円台のANC Podsレベルの実力を持っているということになる。
Youtubeでの動画でも検証してみた。結果は良好。動画位ならまったくストレスなく楽しむことができる。
ペアリングがカンタン。ⓁⓇの接続切り替えもスムーズ
スマホとのペアリングは、初回のみイヤホンをケースから出して設定からBluetoothをオンにして行う必要があるけど、次回以降は自動接続が行えてなおかつかなり早い。4,000円台でもここまでスピーディにペアリングが行えるようになったんだなぁ。
しかも片耳モード⇔両耳モードの切り替えもかなりスムーズ。
例えば、Ⓡイヤホンで使っていたとしてⓁイヤホンをケースから出して両耳モードで使用したいときでも一瞬でⓁイヤホンが接続される。
音質は立体的。ただしゲーミングモードの重低音が強調されすぎ
GAMER NO.1をPrime Music HDで音質チェックしてみた。ゲーミングデバイスということで個人的にはTaoTronicsの「SoundLiberty 97」のようなハリのある軽快な音質を予想していたのだけど、実際には真逆の重低音強めのドンシャリサウンドとなっていた。
さらに、Ⓛイヤホンを3回タップするとゲーミングモードへと切り替えることができるが、これによってもともと強めの重低音がさらにブーストされるからリッスントゥミュージックにはおすすめはしない。
デュアルドライバーの恩恵なのか、各音域がクッキリと分かれて聴こえ立体的に楽曲を楽しめた。この点に関しては、音の方向性が重要となるFPSゲームなどで真価を発揮するのかもしれない。聞き心地は4,000円台としては高音質と言える。
ちなみに、デュアルドライバーというと、このブログでも紹介したSoundPEATSの旧モデル「Truengine 3SE」と同じタイプだ。ただ、音質はTruengine 3 SEよりもGAMER NO.1のほうがより重低音が強化されている。
ステムの径は他の完全ワイヤレスと同じ大きさで、以前レビュー紹介した完全ワイヤレスイヤホン専用のサードパーティ製イヤーピース「SpinFitのCP360」も装着することができた。
付属のイヤーピースだと硬くて長時間装着していると耳に圧迫感があったので、その辺はCP360でカバーできそうだ。このイヤピ、やっぱり装着感がいい。
連続再生時間5時間は少々短い
根本的な指摘になってしまうけど、イヤホン単体で連続再生時間5時間はゲーマー相手には少々短いのではないだろうか。
僕はゲーマーではないけどやり始めたら半日とかはぶっ通しでプレイする性格だから、その感覚で考えると5時間ごとに1.5時間の充電が必要となるのは面倒さがある。
値段的なことと、低遅延と言えど60msのタイムラグがあるということを考えるとGAMER NO.1はスマホゲームライトユーザー向けのゲーミングイヤホンという位置づけが最適なんだろうなと思った。
4,000円でこのクオリティならあり
この記事では、新発売となったSoundPEATSのゲーミング完全ワイヤレスイヤホン「GAMER NO.1」をレビューした。
たしかに低遅延で、光るギミックがまさにゲーミングの名にふさわしい製品だった。これで4,000円台は安い。初めての完全ワイヤレスイヤホンとしてもおすすめな一品だった。
さいごに、本機のメリットデメリットをもう一度まとめてこの記事を終う。
- バッテリー持続時間が単体5時間は短い
- ゲーミングモードの重低音強すぎ
- ケースが光るギミックがカッコイイ
- ペアリングがスムーズで初心者でも安心して使える
- 6,000円台のTWSに匹敵する低遅延だからスマホゲームでも快適