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もはやコスパというか価格破壊という言葉がふさわしいオーディオブランドQCYから新モデル「MeloBuds Pro」が登場したのでシェアしていく。
ハイレゾLDACコーデックに対応しつつANCと外音取込を搭載、さらにはマルチポイント接続やゲームモード防水設計で脱着検知機能まで搭載してまさかの6,000円以下はやばい。
『安くて高品質な完全ワイヤレスイヤホン』なら間違いなくコレが推し。
さあ、はじめようか。
ジャパニーズガジェットブロガー
翁
おきな
ガジェットが大好きな34歳／ ブロガー歴5年／ レビュー数180品以上（うちイヤホン80種類）／ サラリーマン／ 4児の父／ “みんなといっしょ”が苦手なタイプ
この記事は、メーカーからの提供品を基に実機レビューしていきます。
こちらがQCY MeloBuds Pro。
デザインはシンプルでスタイリッシュだね。
5,000円台としてはやっぱりこのくらいシンプルにするのがベターだと思う。
下手な装飾とか、ロゴとかを無駄に入れないのが好印象だ。
- LDACコーデック対応ハイレゾ認証
- 12mmダイナミックドライバー搭載
- アダプティブANC搭載
- 空間オーディオ対応
- スマホアプリ対応
- マルチポイント接続対応
- イヤホン単体8.5時間、ケース併用最大34時間バッテリー
- 10分の充電で2時間分の急速充電に対応
5,000円台の完全ワイヤレスイヤホンとしては申し分ないスペックだ。
装着感は軽やかで快適
MeloBuds Proの装着感はふつうにいい。
重みも感じないし圧迫感もほとんど感じられない。
外に見える部分がメタルなので清潔感があっていいね。
この値段としては非常に珍しく脱着検知機能を搭載しているから使い勝手も申し分ない。
5,000円台としてはありえない音質
Nothing Phone 2aのLDAC接続で音質をチェックしてみた。
QCY MeloBuds Proの音質は僕個人は好きな質感のクオリティだった。
寒色系フラットでバランスのいい聴きやすい質感。
価格に対してみると想像のかなり上といった仕上がりだ。
特徴的なのは、中音～高音の明瞭具合が目立つところ。
ブルーノマーズ&レディガガ「Die With A Smile」を聴くと良さがすごくわかる。
粒立ちのいい解像感で、線の細い中音と伸びのいい高音が耳を清めてくれる感じがする。
ミッドベースとサブベースは抑え気味だけど、イコライザでプリセットをベースに切り替えるとぐんと低音を底上げしてくれる。
MeloBuds Proの音質を総合すると、力づよく前向き！というよりかは後味さっぱりしてきめ細やか～といった具合。これで6,000円以下はすごいよ。
空間オーディオは微妙
あと、MeloBuds Proのサウンド設定ではイコライザプリセットの部分に空間オーディオってのがあるんだけど、アレはダメ。
空間オーディオでAmazonMusic Unlimitedの“ATMOS楽曲”を聴くと奥行具合が不自然すぎて控えめにいって聴くに耐えない質感になる。
空間オーディオをオンにするにはLDACをオフにする必要があるけど、その価値はない。
しっかりとしたANC品質
アクティブノイズキャンセリングの品質もお値段としては十分なものだった。
いや、むしろこれまでの5,000円台のANCイヤホンが何してたんだって思うほうが正しいか。
ノイキャンの仕様もアプリからなら室内や屋外などシチュエーションにあわせて段階的にレベルを調節できるし、自動でレベルを調節してくれるアダプティブANCもしっかり機能している。
兼ね勉強なり読書など集中したいシーンにはきちんと活かせる実力だ。
片耳直すと音楽が止まったままになる
ネガティブな部分として、片耳をケースに直すと楽曲が止まったままになってしまう。
脱着検知機能が搭載されてるから当然という声もあるかもしれないけど、片耳イヤホンだけケースにしまうシーンってのはある。
SOUNDPEATSのイヤホンみたいに、片耳外れてもあたかもイヤホンに右も左もなかったかのように平然と楽曲を再生し続けてくれるといちいち再生させなくて済むから助かる。
スマホアプリは扱いやすい
スマホアプリも変な日本語でもなく使い勝手もいい。
ゲームモードやスリープモードなどちょっとあると便利な機能も備えているところはお値段以上にしっかりしている。
サウンド設定もプリセットがいくつか用意されているほか、カスタムで自分好みにいじれるのもありがたい。
ただ、アプリがイヤホンを接続検知するまでちょっと待機時間が長いな。
せっかくBluetooth5.3なのに、ため息つくぐらいにはもたつくので、そこだけしっかり言っておきたい
メリットデメリット
こんな人におすすめ
- 6,000円以下でお値段以上品質な完全ワイヤレスイヤホンがほしい人
- シンプルデザインが好きな人
- マルチポイント接続が必須な人
「ハイエンドクラスに匹敵！」とは言えないにしても5,000円台の完全ワイヤレスイヤホンとしては十分すぎるほどの機能を搭載しているので、お値段以上という言葉が好きな人には満足のいく製品だと思う。
サウンドについても寒色系の耳当たりのいい質感が好きな人ならハマるだろう。
安いAndroidスマホとコスパコンボを決めたい人は要チェックしておこう。
