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最大21時間連続で使えて、大口径14.2mmドライバー搭載で本体片側たった4gという軽さが特徴のSOUNDPEATS製インナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホン「Air3 Deluxe」
おなじSOUNDPEATSのインナーイヤー型イヤホン「Air3」の後継機にあたる進化版モデルだ。
では、いったいどんな部分が進化しているのだろうか。
SOUNDPEATSから提供していただいた実機に触れてみたところ、Air3の軽い装着感はそのままに、音質が格段に向上していた。
インナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホンとは思えないほどナチュラルで立体的に仕上げられている。
これでお値段6,000円を下回ってくるのは攻めている。
これまでインナーイヤー型にマイナスなイメージを持っていた人でも満足できるクオリティだろう。
ということで、さっそくSOUNDPEATS Air3 Deluxeについて詳しくレビューしていこう。
この記事は、SOUNDPEATSからの提供品に実際に触れて書いている
今回レビューするのは、もはや完全ワイヤレスイヤホンにおいてコスパの代名詞といえるオーディオメーカーSOUNDPEATS(サウンドピーツ)の最新作「Air3 Deluxe(エアースリーデラックス)」
このブログでもレビューしてきたAirシリーズの第4弾目で、イヤーピースを要するカナル型イヤホンとは違い解放的な装着感が特長のインナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホンだ。
外観形状としてはインナーイヤー型ということで「Air3」の正当な後継機となるだろう。
付属品は充電ケーブルと説明書、本体の3つのみ。
販売価格は5,880円でカラー展開はブラックとホワイト。
今回提供していただいたのはホワイトだけど、正解だった。ツルっと光沢感のある見た目のピアノブラックは指紋が目立つからね。
旧モデルとどこが違う?スペックを比較
Air3 Deluxe | Air3 | Air3 Pro | |
---|---|---|---|
搭載ドライバー | 14.2mmダイナミックドライバー | 14.2mmダイナミックドライバー | 12mmダイナミックドライバー |
連続再生時間 | 最大5時間(充電ケース併用21時間) | 5時間(充電ケース併用17.5時間) | 6時間(充電ケース併用24時間) |
形状 | インナーイヤー型 | インナーイヤー型 | カナル型 |
重さ | 4g(ケース込み36g) | 4g(ケース込み33g) | 4.5g(ケース込み36.8g) |
Bluetooth | 5.2 | 5.2 | 5.2 |
対応コーデック | SBC, aptX, aptX Adaptive | SBC, aptX, aptX Adaptive | SBC, AAC,aptX, aptX Adaptive |
防水規格 | IPX4 | IPX4 | IPX4 |
脱着検知 | |||
アプリ | |||
ANC/ヒアスルー |
それではここから、今回SOUNDPEATS Air3 Deluxeがいい製品だと思えた理由や、実機に触れて感じたメリットデメリットを解説していく。
着けていることを忘れるレベルに軽い装着感
Air3 Deluxeを使いはじめて最初にいいなと思ったのは、その装着感の軽さ。
カナル型のような圧迫感はもちろんなし。というか装着感というものを感じない。
イヤホン片方の重さはたったの4g。
4gというと、軽量タイプの完全ワイヤレスイヤホンでは珍しくはないんだけど、耳に取り付けるハウジング部が小さく耳に最適な形状なのが装着感をよくしている要因だと言える。
正直、以前レビューした同じくインナーイヤー型TWS、Marshall「MinorⅢ」はデザインこそ最高だったけど、ハウジング部が大きめで長時間ぶっ続けて耳に装着していると圧迫感を多少なりとも感じた。
Air3 Deluxeはそんな圧迫感が一切ない。
ブログ作業用に装着して1時間ほど経ったあと、ふと「そういえばAir3 Deluxeで音楽を聴きたいな」とケースを開けたんだけど、すでに自分の耳にAir3 Deluxeは装着されていて、音楽は再生されていた。
着けていることを忘れるレベルでAir3 Deluxeは軽い。
2年前のハイエンドクラスに匹敵する高音質
肝心の音質はというと、想像の斜め上をいくバランスのよい音質。
これまでのSOUNDPEATS製完全ワイヤレスイヤホンは、ハッキリとしたフラットな音質が特徴でドンシャリ感強めだった。
それに対してAir3 Deluxeは立体的で奥行のある高解像度な音質にチューニングされている。
唯一難点があるとすると、サウンドトラックやクラシックなどBGMミュージックは聞き取りづらい。
解放的であるがゆえに音を楽しむ楽曲は音量を最大値まで上げないと外音に負けてしまっている印象だ。
だから、Air3 Deluxeを楽しむならポップスやロック、HIP-HOPなどがおすすめになる。
とにかく、使ってみた感じ2年前に販売されていた1万円台のハイエンドクラスに匹敵する高音質といえる。2020年製のインナーイヤー型を使っている人がAir3 Deluxeに買い替えれば満足度はかなり得られるだろう。
脱着検知機能がある安心感
本機から新たに実装された脱着検知機能。
音楽再生中に耳から本体を外すと自動で楽曲が停止する機能なんだけど、この機能の安心感は結構おおきかった。
たとえば、音楽を聴きながらコンビニで買い物をする際、Air3 Deluxeはヒアスルー機能を備えていないので店員とのやり取りのために耳から外す必要がある。
そんな時でも、再生中の楽曲をピタッと止めて買い物に集中できるので弁当の温めをお願いしわすれるリスクを減らすことができる(僕にとっては大事な瞬間)
ただ、この脱着検知。ちょっと敏感なのか、耳に本体を戻していなくても楽曲が再生されることがあるのでそこはちょっと気になった。
とはいえ、あるとないとでは全然安心感が違う機能だ。
ワイヤレス充電には非対応。惜しい
唯一僕がAir3 Deluxeに触れて感じたデメリット、それがQiワイヤレス充電に対応していないこと。
ふだんからバタバタしていてデバイスの充電をし忘れる僕にとって、置くだけで充電できるという要素はあってうれしいポイント。
最大21時間分使えるバッテリーを搭載しているからカバーはできているけど、販売価格をもう1,500円アップしてでもQi充電には対応していてほしかった。
そうなればもっと人気は出ていたと思う。
ということでこの記事ではSOUNDPEATS Air3 Deluxeについてレビューしてきた。
これまでにない立体的な高音質で軽やかな装着感は、はじめての完全ワイヤレスイヤホンにはちょっと贅沢なくらいにハイクオリティ。
値段的に5,000円ちょっとで買えるという敷居の低さがひとついいギャップを生む要素だ。
ノーブランド品の安い完全ワイヤレスイヤホンを使っているという人ならAir3 Deluxeの音質に驚くことだろう。
- 長時間装着していても疲れない軽さ
- 脱着を検知して音楽を自動で再生・停止してくれる
- 2年前のハイエンドクラスに匹敵する立体高音質
- 最大21時間充電なし連続で使える
- それでいて6,000円以下という破格値
- ANCやヒアスルー機能は非搭載
- Qiワイヤレス充電非対応