SOUNDPEATS Air3レビュー。解放感と高音質をあわせ持つインナーイヤー型TWS

6 min
SOUNDPEATS Air3レビュー。極小サイズのインナーイヤー型TWS

“窮屈なカナル型ではなく解放的なインナーイヤー型が好き。それでいて音質は犠牲にはしたくない。出来れば持ち運び便利な小さいサイズでーーー”

この理想を叶えてくれるTWS(完全ワイヤレスイヤホン)は、そう多くない。音質で言えばHUAWEIのFreeBuds4なんかは理想系だけど、値段的に少々高い。

もし、アクティブノイズキャンセリング機能を特に必要としないのであれば、SOUNDPEATS(サウンドピーツ)の「Air3(エアー3)」がおすすめだ。

Soundpeats Air3のパッケージ外観

このイヤホンの何が良いって、本体がとにかく小さい。それでいて見た目に反して音も高音質なんだ。つまり、インナーイヤー型ならではの解放的な軽い装着感と迫力のサウンドをワイヤレスで楽しむことができる。

ということでこの記事では、SOUNDPEATS Air3の実際の使用感についてレビューしていく。反カナル型派は必見。

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充電器や完全ワイヤレスイヤホンなどガジェットが好きなブロガーBOWS@guidbows)よろしくね。

この記事は、メーカーから商品を提供していただいて執筆している。

SOUNDPEATS史上最小サイズの完全ワイヤレスイヤホン「Air3」

Air3」は、コスパで知られるSOUNDPEATS(サウンドピーツ)から2021年8月17日に新発売となった防水設計の完全ワイヤレスイヤホンだ。

SoundPEATS TrueAir2レビュー。高コスパインナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホン」でレビューした“VGP 2021”を受賞したモデル「TrueAir2」の後継機にあたり、ケースサイズはSOUNDPEATS史上最小となっているのが大きな特徴だ。

イヤーチップを必要としない解放的なインナーイヤー型形状で、14.2mmの大口径ドライバーを搭載。SoCにはCualcommの「QCC3040チップ」を搭載し、SBC・aptXに加えてaptX Adaptiveコーデックまで対応。

また、旧型True Air2同様、左右のイヤホンがそれぞれ独立に通信を行う左右同時接続技術「TrueWireless Mirroring」が可能なのは健在だ。

片耳モードでの使用が可能で、cVc8.0通話ノイズキャンセリング機能を搭載。脱着検出機能でイヤホンを着け外しすることに応じて音楽再生が一時停止、マイクがオンオフ切り替わる仕様となっている。

スペック

製品仕様スペック
  • チップセット :QCC3040
  • Bluetooth規格 :Bluetooth5.2
  • Bluetoothプロファイル:HSP , HFP , A2DP, AVRCP
  • コーデック :SBC, aptX, aptX Adaptive
  • 連続再生時間:5時間(イヤホン単体)・17.5時間(ケース併用)
  • 充電端子:USB-C
  • 防水規格:IPX5 (イヤホン)
  • サイズ(L×W×H):49.5×22.5×47.5mm (充電ケース)
  • 販売価格:5,380円(2021/9/12現在のAmazon価格)

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SoundPEATS(サウンドピーツ)

実際に使ってみた感想をレビュー

SOUNDPEATS Air3を実際に使ってみた感想をレビュー

実際に「Air3」を使用してみての感想をレビューしていく。

まず、結論から先に述べると、カナル型の窮屈さに我慢するのを辞めて本機に乗り換えても全然問題ない。ノイキャンと外音取り込みさえ不要なのであれば。

開封からもう小さい。圧倒的小ささのケース&本体
付属品
  • Air3本体
  • USB-A to USB-C充電ケーブル
  • 日本語取扱説明書

※コンセントACアダプターは付属していないからスマホのか自宅に余っているものを用意しよう。

開封からもう小さい。圧倒的小ささのケース&本体

じゃーん。

と、いう具合にスキニーパンツのしかもウォッチポケットにすっぽり入る小ささを誇るAir3のケース。

サラリとしたプラスチック素材で、丸みを帯びたブラックカラー一色。河原の小石のような形状だけど、それよりも圧倒的に軽いことにも驚く。

ケースと本体全体の重量は31.8g。卵の約半分の軽さだ。

手のひらにもスッポリと収まるサイジング。収納は縦入れ。個人的には好みじゃあないけど。

充電には上下不問のUSB-C端子。

イヤホン単体で5時間、ケース併用で17.5時間の連続再生が可能。ふだん使いには十分なロングバッテリーだ。

本体はイヤーピースを必要としないインナーイヤー型。うどん型ということで小型のカナル型イヤホンに比べると少々存在感はある。とはいえ、尻尾の部分はジャスト2cmと比較的短いから、あまり耳からうどんを出したくないという人にはいい控え目加減だ。

イヤホン片方の軽さはたった4.1g。軽い。

本機はSOUNDPEATSのロゴマークの部分がタッチセンサー部となっている。ココをタッチすることで再生や停止、音量調整、次曲前曲などを操作することができる。

ペアリングはカンタン。ケースを開ければすぐ接続

Air3は、Bluetooth5.2でSBC,aptXコーデックに加えてaptX Adaptiveでの接続を行うことができる。つまりAndroidスマホとの相性が最適な完全ワイヤレスイヤホンだ。

ちなみに

aptX Adaptiveとは、リスニング環境に応じて転送ビットレートを可変しながら伝送する通信方式。より安定的で低遅延な楽曲を楽しむことができる仕様となっている。けど、現時点では対応しているスマホは一握りだ。

ペアリング自体は初回デバイスとのみ処理を必要とするんだけど、方法はいたってカンタン。

Air3のケースを開くと自動的に電源がオンになり、ペアリングモードへと移行するので、スマホのBluetoothをオンにして接続可能デバイスの一覧から[Air3]を選択すれば接続が行われる。

また、いちど接続したデバイスは本体に記録されるから次回以降はケースからイヤホンを取り出さなくても接続される。接続までの動作が最小限なのがストレスフリーでいい。

1万円クラスのイヤホンでもケースから本体を取り出さないとペアリングが行えないものが多いので、その点Air3は接続に関して使い勝手がいいと言える。

“左右同時接続”は相変わらず使い勝手が最高

TrueAir2同様、本機も左右同時接続技術「 TrueWireless Mirroring 」を採用している。これにより左右双方のイヤホンをそれぞれ片耳モードで使用したいという時にスムーズに切り替え作業が行える。相変わらず使い勝手のいい機能だ

たとえば、片耳だけで作業をしたいときなんかに左右いずれかのイヤホンをケースに収納しても、もう片方は何もなかったかのように楽曲を再生し続けてくれる。ケースから収納した片方を復帰させると、これまた何もなかったかのように瞬時に両耳モードに切り替わる。

Bows

Bows

外音取り込み機能がないぶん、片耳モードを利用する機会が多いけどこの性能があれば十分にカバーできていると思う。

完全ワイヤレスイヤホンのなかでも、片方のイヤホンをケースに収納すると音楽の再生が切れてしまう機種もまだまだあるなかで、Air3は接続面の使い勝手においても頭一つ飛び出しているということになる。

インナーイヤー型とは思えない迫力の音質

密閉型のカナル型イヤホンと比べて音質が劣りがちなインナーイヤー型イヤホンだけど、Air3の音質においては「インナーイヤー型なのにハッキリ高音質」というのが第一印象だ。

もともとSOUNDPEATSのイヤホン自体、比較的低音強めのドンシャリ系音質なのが特徴で、Air3も同様に低音はしっかりと強調されている。それでいて中~高音も解像度高めでスーッと馴染んでいる。

バイオセルロース振動板に改良された14.2mmの大口径ドライバーの恩恵だろう。ずっしりとしたベースに負けない程度に高音も伸びがよく、中音域とボーカルボイスも引っ込むことなく耳元至近距離で感じることができた。

Bows

Bows

この軽い本体からどうしてこんなにいい音が出るのか…

たとえば、ビリー・アイリッシュの“bad guy”のような静かめの楽曲でもしっかりと聴き取ることができるし、ノれる。

総じて聞き心地はとにかくクリアー。性質は電子音加工に近いかな。EDMとの相性はいい。

初見だったけど、Reolの“第六感”なんかすごい相性良かった。

音場も広めで奥行も感じられたから、Prime Music HDのULTRA HDサウンドでも高音質っぷりをちゃんと堪能できるのは嬉しい。

密閉型のカナル型イヤホンとは違い解放的なぶん音質が劣化しがちなインナーイヤー型でもここまでの迫力サウンドを楽しめるのはポイントだ。

気になるポイント

気になるポイント

一方で「Air3」を実際に使用してみて気になった点も少々あったので以下に紹介する。

とにかくケース収納から出し入れしづらい

まず一番に僕が気になったのは、Air3はとにかくケースから取り出しづらいということ。

丸みのある上部形状に合わせてつかみどころがなくて向きが外向きのため、指でつかみにくい。縦入れが完全に裏目に出ている。

表面がサラサラしているせいで手からするりと落ちてしまう。歩きながらAir3を取り出すのなんか下水にイヤホンを置きに行ってるようなものレベル。

テカリのあるツルツル素材のピアノブラック塗装か、せめて本体にツマミのような突起をつくってほしかったなと。

Bows

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個人的には「TrueAir2」のような平置きが圧倒的に取り出しやすかったので、ちょっと残念なところ。

タッチセンサーが敏感すぎて誤動作が過ぎる

Air3は操作にタッチセンサー式を採用している。これがなかなかイケてない。

僕は以前から反タッチセンサー式派を提唱しているけど、本機は特に感度が高いため少しでも触れれば反応、誤動作が頻発してしまう。

さきほどの本体表面がサラリとしているからという外観的特徴も含めて必要以上に本体を触ることも要因だとは思う。いずれにしてもセンサー式であるがために必要以上に曲が進んだり再生停止を行ってしまうから問題だ。

Qiワイヤレス充電対応であれば尚良し

Air3はUSB-C端子での充電のみ

このコンパクトさを実現しているのであれば難しいのかもしれないけど、欲を言えばQiワイヤレス充電に対応していてほしかった。

せっかく持ち運びと装着感の軽いサイズ感なのだから、ワイヤレス充電ができればほぼ完ぺきに近いスマートさであったと言えた思う。

Bows

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であれば、販売価格6,990円でも買いだったんじゃないかなと。

ANCが要らないインナーイヤー型派はコレ一択でいい

SOUNDPEATS Air3レビュー。極小サイズのインナーイヤー型TWS

この記事では、2021年8月17日に発売となったSOUNDPEATSの完全ワイヤレスイヤホン「Air3」についてレビューしてきた。

コンパクトさと軽快な装着感、音質も迫力と奥行のあるクオリティ。インナーイヤー型のデメリットを克服した完成度と言える。

気になる点はいくつかあったけど、どれも人によって気になるかどうか別れるような内容だっただけに、そこを妥協できるか否かで買いかそうでないかが分かれそうだ。縦入れが気になるという人はTrueAir2+あたりを買うのが妥当だ。

個人的には、アクティブノイズキャンセリング機能を必要としていないのであれば、低価格でなおかつある程度信頼のおけるブランドのインナーイヤー型という選択肢のなかではダントツでおすすめできるイヤホンだ。

残念なところ
  • ケースからイヤホンを取り出しずらい
  • タッチセンサーの感度が良すぎる
  • Qiワイヤレス充電ではない
いいところ
  • 超持ち運び便利なコンパクトケース
  • 解放的で軽い装着感
  • 値段以上の音質
  • 使い勝手が良い左右同時接続対応
  • 低遅延ゲームモード搭載で動画も楽しめる

4点

評価 :4/5。
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