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この記事では、SOUNDPEATS(サウンドピーツ)から提供してもらった完全ワイヤレスイヤホン「Engine4」について、長年SOUNDPEATSイヤホンに触れてきたガジェット好きな翁が実機レビューしていきます。
当ブログの運営者、ガジェット大好き翁(おきな)@okinalogです。よろしくね。
「アクティブノイズキャンセリングや外音取込機能は必要ないけど、有線イヤホンじゃなくてワイヤレスイヤホンがいい。もう音に特化したやつが理想的!」
そんなひとには、SOUNDPEATSの「Engine4」という選択肢もあります。
過去Engineシリーズよりも小型なのに、ハイレゾ音質を楽しめるEngine4。
実際のところ実力はどうだったのか、レビューしていきます。
さあ、はじめようか。
ネオジャパンデスクセットアッパー
翁(おきな)
オッキーナ
ガジェットが好きな36歳/ ブロガー歴7年/ レビュー数330品以上(うちイヤホン180種類以上)/ Xフォロワー数5,100人突破/ YouTubeチャンネル開設(奮闘中…)/ 【ネオジャパンデスクセットアッパー】と称して日本みのある独自のデスク環境を構築中/ 普段はサラリーマン/ 4児の父/ “みんなといっしょ”が苦手なタイプ
今回レビューするのは、完全ワイヤレスイヤホンにおいてコスパの代名詞とも呼べるオーディオメーカーSOUNDPEATS(サウンドピーツ)の完全ワイヤレスイヤホン「Engine4(エンジン4)」
低価格ながら優れた音質と機能性をもつTWSを多く輩出しているブランドです。
そんなEngine4の特徴は、
- 10mm+6mmのダイナミックドライバーを搭載したデュアル構成
- Bluetooth5.3対応
- ハイレゾ音質LDACコーデック対応
- マルチポイントペアリング対応
- ゲームモード搭載
- 最大43時間のロングバッテリー
最大の特徴はやはりハイレゾ音質LDACコーデックに対応していること。
さらに独自開発のクロスオーバー技術を採用することで、クリアで歪みの少ない中音域と透明感のある高音域を実現しているとのことです。
ざんねんながらiPhoneではAAC接続となりますが、Androidスマホであれば超高音質をワイヤレスで楽しむことができることになります。
バッテリー量も申し分ないロング具合となっているので、ふだん使いには不足のないスペックです。
Bluetooth:バージョン5.3
対応コーデック:SBC,AAC,LDAC
連続再生時間:(イヤホン単体)約12.5時間、(ケース併用)約43時間
防水規格:IPX4
充電形式:USB Type-C(ワイヤレス充電非対応)
パッケージ
Engine4のパッケージには、本体と別にイヤーチップが全3サイズ、充電ケーブル、説明書が付属しています。
一般的な完全ワイヤレスイヤホンのパッケージと変わりありません。
外観
Engine4のケースは、鏡面タイプのピアノブラックでシンプル。
蓋を開けると内部はやや岩面系の装飾がされていてモダンな雰囲気です。
底面にType-C充電ポートとリセットボタンが用意されているのみで、ざんねんながらQiワイヤレス充電には対応していません。
イヤホン本体は同社Miniシリーズのような小粒のカナル型形状で、やや赤みのあるブラック塗装がされています。
フェイスプレートはタッチセンターを内蔵していて、うっすらとSOUNDPEATSロゴが浮き出る仕様です。
ノズルのあたりはEngineシリーズらしくスケルトンで内部構造が視えるデザインとなっています。
実際にSOUNDPEATS Engine4を使ってみての感想をレビューしていくで。
驚くほど分離感に長けた寒色系ハイレゾサウンド
Engine4はハイレゾ認証をうけたLDACコーデックを用いたハイレゾサウンドが特長の完全ワイヤレスイヤホンです。
その音質は、輪郭が細く分離感が顕著な寒色系サウンド。
小粒なシェルからは想像もできない高精細で透き通った音質を持っています。
中低音用の10mmのPU+チタンメッキのPET振動板を用いたダイナミックドライバーと、高音用の6mmチタンメッキPET振動板ダイナミックドライバー2基のドライバーが絶妙な厚みと量感を発揮しているのが分かります。
ギターやアコギ系の弦楽器は弦の弾ける感覚も味わえるほか、ボーカルも艶やかさがあり主張感も申し分ないです。
高音域も下手な味付けというか雑味のないクリアーな質で聴きやすい仕上がり。
低音はというと控えめで心臓まで響くタイプではありませんが、それが逆によくて中音と高音の量感をいいかんじで強調していてすごく聴きやすいバランス感となっています。
よくあるドンシャリ系サウンドでは味わえない量感と分離感中心で音楽をたのしめる音質で、これはほんとにEngine4ならではの音質ですね。
おなじくSOUNDPEATSの「Opera05」とも比較してみましたが、ドンシャリで迫力重視のOpera05に対してEngine4はフラットで清涼感重視といった印象。
パワーとテクニックの対極ですね。どちらも気分で聞き分けたい。
なんなら1万円クラスの有線イヤホンにも負けてないですね。
この音質で8,000円台はバグとしか言えないレベルやで。
唯一気になるのは取り出しやすさ
SOUNDPEATS Engine4唯一の難点は、ケースからの取り出しにくさ。
Miniシリーズもそうでしたが、小粒サイズのシェルがしっかりマグネットで吸着されてるがゆえにケースから取り出しにくいんですよね。
比較的指の細い僕でさえそう感じるんですから、ごつめの指のひとはもっと取り出しにくいはず。
もう少し取り出しやすい形状に改良してくれると嬉しいですね。
ノイキャン・ワイヤレス充電は非対応
Engine4は音質特化の完全ワイヤレスイヤホンなので、アクティブノイズキャンセリングも外音取込機能もQiワイヤレス充電にも対応していません。
なので8,000円で買うことができるというのがミソなんですが、使い勝手ではやはり多機能TWSに劣ります。
なのでEngine4は「多機能でも使いこなせない!音楽が高音質で聴ければいい」というひとのための製品ということになりますね。
マルチポイント利用には条件がある
Engine4はマルチポイント接続に対応しています。
デバイスをシームレスに行き来する2台同時接続のことです。
音楽再生はPCで、スマホに着信があったらイヤホンをつけたまま応対できたりと便利な機能で、スマホアプリからオンオフを切り替えることができます。
ただ、Engine4はマルチポイント接続を利用しているとLDAC接続がオフとなってしまいます。
超高音質を楽しむならマルチポイント接続はできなくなりますので、注意が必要です。
- 同価格帯有線イヤホン以上のキレと明瞭感のある高精細なハイレゾサウンド
- 小さく持ち歩きやすいミニサイズ
- 無駄な機能を搭載していない
- Qiワイヤレス充電に対応していない
- イヤホンが小さくてケースから若干取り出しにくい
- マルチポイント接続利用時はLDAC接続がオフになってしまう
ということで、今回はSOUNDPEATS Engine4について実機レビューしてきました。
音質特化のタイプということで、アクティブノイズキャンセリングや外音取込機能は非搭載ですが、音を聴けば音質特化も納得の高音質で8,000円台はかなりコスパがいい完全ワイヤレスイヤホンです。
というか8,000円台の完全ワイヤレスイヤホンでここまでの音が出るならANCを必要としないってひとはEngine4でいいと思います。
一応マルチペアリングにも対応しているし、バッテリーも40時間持つなら申し分ないスペックでしょう。
唯一ケースからの取り出しにくいのが難点ですが、指の細いひとなら問題にはならないでしょうからAndroidスマホを使っている女性とかにはおすすめかもしれません。