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個人的にカナル型イヤホンにはズレ防止のスタビライザーがついていてほしいと思う人間、BOWSです。
この度、幸いなことにTribit様よりスタビライザーがついた新型完全ワイヤレスイヤホン「FlyBuds 3(フライバズ 3)」を提供頂きました。
Tribitというと、以前1万円以下にも関わらず優れたアクティブノイズキャンセリング機能を備えた完全ワイヤレスイヤホン「FlyBuds NC」をレビューし、その完成度の高さに驚いたものです。
「FlyBuds 3」は、FlyBuds NCに次ぐ左右独立型完全ワイヤレスイヤホン。
BOWS
やっぱりTribit。いい製品を出しますよ。満足度が高い。僕はTribit大好きです。
実際、どういったイヤホンなのか外観や使用感など詳しくレビューしていきます。
※記事最後にはキャンペーン情報も記載しています。
Tribit製完全ワイヤレスイヤホン「FlyBuds3(BTH92)」
FlyBuds 3は、サウザンドジョアス株式会社のオーディオブランドTribit Japanが今年発売した完全ワイヤレスイヤホンです。
同社は、ワイヤレスキーボードで有名なiCleverなどを含む幅広いガジェットアイテムを取り扱う会社。なかでもTribitは、コスパのいいBluetoothオーディオ製品(特にイヤホンとワイヤレススピーカー)が多くコアなファンが多いブランドです。
FlyBuds3は、iPhoneのメインコーデックであるAACに対応し、スタビライザーが付属しているため優れた装着感を実現した機種で、最高等級に近いIPX7防水設計ということもあって、スポーツシーンでも壊れずらい耐久性の高さが魅力です。
また、2600mAhの大容量バッテリーを備えているため、最大100時間の連続再生が可能で、出力用のUSB Type-A端子を利用することでモバイルバッテリーとしてスマホなどの充電も可能。
BOWS
イヤホン以外の用途で利用できるのは便利。
モバイルバッテリーとしてのサブ機能といえば、SoundPEATSのTrueBudsも2700mAhの大容量バッテリーを備えていました。
ですが、あちらはイヤホンとしての最大連続再生時間が70時間。一方FlyBuds3は最大100時間利用可能なので、バッテリー性能の面ではFlyBuds3のほうが実力は上ということが言えます。
旧モデル「FlyBuds1」との違い
FlyBudsには、旧モデルのFlyBuds1が存在します。
値段はFlyBuds3よりも1,000円ほど安い4,500円(Amazon)
では、FlyBuds1とFlyBuds3でどこが違うのか、両機の主な特徴は以下です。
FlyBuds1は通話性能に力を入れた普段使い用のスペックで、FlyBuds3はスポーツシーンなどで活躍できる実用性耐久性重視のスペックとなっています。
FlyBuds3レビュー:外観・デザイン
パッケージをみていきましょう。
Tribitのパッケージはどの型番もシンプルにホワイトとオレンジのキレイなパッケージデザイン。
- イヤホン本体
- 専用充電ケース
- USB Type-C充電ケーブル
- 専用スタビライザー(S,M,L)
- イヤーピース(2種類計6ピース)
- 日本語取扱説明書
- サンクスカード
ケースの外観はサラリとしたマットブラック塗装が施されていてシンプル。
底面にはPSE認証と、販売元サウザンドジョアスの表記。
ケースのサイズは大きめで、モバイルバッテリー分の大きさがあります。
最近のTWS群の中ではかなり大型と言えます。
充電端子はケース前面の蓋を開けたところにあり、USB Type-A端子は出力、USB Type-C端子が入力端子となっています。このUSB Type-Aに充電ケーブルを挿すことでモバイルバッテリーとして使うことができます。
また、普段はケースフロント部にあるボタンを押すと、LEDインジケーターでバッテリーの残量を確認可能。
○○○○➡100%
○○○●➡75%
○○●●➡50%
○●●●➡25%
●●●●➡0%
ケースとイヤホンは強すぎず弱すぎないマグネットで固定されています。
イヤホン本体には、FlyBuds NCの時のようにロゴなどの印字はなくオールブラックでシンプル。
イヤーピースが2種類それぞれSML付属しています。
シリカゲルタイプのイヤーピースは柔らかくバランス重視で着け心地の良い素材。一方で、雪だるま形状のイヤーピースはノイズ低減性能に優れている仕様とのこと。
本機の特徴でもあるヒレ型のスタビライザーは、比較的小さめで脱着可能なので耳の小さい人にも対応できるサイズ感となっています。
FlyBuds NCとFlyBuds3を比較してみるとこういった感じ。FlyBuds NCよりも断然小型なデザインとなっていることがわかります。
ステムはFlyBuds3とFlyBuds NCは同じ長さで、FlyBuds NCのイヤーピースをFlyBuds3に装着することもできました。僕は浅いイヤーピースが好きなので、付け替えてみたりもしました。
同じ小さめのカナル型の比較例としてTaoTronicsのSoundLiberty 97とも比較してみました。サイズはやはりSoundLiberty 97のほうが小さいですが、スポーツシーンではやっぱりスタビライザーがあるFlyBuds3に軍配が上がりそうです。
BOWS
しっかりと耳に装着したいっていう僕にはスタビライザーがあるほうが嬉しい!
FlyBuds3レビュー:使用感
- ペアリングは初心者でもカンタン
- タッチセンサー部が広いから操作がしやすい
- 左右の接続切り替えがとてもスムーズ
- スタビライザーのおかげでしっかりと耳に装着できて安心度高め
詳しく解説していきます。
ペアリング
FlyBuds3は、Bluetooth5.0でスマホなどデバイスと接続します。
ペアリングは初回のみ行い、次回以降はスマホとイヤホンお互いの電源がONになるだけで自動接続されます。
また、FlyBuds3はⓁとⓇそれぞれでペアリングする必要がなく、一度のペアリング設定でⓁのみ、Ⓡのみでのペアリングが行えるような仕様となっています。手間がひとつ省けるってすごい嬉しい。
ペアリング方法は以下です。
- STEP
ケースを開けてFlyBuds3をペアリングモードへ
FlyBuds3は、ケースの蓋を開けるだけでペアリングモードに突入します。イヤホンのLEDランプが点滅しているときがペアリングモードです。
- STEP
スマホのBluetoothをONに
スマホのBluetoothをONにして、接続可能なデバイスを検索します。
- STEP
[FlyBuds 3]を選択してペアリング
接続可能なデバイスのなかから、[FlyBuds 3]を選択してアナウンスが流れればペアリングは完了です。
操作感
タッチセンサー式の操作方法となっているFlyBuds3ですが、使い勝手のよい操作感でした。
基本的に1度のタップに機能が割り当てられておらず2回以上のタップでしか操作しないので、誤って触れてしまっても誤動作を起こすことがありません。
再生/停止➡ⓁⓇどちらかを2回タップ
次曲➡ⓁⓇどちらかを2回タップ
通話/終了➡着信時ⓁⓇどちらかを2回タップ
着信拒否➡着信時ⓁⓇどちらかを2秒長押し
音声アシスタント➡ⓁⓇどちらかを2秒長押し
ただし、FlyBuds3はイヤホン側で音量の調節や電源のON,OFF、前の曲に戻すこともできないので機能性としてはいまひとつ。
ほんとうに必要最低限の操作しかしないのであれば気にならないかもしれませんが、せっかくなら備えていて欲しかったかなぁと。
接続の安定性
接続は特に通信が切れることもなく、かといって人の多い環境では多少の途切れは発生しました。かといって慢性的には起きなかったので、電波の多く飛び交う環境で使用しなければ気にはならない程度と言えます。
どうしても通信状態が悪い時は、一度ペアリングデータをリセットすると改善されます。
リセット方法は、イヤホンをケースに直して蓋を開けた状態でLEDインジケーターが4つ同時に4回点滅するまでケースフロント部のボタンを長押しするというものです。
FlyBuds3レビュー:音質チェック
FlyBuds3の音質は、ほどよい強さの重低音でバランスの取れた伸びを感じられるものでした。万人受けする音質です。
FlyBuds NCの時のような骨まで響く重低音まではいかず、でもしっかりとベースを感じられ、それでいて管楽器などの中高音域は解像度も申し分なく細やかで清々しく思えました。
スポーツシーンでは、このくらいある程度パンチのきいた重低音のほうがモチベーションは上がるかもですね。
残念ながら、僕には雪だるま型のイヤーピースが耳にうまくフィットしなかったので聴き比べはできていませんが、シリカゲルタイプのイヤーピースは遮蔽性も高く音場が広く感じることができました。
Tribit FlyBuds3レビュー:まとめ
さて、Tribitの防水完全ワイヤレスイヤホン「FlyBuds3」についてレビューしてきました。
レビューを通してわかったメリットデメリットを以下にまとめています。
- ノイズキャンセリング機能非搭載
- モバイルバッテリー機能はおまけ
- ケースが大きい
- ほどよい迫力のある重低音サウンド
- 充電頻度が少ない大容量バッテリー
- イヤホンがコンパクト
イマドキ通話性能に力を入れていないTWSってどうなのって最初思いましたが、本機は性能的にスポーツシーン向けの完全ワイヤレスイヤホンなのでIPX7等級の防水性と落ちにくい装着感があればニーズには刺さるスペックなんですね。
音質もさすがのTribitサウンドでクリアだし、緊急用のモバイルバッテリーにもなるので、総合して4,000円台ならアリ中のアリです。
Tribit “FlyBuds3”
本機はモバイルバッテリーとしての機能を前面に出しているけど、実際に最大の魅力と感じたのは音質。さすがはTribit。ブーストされた重低音の迫力と高解像度の中高音域とのバランスが絶妙。IPX7等級の防水設計と最大100時間の連続再生が可能な大容量バッテリーが相まって、見た目以上にタフな一品でした。