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5月25日に発売を開始したAnkerの最新完全ワイヤレスイヤホン「Soundcore Liberty Neo2」を買った。
値段は4,990円。安い。
以前このブログでもレビューした旧モデル「第2世代Soundcore Liberty Neo」の後継機だ。
ただ、さすがはAnker。Liberty Neo2はただの後継機ではなく、デザイン新たにQiワイヤレス充電と専用スマホアプリ「Soundcore」に対応する超コスパな進化版へと変貌していた。
5,000円以下でQi充電ができたのは当ブログで言うとVANKYOのX400が該当する。ただ、アレはドンシャリサウンドで若干音質にクセがあった。
一方で、5,000円以下で高音質だったイヤホンはTaoTronicsのSoundLiberty97が当てはまるけど、あちらはワイヤレス充電には対応していない。
つまり、Anker Soundcore Liberty Neo2は、5,000円以下の完全ワイヤレスイヤホンとしてはありえないほどバランスの取れたいいとこどりコスパ機種ということになる。
言うなれば、コスパモンスターだ。
ということで、この記事では低価格で高パフォーマンスなAnkerの完全ワイヤレスイヤホン「Soundcore Liberty Neo2」のレビューをしていく。
- ケースはコンパクトとは言えない
- 無駄にロングバッテリー
- Qi充電ができるのが手軽でいい
- しかも急速充電もできて安心度が高い
- スマホアプリでカスタマイズ性が増して遊び甲斐がある
- 5,000円以下らしくないパワフル高音質
旧モデル「第2世代 Liberty Neo」との違いは何?全く新しい「Liberty Neo2」の特徴4つ
さて、本題のレビューに移る前に今回のLiberty Neo2が旧モデルの第2世代Liberty Neoとどう違うのか、4つの特徴をおさらい程度に確認しておく。
今更旧モデルの第2世代Liberty Neoを買う人はいないとは思うけど、あえて比較することで新機種Liberty Neo2がいかに進化しているかを認識しておいてほしい。
参考:Anker公式サイト
その1.ニュールック
お値段据え置きで進化したLiberty Neo2は、実は旧モデル第2世代Liberty Neoとはデザインも一新したニュールックとなっていた。
まず、ケースは全体的に指紋が目立ちにくいサラリとしたマット塗装に変更されている。ただし、サイズはほぼいっしょ。
本体に関しても、全体的に角ばっていた第2世代Liberty Neoに対してLiberty Neo2は角が取れて丸みを帯びてよりエルゴノミクスデザインさが強調。
ステム部も第2世代Liberty Neoよりも傾斜が増し、より耳にフィットしやすいフォルムへと進化している。
充電端子部分の位置も違っているので、新旧モデルの間のケースの互換性はない。
その2.Qiワイヤレス充電・急速充電に対応
Liberty Neo2のケースは、Qiワイヤレス充電に対応している。
これは、第2世代Liberty Neoにはなかった機能だ。
わずらわしいケーブルに接続する手間なく充電パッドに置くだけで充電ができるようになった。
また、MicroUSB端子対応だった第2世代Liberty Neoに対し、Liberty Neo2はUSB-Cケーブルによる急速充電(10分の充電で2時間の使用が可能)にも対応しているので、ワイヤレス充電とあわせて充電に関する手軽さが進化している。
その3.Bluetoothバージョン5.2に対応
本機は接続方式にBluetoothバージョン5.2をサポートしている。
【省電力】【データ高圧縮転送】【安定した接続】の恩恵にあずかることができる。つまり、コスパがいいということだ。
これは、旧モデル第2世代Liberty Neoの5.0よりも2つ新しい最新規格。
その4.専用スマホアプリ「Soundcore」に対応
Liberty Neo2は、Ankerのスマホ専用アプリ「Soundcore」に対応している。
アプリと接続することで、【イコライザーでの音質カスタマイズ】【タッチ操作のカスタマイズ】を行うことができる。
5,000円という手頃な価格で自分好みにアレンジできるということになる。
過去大人気だった同価格帯「Life P2」もアプリには対応していなかっただけに、低価格Ankerイヤホンの中ではひとつ頭が出る魅力を持ったTWSだ。
実際の使用感レビュー
では、ここから実際にLiberty Neo2を使用してみて感じたことをレビューしていく。
安定のフィット感とホールド感はさすがLiberty Neoシリーズ
実際の装着感はバツグンのフィット感。
Liberty Neoシリーズには欠かせないイヤーウィング。
このイヤーウィングのおかげでしっかりとイヤホンを耳にホールドしてくれるので、スポーツなど激しい動きをしてもビクともしない。
力強く万人受けするクセのない高音質。いい。
肝心の音質は、非常にクセのない万人受けするフラットな高音質だった。弱ドンシャリ寄りかな。
低音・中音・高音域がそれぞれ絶妙な按排で強調されていて、欠けを感じさせない力強いサウンドだ。音量をあげなくてもしっかりと聞こえがいい。
構造的な話をすると、本機は8mmの3層構造ドライバーを新たに搭載している。そのため、高音・低音それぞれの音を迫力のあるサウンドで出力する。というわけ。
たとえば、僕の大好きな宇多田ヒカルの「光」で聴いてみると、ウーハーの利いたベースとアコギがしっかりと響いていながらメロウな高音コーラスも宇多田のキラキラしたボーカルボイスもハッキリと近場に聞き取れる。
懐かしいなぁ。
5,000円以下でここまで青春を思い出させてくれるTWSはそうない。そう、思う。
ただ、上記の感想はあくまでも“本機を5,000円以下という価格帯で考えた前提”なので、10,000円台の製品(たとえばGalaxy Buds Pro)の解像度とは比べ物にはならない。
それでも、同価格帯の完全ワイヤレスイヤホンのなかではとりわけ力強いサウンドに仕上がっている。
イヤーピースはSpinFitのCP360が相性いいのでおすすめ
イヤーピースは純正のものでもいいのだけど、僕はより近くに音を感じることができるSpinFitのCP360を装着して聴くのが好き。
柔らかくてフィット感が向上し、音質に鮮明さが増すからおすすめ。
操作が物理ボタン式なのは個人的に高評価
前から言っているけど、僕は完全ワイヤレスイヤホンは物理ボタン式推し。
タッチコントロール式はどうしても誤動作するし、タッチと長押しを分けて覚えるのが面倒くさいから押すだけで済む物理ボタン式のほうが誤動作が少なくて楽だ。
再生/停止:Ⓡイヤホンを2回プッシュ
次曲:Ⓡイヤホンを1秒間長押し
前曲:Ⓛイヤホンを1秒間長押し
音量+:Ⓡイヤホンを1回プッシュ
音量-:Ⓛイヤホンを1回プッシュ
受話/終了:ⓁⓇいずれか1回プッシュ
拒否:ⓁⓇいずれか1秒間長押し
音声アシスタント:Ⓛイヤホンを2回プッシュ
また、さきほども書いたけど操作に関しては専用アプリで自分好みにカスタマイズすることができる。
連続再生は単体10時間。ケース込み40時間。そんなにいらない
Liberty Neo2はイヤホン単体で10時間。ケースを併用して最大40時間の連続再生ができる。
同価格帯の完全ワイヤレスイヤホン群のなかでは比較的ロングバッテリーな部類だ。
ただ、個人的にここまでのロングバッテリーはいらない。
というのも、本機にはせっかく手軽に充電ができるQiワイヤレス充電に対応しているのだから、バッテリーは控えて充電回数が多いほうが良さを実感できる。
ただ、その代わりにaptXコーデックに対応するか紛失防止機能かなにかを付与したほうが独自性からくる魅力が増した気がする。
完全ワイヤレスイヤホンデビュー、あるいはサブに申し分ないコスパモンスター
- ケースはコンパクトとは言えない
- 無駄にロングバッテリー
- Qi充電ができるのが手軽でいい
- しかも急速充電もできて安心度が高い
- スマホアプリでカスタマイズ性が増して遊び甲斐がある
- 5,000円以下らしくないパワフル高音質
この記事では、Ankerから新発売となった最新の超コスパ完全ワイヤレスイヤホン「Soundcore Liberty Neo2」についてレビューしてきた。
「できるだけ安い値段でしっかりとした完全ワイヤレスイヤホンを買ってみたいな」という人ならまず本機が最有力機種と言える。スマホアプリに対応していてそれなりにハッキリとした音質のQi充電イヤホンはそうないからだ。
まさにコスパモンスターと言える。