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当ブログの運営者、ガジェット大好き翁(おきな)@okinalogです。よろしくね。
2021年10月14日。ギターアンプで有名なマーシャル(Marshall)から完全ワイヤレスイヤホン「マイナーⅢ(Minor Ⅲ)」が新発売となりました。
「Marshallから2種類の新作完全ワイヤレスイヤホンが発売。うち1つはANC搭載」でもピックアップしていただけに、僕も11日にさっそく予約して手に入れてみました。
はじめに述べると、このイヤホンを選んだ理由は“ビジュアル”の一点です。
見てください、この圧倒的存在感。
重厚感のあるオールブラックでレザーチックな上品デザインケースに、無駄のない武骨でシンプルなフォルムの本体。
カッコよさがにじみ出てますよね。
今回のモデルは、遮蔽性の高いカナル型ではなく解放的なインナーイヤー型ということで僕個人としては「待ってました」というところ。
カナル型は音質がよくノイズキャンセリング効果は高まるけど、どうしても装着が面倒だし圧迫感が気に入らなくて長時間の装着が難しいんですよね。
「解放的なインナーイヤー型で高音質な完全ワイヤレスイヤホン」それが僕の求める理想。オーディオ機器ブランドがそれを出したならそりゃあ興味津々だよね。
でも、じゃあ解放的インナーイヤー型の「マイナーⅢ」は音質や遅延のところはどうなんだろう。値段は15,000円を越えます。見た目だけで本当にキメても良いものなのだろうか…内心そう疑問に思っていました。
でも、僕は分かってしまいました。
答えは “Yes” マイナーⅢは見た目だけでキメていい完全ワイヤレスイヤホンだ。って。
ということで、この記事ではマーシャルの新完全ワイヤレスイヤホン「マイナーⅢ」の実力をレビューしていきます。
ネオジャパンデスクセットアッパー
翁(おきな)
オッキーナ
ガジェットが好きな36歳/ ブロガー歴7年/ レビュー数330品以上(うちイヤホン180種類以上)/ Xフォロワー数5,100人突破/ YouTubeチャンネル開設(奮闘中…)/ 【ネオジャパンデスクセットアッパー】と称して日本みのある独自のデスク環境を構築中/ 普段はサラリーマン/ 4児の父/ “みんなといっしょ”が苦手なタイプ
製品仕様スペック
形状:インナーイヤー型
重量:4g(イヤホン片側),約40g(充電ケース)
操作方式:タッチセンサー
搭載ドライバー:12mmダイナミックドライバー
周波数帯域:20Hz – 20,000Hz
Bluetooth:バージョン5.2
対応コーデック:SBC,aptX
感度:93db SPL
防水機能:IPX4
連続再生時間:約5時間(イヤホン単体),約25時間(ケース込み)
片耳モード:○
ハンズフリー通話:○
アクティブノイズキャンセリング:×
外音取り込み機能:×
脱着検知自動停止/再生:○
充電端子:USB-C(15分間で1.5時間分の急速充電に対応),Qiワイヤレス充電
高級なシボ感を再現したワイヤレス充電対応ケース
まずはやっぱりこのシボ感のあるレザー調ケースが目を引きます。
一見Air Podsにカバーをかぶせたような見た目だけど、このマイナーⅢは地がコレ。実際には型押しのプラスチックなんですが、ぱっと見は完全にレザー。
オールブラックに“Marshall”のブランドロゴがゴム製素材で埋め込まれていてモノトーンなのがまたいいじゃないですか?
ポケットからさりげなく見せるだけでも十分かっこいいですよね。
さらにこのケース、Qiワイヤレス充電にも対応しているから充電も置くだけスマート。
きちんとロゴを上にした状態で充電ができるからデスク上で充電してるだけでも存在感を放ちます。
重厚感のあるインナーイヤー型
ケースから取り出すと出てくるのはこれまた今までのインナーイヤー型とは一際違った重厚感のあるインパクトの強い漆黒の本体がちらり。
うどん形状ながらも下部はスチール感のあるギザギザ模様。
かつて自転車に装着していたトンボを思い出す男心をくすぐるデザインです。
耳に装着した状態がまたまたかっこいい。
ロングコートだろうが、ダウンジャケットだろうがどんな服装にもカチッとマッチしてくれるCoolなデザインです。
ちなみに操作は上部Marshallの頭文字が刻印された部分で行います。
タッチすることで楽曲のスキップや再生/停止ができる仕様となっています。
ただし、イヤホン側で音量調節はできません。ココが弱点。
もののついでに、最近レビューした同じインナーイヤー型のSOUNDPEATS Air3と見た目を比較するとこんなかんじ。
Air3のほうが若干音を発する部分が下を向いていて、マイナーⅢはまっすぐ横。
同じインナーイヤー型でも設計は違うということがわかります。
販売価格がまったく違うので音質で比較するのは邪道だから割愛するけど、形状に関してはAir3のほうが若干装着部が小さいから耳の小さい人向けです。
シャリ感のある独特のサウンド
肝心の音質についてだけど、「これがMarshallの音質か」というような独特のサウンドでした。
と、いうのも今回がMarshallデビューな僕の中で『Marshallのイヤホンはパンチの利いた強ドンシャリサウンドだろう』とばかり予想していたから、それを大胆に裏切られて面を食らってしまったからです。
マイナーⅢの音質はシャリ感のある中~高音域の解像度が際立ったものとなっていました。
万人受けする音質。
ボーカルの声は鮮明にかつ前面に出ていて、高音と一緒にまず響き渡る。全体的にフラットな音質ではあるけれど、聴き心地は良い。
かといって低音域がひ弱というわけではなく、ベースやバスドラムの音がしっかりと力強く洪水のように流れ込んでくる。
そして、それを爽やかなパーカッションなどのシャリ音がつなぎ合わせているようなイメージです。
ソニーの完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM4」がドームでの生歌コンサートと例えるなら、マイナーⅢは街の小さなライブスタジオでの生演奏のよう。
近くてリアルで新鮮な音です。
あとで知ったんですが、マーシャルの定番ギターアンプは中~高音の抜けが良いのが特徴らしく、そう考えるとマイナーⅢはきちんとマーシャルらしくチューニングされたオーディオ機器に仕上がっています。
Prime Music HDで24bit/96KHzのULTRA HDサウンド対応高音質楽曲も聴いてみました。
これがどうだろう、フラットだったマイナーⅢが立体サウンドに一変します。
いやもうスゴイ立体。
右や左、前後ろからギターだの電子オルガンだのスネアドラムの音がクッキリと別々に押し寄せてくる。(楽器には詳しくないから間違っていたら申し訳ない)
Jazzを普段あまり聴かない僕でも思わず曲が終わるまで聴き入ってしまうほど。インナーイヤー型でここまで立体的な音ははじめて聴きます。
※正確にはマイナーⅢは立体音響には対応していません。
ついでに物は試しと今度はDeezer360で同じ楽曲を聴いてみました。
ソニーのWF-1000XM4も正式に対応している立体音響ストリーミングサービスです。
これがまた驚くことに、Prime Music HDよりもさらに調和のとれた上質な立体音響で『Chameleon』を聴くことができました。
同じ楽曲でもさきほどとはまったく音色が違います。
「Prime Music HDの楽曲は立体さを強調するあまり楽器それぞれが主張しすぎて調和がとれていなかったんだ」
と、そう気づく。
そのくらいDeezer360の『Chameleon』はバランスのとれた美しい立体音響に仕上がっていました。
きちんと音楽となっています。
※正確にはマイナーⅢは立体音響には対応していません。
やっぱり月額1,000円を超えるストリーミングサービスはレベルが違うなぁ。
立体音響非対応のイヤホンでもここまで立体感を感じられる音源を配信しているというか、いや、ここまで違いが分かるマイナーⅢの底力がホントは一番凄いのかもしれない。
や、きっとそう。
遅延も少なく通信は安定的。使い心地もいい
マイナーⅢ、使い勝手についても申し分ありません。
今回僕はAndroidスマホ「Pixel4a」にマイナーⅢをペアリングしたのだけれど、スマホのBluetoothをオンにしてケースの蓋を開けたとたんにスマホ側にペアリング接続の通知ウィンドウが出てきたのには驚きました。
このウィンドウで「接続」をタップするだけでもうペアリングが開始されます。
まるで僕のスマホのためだけに最適化されたような…歓喜。
ペアリング後の通信に関してもマイナーⅢは比較的安定していて、休日にまる半日小倉駅前のマック周辺を徘徊してみたけどその間まったく音楽が途切れたり飛んだりすることはありませんでした。
もちろん、aptXコーデックに対応しているから動画を見たりしても遅延も感じず安定感があります。
やっぱ第一印象は「かっこいい」が大多数。刺さる人にはぶっ刺さるかっこよさよね。
ということで、マーシャルから10月14日に新発売となった完全ワイヤレスイヤホン「マイナーⅢ」について実機レビューをしてきました。
どうだろう、見た目一択で買ってしまっていいことがおわかりいただけたでしょうか。
もちろん見た目だけでなく性能も申し分ないことがわかったと思います。
aptXコーデックにワイヤレス充電
ペアリングのスマートさと十分なバッテリー量
つまるところ、昨今の完全ワイヤレスイヤホン市場においてもう機能面は十分成熟してきたと言えます。
だからこそ、これからは完全ワイヤレスイヤホンも見た目でキメていいと僕は言い切ります。
特にファッション性を重要視するユーザーにはこのイヤホン、ドンピシャリです。
- 圧倒的かっこよさが放つ存在感
- 置くだけワイヤレス充電対応でケーブル要らず
- ペアリングがスムーズで通信も低遅延
- もはやほぼ立体音響対応な高音質
- イヤホン側で音量調節はできない
- 専用アプリは用意されていない