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有線オーディオを輩出しているNF ADUIOと、大人気ゲーム荒野行動がコラボしたということでRG05を提供してもらいました。
正直僕は荒野行動を5分くらいしかしたことがないユーザーなので、本機のデザイン的魅力についてはほぼ分かりません。
が、RG05はふつうにイヤホンとしてしっかりしたクオリティだったのでそのあたりをレビューしていこうと思います。
さあ、はじめようか。
ジャパニーズガジェットブロガー
翁
おきな
ガジェットが大好きな34歳/ ブロガー歴5年/ レビュー数180品以上(うちイヤホン80種類)/ サラリーマン/ 4児の父/ “みんなといっしょ”が苦手なタイプ
※有線イヤホンを使ってみたいなと興味があるひとは、まずは「有線イヤホン素人の僕が15本以上触れてみて分かった【初めての1本】におすすめな5選」を参考にしてみてください。
いかにも供給品が入ってそうな見た目の化粧箱に包まれているのが、RG05です。もうパッケージデザインから荒野行動み前回で、ファンにはハマりそうな見た目ですね。
荒野行動自体は、世界累計売上22億ドル、市場の90%を日本が占めるという…もう説明不要ですね。大人気ゲームアプリです!
で、RG05のをカンタンに説明すると、スマホに直挿しできるゲーミング有線イヤホンです。
- 6mmマイクロ振動板&ネオジウム磁気回路搭載
- ジャックがイヤホンジャックではなくUSB Type-Cプラグ
- 無指向性MEMSマイク搭載
- 軽量小型
- Shure掛け式
ドライバー:6mm高磁力マイクロダイナミックドライバー
再生周波数帯域:15-30KHz
インピーダンス:15Ω
感度:102dB/mW
コネクタ:Type-C
パッケージ付属品
RG05は、6,000円台としては豪華なパッケージとなっています。デザイン、内容物どちらも10,000円台イヤホンのソレ。
イヤーピースは極小サイズを含む4サイズが付属していて、耳の小さなひとでも装着できるよう配慮されています。
専用のケースはバリスティックナイロン素材なんだとか。
外観
RG05のフェイスプレートは荒野行動のロゴにイエローが目を引くデザインとなっています。表面はすこしざらっとした質感で、小さいながらも意外と見た目からも高級感があります。これがツルっとしていたら安っぽかったでしょうね。
耳の上からひっかけて装着するいわゆるShure掛け式で、ケーブルの擦れる音などが耳に伝わるのを防ぎます。
で、ケーブルの脱着はできません。ここ注意です。断線しちゃうとリボーンできません。リケーブルできたらよかったのにぃ。
通常の有線イヤホンと比べると、圧倒的に本体がちいさいことが分かります。小さいし、薄いし、軽いです。もちろん装着感も雲のように軽いです。
通常の有線イヤホンは3.5mmのイヤホンジャックを備えていますが、RG05はスマホ直挿しの前提で設計されているのでUSB Type-Cとなっています。最近のスマホはもうイヤホンジャックない機種多いですからね。よく考えられておる。
マイクはケーブルの途中に付いてます。音量調節と通話ボタンのみ。
中~高音域にフォーカスした聴き取り向き音質
実力派オーディオブランドのイヤホンだけあって、RG05は音楽鑑賞の面でもしっかり作り込まれています。というか高音質です。音場が広く定位がはっきりしています。
傾向としては、やや寒色系でフラット、中音~高音がドライで強調されたサウンドになっています。また、定位の把握がしやすく左右前後からの立体感のある聴こえ方がさすがゲーミングイヤホン。
これは、おそらくというか当然ゲームプレイの点で声や周囲の物音がより聴き取りやすいようにチューニングしているんでしょう。ゲーム以外でも映画鑑賞とか歌詞の耳コピとかでも有効な質感です。
低音は、深かったり迫力や量感はないけどベースラインは取りやすい具合で必要最低限の出具合。
対して中音~高音はしっかりと前にでていてさっぱりとしつつも情報量が多くハキハキとしています。なにより抜け感がよく全く圧迫感を感じることなく音が後頭部までスーーっと抜けていくが気持ちいい。ここまで抜け感のいい中~高音を出すイヤホンは6,000円台では稀ですね。
ポップス、カントリー、EDM、アニソンあたりは相性がよく清涼感が心地いいと思えるはずです。
ひとつ言うなれば、高音の特に『さ行』『th』ハイハットの音などは楽曲と音量によっては刺さります。
音楽のリスニング用途として高音の刺さりが気にいらない&爆音で音楽を聴くというひとはやめておきましょう。ゲームにおいては、逆にこの刺さる感の音がより聴こえるんでしょうね!
同社酷似モデル「RA10」との比較
ここでおなじNF AudioのRA10とも聴き比べてみました。RA10はゲーミングではなく通常のインイヤーモニターです。
シェルの形状からドライバーサイズまでRG05と酷似しているモデルですが、音質はまったく別物でした。
中~高音に注力したチューニングなのには変わりありませんが、RG05のほうがRA10よりもさらに軽快でフラット。RA10はもう少し低音に厚みがあって音場が広くて、ミュージックを聴いたときに全音域バランスよく聴きやすかったです。
ゲームメインなら「RG05」、音楽メインなら「RA10」というすみ分けですね。
RA10を知ってる僕からすると、RA10でもじゅうぶん定位感高いしモニター系サウンドでかつリケーブルできるのでこっちでいいやんって思うけど、デザインは質素ではあるね!
遮音感がアクティブノイズキャンセリング並み
同社RA10でもそうだったんだけど、RG05もおなじく遮音感が半端ないのをしっかり伝えときます。
シェル自体が小さくて、耳奥まですっぽり入ることもあって外音がほぼ聞こえないレベルで遮音されます。公称では、-24dB遮音性を備えているとか。
さながらアクティブノイズキャンセリング並み。
それだけでもノイズは減るし、音楽、強いては音に没入できるのでこの点は高評価なポイントです。
イヤーピースは付属のオリジナルでじゅうぶん
RG05に付属しているイヤーピースはとても造りがしっかりとしていて、別のイヤホンで使っても快適なくらい使い心地のいいものなので他社製品は必要ないと思う。
以前レビューしたおなじNF AudioのRA10にも付属していたもので、ほどよく浅くてでも軸がしっかりしているので装着感がいいんですよ。
ほんと、このイヤーピース別売りしてほしい。
ということで、今回はNF Audioと荒野行動のコラボイヤホン「RG05」について実機レビューしてきました。
ゲーミングイヤホンとして設計されているだけに、音の定位も取りやすかったりモニター寄りのサウンドだったりと6,000円台にしてはしっかりした造りの製品でした。
ふつうに音楽を聴くにも申し分ないし、なによりType-Cでスマホに直挿しできるのが便利ですよね。