【VANKYO P31レビュー】10.1インチRAM4GBで8コア搭載のキーボード・タッチペン付きの普段使いに適した2in1タブレット

VANKYO P31

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VANKYOというと、このブログでも完全ワイヤレスイヤホンとワイヤレスヘッドホンをレビューしたことがありますが、値段がとにかく手頃な製品が多く特にヘッドホンC750は中でもアクセス数の多い人気商品となっています。

iPadとは違い、P31には初めから専用のカバー兼キーボードとタッチペンが付属しているというメリットが大きな特徴です。

値段的にも20,000円台とかなりお手頃なので、「手ごろな価格の無難な動作のタブレットがほしい」という人はぜひチェックしてみてください。

VANKYO様より、2in1タブレット「P31」をご提供いただいたのでその使い勝手を実機レビューしていきます。

現在、Amazonでは「VANKYO」ではなく「ワンーキョー」というブランド名に変更して販売されているようです。

VANKYO「P31」の評価と感想

P31の評価と感想
VANKYO P31

45

ちょっとした調べものなどで使うには申し分ない使い勝手の良さでした。ただ、動画鑑賞においては一部のサービスを利用する際に映像美に欠点があり少々残念なところ。
とはいえ、専用キーボードの使い心地も良かったのでライティングにも使えて便利なのは魅力です。外出先で使用するというよりも家で使うのに適したスペックと重量かなと。

長所

  • 使いやすいキーボードが付属しているから別に買うコストを抑えられる
  • 普段使いの上ではサクサク動く性能を持っているから永く使える
  • 20,000円台だからとにかく手軽に購入できる

短所

  • NETFLIXでは高画質再生ができない
  • PD充電には対応していない

VANKYO P31のスペックと外観

VANKYO P31外箱パッケージ

VANKYO P31のスペックは以下です。

スペック
サイズ10.1インチ
チップセットSC9863A
CPUCortex A55(オクタコア)
GPUIMG 8332
ディスプレイ解像度IPS/1920×1200
オペレーションシステム(OS)Android 10.0
リフレッシュレート60Hz
接続方法Wi-Fi
対応バンド802.11 a/b/g/n/ac(2.4G 5G)
BluetoothVer.5.0
ストレージ(ROM)64GB
RAM4GB
カメラフロント:5MP
リア:13MP
バッテリー6000mAh
充電端子USB Type-C2.0
メモリーカードmicroSD(最大128GB)
指紋認証×
顔認証
GPS

スペックは、4GBのメモリと6000mAhのバッテリーに加えて拡張ストレージとして128GBまで対応したmicroSDや顔認証など、Androidタブレットとしては比較的高性能な部類です。

ディスプレイ解像度も1920×1200なので申し分なし。

GPS機能も備えているので、Googleマップを活用してカーナビとしても利用することができます。

P31のディスプレイは、使い勝手のいい10.1インチです。

ベゼルも薄めで比較的大画面といった印象でiPadと比較しても遜色ありません。

←P31
→iPhone11 Pro
←P31
→iPhone11 pro

薄さもiPhone11 proとそこまで変わらないので薄い方に入ります。

本体重量は約515g。まぁまぁ重い。

とはいえ、僕が持っているノートPCよりは格段に軽いので持ち運ぶにはこっちを選びます。

VANKYO P31裏面
裏面

本体裏側。

初期状態では保護フィルムが貼られていて、剥がすと指紋が目立つ光沢のあるピアノブラックが顔をのぞかせます。

画面から見て右裏面上部にカメラとライトがあります。

VANKYO P31上部
上部

充電端子は、縦にした上部にUSB Type-Cポートがあります。

ただ、5V/2AのDC充電までしか対応しておらず僕が普段多用しているPD充電では充電ができません。

なので、充電は付属のアダプターで行っています。

VANKYO P31の底面
底面

縦にした底面部分にはスピーカーが2つ。

横置きで使用する際は、スピーカーが片側サイドからしか流れないのでステレオサウンドとして楽しむことはできません。

左側面

縦にみて左側面には、microSD用のスロットとキーボード接続用の端子があります。

右側面

右側には、3.5mmのイヤホンジャックと電源と音量調節用のボタンがそれぞれ配置されています。

個人的に、このボタン配列はすごく好きなんですよね。

音量調節よりも電源ボタンのほうが使う頻度が高いので下にあるとすごい無駄な動きが減って助かる。

付属品一覧
VANKYO P31の付属品一覧
  • P31本体
  • 専用カバーキーボード
  • タッチペン
  • USB Type-C充電ケーブル
  • アダプター
  • クイックガイド
  • 取扱説明書
  • SIMピン
VANKYO P31付属のキーボード

付属しているカバーはキーボードが備え付けられています。

サラッとした肌触りで指紋が付きにくく汚れにくそうな素材です。

タッチペンには予め単4電池が付属されているのでわざわざ別売りのものを買う必要がなくて出費を抑えられます。

VANKYO P31の使い勝手

P31は、2in1タイプのタブレットなので付属のキーボードを装着してもよし、タブレット単体で使ってもよしとなっています。

タブレットとしての使用感はさほど問題点もなく使えました。普段使いにはまったくストレスなく使えます。

リフレッシュレートは約60Hzあるので、現在主流のスマホとほぼ同等といった感じ。

微妙な動作を感じる瞬間がありましたがそもそも20,000円台ということを加味すると全然妥協の範囲内。

ディスプレイライトを目にやさしい夜間モードに切り替えることもできるので、電子書籍などを観る際には大画面で長時間観れるので便利です。

また、付属のキーボードはカバーの役割も担っていて、画面を立てることができるのでiPadのSmart Keybordと同じノートPC感覚で使うことができます。

本体を装着するだけですぐに認識されるので、無線キーボードのようにペアリングを行う必要はありません。

VANKYO P31

エクセルやワード、僕のようにブログを書くという場合にはもちろんキーボードを装着することで格段に作業効率が上がりますし、インカメラもあるのでテレワークやビデオ会議などで使う時もキーボード装着で使ったほうが便利です。

タッチペンを挿しておくホルダーもあるので、持ち運びには適したカバーとなっています。

さらに便利なことに、このケースは開閉を感知して自動で画面のON/OFFを切り替えてくれます

低価格帯のタブレットではこういった機能はないことが多いので、これは嬉しい機能です。

ケース・本体での重量は約867g。

ここは個人的にはノートPCよりかは軽いので魅力的です。

キーボードは、嬉しい日本語配列でホームボタンのほかに[すべて選択]や[コピー]&[ペースト]なども用意されています。

エンターキーは少し小さめ。

スペースキーの両サイドも英字配列のようにAltキーなのがちょっと気になりました。

変換が上手にできないではないですか。

因みに、日本語配列なキーボードですが、初期状態ではかな全角/半角などの切替が行えません。

全角/半角のボタンを有効にするには設定をいじる必要があります。

日本語109A配列への変更方法
  1. 設定
  2. システム
  3. 言語と入力
  4. 物理キーボード
  5. HID 1018:1006
  6. キーボードレイアウトの選択
  7. 日本語109A配列

この設定を変更したのち、Google Playストアで「Google日本語入力」というアプリをインストールする必要があります。

VANKYO P31のベンチマークスコア

Geekbench5でのベンチマークチェックでの結果です。

VANKYO P31のGeekbench5のスコア
Geekbench 5でのスコア

左がシングルコアのスコア「149」。

右がマルチコアのスコア「831」です。

決して高くはない数値なので、普段のエンタメ用に使うくらいがちょうどいいスペックです。

VANKYO P31で動画鑑賞チェック

XSound GoとXsound Surfmの音質を比較している様子
Xsound SurfとXSound Goでのテスト

動画鑑賞のチェックにあたっては、TribitのポータブルスピーカーXsoud Surfに音声を出力してテストしてみました。

本機P31はBluetooth5.0に対応しているので、比較的遅延を感じずに音楽映画を楽しむことができました。

ただ、外観の章でも触れたようにスピーカーが本体片側にしか用意されていないので、本体だけで音を出す場合にはステレオ音質は望めません。

また、YouTubeではHD高画質での映像再生が可能ですがNETFLIXやPrime VideoでのFHD画質(HDよりも高画質)では映像を再生できません。

その理由は、デバイスの安全性を認証する指標のひとつであるDRMのセキュリティレベルが最下位のL3だということが要因のようです。

引用元:Till0196のぼーびろくより要約

タブレットの醍醐味でもある映画の、しかもNETFLIXとPrime Videoが高画質で観れないのは個人的には残念な原点ポイントです。

動画鑑賞にはYouTubeを使うのがいいでしょう。

VANKYO P31は普段使いにちょうどいい低価格タブレット

VANKYO P31外観

ベゼルの薄い10.1インチで1980×1200の申し分ないディスプレイに、便利なキーボードが付属していることからちょっとした在宅ワークや普段のエンタメ使いなどでちょうどいい手軽さを味わえるタブレットでした。

リフレッシュレートは60Hzなのでエクセルや文字入力などでも問題なく扱えるしこれで20,000円台なら安いと言えます。

未だタブレットを持っていないけど興味があるという人はP31のスペックを最低ラインとして考えたほうが満足度は高いと思います。

そのくらい、P31は最低限抑えておきたい機能は抑えていると言えます。

また、5~6年前の下手に古いノートPCを買うよりもBluetooth5.0対応でGoogleアカウントをすぐに活用できるAndroid端末である本機のほうが手頃で済みます。

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