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この記事では、イヤホンに装着するサードパーティAZLAのイヤーピース「SednaEarfit XELASTEC」のサイズ感や装着感、音質への影響などを80本以上のイヤホンをレビューしてきたガジェットブロガー翁が実機レビューしていきます。
当ブログの運営者、ガジェット大好き翁(おきな)@okinalogです。よろしくね。
イヤホンの音質向上のためにイヤーピースの存在って、とても大きいと僕は思っているんですが、イヤーピースは音質向上だけでなく落下防止・フィット感の面でみても重要ですよね。
せっかく音が良くなっても、いざ外出時に歩く振動で耳からイヤホンがずり落ちてくるっていうのがいちばんストレスてのは僕の経験談です。
そんなイヤホンの落下防止に最適解をみつけました。
AZLA SednaEarfit XELASTECです。2,980円。
もうね、このイヤーピースはホールド力において右に出るものはないってくらいに耳孔をがっちりキャッチして離しませんよ。
お散歩、ジョギング、ヘッドバンキング、なにをしても完全に耳に吸い付いて外れない。そんなイヤーピースでした。
ただ、デメリットともいえる部分ももちろんあったので、使用感レビューしていきます。
さあ、はじめようか。
ネオジャパンデスクセットアッパー
翁(おきな)
オッキーナ
ガジェットが好きな36歳/ ブロガー歴7年/ レビュー数330品以上(うちイヤホン180種類以上)/ Xフォロワー数5,100人突破/ YouTubeチャンネル開設(奮闘中…)/ 【ネオジャパンデスクセットアッパー】と称して日本みのある独自のデスク環境を構築中/ 普段はサラリーマン/ 4児の父/ “みんなといっしょ”が苦手なタイプ
今回レビューするのは、AZLA(アズラ)のなかでも特に人気のイヤーピース「SednaEarfit (セドナイヤーフィット)」シリーズのひとつ「XELASTEC(セラステック)」
788人の外耳道を分析したデータに基づいた設計と軸構造によって、固定力・遮音性を向上させたハイグレードイヤーピースです。
- 体温で変化して耳にフィットするTPE素材採用
- シックであわせやすいスモークカラー
- 幅広いサイズ展開
などが特徴で、有線イヤホンから完全ワイヤレスイヤホンまでに対応する万能イヤーピースです。
機能面
AZLA SednaEarfit XELASTEC最大の特徴は、熱によって変形する素材を採用していること。
ドイツKRAIBURG TPE社製の高品質TPE(熱可塑性エラストマー)という素材を使用し、耳の体温で軟化・変形するというなんともハイテクな機能を備えたイヤーピースとなっています。
傘が熱で軟化することでひとそれぞれ違う耳の形状に柔軟にフィットするということです。
低反発素材のウレタンイヤーピースより耐久性にも優れているそうで、シリコン素材で形状変化するイヤーピースとなればAZLA SednaEarfit XELASTECが最適解でしょう。
サイズ
AZLA SednaEarfit XELASTECは、SS/S/MS/M/ML/Lまでの計6サイズ展開となっています。
結構細かく刻んでくれていますよね。
パッケージは、SS,S,MSというかんじで3サイズ1セットで販売しているので、万が一最適なサイズを選べなくてもリスク回避できるパッケージングがされていて消費者ライクです。
各サイズの詳細は以下の画像を参考にしてください。
単位:mm | 幅 | 高さ | 軸径 |
SS | 10.4 | 8.8 | 3.5 |
S | 11.2 | 8.8 | 3.5 |
MS | 11.9 | 8.8 | 3.5 |
M | 12.6 | 8.8 | 3.5 |
ML | 13.3 | 8.8 | 3.5 |
L | 14 | 8.8 | 3.5 |
「SednaEarfit Crystal」との違い
SednaEarfit シリーズには、今回レビューするXELASTECのほかに「Crystal」シリーズが存在します。
両者のおおきな違いは、形状にあります。
XELASTECはステム差込口からストレートな形状なのに対して、Crystalシリーズは先端にかけてホーン状に広がった形をしています。
Crystalシリーズのほうが広がりのある音質になるよう設計されています。
XELASTECはストレート形状のため、音が直線的に大胆に伝達されクリアーで広い低音表現力をもったサウンドになります。
装着感に関しても、XELASTECは傘が全体的におおきめなのでより外耳孔を覆うよう設計されています。
ホールド力×フィット感ではXELASTECに勝るものはないね。
ということで、実際にAZLA SednaEarfit XELASTECをイヤホンに装着してみた感想をレビューしていきます。
耳と一体化するんじゃないかってくらいのフィット感
公言どおり、AZLA SednaEarfit XELASTECのフィット感は他を圧倒します。
まるで耳と一体化するんじゃないかってくらいに外耳孔をスッポリ覆うため、密閉感もバツグンです。
表面は滑り止めのようなペタッと肌にひっかかるくらいのグリップ感で、かといってベタつきとはまた異なるちょうどいい感じ。
シェルの重たいイヤホンや小ぶりで隙間がでやすいイヤホンでもしっかりと耳に固定することができます。
ジョギングやウェイトトレーニングなどワークアウトでも実用できるホールド力!!
熱可塑性素材もたしかに長時間装着すればするほど違和感がなくなってくるあたり、きちんと機能している様子。
馴染んでしまえば、異物感もなくフィットしすぎてXELASTECのありがたみを忘れてしまうくらいには耳と一体化します。
クッキリとした音像と厚みのある低音に変化する
試しに、名機「final E3000」にXELASTECを装着して視聴してみました。
まず顕著に変化したのは、低音。
デフォルトのイヤーピースでもそれなりにきちんと低音は聴けていた印象でしたが、XELASTECに交換したとたんまったくちがうイヤホンであるかのような太く力強い低音に変化しました。
バスドラムのキック力は増すし、ベースもズーンと地獄まで落とされそうになるくらい深く沈んでいきます。ボーカルの解像度も増し、ピアノの響きも伸びがよくなりました。
中音が目立っていたE3000が一気にガンガンバイブスで引っ張るタイプのイヤホンに変わりました。
いや、本来の実力というべきでしょうか。
下手に着色するわけでなく、イヤホン本来のポテンシャルを引き出してくれるイヤーピースだね。
遮音性は高い
傘が広くグリップが利いた素材なので遮音性もかなり高いのがSednaEarfit XELASTECの魅力のひとつです。
まるでノイズキャンセリングイヤホンかのような遮蔽性を手に入れることができます。
【デメリット】イヤホン次第では耳に残ることもある
XELASTECのステムノズル部分は径3.5mmなので、たいがいのイヤホンにしっかり取り付けることができますが、ステムが細く短いイヤホンは要注意です。
耳からイヤホンを外す際に耳に残ってしまうことが稀にあります。
僕の持ってるイヤホンで検証してみたかんじだと、ステムの径が5mm程度あれば問題なくしっかり装着できると思います。
【デメリット】ホコリなどの汚れが目立つ
XELASTECは、傘表面のグリップ力がすごすぎてホコリがかなりくっつきます。
ティッシュで拭けばさらに状況が悪化するほどのグリップ感です。
カサ耳のひととかは気になるレベルかもしれません。
キレイにしたいときは、ウェットシートで拭けばキレイになりますよ。
- SONY WF-1000XM4
- SOUNDPEATS Capsulre3 Pro
- SOUNDPEATS Opera5
- EarFun Air Pro3
- XROUND VOCA
ということで、今回はAZLAのイヤーピースSednaEarfit XELASTECについて実物レビューしてきました。
- 最強クラスのグリップ力とホールド力
- 外耳をすっぽり覆う密閉感
- 低音が顕著に太く強くなる
- イヤホンのポテンシャルを引き出してくれる
- グリップ力が強すぎてホコリがつきやすい
- ステムが短いイヤホンとは相性がよくない
体温で変形するという独特のハイテク機能をそなえた最高のホールド力をほこるイヤーピースでした。
「いま使っているイヤホンがよく耳からずり落ちる…」と悩んでいるひとは、ぜひXELASTECを試してみて!!
たとえ、イヤホンよりXELASTECのほうが高くつくとしても導入する価値はあります。そのくらい、フィット感に優れた製品です。