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「これがNUARLの音質か」
ただし、ノイキャンの性能に関しては若干懸念材料もありました。
BOWS
のちほど詳しく解説するやで!要チェックや!
ということで、これまでいくつかの完全ワイヤレスイヤホンを購入してきた僕BOWSがN10Proがどういったイヤホンなのか詳しくレビューします。
NUARL N10Proレビュー:特徴・外観
N10 Proは、エム・ティ・アイ株式会社のイヤホンブランドNUARLから9月18日に新発売されたフラグシップモデルの完全ワイヤレスイヤホンです。
NUARL初となるアクティブノイズキャンセリング機能を搭載したモデルで、自身初NUARL、初2万円越えワイヤレスイヤホンとなりました。
お値段は2万円越えというハイエンドクラスの価格帯。
追記:12/1よりNUARLはN10Proの販売価格を5,000円値下げする決定を公式にくだしたため、本体価格は19,500円に値下がりします。(歓喜)
以前、他社のアクティブノイズキャンセリング機能付き完全ワイヤレスイヤホンを購入レビューした際の興奮が冷めやらず、本機に期待を込めて予約に踏み切りました。
スペックをおさらいしておきましょう。
形状 | カナル型 |
操作形式 | サイド物理ボタン式 |
ドライバー | 10mmPTT振動板ダイナミック型フルレンジ「NUARL DRIVER」N10v3モジュール |
対応コーデック | SBC,AAC,aptX |
Bluetooth規格 | Bluetooth5.0/Class2/マルチペアリング4台 |
プロファイル | A2DP,HFP,HSP,AVRCP |
最大通信距離 | 不明 |
連続再生時間 | イヤホン単体:5~7時間 ケース込み:30時間 |
ケース満充電所要時間 | 1.5時間 |
充電端子 | USB Type-C |
片耳モード | 〇 |
ハンズフリー通話 | cVcデュアルツインマイク内蔵 |
防水規格 | IPX4 |
サイズ(イヤホン本体) | W27.6*H18.5*D27.5mm |
販売元 | エム・ティ・アイ株式会社 |
- 充電ケース
- USB Type-C充電ケーブル
- シリコンイヤーフック
- Block Ear+抗菌シリコンイヤーピース(S/MS/M/L)
- Magic Ear+ for TWE抗菌フォームイヤーピース(S/M/L)
- 日本語取扱説明書
それでは外観レビューをしていきます。
こちらがイヤホン本体。
メタル感のある本体表面にはプロダクトデザイナーのAkihiro Momozaki氏がイメージした「波紋が消えていく様」が確かに見てとれます。
操作は、本体サイドに設置されたメインボタンとサブボタン2つの物理ボタンで行います。
再生や停止などの基本的な操作は本体下部のメインボタンを使用。
アクティブノイズキャンセリングとヒアスルー機能のON,OFFは本体側面のサブボタンを操作します。
また、メインボタンの操作方法パターンは専用のスマホアプリから変更することができます。
BOWS
ちなみに、イヤホンを紛失してしまった!というときには、専用アプリで「イヤホンが最後にペアリングされた場所」を地図で確認できるようになっているよ!
本体表面からステムの先までは奥行き約3cm。
左右それぞれにはLとRが表記されています。
イヤホン本体はイヤーピースも何もつけない状態で約8g。
最近の軽量タイプのイヤホンがだいたい4gなので、約倍の重量です。
マット塗装された上品な充電ケースには、メッキ素材の「NUARL」の文字。
ケース単体の重量は約68g。
これだけの大きさがあるとちょっとコンパクトとは言えないですね。持ち運びには不便ですね。
裏面は充電ポートがあり、USB Type-Cに対応しています。ワイヤレス充電には対応していません。
イヤホンを収納した様子はこういった感じ。
イヤホンのデザインも相まって、スピーカーみたいな外観です。
アナログとデジタルを融合させた独自のハイブリッドチューニングを実現
N10Proは、 音を奏でる振動板(ドライバー)を金属筐体に収納しモジュール化。それによって、有線イヤホンのようなアナログ音調を再現可能にしています。
さらに、高性能チップ内蔵のデジタル信号に特化したシステムを駆使したデジタルイコライザーを組み合わせています。
カンタンに要約すると、有線イヤホンのようなアナログの音質を再現しつつ、専用アプリでデジタルでのチューニングができ、結果、より繊細な音のカスタマイズが可能ということです。
2種類の素材の異なるイヤーピースが付属
N10 Proには、2種類の素材の異なるイヤーピースが付属しています。
→Magic Ear+のイヤーピース
写真左のBlock Ear+は、抗菌シリコン素材でいわゆる普通なカナル型らしいイヤーピース。
Magic Ear+のイヤーピースは、抗菌材配合ウレタン素材でできた低反発タイプです。
こちらは、NUARLのNTシリーズとNシリーズで互換性のあるサイジングだそうです。
下がBlock Ear+
Block Ear+のイヤーピースは高反発でサラッと耳に入れることができます。
一方で、Magic Ear+のイヤーピースは低反発なのでより密着性を高めたい人におすすめです。
←Block Ear+を装着したN10 Pro
BOWS
ユーザーの好みに合わせて好きなイヤーピースを選べるのはカスタマイズ性があってテンションが上がるね!
Type-C対応の充電ケースは大容量バッテリーを内蔵
N10 Proは、ANC起動せずであればSBCとAACコーデックでの接続の場合7時間。
aptXコーデックで接続しての連続再生は5時間。
ANCを常にONにしておくと1.5倍ほどバッテリーの消費量が上がりますが、それでも最短3.5時間なので十分長時間充電をせずに使用することができます。
連続再生時間(イヤホン単体) | ノイズキャンセリングOFF時:7.0時間(SBC,AAC)、5.0時間(aptX) ノイズキャンセリングON時:5.0時間(SBC,AAC)、3.5時間(aptX) |
連続再生時間(ケース込み) | 最大30時間 |
充電時間 | 1.5時間 |
充電時にはケース前面にあるLEDインジケータが点灯します。
●○●→25%以下
○●●→25~50%
○○●→50~75%
○○○→75%以上
●●●→フル充電
NUARL N10Proレビュー:ペアリング
N10Proは、左右独立型完全ワイヤレスイヤホンとなっています。そのため、左右どちらともペアリングができ、従来のペアリング方式に比べて低遅延でサウンドを楽しむことができます。
コーデックは、SBC,AAC,aptXに対応していて、Android端末、iPhoneどちらとも適切にペアリングが可能です。
▼N10Proとスマホとのペアリング方法については下記です。
N10 Proは初回は本体が起動しただけではペアリングされません。
メインボタンを2回押すことでペアリングモードに入るので、その後ペアリング処理を行う必要があります。
スマホのBluetooth設定画面から[新しいデバイスとペアリング]を選択
メインボタンを1回押すと本体が起動します
LとRどちらでも構いません。今回はLで試します
その後、メインボタンを2回押すとペアリングモードに突入
イヤホン本体がペアリングモードに入ると、スマホのBluetooth設定画面に「NUARL N10PRO-L」が出てきました
選択します
無事にペアリングが成功しました。
これでペアリングは完了です。LとペアリングができるとRとも自動的にペアリングが実行されるのでRを耳にはめて音が出ることを確認しましょう。
ちなみに、2回目以降はケースから取り出した時点でスマホのBluetoothがONになっていれば自動でペアリングが行われます。
また、N10 Proには親機・子機の切替機能がついています。充電ケースからイヤホンを出した時点で電池残量の多い方を親機、少ない方を子機に切り替える機能です。
そのため、スマホとのペアリング設定は片方だけでなくL・Rどちらも行っておく必要があります。
接続が頻繁に途切れるまたは不快音がする場合の対処法
僕が使用した際にも幾度かありましたが、ペアリング後に頻繁に接続が途切れる、または変な「プギャー!!」という不快音が発生したことがありました。
そういったことが起こった場合、その時点でペアリングされている方のイヤホンの接続を一度解除し、反対側のイヤホンとペアリングを行うと解消されます。
僕の場合は、Lで不快音が鳴ったので、Rとペアリングをしなおしました。(方法についてはさきほど紹介したペアリング方法を参照してください)
左右、どちらで再ペアリングを行ってもそういった現象が続く場合はもしかするとイヤホン本体とスマホとの相性が悪いか、イヤホン本体の故障が考えられるので一度NUARLのカスタマーセンターに問い合わせるほうがいいかもしれません。
NUARL N10Proレビュー:音質・ANC・ヒアスルーチェック
肝心の音質とアクティブノイズキャンセリング、外音取込機能についてレビューしていきます。
音質
全体的な音の輪郭は細くてトメハネがくっきりとしていて、万人受けというよりも刺さる人にはぶっ刺さる音質だと思います。
また、音の明瞭さはさすがといった感じで、クリアで解像度の高いサウンドでした。
さすがは2万円越えのフラグシップモデル。
僕自身、ワイヤレスイヤホンで「解像度が高い」という言葉を実感したのは初めてです。そのくらい、N10 Proは音の粒が細かく再現されていました。
低音と中音域はぶつからず調和が取れていて、耳から脳へと音が透き抜けていきます。ただ、見た目のゴツさとは裏腹に低音のパンチは想像よりもはるかに弱くて、あくまでも中音域が主役といった印象をおぼえました。
一方で、高音域は若干ドンシャリ感が強く、イメージでいうと中山きんに君の「パワー!!」みたいな息苦しさを感じました。
アクティブノイズキャンセリング機能
N10 Proには、NUARL初の「アクティブノイズキャンセリング機能」が搭載されています。外部の騒音をシャットアウトして、より音楽を楽しむことができる今注目の機能です。
ただ、本機のアクティブノイズキャンセリングは、想像していたよりかは控え目な仕上がりとなっていました。
車や信号の音など騒音系は、5割程度。人の話し声などに関しては3割程度しか軽減されていない印象です。
また、アクティブノイズキャンセリング機能ONと同時に楽曲の全体の音量が落ち、低音はほぼ皆無に。
確かに、ノイキャン非対応のカナル型イヤホンに比べるとシャットアウト性は感じられますが、5,000円台のイヤホンのほうがキレイと断言できるほどに音質が劣化してしまったのは、かなりの欠点かなと。
外音取り込み機能(ヒアスルー)
本機にANCとともに搭載されているもうひとつの便利な機能が「外音取り込み機能(ヒアスルー)」です。
複数のマイクから外部の音を必要なだけ取り込む機能で、事故防止や通話の際に利用することができます。
個人的に大好きなヒアスルー機能に関しては、アクティブノイズキャンセリングのときのような音質の変化はみられませんでした。
ただ、ヒアスルーON時に乗ってくるホワイトノイズ(シャーという音)が目立ちました。
音楽再生時は全く気になるものでもありませんが、僕は割とホワイトノイズが好きじゃないので、これもちょっと期待外れかなという結果に。
NUARL N10 Proレビュー:評価・まとめ
バランスが取れていてキレのあるサウンド、操作のしやすい物理ボタン式、長時間連続再生、アプリによるデジタルチューニング機能、ANCとヒアスルー。
ケースと本体は他のイヤホンよりも重たく大きいのが目立ちますが、多機能さと音質で十分にカバーできているのでコスパというよりも満足度の味わえる一品だと言えます。
2万円超えは素人には少々手が出しにくい値段ですが、失敗をしたくないという人は黙って本製品を選べば、以後半端なイヤホンでは満足できなくなるでしょう。
ちなみに、これを書いている2020年9月26日現在は、Amazonで期間限定10%オフのセールが実施されているので、N10 Proを試してみたい人は是非いちど手に取って体感してみてください。
追記:12/1よりN10Proが公式に5,000円値下がりすることが決まりました。よって販売価格は24,500円➡19,500円となります。
以上、NUARLの最新フラグシップ完全ワイヤレスイヤホン「N10 Pro」レビューでした。
Bちゃん
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鋭いキレのある高解像度は初心者から玄人まで好きな人にはぶっ刺さる高音質。
加えて、今注目の【アクティブノイズキャンセリング】【外音取り込み機能】や専用アプリを使った【イコライザ設定】【イヤホン紛失時の捜索機能】などとにかく全部入りの多機能フラグシップイヤホン!