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BOWS
ごきげんよう!ガジェットブロガーBOWS(@guidbows)です。
この記事では、Tribitが発売するワイヤレスイヤホン「FlyBuds NC(BTHA1)」についてレビューします。
ワイヤレスで音楽を楽しむことができるワイヤレスイヤホン。最近は、優れた音質や機能を持った製品が多く登場してきています。
なかでも「ノイズキャンセリング機能」は、外部の音をシャットアウトして音楽をより楽しむことができる優れた機能です。
ただ、ノイズキャンセリング機能を搭載したワイヤレスイヤホンは相応に値段が高いというのが現状でした。
Bちゃん
あのAppleのAirPods Proなんて、30,000円もするからね!高すぎるよね!!
そこで、低価格イヤホンを探している人におすすめなのが今回僕が購入した「FlyBuds NC(BTHA1)」です。
FlyBuds NC(BTHA1)は、ノイズキャンセリング機能を備えながら7,000円という価格で購入することができる高コスパイヤホンです。※追記 BOWSが選ぶ2020年、1万円以下でおすすめの完全ワイヤレスイヤホンベスト5にランクインしました。
- 7,000円台とは思えないノイキャン性能
- クセのないシンプルデザイン
- 想像以上に迫力の重低音
ということで、FlyBuds NC(BTHA1)について特徴や良し悪しなどを詳しくレビューしていきます。
Tribitワイヤレスイヤホン「FlyBuds NC(BTHA1)」
「FlyBuds NC(BTHA1)は、コスパでおなじみのTribitが販売する完全ワイヤレスイヤホンです。
価格は、6,999円(2020年9月現在)
Bluetoothにより、スマホとワイヤレスで接続できるイヤホンです。
▼簡単なスペックは以下です。
形状 | うどん型・カナル型 |
操作形式 | タッチセンサー |
ドライバー | 10mmデュアルダイナミックドライバー |
対応コーデック | SBC,AAC |
Bluetooth規格 | Bluetooth5.0 |
プロファイル | 不明 |
最大通信距離 | 最大15m |
連続再生時間 | イヤホン単体:10時間 ケース込み:最大30時間 |
ケース満充電所要時間 | 1.5時間 |
充電端子 | USB Type-C |
片耳モード | 〇 |
ハンズフリー通話 | 〇(ENCモード搭載) |
防水規格 | IPX4 |
サイズ(イヤホン本体) | 35x17x25(mm) |
販売元 | Tribit Japan |
詳しくみていきましょう。
充電端子はUSB Type-Cで急速充電に対応
FlyBuds NC(BTHA1)の充電端子はUSB Type-Cに対応。
また、急速充電にも対応しているので10分間の充電で1.5時間利用することが可能です。
バッテリー残量はケース前面LEDインジケータの点灯数で目視ができます。
- 0%:LED消灯状態
- 25%:LEDが1つ点灯
- 50%:LEDが2つ点灯
- 75%:LEDが3つ点灯
- 100%:LEDが4つすべて点灯
アクティブノイズキャンセリング・アンビエント機能を搭載
本機最大の特徴となるのが、アクティブノイズキャンセリング機能とアンビエント機能の存在です。
- ノイズキャンセリング機能(ANC):ノイズといわれる周囲の外部音を低減する機能で、音楽に集中する環境を実現できる
- アンビエント機能(ヒアスルー):イヤホンを装着した状態でもクリアに外部の音を取り入れる機能で、通話の際などに便利
ノイズキャンセリング機能を発動することで、周囲の騒音(エンジン音・風の音・息づかいなど)を30dB低減してくれます。
ノイズキャンセリングとアンビエントモードは右イヤホン本体のマルチボタンを操作することでON/OFFを切り替えることができます。
- 右イヤホン単体を長押し:ノイズキャンセリングON
- 更にもう1回右イヤホン単体を長押し:アンビエントON
- 更にもう1回右イヤホン単体を長押し:アンビエントOFF
- 1に戻る
必要な時に必要な機能を使い分けることが可能です。
イヤホン単体10時間・ケース込み30時間の連続再生が可能なバッテリー
FlyBuds NC(BTHA1)は、イヤホン単体最大10時間の連続再生が可能となっています。これは、イヤホン単体としては比較的長時間の部類に入ります。
また、充電ケースを併用することで最大30時間の連続再生が可能。
ただし、アクティブノイズキャンセリング機能、アンビエント機能をONにしている状態だと電池の消費量が増えるため、連続再生時間は上記よりも短くなるので注意が必要です。
- ANC-ON時のイヤホン単体の連続再生時間:8時間(-2時間目安)
- ANC-ON時のケース込みの連続再生時間:24時間(-6時間)
10口径大型ドライバー搭載
FlyBuds NC(BTHA1)は、10mmのデュアルダイナミックドライバーと搭載しています。
そのため、迫力のある重低音を楽しむことができます。
加えて、本機はアクティブノイズキャンセリング機能を搭載しているので、ノイズのない音楽に没入できる設計となっています。
IPX4防水規格
FlyBuds NC(BTHA1)は、IPX4防水設計となっています。
IPX4レベルであれば、少々な飛まつには耐えられます。ただ、浸水してしまうと耐えられない可能性があるので、雨の際などには濡れないよう気を付ける必要があります。
FlyBuds NC(BTHA1)レビュー:外観・デザイン
まずはFlyBuds NCの外観を見ていきましょう。
ホワイトにビビットの効いたオレンジのパッケージが印象的です。
本体は、想像以上に小さいです。
マグネットで吸い付くケースなのは他と変わりありませんが、ケースと本体間の余白が少なくてミニマムに収まっています。
全体的にテカリのないマットなブラック塗装が施されていて、飾らない高級感があります。
イヤホン本体は、いわゆるうどん型で円柱形の形状で特別ロゴも何もなくシンプルです。
SoundPEATSのTRUEBUDSと比較するとわかりますが、うどん部分はFlyBudsの方が短く、ぼってりとした頭でっかちな様子。可愛い。
→TRUEBUDS
このデザインなら老若男女だれでもとっつきやさそうですね。
ステムは若干短めで、デフォルトで装着されているイヤーピースは他ブランドのイヤーピースに比べて浅そうです。
ちなみに、イヤーピースは全部で5サイズ付属しています。これは他ブランドに比べると2サイズほど多く付属していることになります。
SS~XLまでなので、様々な人の耳に合わせられるようになっています。
FlyBuds NC(BTHA1)レビュー:ペアリング
FlyBuds NC(BTHA1)のペアリングは、3ステップです。
まずは、ケースからイヤホン本体を取り出します。
「パワーオン・ペアリング」という音声とともに本体のLEDランプが点灯していればペアリングモードである証拠です。
スマホの[設定]→[Bluetooth設定画面]→[新しいデバイスとペアリング]→Tribit FlyBuds NCを選択
「コネクテッド」と音声が流れればスマホとのペアリングが成功です。
FlyBuds NC(BTHA1)は1度ペアリングを行ったデバイスとは、次回以降ケースからイヤホン(左右どちらでも)を取り出すだけで自動でペアリングされるので手間いらずです。
FlyBuds NC(BTHA1)レビュー:音質チェック
今回、AmazonMusicで洋楽を。HuluとNETFLIXで動画を鑑賞して音質をチェックしました。
FlyBuds NC(BTHA1)の音質は、重低音にパンチを効かせたバランスのとれた上質な音質に仕上がっていました。
なかでも重低音の印象が最も強く、ウーハーのきいたベースが全体を覆うように広がっていて脳みそをズブズブに満たしてくれます。
ボーカルボイスは決して主張しすぎておらず、でも息継ぎ音は聴きとれるレベル。そして驚くことにパーカッションやサックス系も特にシャリ感は感じませんでした。
以前レビューした似た価格帯のSoundPEATSTRUENGINE3SEと聴き比べしてみると、違いは歴然で対照的な音質でした。
TRUENGINE3SEは低音はきいているものの、全体的に輪郭が細くくっきりしている様子でした。
対してFlyBuds NC(BTHA1)は、輪郭が太くぼんやりとした感触で僕はFlyBudsのほうが好きな音質でした。
また、FlyBuds NC(BTHA1)で鑑賞した映画は現時点これまでのどのイヤホンよりも臨場感と迫力があるサウンドに仕上がっていて、個人的には音楽以上に映画を見たときのほうが価値を見出せたような気がします。
総合して、FlyBuds NC(BTHA1)の音質は、値段以上によくできていて重低音好きな人には絶対的におすすめといえます。
ノイズキャンセリング機能とアンビエント機能
本機本命の機能でもあるノイズキャンセリング機能とアンビエント機能。
どちらも7,000円とは思えない素晴らしい実用的な機能となっていました。体感して良かった。
ノイズキャンセリング機能は、前述したように周囲の騒音を低減して音楽に没入することを実現してくれるわけですが、コレが本当にON/OFFで全く変わってきます。全くとは言いませんが、ほとんど聴き取れないくらいまで騒音を打ち消してくれています。音楽を再生した状態であれば話しかけられても全く気付かないでしょう。
また、アクティブノイズキャンセリングON時にも音楽に変化はまったくなく、遜色なく利用することができました。
一方で、アンビエント機能も素晴らしい出来栄えで、多少ホワイトノイズは乗りますが確かに外音を取り込んでいて通話もしやすくなります。
普段徒歩での移動が多い僕にとってはどちらかというとこちらの機能のほうが使用頻度は高くて重宝しています。
音楽再生中でも、カナル型ならではの密閉感はあるものの必要な音を文字通りヒアスルーしてくれるので事故防止にもなります。
正直、2万円越えのノイキャン搭載フラグシップNUARLのN10Proよりも本機のほうがノイキャン性能は上です。
FlyBuds NC(BTHA1):実際に使ってみて感じたメリット・デメリット
ここからは、実際に僕自身がFlyBuds NC(BTHA1)を使ってみて思った音質以外の感想を良し悪しを含めて紹介します。
- イヤーピースは好みがわかれそう
- イヤホン側で音量調節ができない
- ハンズフリー通話もクリア
- 片耳から両耳への切替が一瞬
イヤーピースは浅いながらもつけていて気持ちいいが少々柔らかすぎるか
FlyBuds NC(BTHA1)に付属しているイヤーピースは全部で5サイズありますが、他のブランドのイヤホンと比べて若干浅めに設計されています。
これが、人によって賛否両論分かれそうなものでした。
薄くて柔らかいシリコンチップのため、着け心地は気持ちいいんですが固定感に欠ける気がします。
これは、以前購入したAnker「Zolo Liberty」のイヤーピースに若干似ているように感じました。(正確にはZolo Libertyよりもさらに浅い)
ただ、Zolo Libertyは本体にズレ防止のスタビライザーが付属していたので不満はありませんでした。
一方で、FlyBuds NC(BTHA1)にはスタビライザーは付属していないので、スポーツなどの際にはフィット感が欠けています。
ということは、FlyBuds NC(BTHA1)もカンタンでもスタビライザーが付属していればもう少し印象もよかったのではないかなと思います。
ハンズフリー通話としての実用性もバツグンに優れてる
優れた音を再現してくれるFlyBuds NC(BTHA1)ですが、実はハンズフリー通話のときも、もとてもクリアな音声を実現してくれています。
AIでノイズ低減を行うENCモードが実装されているので、スーパーでのお買い物時ジョギングの時などもイヤホンを着けたままで通話ができました。
音声もしっかり拾っている様子で、小声で話してもきちんと相手に音声が届いていました。
片耳から両耳ペアリングへの切替スピードが一瞬
FlyBuds NC(BTHA1)は、片耳ハンズフリー通話でもその優秀さを発揮してくれることを説明しましたが、片耳から両耳ペアリングに切り替える際のスピードが一瞬なのも優秀なポイントです。
煩わしい操作も何も必要なく、ケースからもう片方のイヤホンを取り出すだけ、わずか3秒足らずで自動的に両耳ペアリングが完了します。
移動しながらのペアリング切替というささいなところで、FlyBuds NC(BTHA1)の優秀さを実感しました。
音量調節がイヤホン側ではできない(いやいらない!)
唯一僕が思った欠点は、イヤホン側では音量の調節が出来ないということです。
低価格イヤホンではよく音量調節が出来ない機種がありましたが、7,000円代にもかかわらず音量調節が出来ないのはちょっとねぇ。
ただ、僕はもともとイヤホン側で音量を調節する様な繊細なタイプではないので、むしろ覚えるべき操作数が減ってかえってストレスフリー。
タッチパネルタイプって押す回数と長押しする秒数という選択肢しかないのであまり多くのパターン覚えたくないんですよね。
だから、再生・停止・次・前だけでいいと思います。
Tribit FlyBuds NCレビュー:評価・まとめ
- お値段以上の音質
- 細部まで考えられた機能性
- 優れたアクティブノイズキャンセリング
- イヤホン側で音量調節ができない
- 浅いイヤーピースは好みがわかれるかも
この記事では、Tribitが販売するFlyBuds NC(BTHA1)についてレビューしてきました。
7,000円という価格で比較的優れたアクティブノイズキャンセリング機能と、ヒアスルー機能が搭載されていて初心者から玄人まで納得できるであろう品質でした。
勉強で集中したい時、家事に集中したい時、とにかくリビングで1人ヘッドバンギングしたいというときに最高に役立つイヤホンと言えるでしょう。