音声だけが聴き取りやすくなるスピーカーBenQ「treVolo U」はリスニングに便利な語学学習用ツールだった[PR]

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  • リスニングが苦手で、克服したい
  • 今、実用的な英語力を身に着けるために頑張っている
  • 洋楽が歌えるようにするために役立つツールがほしい

そんな人にうってつけのアイテムが、ディスプレイモニターで有名なBenQから登場した。

「treVolo U」だ。

このスピーカーは、専門家の監修のもとリスニングに役立つよう設計された語学学習用のスピーカーとなっている。

当ブログの運営者、ガジェット大好き翁(おきな)@okinalogです。よろしくね。

実は台湾本社から直々にタイアップのお話があり発売前から提供していただいていて、まる1カ月ほどじっくり使ってみていた。

そのうえでこのスピーカーについてカンタンに説明すると、

「treVolo U」ってこんな製品
  1. 音楽や動画で流れる“人の音声だけ”を鮮明に明瞭に聞き取りやすくしてくれる
  2. 通常のスピーカーとしても高音質
  3. 人の距離を検知して音量を自動調節してくれる
  4. 満充電で最大12時間連続でつかえる
  5. どんな音楽や動画であっても利用できる

このスピーカーがあれば、何気ないミュージックビデオであったり、映画などの音声のみにフォーカスして強調することができる。遊びのなかでリスニングへの意識を高めるのに役立つ。

可能性を秘めたツールだ。

ということで、この記事ではBenQの語学学習用スピーカー「treVolo U」についてレビューしていく。

この記事の著者

ネオジャパンデスクセットアッパー

翁(おきな)

オッキーナ

プロフィール

ガジェットが好きな36歳/ ブロガー歴7年/ レビュー数330品以上(うちイヤホン180種類以上)/ Xフォロワー数5,100人突破/ YouTubeチャンネル開設(奮闘中…)/ 【ネオジャパンデスクセットアッパー】と称して日本みのある独自のデスク環境を構築中/ 普段はサラリーマン/ 4児の父/ “みんなといっしょ”が苦手なタイプ

BenQ「treVolo U」は語学学習用にチューニングされた唯一無二のスピーカー

BenQ treVolo U

今回レビューする「treVolo U(トレボロ ユー)」は、BenQから発売されたワイヤレススピーカー。

BenQというと、以前モニターに取り付けるライト「BenQ ScreenBar Plusレビュー。手元だけを照らす1000Luxの明るさとダイヤル式リモコンが便利なモニターライト」をレビューしたあのBenQだ。

最大の特徴は、語学学習用に専門家によってチューニングされている特殊な音質モードを備えていることだ。

モードを切り替えることで、通常のスピーカーとしての使い方以外に、音声のみを強調させる【動画学習モード】や、周囲の音を低減させる【ライブ学習モード】などこれまでにない語学学習に役立つ機能を備えている。

特に専用の教材などを必要とせず、世にある動画やストリーミングサービスを語学学習用に利用することができるのが利点だ。

また、3つのモードとは別にリスナーである自身とスピーカーの距離にあわせて音量を自動で適切な大きさに調節する“スマートイヤープロテクト技術”による【安心モード】という機能も備えているのがポイント。

treVolo Uのスマートイヤープロテクト技術には、独自に開発したTOF赤外線検出システムと全指向性環境音マイクを搭載しています。オンライン授業中の環境音や本体とユーザーの距離、音源の音量などの情報をスマートチップのアルゴリズムがデータ解析。約70デシベル*の耳に心地よく、かつ聴こえやすい音量に自動調整します。

BenQ公式サイトtreVolo Uページ内より引用

集中したいシーンであっても、イヤホンやヘッドホンなど耳に無駄な負担を与えることなくリスニングに集中することができる便利な機能となっている。

treVolo Uに監修している小児神経科主治医の翁先生
treVolo Uに監修している小児神経科主治医の翁先生

監修している小児神経科主治医の翁さんによると、不適切な音量によって聴力が低下するのを防ぐために備わっている機能とのこと。

専用スマホアプリも存在

スマホ専用アプリ「treVolo U」も存在する。

必須ではないけど、バッテリー残量や現在の音声モードの確認変更などの遠隔操作ができるので、入れておくと便利だ。

製品仕様スペック

販売価格は、29,900円で既に日本での販売も開始されていて、Amazonでも購入することができる。

出力スピーカー10W×2基
Bluetoothバージョン5.0
対応コーデックSBC
通信可能距離Bluetooth標準規格Power Class1、10m(障害物がない場合)
インターフェース3.5mmイヤホンジャック(4pin CTIA)
Type-C USB2.0 (充電用)
バッテリー最大12時間連続使用可能
使用周波数帯域60-20K Hz
マイクロフォン全指向高感度マイク×1
全指向性環境音マイク×1
サイズ(幅)174×(高さ)95.34×(奥行)81.36 mm
重さ約760g
販売価格29,900円
BenQ treVolo Uスペック

デバイスとの接続はBluetoothによるワイヤレス接続か有線ケーブルを使った有線接続の2パターンから選べる。

SBCコーデックに対応しているから最近のスマホやタブレットならほぼどんな機種でも接続することができる。

BenQ「treVolo U」レビュー

安全性を考慮して設計された丸みのあるかわいいデザイン

角が丸くデザインされた筐体。

音が出る部分は若干上向きになっている

重量こそ、すこし重めではあるけど、ちいさいこどもが扱っても危なくないよう最大限に配慮されているかわいいビジュアルに、我が家のこどもたちもすんなりと馴染んでいた。

ボタンはフラットで汚れに強そうな仕様。

本体背面カバー内に3.5mmのイヤホンジャックと充電用USB Type-Cポートが隠されている。

本体底には滑り止めも効いているから、ちょっとやそっとの揺れでは棚から落ちてくる心配もなさそうだ。

驚くほど音声のみが聞き取りやすくなる

肝心の音声を聞き取りやすくする機能について実際に使ってみたところ、使い始めからわかりやすく違いを実感できる優れた機能だった。

こどもたちも、いつもよりも鮮明に発音が聞こえることを感覚的に楽しめたみたいで、このスピーカーを経由しているときだけはなぜかいつもより集中して動画に食いついていたのに驚いた。

各モード名内容
音楽モード通常の音楽再生に適したBGM用モード
動画学習モード動画学習に適した人の音声だけを強調させるモード
ライブ学習モードエコーキャンセラーで周囲の雑音を低減させ人の音声を強調させるモード
treVolo U各モード説明

【動画学習モード】で実際にYouTubeの英会話の聞き流しを視聴してみたときの印象は以下のようなかんじだ

  • 相手がスピーカー越しに居るかのようにリアルに聞き取れる
  • 相手の口元が想像できるほど発音が聞き取りやすい
  • (BGMあり時)BGMがとても小さくなり、音声だけが鮮明に聞こえる

「th」や「er」など英語独特の舌の動きがすごくわかりやすく想像できるほど鮮明に聞こえることに驚いた。

息継ぎや口が開く瞬間の唇の突っ張り具合まで聞こえる。

また、音楽を流してみての変化でいうと、バックコーラスは低音が極端に低減され全体の音量がほんのり小さくなり、音声が明瞭さが増す印象だ。

一方で自己啓発とリスニング力が身につくからと昔から個人的によく見るTEDは、【ライブ学習モード】でみると効果的だった。

エコーキャンセリング機能によって、周囲の観客の声などがかき消されて自分も会場にいるかのような鮮明な音声だけを聴くことができる。

また、【ライブ学習モード】では唯一treVolo U内蔵のマイクが機能するので、スピーカーフォンとしても活用できる。

オンライン授業などで使うと効果的だろう。

安心モードで音声を自動調節してくれる

安心モードについて、使うまえまではあまり実用性利便性を見いだせなかった機能だったんだけど、実際に使ってみたかんじ、あると便利な機能だなと実感した。

というのも、音量の増減自体は本体でもスマホでも行えるんだけど、耳にちょうどいい70dBくらいの音量というのはなかなか手動では調節しにくい。

【安心モード】は、自分の距離と本体との距離を自動で計測して最適な70dBに瞬時に調節してくれる便利機能だ。

本体(の安心モードボタンを長押し)またはスマホアプリから安心モードをオンにすると、

「音量調節をはじめます」という音声とともに本体のLEDインジケーターが点滅。

2秒ほどで「音量調節を完了しました」という音声が流れて最適な音量に変更される。

ちょっと声が小さすぎるな…
「安心モード」ぽち…
おぉ…ちょうどいい音量になった♪

動いている人物に継続的に音量調節してくれるわけではないので、使い勝手はあと一歩ではあるけど、大人相手またはこどもであっても公文みたいに座って集中している状況なら使える機能だ。

デメリット

カラーが1色しかない

まず気になったのは本機のカラー展開がブルーの1色のみだということ。

かわいらしいカラーリングでこどもは馴染みやすいからいいのだけど、インテリアの観点で考えると色を選べるとなおよかったなと思う。

アプリのファームウェアアップデートにはPCが必須

このスピーカーにはスマホアプリが存在するんだけど、ファームウェアアップデートにはPCに接続をする必要がある。

これが想像のとおりちょっと面倒。実際にアップデートを行ったので記録しておく。

まずは、以下の条件を満たして準備をしておこう。

  • 本体のバッテリーを60%以上に充電しておく
  • 公式サイトから専用ソフトウェアをPCにダウンロードしておく
  • 付属の充電ケーブルを用意しておく

専用ソフトウェアのページリンクは下記。

ダウンロードしたファイルを開く
[treVoloU_updater-1.0.1.0]を解凍展開する→[treVoloU_updater]→[treVoloU_updater(アプリケーション)]を展開。

Updaterを開く
ここがアップデートの最初の画面。記載されている準備を完了させたら[次へ]を押す
言語の選択
インストールするファームウェアの言語を選択
接続&ボタン操作
PCとtreVolo UはUSB-AとUSB-Cのケーブルで接続
音量・Bluetooth・電源ボタンの3つを同時長押しする

ここでtreVolo UとPCを付属ケーブルで接続。ナビゲーションに従って3つのボタンを長押ししアップデートを始める。電源ボタンが点灯したら指を離してOKだ

インストールがはじまる
インストールが開始されている様子。あとは待つだけ

すると、インストールが開始される。だいたい3分くらいだったと思う

完了
この状態になったらもうウィンドウは閉じてしまってもかまわない

さらに3分ほどアップデートを待つ。その間は電源ボタンが点灯してBluetoothボタンが激しく点滅した状態となり使用はできない。「ポンポロポンポンポン」と音が鳴ったらアップデート完了だ

見てのとおり、アップデートはちょっと面倒だ。スマホだけで完結してくれるとありがたいけど、本体を接続するということは内部に関係していることなんだろうから仕方がない。

アプリはなくても使用に支障はないし、アップデートはしなくてもアプリは使えるので余裕があるときに行うのがいいだろう。

BenQ「treVolo U」レビューまとめ

メリット
  1. 丸みのあるかわいいデザイン
  2. 音声のみがめちゃめちゃ聞き取りやすくなる機能付き
  3. 発音や口元の動きまでハッキリわかる
  4. 使用者の距離にあわせて音量を自動で調節してくれる機能付き
デメリット
  1. カラーはブルーの1色のみ
  2. アプリのアップデートがPC(Windows・Mac)に接続しないとできない

ということで、今回はBenQのBluetoothスピーカー「treVolo U」について紹介してきた。

語学学習用として人の音声を抽出するという特殊な機能をもつスピーカーだということでこどもに語学力をつけている最中の親御さん自宅で人知れず語学を勉強している人には“鬼に金棒”なツールだ。

遊びの延長線上でtreVolo Uを活用すれば、さいしょから高い教材費をかけずにある程度の語学力を身に着けることができそうだ。その可能性は十分に秘めている。

もちろん、通常のスピーカーとしても高品質だから使い勝手がいい。

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