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このブログでは多くの中華インイヤーモニターについてレビューしてきました。高いものだと3万円近いものも(IEM界隈では安いほうらしいけど…)
そんななか、とんでもないクオリティのイヤホンが登場しました。
CCAの「Rhapsody」です。
アンダー1万円の9,900円ということで、競争の激しい価格帯ですがこのイヤホンはやばい。2万円と言われてもわからない。ひっさしぶりに度肝を抜かれる衝撃的なサウンドのイヤホンきました。
ノールックで買っていい。このイヤホンは1曲目からかーなーり音がいい!
さあ、はじめようか。
ジャパニーズガジェットブロガー
翁
おきな
ガジェットが大好きな34歳/ ブロガー歴5年/ レビュー数180品以上(うちイヤホン80種類)/ サラリーマン/ 4児の父/ “みんなといっしょ”が苦手なタイプ
この記事では、LINSOULより提供してもらったCCAのインイヤーモニター「Rhapsody」について忖度なしで実機レビューしていきます。
今回レビューするのは、中国のイヤホンブランドCCAの「Rhapsody(ラプソディー)」
CCAのイヤホンはこのブログでは初めてで、どんなメーカーなのかよく知らなかったのでGoogle Bardに聞いてみました。以下が回答要約です。
CCAは、中国の深圳に拠点を置くイヤホンブランドです。2018年に設立された比較的新しいブランドですが、その高音質と低価格で、国内外で人気を集めています。CCAのイヤホンは、主にダイナミックドライバーとバランスド・アーマチュア(BA)ドライバーを組み合わせたハイブリッド型が中心です。ダイナミックドライバーは豊かな低音を、BAドライバーは繊細な高音を再生し、バランスの良いサウンドを実現しています。
また、CCAのイヤホンは、コストパフォーマンスの高さも魅力です。1万円以下の価格帯で、ハイエンドイヤホンに匹敵する音質を実現しています。
コスパの良さで評判のブランドみたいですね。
で、そんなCCAのRhapsodyの特徴はというと、
- 2ダイナミックドライバーと4バランスドアーマーチュアドライバーによるハイブリッド構成
- 調音スイッチ搭載
- リケーブル可能
8mmの低音用ダイナミックドライバーを2基、中高音用31736バランスドアーマーチュアドライバーを4基搭載し、3Dプリントによるキャビティ、フェイスプレートはメタル。さらには4つの調音スイッチまで備えたIEMとなっています。
周波数応答:20Hz-40KHz
インピーダンス:15-20Ω
感度:102±3dB/mW
ケーブル:0.78mm2pin 3.5mmプラグ仕様
パッケージ
Rhapsodyのパッケージは質素で、ケースなどは付属していません。
本体とケーブルとイヤーピース、調音スイッチの説明書といった内容。
ケーブル
ケーブルは高純度銀メッキ素材の0.78mm2pinのqdcコネクタタイプを採用しています。プラグは3.5mmのL字型。
質感としては高級感はなくハリがあるため巻き巻きできないのがちょっとざんねんです。
外観
Rhapsodyの外観はハードめロックっぽいスタイルで、ギターのピックのようなメタルのフェイスプレートが特徴的。CCAオリジナルのフェイスプレートのようです。
クセがなくてミュージシャンっぽくて個人的には好きです。
外殻はクラシックな人間工学に基づいた高精度3Dプリントで形成されていて、より正確な伝送を考えているそうです。
ノズル径は5.94mmでやや飛び出し気味。装着感は人を選びそうな印象です。
フィット感がいいなと思っていたKiwi ears「FORTEZA」と比べても根本部から1mm2mmくらい長いのが分かります。
実際にRhapsodyを使ってみての感想をレビューしていくで!
ずーーーっと聴いていたいくらい明瞭なサウンド
あのね、CCA Rhapsodyヤバイです。音質を一言でいうと、“ずーーーっと聴いていられる、聴いていたい明瞭サウンド”
ボーカルの近く口の動きまでイメージできるほどの空気感、神秘的とまで感じるほどの高音の明瞭さ、雑味のなさ、ここまで揃ってアンダー1万円なんて信じられないクオリティです。
高音の明瞭さならたとえば、Daniel Seaveyの『Runaway』『Can We Pretend That We’er Good?』とか聴いてみてください。分離感、高音の明瞭具合、もう過去最高に溶けるサウンドに仕上げてくれます。
邦楽なら、小田和正や広瀬香美は感動レベルですね。米米CLUBも中音域ですが粒立ちがよくとても透明感があってスーッと思わず涙がでるくらいに相性がよかったですね。
低音はベースブーストなKiwi ears「QUARTET」とか「FORTEZA」に比べるとやや劣る感じではありますが、キック力がありインパクト力は十分。低音だけがやけに主張されるサウンドが苦手なひとにはちょうどいい塩梅のチューニングとなっていると思います。
ただ明瞭で高解像なだけだと長時間の視聴には向かないんですが、Rhapsodyはそうじゃなく寒色系のサウンドながら中音~高音に温かみがあるんですよね。ノラ・ジョーンズの『Don’t know why』とか、マイケル・ブーブレの『Flleing Good』とかジャズも最高に優しくキメてくれるんですよ。
実際、うちの嫁も「ずっと聴いていたい!」って言ってたくらいですから、Rhapsodyはイヤホンや音質に詳しくないひとでも感動するレベルのイヤホンってことになります。
調音スイッチで手軽に味変できる楽しさ
CCA Rhapsodyはそのままでも優れた音質ですが、調音スイッチをいじることで手軽に味変することができます。
たとえば、高音がやや刺さる感じがあるなという時に高周波スイッチをオフにすれば高音域を抑え気味にすることができるといった具合。
1をオン | 低周波を1レベルUP |
1と2をオン | 低周波を2レベルUP |
3をオン | 高周波を1レベルUP |
3と4をオン | 高周波を2レベルUP |
すべてオフ | すべての効果を消す |
1本のイヤホンで数通りの音質を体感できるなんて、アンダー1万円としては十分すぎる機能です。
ちなみに説明書には記載されていないけど、1と3をオンにすれば低周波と高周波をそれぞれ1レベル上げた音質を。すべてオンにすればすべての周波数を最高にすることができます。
個人的にはすべてオンにした音質が低音も高音もメリハリがあってキレイに聴こえましたね。
調音スイッチ搭載のIEMだとKiwi ears「QUARTET」がありますが、アレはスイッチ2つだったのに対してRhapsodyは4つもありますから、調整の幅広さ的にはRhapsodyのほうが変化を楽しめます。
こちらもチェック!
おすすめのイヤーピースは
イヤーピースは付属のものよりやっぱり自分にあったもののほうが2倍いい音に変わりますね。
おすすめは、ラディウスの「ディープマウントイヤーピース」か、AZLAの「SednaEarfit Crystal for TWS」あたりは装着感も解像度も増してボーカルが近くなるような変化を実感できました。
「え、SednaEarfit Crystal for TWSは完全ワイヤレスイヤホン用だろ?」と思うかもしれませんが、RhapsodyはノズルがほかのIEMに比べて長めなので浅く広いイヤーピースでもぜんぜん合うなというのが個人的な感想。
まあそのあたりの装着感はやっぱり個人差があるので、自分の耳に手を当てて聴いてみてください。
- クセのないフェイスプレートデザイン
- 調音スイッチで自分好みの音質に微調整ができる
- 涙がでるほどの明瞭さ
- それでいて温かみがあって長時間の視聴にも向いてる
- ノズルがやや長めでイヤーピースを選ぶ
- ケーブルがややチープ
ということで、今回はCCAのインイヤーモニター「Rhapsody」について実機レビューしてきました。
2DD+4BAのハイブリッド構成で、明瞭かつ高精細それでいて温かみもある長時間聴いていたいサウンドが味わえるイヤホンとなっていました。やっぱり調音スイッチ4つ搭載ってのが面白みを倍増させますね。楽しい!
去年から中華イヤホンは数多くレビューしてきましたが、ここまで満足度のたかいイヤホンは久しぶりです。価格帯でいえばHZsoundのHeart mirror proくらいやばいやつですね。
ぜひこの気持ちを感じてほしい、そして、コレを超えるイヤホンを誰か教えてくれ!!