この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
ども、今年10個以上のTWS(完全ワイヤレスイヤホン)をレビューしてきたガジェットブロガーBOWSです。
最近は低価格帯イヤホンが続々と発売され、5,000円でも優れた音質のイヤホンがでてきました。よりどりみどりで何がいいのかって感じです。
そんななか、Amazonでは未だに去年の夏に発売されたAnkerのSoundcore Life P2が口コミが多く人気だったので、実際のところどうなのか購入してみました。
僕がイヤホンレビューをはじめだしたころに買ったAnkerのSoundcore Liberty Neo第2世代。これが低価格なのにコンパクトで迫力のあるサウンドでと感動したのが6月の話。
Liberty Neo第2世代が良かったことを思い出すと、Soundcore Life P2も期待値は上がります。
ということで、この記事ではAnkerのSoundcore Life P2についてレビューしていきます。
Anker「Soundcore Life P2」
Soundcore Life P2は、モバイルバッテリーやワイヤレス充電器を多く販売するガジェットメーカーAnkerグループのオーディオブランドSoundcoreが2019年9月に発売を開始した完全ワイヤレスイヤホンです。
最大の魅力は、5,000円以下という価格帯でありながらコスパに優れたスペックだということ。Androidユーザーには嬉しい安定した接続を可能とするQualcommのaptXコーデックに対応しているのがその魅力のひとつです。
詳細なスペックは以下です。
形状 | うどん型(カナル) |
操作形式 | 物理ボタン |
ドライバー | グラフェン採用6mmドライバー |
対応コーデック | SBC,AAC,aptX |
Bluetooth規格 | Bluetooth5.0 |
プロファイル | A2DP, AVRCP, HFP |
最大通信距離 | – |
連続再生時間 | イヤホン単体:7時間 ケース込み:40時間 |
ケース満充電所要時間 | 1~2時間 |
充電端子 | USB Type-C |
片耳モード | ○ |
ハンズフリー通話 | ○ cVc8.0ノイズキャンセリング |
防水規格 | IPX7 |
価格はAmazonで4,990円、楽天では5,999円(2020年12月現在)
ドライバーユニットには6mmのグラフェン素材を採用し、Soundcore独自のBassUpテクノロジーによって低音を最大43%増幅します。
また、イヤホン本体はIPX7の防水設計となっているので少々水没しまっても大丈夫。スポーツ時の汗にももちろん耐えられます。
AppleのAirpods proが30,000円するのに対して考えるとSoundcore Life P2は6分の1の価格なのでそれは魅力的にみえますよね。
Soundcore Life P2レビュー:外観・デザイン
さっそくSoundcore Life P2を外観からチェックしていきましょう。
パッケージはZolo Libertyのときとは違ってちょっと安っぽい箱。
- イヤホン本体
- 専用充電ケース
- USB Type-C充電ケーブル
- イヤーピース(極小・小・中・大・特大)
- 取扱説明書
- サンクスカード
ケースはマットブラック塗装で4,999円にしては高級感を感じられます。
フロントにはデカデカとブロンズカラーのSoundcoreロゴが印字されています。
底面にはPSE認証。
充電端子はUSB Type-C。Androidユーザーとの相性が良いですね。
充電時はケース正面のLEDインジケーターが点滅します。LEDインジケーターはひとつ。Soundcore Liberty Neo第2世代は3つあってバッテリー残量が可視出来ましたが、Soundcore Life P2は点灯する色で判別します。
充電時にケースのLEDインジケーターが赤く点灯すればケースのバッテリー残量は10%以下。白く点灯すればバッテリーは10~99%ということになります。
重量はイヤホン込みで約63g。SoundcoreLiberty Neo第2世代が55g程度だったので、若干Soundcore Life P2のほうが全体的に重たいです。
ただ、フォルムが丸くサラリとした肌触りなので、個人的にはギリギリ持ち運べる大きさと言えます。
→Soundcore Life P2
ケースの大きさをSoundPEATSのTruengine 3SEと比較してみました。若干Soundcore Life P2のケースのほうが大きいですね。厚さはほぼ一緒。
Soundcore Liberty Neo第2世代のケースと比較すると若干Soundcore Life P2のケースのほうが大きいのがわかります。ただ、上質さはSoundcore Life P2のケースのほうがありますね。
ケースとイヤホンは内部で強めのマグネットで固定されています。
蓋自体は薄いですが、蓋裏面には衝撃吸収材が張り付けられているのでケース内でイヤホンが傷つく心配はなさそう。
購入時は、イヤホンの充電端子部分に絶縁シールが貼ってありました。コレが付いている製品って個人的に信頼度が1UPするんですよね。
イヤホンもケース同様マットブラック塗装で鈍い光を反射していて、高級感がアリアリ。
物理ボタンになっている操作部にはSoundcoreのロゴが印字されています。
→Soundcore Life P2
Soundcore Life P2はうどん型でも細い方で、同じうどん型のTribit Flybuds NCと比較するとスタイリッシュさが際立ちます。
ステムはちょっと長めで、耳奥まで挿し込めるので着け心地も安定してそう。
イヤーピースも極小から特大までのパターンが揃っていて、耳の小さい人や大きい人でも対応できる配慮はうれしいポイントではないでしょうか。
イヤホン充電中はイヤホンのインジケーターが点灯します。
全体的にデザイン面は5,000円とは思えない上質さが観てうかがえます。ロゴもクセのないブロンズカラーなので女性が持っていても違和感なくキマりそう。
Soundcore Life P2レビュー:ペアリング
Soundcore Life P2ははじめにスマホと無線Bluetooth5.0でペアリングする必要があります。
iPhoneの場合はAACコーデック、Androidユーザーの場合は機種によってですがaptXコーデックでのペアリングになるのでSBCコーデックのイヤホンよりも低遅延で音楽や動画を再生することができます。
ペアリング方法は以下です。
- STEP
イヤホンをケースから取り出す
イヤホンをケースから取り出すとイヤホンの電源がONになり、ペアリングモードに入ります。LEDインジケーターが細かく点滅しているときはペアリングモードです。
- STEP
スマホのBluetoothをONにしてデバイス検索
スマホのBluetoothをONにして接続可能なデバイスを検索します。接続可能なデバイス一覧の中に[Soundcore Life P2]の名前を見つけて選択しましょう。
- STEP
接続完了
イヤホンからポロロンという軽快音が鳴ったらペアリングが成功です。
スマホとのペアリングはほかのイヤホン同様、はじめに一度済ませてしまえば次回以降はケースからイヤホンを取り出した時点で自動的にスマホとペアリングが行われます。
因みに、片耳モードで使用したいといった場合はペアリング可能なデバイス一覧から[Soundcore Life P2-LあるいはR]を選択すれば接続されます。
Ⓛのみペアリングしている状態で後からⓇを追加したい場合は、Ⓡをケースから取り出した時点で自動的にⓁⓇ両方がペアリングされるので特に面倒な作業はする必要はありません。
Soundcore Life P2レビュー:使用感
Soundcore Life P2は片耳5gの重さのわりに装着感は軽く、しっかりと耳に吸い付くような着け心地。付属のイヤーピースのサイズもバリエーションが豊富なので耳の小さい人でもとっつきやすい機種と言えます。
また、操作は物理ボタン式で感度の微妙なタッチセンサー式よりは押した感があって誤操作の心配がなくていいですね。
再生/停止➡ⓁⓇどちらかを1回プッシュ
次曲➡Ⓡを2回プッシュ
前曲➡Ⓛを2回プッシュ
受話/終了➡着信時ⓁⓇどちらかを1回プッシュ
拒否➡着信時ⓁⓇどちらかを1秒間長押し
音声アシスタント➡ⓁⓇどちらかを1秒間長押し
電源ON/OFF➡ⓁⓇどちらかを3秒間長押し
ただし、Soundcore Life P2側からは音量の調節ができません。できたら便利なんですがちょっと残念。
Soundcore Life P2レビュー:音質チェック
肝心のSoundcore Life P2の音質をチェックしていきます。
ポップス
ポップスとSoundcore Life P2の相性はそこそこ。全体的にアップテンポよりもバラードやメロウ系のほうが聴きやすかった印象です。
Soundcore Life P2の音質自体に尖ったパワフルさがあり、フラットなのでアップテンポだと長時間聴くことができませんでした。圧が強すぎる。
一方でバラードやメロウ、あとはコーラス系とかだと圧も緩和されていました。ボーカル主体の楽曲は声がクリアに聴けてよかったです。
ヒップホップ
Soundcore Life P2はヒップホップとの相性はあまりよくありませんでした。
今回僕はT.I.やEMINEM、LUDACRISなどコテコテのヒップホップを視聴しましたが、ボーカルボイス以上にバックのサウンドがシャリシャリとしすぎていて聴いていて疲れました。
ただ、高音のファレルウィリアムスやニッキーミナージュなど女性ボーカルの楽曲だと少し聴きやすかったです。EDMやダンスミュージックは高音も多いので調和を感じられました。
総じてアップテンポのヒップホップだとフラットなドンシャリ感が強すぎました。
ロック
個人的にはSoundcore Life P2はロックを聴いたときに一番特徴があっていると感じました。
今回僕はAC/DCやQUEENなど80年代のロックを中心に聴きましたが、ドンシャリなSoundcore Life P2との相性がバツグン。
Soundcore Life P2自体が尖った音質のイヤホンなので、ロック系ミュージックのキレのあるエレキギターやベースの音質にドラムのシンバル?のシャリ感がかなりマッチしていてノリが良かったです。
Anker Soundcore Life P2レビューまとめ
Ankerの完全ワイヤレスイヤホン「Soundcore Life P2」をレビューしてきました。
5,000円以下完全ワイヤレスイヤホン史上最高コスパの機種というのは噂で、実際にはそこそこ良し悪しのある機種でしたというのが僕の結論です。
今回浮き彫りになったSoundcore Life P2の良し悪しをざっくりまとめると以下です。
- デザインがスタイリッシュ
- 5,000円以下aptX対応機種
- 水没にも耐えられるIPX7防水等級
- 音が力任せ
- 充電ケースが大きい
- 好みがわかれる物理ボタン
- フラットなドンシャリ感が楽曲を選ぶ
ロック好きやドンシャリ感が好きな人には価格も安くてIPX7等級防水とコスパに優れた製品と言えます。
ただ、個人的には5,000円出すなら、より音質が優れていてケースもコンパクトなTaoTronicsのSoundLiberty 97かJPRiDEのTWS-Xのどちらかを選びますね。(2020年12月6日現在はね)
あと、まだ手元にAnkerの最高級機種「Soundcore Liberty 2 Pro」も控えているので、近々レビューします。レビューしました!→→→【【Anker Soundcore Liberty 2 Pro レビュー】2021年もイケる!1万円前半で最高クラスの音質】