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イヤホンにとって、小さいは正義。
小さくても、高音質なワイヤレスイヤホンがあれば、それはもう高コスパイヤホンでしょう。
そんなわがままをクリアしているのが、SoundPEATSが販売する完全ワイヤレスイヤホン「TRUEFREE 2」です。
前回、僕はTRUEFREE 2の旧型に当たる「TRUEFREE+」をレビューし、その品質の良さを実感しました。
ですが、今回レビューするTRUEFREE 2はそんなTRUEFREE+をさらに進化させた高コスパイヤホンの最高潮へと変貌を遂げていました。
では、今回購入したTRUEFREE2はTRUEFREE+に比べていったいどこがどう変わったのか、比較も踏まえて実機レビューしていきます。
SoundPEATS TRUEFREE 2:製品仕様
「TRUEFREE 2」は、中国のサウンドメーカーSoundPEATSが2020年7月に新発売した左右独立型完全ワイヤレスイヤホンです。
TRUEFREEシリーズはこれまでTRUEFREE・TRUEFREE+と発売されており、TRUEFREE+に関しては世界での販売台数が100万台を超える超人気機種です。
TRUEFREE2はそんなTRUEFREEシリーズの3世代目。
特徴
TRUEFREE2の主な特徴は以下です。
- IPX7完全防水設計
- 特性スタビライザーを装着可能
- USB Type-Cでの充電が可能
- ドライバーを新たに6mmの複合振動板に改善
スペック
形状 | カナル型 |
操作形式 | 物理ボタン |
ドライバー | 6㎜複合振動板 |
対応コーデック | SBC |
Bluetooth規格 | Bluetooth5.0 |
プロファイル | HSP 、HFP 、 A2DP、AVRCP |
最大通信距離 | 10m |
連続再生時間 | イヤホン単体:4時間 ケース込み:20時間 |
ケース満充電所要時間 | 2時間 |
充電端子 | USB Type-C |
片耳モード | 〇 |
ハンズフリー通話 | 〇 |
防水規格 | IPX7防水・防汗 |
サイズ(イヤホン本体) | 27.7×20.8×24.9mm(L×W×H) |
販売元 | Soundpeats(サウンドピーツ) |
使い方・操作方法
TRUEFREE2はスマホとBluetooth5.0でペアリングを行います。
ペアリングは比較的カンタンで、一度ペアリングをすれば次回以降ケースからイヤホンを取り出すだけで自動で接続が完了します。
▼TRUEFREE2の操作方法は以下です。
- マルチボタンを1回押す:再生/停止/通話/終了
- マルチボタンを2回押す:音量+(右)/音量-(左)
- マルチボタンを3回押す:音声アシスタント起動
- マルチボタンを1.5秒間長押し:着信拒否/次曲(右)/前曲(左)
- マルチボタンを2秒間長押し:通話切替
電源ON:充電ケースからイヤホン本体を取り出す/電源OFFの状態でマルチボタンを1.5秒間長押し
電源OFF:充電ケースにイヤホン本体を戻す/マルチボタンを8秒間長押し
手動ペアリングモード:マルチボタンを5秒間長押し
BOWSによる「SoundPEATS TRUEFREE 2」の評価と感想
4/5
3,000円台でこの品質なら、よほど音質にこだわりがある人か、アクティブノイズキャンセリング機能が必要な人でない限り不満は感じられないと思います。超小型のケースと本体。クセのない無難なシンプルデザインに滑り止めスタビライザー付き。
そして、SBCコーデックにも関わらずパワフルでバランスのとれた音質。こうなると、正直コーデックとかドライバーとか構造の概念がよくわからなくなってきました。それくらいスペック以上に高品質。
長所
- コンパクトで軽いケースと本体
- 予想以上にパワフルな音質
- 防水とすべり止めでスポーツにも最適
- 安い
短所
カラーバリエーションがブラックのみ色違い登場- ワイヤレス充電非対応
- ノイズキャンセリング機能非搭載
旧型「TRUEFREE+」と新型「TRUEFREE 2」との違いを比較
同じTRUEFREEシリーズの旧型TRUEFREE+と今回のTRUEFREE2をスペック比較していきます。
(旧型)TRUEFREE+ | (新型)TRUEFREE2 | |
---|---|---|
Bluetooth規格 | Bluetooth5.0 | Bluetooth5.0 |
ドライバー | 不明 | 6㎜複合振動板 |
連続再生時間 | イヤホン単体:4時間 ケース込み:35時間 | イヤホン単体:4時間 ケース込み:20時間 |
重量 | イヤホン単体:5g ケース込み:54g | イヤホン単体:5g ケース込み:47g |
対応コーデック | SBC,AAC | SBCのみ |
防水規格 | × | IPX7 |
充電端子 | MicroUSB | USB Type-C |
カラーバリエーション | ブラック・ホワイト | ブラック |
※赤文字は優れている点↑
SOUNDPEATS TRUEFREE2:レビュー
外観
それでは、TRUEFREE 2のパッケージと外観からレビューしていきます。
TRUEFREE 2のパッケージは相変わらずコンパクト。
パッケージ側面にはキレイなお姉さんがスタイリッシュにTRUEFREE 2を装着して見せてきます。ジャージを着ている感じが、TRUEFREE 2がよりスポーティ仕様になっていることを彷彿させます。
じゃーん
- 本体
- 専用充電ケース
- USB Type-C充電ケーブル
- イヤーピース(大・中・小)
- 専用スタビライザー(大・中・小・極小)
- 日本語説明書
鈍い光を放つ本体外観は、シンプルでクセのない万人受けしそうなデザインでかっこいい仕上がり。
本体前面にはロゴの入った物理ボタンが設置されています。
ちなみにイヤホン本体は、IPX7の完全防水設計でハンズフリー通話用のマイク内蔵です。
エルゴノミクス設計に加えて専用スタビライザーが脱着可能なので従来よりも耳にフィットしやすくなっています。
アヒル状のシルエットがかわいい。
重量はおよそ5gという軽さで、かなり小さいイヤホン本体はフィット感も相まってストレスなく耳に装着することができます。
TRUEFREE+との比較すると、どちらも物理ボタンでの操作になりますが、TRUEFREE2のほうがボタンがくぼんでいて押しやすく改良されています。
側面からの比較。ステム(耳に差し込む音が出る部分)がTRUEFREE2のほうがTRUEFREE+よりも若干短く設計されています。
筐体もTRUEFREE2はエルゴノミクス仕様となっているため、TRUEFREE+よりも若干フォルムがいびつです。
ケースを見ていきましょう。
ケース単体37gのTRUEFREE2のケースは手のひらにすっぽりおさまるサイズ。
コンパクトで持ち運びに便利です。
イヤホン本体とケースはマグネットで固定されます。
そのためイヤホンを収めた状態でも、ケース内部で本体が遊んでいる様子は感じられませんでした。
バッテリー残量が目視できるLEDランプはふたを開けた内部に搭載。
充電中は、このLEDランプが残量に合わせて点滅します。
TRUEFREE2の充電端子はUSB Type-C。
今主流の充電端子で、付属のケーブルが故障しても容易に買い替えることができるので長期的に利用することができます。
ケースを比較。TRUEFREE+のケースのほうが7gほど重たいようです。
厚さもほとんど同じ。どちらも持ち運びには苦労しないコンパクトさですね。
比較結果としてTRUEFREE+とTRUEFREE2どちらを買うかの選択肢であれば、圧倒的にTRUEFREE2に軍配が上がります。
防水設計で耐久性もあり、音質も向上していて価格に違いがないからです。
ただ、唯一TRUEFREE2はカラーバリエーションがブラックのみとなっています。そのため、ホワイトカラーが欲しいという人はTRUEFREE+を購入せざるを得ないという結論になるでしょう。
装着感と操作性
TRUEFREE2の装着感と扱いやすさについてです。
外観でも触れましたが、TRUEFREE2にはフィット感向上のためにスタビライザーが付属しています。加えて、耳に固定しやすく重さもたったの5gなので装着感は気持ちいいものでした。
また、TRUEFREE2は物理ボタンでの操作となっていて、個人的には操作がしやすいつくりとなっていました。
ロゴが刻印されている円形部分がすべて物理ボタンとなっているので、押す・または長押しするだけでカンタン操作ができます。
個人的にタッチセンサーでの操作は誤動作してしまうことが多いので、物理ボタン式のほうが押してる感があって好みです。
音質チェック
僕は以前、旧型にあたるTRUEFREE+をレビューしたわけですが、TRUEFREE 2はさらに音質改善がなされ、4,000円以下とは思えない音質へと進化していました。
TRUEFREE 2は、旧型TRUEFREE+から新たに6㎜の小型複合振動板ドライバーを搭載したことで、迫力のある低音を再現できるようにしています。
この低音の改善具合が顕著に良くなっていて、どのくらいかというと、同じくSoundPEATSから発売された6,000円台のデュアルドライバー内蔵イヤホン「Truengine 3SE」に引けを取らないほど迫力のある低音となっていました。
全体的には、楽曲のバランスがとれていて、前面に低音・広範囲に及んでボーカル音とコーラス音が曇りなくクリアに聴き取れます。
低音はウーハーが効いている印象で、パーカッションは少し軽めですが中音域もハッキリしていて邦楽洋楽ともにストレスなく楽しむことができます。
また、TRUEFREE 2は対応コーデックがSBCのみとなっていて、AACやaptXコーデックよりもデータの圧縮通信量が少ないコーデックなのですが、正直SBCコーデックだなんて気にならないくらいに高音質でした。
SoundPEATS TRUEFREE 2レビュー:まとめ
Soundpeatsのワイヤレスイヤホン「TRUEFREE2」についてレビューしてきました。
4,000円以下と低価格なのにも関わらず高品質で予想の斜め上を行く仕上がりに脱帽です。
旧型TRUEFREE+に比べ、カラーバリエーションが少ないものの、TRUEFREE2の進化した音質と実用性は試す価値あり。
使い勝手もよく、完全防水と実用性も充分な仕様なので通勤通学に音楽をサラッと流したいという人にはおすすめです。
また、ちょっとしたプレゼントや職場でのサブ機としても最適です。