【UGREEN HiTuneレビュー】見た目はシンプル、頭脳はQCC3020、バランスと重低音を切り替えられる格安完全ワイヤレスイヤホン

【UGREEN HiTuneレビュー】見た目はシンプル、頭脳はQCC3020、バランスと重低音を切り替えられる完全ワイヤレスイヤホン

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BOWSです。

最近は完全ワイヤレスイヤホンもノイズキャンセリング機能や紛失防止機能などさまざまな便利機能が備わってきましたが、お手頃価格のイヤホンだとどうしてもそういった便利機能はあまり付いていないのが現状です。

ただ、今回僕が購入した完全ワイヤレスイヤホンは、お手頃価格ながら音質を切り替えられるという便利な機能がついています。

そのイヤホンというのがUGREENのHiTuneです。

HiTune
  • AAC,aptXコーデック対応
  • イヤホン単体9時間の連続再生が可能
  • 音質をバランスと重低音重視で切り替えることが可能

この3つの魅力的な特徴を備えていながら3,999円という破格の値段なんです。

ただ、気になる点もあったので、メリットデメリットそれぞれ踏まえて実機レビューをしていきます。

UGREEN製完全ワイヤレスイヤホン「HiTune製品仕様

HiTuneは、UGREENが今年春に発売した防水完全ワイヤレスイヤホンです。

iPhoneと相性が良いAACとAndroid端末と相性が良いaptXコーデックそれぞれに対応。

さらにQualcommのQCC3020プロセッサを搭載することで、低消費電力を実現。イヤホン単体で9時間の連続再生が行えます。

充電にはUSB Type-Cを採用し、急速充電にも対応。15分間という短い充電時間で約2時間分の充電を行うことができるのも魅力です。

詳細なスペックは以下。

HiTune
形状カナル型
操作形式タッチセンサー式
ドライバー5.8mmダイナミックドライバー
対応コーデックSBC,AAC,aptX
Bluetooth規格Bluetooth5.0
プロファイルHSP, HFP, AVRCP, A2DP
最大通信距離10m
連続再生時間イヤホン単体:9時間
ケース込み:27時間
ケース満充電所要時間2時間
充電端子USB Type-C
片耳モード
ハンズフリー通話cVc8.0ノイズキャンセリング
アクティブノイズキャンセリング(ANC)×
外音取込機能×
防水規格IPX5

UGREENは、中国の深センを拠点とした会社で国内外で充電ケーブルやLANケーブル、ハブなどを販売しています。

充電ケーブルや低価格ながら耐久性の高い製品が多く、個人的には信頼度の高いブランドです。

BOWSによる「UGREEN HiTune」の評価と感想

HiTuneの評価と感想

3.55

たぶん見慣れない「UGREENのイヤホンだ」といういい意味のでの期待値の低さからのギャップもありえるとは思いますが高品質に感じました。接続の安定性にはまだまだ改善の余地を孕んでいるものの、音質を通常とSuperBassモードとで切り替えられるという特殊な武器があるだけに3,000円台というお値段以上に品質の良いイヤホンと言えます。

長所

  • コンパクトで携帯性に優れたケース
  • 気分で音質をバランスと重低音重視に切り替えられる
  • 3,000円台という低価格帯

短所

  • ブツブツと途切れが目立つ時がある
  • イヤホン側で音量調節ができない
  • 片耳をケースに戻すと接続が切れる

UGREEN HiTuneレビュー:外観・デザイン

さっそく外観をみていきましょう。

UGREEN HiTune外箱パッケージ

パッケージはシンプルでいたって普通のデザイン。

開けてみると白基調で意外と高級感のある雰囲気です。

HiTune付属品一覧
UGREEN HiTune付属品一覧画像
  • 充電ケース
  • イヤホン本体
  • イヤーピース(S,M,L)
  • USB Type-C充電ケーブル
  • 日本語取扱説明書

ケースは円柱状で、まるっこいかわいらしいデザイン。サラリとしたマットブラック塗装ですがちょっと指紋が目立つ感じです。

裏面にはPSE認証が印字されています。

充電端子はUSB Type-Cなので、Androidユーザーはひとつの充電ケーブルを使いまわせます。

イヤホンとケースはマグネットで固定されています。イヤホンの大きさの割にはケースが小さいです。

UGREEN HiTuneのイヤホン本体の画像

イヤホン本体も丸っこく小さめでコロッとしたデザイン。

UGREENのロゴ部分がタッチセンサー部分となっています。

イヤホンには絶縁シールが貼られているので、シールを剥がしてケースに戻すことで使い始めることができます。

ステムは短めでイヤーピースも若干浅めのタイプなので個人的にはフィット感が高くて好きなフォルムです。

UGREEN HiTuneレビュー:使用感

HiTuneの全体的な使用感は、小さいながらもケースから取り出しやすいのでいたって扱いやすい印象です。

ペアリング、操作感、接続の安定性をそれぞれみていきます。

ペアリング

HiTuneは、Bluetooth5.0でスマホとペアリングを行います。

ペアリングはⓁイヤホンがメインの親機で、Ⓡは基本的に子機という扱いになります。通常の左右同時ペアリングの場合はⓁとペアリングを行うことで自動的にⓇとも接続が行われます。(片耳モードでⓇとのみのペアリング方法は後述)

はじめのペアリング処理を行うと、2回目以降からはBluetoothがONになってさえいればイヤホンの電源が入り次第自動でペアリングが行われます。

また、イヤホンの電源がONの状態でペアリングされずに5分が経過すると自動的に電源がOFFになります。ペアリングが完了したのち5分間通信が行われなかった場合も同じく自動的に電源がOFFとなります。

スマホとのペアリング方法は以下です。(Android、Pixel4aで紹介)

  1. STEP

    イヤホンの電源を入れてペアリングモードへ

    イヤホンをケースから取り出すと自動的にペアリングモードに突入します。本体のLEDインジケーターが青と白の点滅を行っているときはペアリングモードであるということです。

  2. STEP

    スマホのBluetoothをON

    スマホのBluetoothをONにして接続可能なデバイスの中から、[UGREEN HiTune]を選択します。

  3. STEP

    ペアリング完了

    イヤホンから接続完了の電子音が鳴ったらペアリング完了です。

また、片耳モードでⓇとのみペアリングを行う場合は別途、上記の手順で[UGREEN HiTune-R]を選択するとペアリングが完了します。

気になったのは、ⓁⓇ両方で接続時にⓁをケースにしまうとⓁⓇ両方の接続が切断されてしまうということ。

Ⓡのみを事前にペアリング設定してあれば5秒ほどでⓇとスマホが再接続されるので視聴を再開できますが、SoundPEATSのTrueAir2に搭載されている左右同時接続技術「TrueWireless Mirroring」に慣れているとかなりストレスを感じてしまいます。

あっちはⓁⓇそれぞれをケースにしまっても音楽は一切途切れませんからね。

操作感

HiTuneは操作をタッチセンサーで行います。

普段良く使う再生と停止やスキップなどの操作は、タッチの回数が変わるだけで単純で好きなタイプでした。長押しとタッチが複雑になるとわけわからなくなるから。

感度は良くセンサー部分も広範囲なので誤動作もなく扱いやすい機種でした。

操作方法

再生/停止/通話/終了➡マルチボタンを1回タッチ
次曲➡マルチボタンを2回タッチ
前曲➡マルチボタンを3回タッチ
通話拒否➡マルチボタンを2秒間長押し
音声アシスタント➡マルチボタンを2秒間長押し
電源ON➡電源OFFの状態でマルチボタンを2秒間長押し
電源OFF➡電源ONの状態でマルチボタンを6秒間長押し
モード切替(ノーマルモード・SuperBassモード)➡マルチボタンを4回タッチ

ただし、HiTuneはイヤホン本体で音量の調節ができません。これがちょっと残念。

接続の安定性

開封後はじめてのペアリングの際、音楽を再生した時に激しい通信の途切れを体験しました。ブツブツと1秒おきに途切れが起きて不良品かと思ったくらいです。

ただ、いちど接続を解除して接続データを削除し、再接続を行ったら通信の途切れは解消されました。

その後何回か検証した結果、ほかのTWSと交互にペアリングを行ったりすると半端に接続されるのかブツブツ途切れが発生したので、ペアリングの際は一度Bluetooth設定画面からきちんとペアリングをしてあげたほうが接続は安定するのかもしれません。

UGREEN HiTuneレビュー:音質チェック

HiTuneは、3,000円台のイヤホンの中ではバツグンに高音質なTWSでした。

低音域・中音域・高音域のバランスが非常に取れていて違和感を感じることなく音楽を楽しむことができます。低音域・高音域は少し強調性がたかく中音域は若干控えめに感じますが、ギスギスとした圧もなく長時間装着していても疲れることはありません。

また、本機はマルチボタンを4回タップすることで音質をバランス(ノーマル)モードとSuperBass(重低音重視)モードに切り替えることができます。これに関しては3,000円台イヤホンでは数少ない武器をもったイヤホンであると言えます。

ノーマルモードとSuperBassモードそれぞれの音質で試してみたので解説していきます。

ノーマルなバランス重視モードで音質チェック

ノーマルモードは、EDMからロック、オーケストラ系の楽曲まで遜色なく自然なバランス感。

中音域は控えめ。ボーカル音が前に出がちなので控えめに感じるだけかもしれませんが、もう少しバックサウンドが明瞭に出っ張っていると個人的には好きだったかな。

重低音はノーマルモードでもしっかりと主張してきています。バスドラムのテンポをしっかりと表現できているのでノリが良く、ロックミュージックでもそれなりに迫力を感じることができます。

高音域は、比較的しっかりと前に出ていてそれでいてギラギラしていないのでR&B系楽曲も美しく聴くことができます。

全体的に低音域・高音域が主体で中音域が調和を保っているといった印象です。

SuperBassモードで音質チェック

SuperBassモードは重低音重視というだけあってベースが極端に強調されるズンズンサウンドへと変化します。僕はこっちのが断然好き。

中音域はバランスモード以上に控えめになり、ボーカル音はバランスモードよりか後ろに下がり、重低音と高音域が前に出てきます。つまりバランスモードよりも立体感を味わえる音質になるということです。

ただ、高音域の鋭さがかなり増し、クセのある音質になるのでドンシャリを好まない人は苦手かもしれません。

それでも解像度は高めな印象で、総じて3,000円台のイヤホンの音質とは逸脱しています。

実はデザインがJPRiDEのTWS-Xと同じ!?違いを比較してみた

実は今回購入したUGREEN HiTuneは、以前レビューしたJPRiDEのTWS-Xとまったく同じ見た目をしています。

購入して商品を手に取ったときはじめて知りました。そして驚いた。

ケースは表面の色味が若干違うだけで形状、サイズはまったく一緒。LEDインジケーターさえ一緒です。

←UGREEN HiTune
→JPRiDE TWS-X

中身のイヤホンも全く同じ形状でロゴが違うだけ。

こうなると、音質も同じかと思いきや音質はまったく異なっていました。これはこれで驚いたことでした。

聴き比べの結果、TWS-Xの音質は、HiTuneのバランスモードとSuperBassモードのちょうど中間にあたる音質でした。

TWS-Xはそれなりに低音域・中音域が力強く高音域とボーカル音がすこーし控えめ、とげとげしさはなく包み込むような丸みのある音質なのに対して、HiTuneは低音域と高音域、ボーカル音が前面に出ていて鋭さがありさわやか寄りな音質。

ただ、広い視野で見ると聴き比べをしないと違いを感じられないくらいの差なので、価格差で考えてUGREEN HiTuneのほうが魅力的かもしれません。

UGREEN HiTuneレビュー:評価・まとめ

この記事では、UGREENの完全ワイヤレスイヤホン「HiTune」についてレビューしてきました。

最近、イヤホンのレビュー数が増えてきたからか若干辛口に見てしまったような気がしますが、よく考えれば3,000円台でaptXコーデック対応なら上出来ですよね。

コスパは高いと言えます。

一般的にUGREENはまだあまり馴染みのないブランドですが、HiTuneはたしかに良質な完全ワイヤレスイヤホンでした。完全ワイヤレスイヤホンデビューには最適かも。

2 COMMENTS

ふぐ

JPRiDEと同じ形やんけ!と思って気になっていたのでめちゃくちゃスッキリしました、ありがとうございます!

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BOWS

コメントありがとうございます!スッキリ1いただきました〜☆
僕も開封して初めて気づいて驚きました!
性能は異なるのであくまでも見た目のみ同じって感じがまどろっこしいですよねww

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