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SOUNDPEATSから新たなANC完全ワイヤレスイヤホン「Air3 Pro」が登場した。
本機はハイブリッドアクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載。
Bluetoothは最新のバージョン5.2を採用し、クアルコムQCC3046チップセットでaptX Adaptiveコーデックに対応しながらも、お値段6,000円台というコスパTWSだ。
ソニーのWF-1000XM4やAppleのAirPods Proなどハイエンドクラスの高価なアクティブノイズキャンセリング機能搭載イヤホンに手が出ない人におすすめだ。
「Air」というと、以前同社のインナーイヤー型TWS「Air3」をレビューしたことがあるけど、あれとはまったく別モノとなっている。
実際に使ってみたけど、装着感はいいし音質も申し分ない仕上がりとなっていた。
ということで、この記事ではSOUNDPEATS Air3 Proについて実機レビューしていく。
この記事は、メーカーから提供された実機を基に書いていく。
最新モデル登場!
Air3 Pro(エアースリープロ)は、2022年1月20日にSOUNDPEATS(サウンドピーツ)より発売となった完全にワイヤレスなイヤホン。
クアルコムのQCC3046チップセットを採用し、12mmのバイオセルロース振動板を搭載。6,000円台という価格でANCと外音取込機能を搭載したコスパ完全ワイヤレスイヤホンだ。
主な特徴は以下、
- 最大ノイズ-35dBのANC搭載
- 12mmのバイオセルロース振動板搭載
- クアルコムQCC3046チップセット採用
- 左右同時接続技術(Qualcomm TrueWireless Mirroring)
- 低遅延ゲームモード搭載
解放的なインナーイヤータイプだった「Air3」からフィット感のよいカナル型に変更され、同じaptX Adaptiveコーデックに対応するほか、新たにアクティブノイズキャンセリング機能を搭載。17.5時間だったバッテリーも最大24時間にグレードアップしている。
Air3 ProとAir3のスペック比較
それではココからAir3 Proの実機に触れての印象や分かったことをレビューしていく。
SOUNDPEATS史上最高のフィット感
カナル型形状のAir3 Proには、とにかく最初の装着で感動した。
スッポリ耳にフィットして着け心地がいい。
装着感に関してはもちろん個人差があると思うけど、個人的には今までレビューしてきたどのSOUNDPEATSイヤホンよりも装着性が高い。
関連:これまでレビューしてきたSOUNDPEATSイヤホンのレビュー一覧
AppleのAirPods Proそっくりの形状で、こじんまりとしていて耳への収まりがいい按排だ。
重さは片側約4.5gだから軽量タイプとまではいかないけど、まったく重たいとは思わせない装着性の高さ。
ノイズキャンセリングには、しっかりとした遮蔽性が必要不可欠だから、フィット感がいいのは大きなメリットだ。
外音取込機能とANCは弱め
Air3 Proのアクティブノイズキャンセリング性能は、あくまでも楽曲を聴きやすくする程度のレベルだった。
結構しっかりジャストフィットしていたにもかかわらず、書斎で作業中リビングのこどもの話し声がふつうに聴こえてきてた。
車の走行音など重低音はたしかにある程度抑えられている。けど、その他の音は比較的聴こえる。
続いて、イヤホンをつけたままでも外部の音を聞きとることができる外音取込機能をオン。
こちらはたしかに外部の音を聞き取りやすい。洗濯機の稼働音やドアの開閉音、こどもの話し声やタイピング音もわりとナチュラルに聴こえる。
さすがに1万円台のイヤホンのソレと比べると鮮明さがまったく異なるけど、音楽を再生していなければ使えるという感じだ。
サウンドが主軸のバランスの取れた音質
肝心のAir3 Proの音質はというと、低音強めのドンシャリ音質だった。
6,000円台でこの音質なら文句なしといった具合に音はよかった。
3,000円台の安イヤホンでは味わえない音質だ。
中音~高音は音場も広めでハリがあって、低音はしっかり深い低い音まで鳴らせている。
バランスが取れている。
ボーカルボイスよりもバックサウンドが主張されているのでBGM感覚で音楽を流す人には特におすすめだ。
イヤーピースをデフォルトのものから僕愛用のAZLA SednaEarfit Crystal for TWSに交換して視聴してみた。
低音の迫力は増すし、音の解像度が上がる。フィット感が増すのでANCの精度もデフォルトのイヤピよりはワンランクあがる。
気になる人はぜひ一緒にチェックしてみてほしい。
ペアリングはカンタン&低遅延
Air3 ProはBluetooth最新バージョン5.2に対応し、高速かつ低遅延な接続ができる。
ペアリング方法は以下、
- Air3 Proのケースを開ける
- デバイスのBluetoothをオンにする
- デバイスのBluetooth設定画面で接続可能なデバイスから[SOUNDPEATS Air3 Pro]を選択する
- 接続完了
初回のみ接続処理が必要で、次回以降はスマホのBluetoothがオンであればAir3 Proのケースを開けるだけで自動的にペアリングされる。
しかも、再接続までの時間が結構はやい。ケースを開けて耳に両方のイヤホンを装着するまでには接続が完了しているレベルだ。
左右同時接続技術(Qualcomm TrueWireless Mirroring)を採用しているのでイヤホンを片方ケースにしまったとしても音楽が途切れずに使うこともできる。
接続品質に関しては、障害物なし・1人だけという環境ではまったく問題なく低遅延かつ安定した接続をみせてくれた。音が途切れることも遅れることもなかった。
Air3 Proはゲームモードも搭載しているので、YouTube動画やある程度のアクションゲームくらいなら他の完全ワイヤレスイヤホンよりも低遅延で楽しむことができる。
※ゲームモードオン/オフ:左イヤホンを素早く3回タップ
ただ、外出先、たとえば電車などだと稀に再生中の楽曲が途切れるシーンがあった。また、スマホから離れて使う際も5m離れたキッチンなどに行くとスムーズに曲が聞こえなくなる。
タッチセンサーの感度が少し良すぎるか
物理ボタンではなくタッチセンサー式の操作方式を採用しているAir3 Pro。
ただ、このタッチセンサーの感度が少し敏感すぎるかなと思った。
たとえば、イヤホンをケースから取り出すときやニットキャップを被るときなど、少し触れるだけでも操作が行えてしまう。
となると意図していないときも曲が止まってしまうし、以上に音量が上がってしまうので気になる。
もう少しタッチセンサーの感度は鈍感でもよかったなと思う。
ということで、この記事ではSOUNDPEATSの最新完全ワイヤレスイヤホン「Air3 Pro」についてレビューしてきた。
抜群のフィット感は衝撃的だったし、ANCも搭載して6,000円台は正直お手頃だ。
左右でイヤホンを使い分けたりする人やaptX Adaptiveの将来性、フィット感を重視するならAir3 Proはおすすめ。
- SOUNDPEATS史上最高のフィット感
- バランスのとれたドンシャリ音質
- 高速接続・低遅延
- 最大24時間使えるロングバッテリー
- タッチセンサーの感度が良すぎて誤動作が起きやすい
- ANC・外音取込機能はおまけ程度
- Qiワイヤレス充電非対応
- 脱着検知センサー非搭載
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